で、いつものこと、またまた連想が働いて、フランスの画家、スーラの絵が想起されました。ベクトル解析の話の続き^2です。
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」で有名で、しかし「サーカスの客寄せ」の方が印象的と思います。点描と呼ばれる画法で書かれていて、つまり、絵の具というのは色素そのものですから彩度が極めて高い。しかし、混ぜてしまうと低彩度、つまり灰色にどんどん近づいて行きます。なので、美術の時間では白以外はなるべく混ぜるな、色素の原色でなるべく表現するのだ、と教わったはずです。
ええと、そうなのですよ。美術は仮にこの技法で表現したらこうなる、の世界でして、学校でよく言われる、見たままを描け、などと言われたところで、どうしたらよいのか想像も付かなかったです。もう少し教え様はなかったのかと、私には過去のことになってしまいましたが。
元に戻って、だから点描はカラーテレビと同様に原色を小さなドットで表します。ま、それは良いとして、スーラの絵はものすごく印象的です。良い方向ではないのが特徴。
元の素描も残っていて、どちらの絵も非常に活動的で、きらきら輝いていて快活です。ところが、仕上がりの絵はまるで冷淡で、「サーカスの客寄せ」の方は葬儀のように見えると、ずっと以前のテレビの美術番組で言っていました。私もそう思います。
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