まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

1777. 文系、理系って

2016年10月25日 | 日記

 アイマス系でわかりやすい例としては、sideMの天道輝が文系代表、桜庭薫が理系代表の感じです。柏木翼は根っからの技術者の感じ。この3人にはそれぞれの領域で船長としての役割があるので、世間からは一目置かれる訳。

 私の感覚では、微積分と線形代数が分かっているのが理系の最低限かなと思います。
 ただまあ、医学や心理学みたいに統計学を理解していれば後はおまけみたいな場合もあるので、例外はあります。
 文系の方は私は詳しくないですけど、多分正義感でしょう。輝が薫の行動を問い詰めても医神の指示に従っただけ、とにべもなく言い返されそうです。

 微積分と線形代数と言っても、自分の領域で道具として使えれば十分であって、数学的理解を求められているのとはやや違う感じ。つまり知識レベルだけだと高校の微積分とベクトルで十分。ただし、コツみたいなのはあります。ここを突破できないのは、三途の川を渡れないのと同じ、と表現した数学者がいて、そのとおり、地獄にも極楽にも行けません。

 まず、私が困難を感じた微積分の学習からお話ししましょう。ええ、じじいの戯れ言です。
 正直、3回トライしました。最初はまったく理解できず。とはいっても、当時私は小学四年生で平方根が理解できなかったから、生意気にも近所の書店で買った高校生用の微積分の本の最初の所の区間(閉区間、開区間というやつ)で挫折しました。
 なんでトライしたかというと、電子回路に興味があったからだと思います。ダイオードやトランジスタに不思議な能力があることは、子供ながらに直感していたようです。これを理解するには、微積分というものが必要そうであると。後から考えると微妙にずれてはいましたが間違いでは無かった。
 次は中学一年生。生意気にもNHKの教養講座で大型コンピューターの講義。この時の講師、東大教授の森口繁一がとんでもない天才で、実に分かりやすく応用プログラミングを教えてくれる。もちろん話題は線形代数と微積分、ただし数値計算。ええ、根拠の無い自信が湧きましたです。こういうのを貴重な体験というのかも。まあ、実感はつかめました、理解できませんでしたが。常微分と偏微分の違いが分かったのは収穫でした。

 ちなみに森口繁一氏は計算機科学が専門では無く、航空工学が専門だったか。私の強烈な印象としては、飛行機の翼の形状についての話。あの曲玉みたいな形の翼型って、風洞に入れると自然に浮上する、ここまでは学校で習うのでみんな知っていると思います。しかし、実際の航空機では背面飛行ができる。学校の知識だとすぐに地上に激突するはず。
 そう、こんなのを東大の先生というのは真面目に考察するのです。種明かしすると、翼を思いっきり傾けると逆方向の浮力が生じる…らしい、と正直におっしゃっていました。まともな使い方では無いから数値計算するほどの事象では無いとの理解だったのでしょう。
 ちなみに、普通の技術者の感覚から言うと、実際に飛んでるからいいじゃん、でおしまい。理屈なんて細かいことです。実際に動作するのは絶対的正義なのです。

 第三トライは中学三年生。中学校の図書館になぜか置いてあった教育指導要領で勉強。やっと分かりました。この時から微積分は私の道具となりました。

 線形代数のコツは2つ。一つは平面図形、立体図形と関連づけること。つまり、ものすごく具体的なイメージがあるのです。
 なんで難しいかというと、ベクトルと行列は汎用性がありすぎて、言葉での説明が長くなるから。算数の計算問題と応用問題と、どちらが好きでした?。普通の人は計算問題の方がずっとまし、と答えると思います。私は逆で、応用問題が好きでした。というのも具体的な計算が楽だから。
 じゃあ、汎用性の無い方法ってあるのかと言えば、あります!。平面図形(2D)は複素数、立体図形(3D)は四元数というので考えると、普通に計算問題になります。が、今の主流では無い。

 もう一つの線形代数のコツは、行列式、固有値、固有ベクトル。ここまで来ると線形代数が面白くなります。応用分野は建築などの構造計算がメインでしょうけど、私の場合は統計の主成分分析でした。役立つのです、ベクトルと行列は。
 ぶっちゃけ、読み書きそろばんのそろばん扱いです。普通の理系には。


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