4512. 酷暑

　お暑うございます。週間予報では来週の後半が高温のようで、さらにしばらく続くそうです。
　ううむ、家人にリビングのエアコンの交換を勧められて、買っておいて良かったです。何とかしのげるかと思っていましたが、これは無理。多少変わった部屋の形をしているので、サーキュレータなどで気流を調整して、今やっと部屋とその周辺が冷えるようになったところです。今のエアコンなので良く効くこと。快適です。明日、微調整をして当面はこれで過ごせそうです。

　秋山仁氏のNHKの一般向け数学解説番組を少しだけ見ました。お元気なこと。眼光鋭くて、学者として現役であることが分かります。
　一対一対応が強調されていて、集合論由来ですからその時代というか現代風です。集合の対等を指す言葉で、有限だけで無く無限集合にも適用されます。
　ただ、詳しい解説があるのか無いのか。ものを数える場合に例えば碁石がいくつかあったとして、1から始めて5で終わった場合に、碁石は5個あると言える。と、こんなことが数学では議論されるようで、それとの関係が知りたいなと思いました。NHKにメールでもしようかな、返事は期待せずに。

　他の話も興味はありますが、一般向けのテレビ番組なのでテンポがゆっくりしていて、一旦切りました。後で残りを見てみます。何か感想が追加されて面白い話になるようなら再び取り上げると思います。

4511. マイコンなど

　昨日もしっかり半日出張でした。訪問先はおそらく製造業に分類されるはずです。なぜかトイレが今年になって和式からウォッシュレットに変更されていて、内部も綺麗で、ようやく景気が回ってきた感じ。いや、それだけでなく、担当者の雰囲気とか、バイトらしき人の増加などから何となく私が感じました。他の製造業などが活性化してから儲かるような業務形態のようです。

　国内的には単に景気循環でしょうが、しかし対外部門はどこも大変みたいです。いや、景気の変動時には小売りも対応で大変ですから、今は日本中で対応は難しい。うまく当たれば大漁で、その方が主流なので、流れにどううまく乗れるか、です。
　対外的には2～3年前ほどに業務用の消耗品などが東南アジア製に復帰していたりしていました。今後もしばらくは再編が進むようです。

　景気と言えば株価が落ち着いているようです。何でもAI関連の半導体に期待が集まっていた、とのこと。なぜハードに、かというと経済規模がざっと一桁、ソフトよりハードの方が大きいからです。しかし、現在のCPU、つまり普通の論理回路からのコンピュータの構成は70年近くの知識の蓄積があり、一気に統計的なAIを主軸に、へのシフトは無理でしょう。その方向が可能だとしても、いくつものブレークスルーが必要です。

　今のCPUはクロックが3GHz程度のパソコンなどの高速系と、100MHz程度の組み込みマイコン用の通常系の二刀流の感じがします。どちらもここ10年ほどは成熟期の感じで、とても使いやすくはなったものの画期的進展は無かったと思います。
　今年の春頃に、最近発売の新世代CPUは10年に1度の改革だ、とかのキャッチフレーズのMOOKが売られていたりして、思わず買ってしまいましたが、私にはおとなしめの改良の範囲に見えました。案の定、無理をしてしまって後からの対策に大わらわ、とのネットではもっぱらの評判です。キャッチフレーズは新作ワインの感じに終わった、というのが落ちのようです。大げさなこと言わなくても普通においしいですが、販売戦略上は必要なこと。

　まあですから、当面のブレークスルーの方向は割とはっきりと提示されている感じがします。荒唐無稽な目標では無いです。性格からして、画像処理系などのわかりやすい分野から知識が蓄積されて行くと思います。後は天才の出現を待つのみ、の感じがそろそろしてきていると思います。