まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

1561. PC時代の終焉か

2016年04月22日 | 日記
 世の中がかなり騒然としているので、ひっそりした話題になっていますが、ゲーマーにとって衝撃的なニュースが2つ。一世代前、つまりPS3時代のマイクロソフトのゲーム機、Xbox360が生産中止に。そして、CPU界の雄(ゆう)であるインテルが会社を少し縮小するとの話。

 もちろん、現役のXboxOneは米国では普通に売れているようですし、基幹系システムの端末はPCが使われ、普通はインテルのCPUが入っているので、急に何かが変わる、ということはないと思います。
 XboxはPC系の技術をゲーム機に持ち込んだマシンで、いまもそうだと思います。インテルはごく初期にやや危ない時期がありましたが、IBMがPC (the Personal Computer)を売り出した時に、インテルのCPUが採用されたので世界標準になってしまいました。

 テレビゲームは、日本ではなぜかファミコンが最初とする人が多くて困りものです。
 ゲーマーは知っているでしょうけど、その遙か以前からテレビゲームはありました。ミニコン時代にもありましたし、アップルIIの一連のゲームは今のテレビゲームの基礎の一部となっているはずです。日本でさえ、何となくゲーム指向のNEC PC-6001はファミコンより先行していたはずです。

 IBM PCはほどなく業界標準となり、世界を席巻しました。私の記憶では、ゲーム方向は手薄でしたが、FM音源とCD-ROMの出現でマルチメディアの能力が手に入り、そしてビデオカードが選べたのが幸いして、3Dアクセラレーターでとんでもない高機能なのが出てきました。ゲームと言えば8bitマシンだったのが、本当に急速にPCのものとなって行きました。
 PC自体に関しては、ウィンドウシステムがミニコン(エンジニアリング・ワークステーション)から降りてきて、大衆化に成功したと思います。
 マイクロソフトは当時、教育系のゲームみたいなのを作っていたと思います。この頃はIBMとOSの主導権争いをしていて、IBMが先行したと思います(OS2のDIVE)。しかし、マイクロソフトも直ちにDirectXで対抗し、ゲーム機としてのPCはここで確立したと思います。

 前置きが長くなりました。アイドルマスターはもともとPS2で開発されていたようですけど、家庭用に移植する際に、上述の理由によって、(私の理解では) PC系であるXbox360を選んだのだと思います。だって、絵がずっと高精細で綺麗ですから。それは、その以前に、ゲーム機とは別のPCの世界で、業界内の激しい競争があったからです。

 時は移り、最近はCPU単体の進化が停止してしまいました。マイクロソフトは元々は1970年代のミニコンのOS由来のWindows NTを手に入れ、CPUの発展に合わせて大型機などの技術を次々にPCに投入して行きました。しかし、今はCPUの劇的な発展が望めないので、やや迷走しているような気がします。

 PS4はゲーム機であるという利点を活かし、従来のPCとは違い、むしろスーパーコンピューターで見られる構成を採用しました。キーワードはメニーコアです。CPUは単なる演算素子となり、多数の演算装置が協調して一つの絵を仕上げます。

 私の考えでは、インテルも、ビデオカードで有名なエヌビディアも、PS4と同等のゲームマシンは直ちに(例えば6カ月で)作ることが出来ると思います。しかし、不気味なほど動きはない。PS4発売時に誰かが指摘していたように、上述の今までのPCゲームの歴史からの革命を容認できない、なのでは、と勘ぐります。

 言っときますが、私は未来が見たいです。PS4を模倣できるのなら、さっさとやって欲しい。
 そして、従来のPCの発展系でも、工夫によって何とかなると思っているのですけど、出てきません。え、どうやるのかですかって?、私の今の思いつきですから、当てにはなりません。ヒントは音楽のMIDI、つまりシーケンサーとシンセサイザー。しかし、これさえも容認できないのかも。
コメント
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