400. アイドルマスター2のまとめ

　ダウンロードコンテンツが終了したので、アイドルマスター2については新規開発は終了、しばらくは維持モードで引っ張る感じになりました。あることが起こっていないので、アイマス2の終了宣言ではない感じです。
　それにしても、グリマスことアイドルマスター・ミリオンライブに移行させようとする意図がありありなので、私としてはあまり感無量の気になれないでいます。

　先にミリオンライブについて私の簡単な感想を言うと、イベントなどのスピード感は他のシステムの追従を許さない感じはします。アイマスでやってはいけないことをちゃんと守っていて、正統な感じがします。でも、これをゲームとして見るとかなり不具合が目立ちます。正直に言って、ゲーム機で同じことをしたら全品回収の品質だと思います(画面の更新が遅い、表示が乱れる、隣のボタンを誤爆しやすい)。ですから、否が応でも東京ゲームショウでの発表に期待してしまうわけです。

　ともかく、今の時点で簡単な総括は必要でしょう。アイマス2は2011年のアイマスの大攻勢の主軸の一つで、もう一つの主軸がアニメ・アイドルマスターです。モバマス、つまりアイドルマスター・シンデレラガールズも主軸の予定だったと思いますけど、ちょっとアイマスの本流から離れたところがあって、重複覚悟でミリオンライブを用意したのではないかと想像します。
　ところが、アイマス2はその前年の東京ゲームショウで大失態(9.18事件)を起こしてしまい、出鼻をくじかれたスタートになりました。この時にアイマス2を買い支えていただいたプロデューサーには感謝のしようもありません。しかし、決して全員がアイマス2自体を受け入れたわけでないことは心にとどめておく必要があるでしょう。結局、新規ユーザーを獲得するのはアニメとPS3版になりました。開発元のもくろみ通りファンは倍増しましたけど、世代間ギャップが生まれたと思います。まあでも、これは想定内でしょう。
　初代復活の声は大きいですけど、昨年の「Live in Slot」の現状を見れば、今後は回想的な作品になると思います。携帯アプリはすでにアイモバがあって、続いているようですから手応えはあるのだと思います。