まずは・・・・西日本豪雨の被害に遭われた皆様。
心から、本当に心からお見舞いを申しあげます。
とは言っても、何もできない自分であります・・・・
もしこのブログを御覧になっている方がおられたら
SVUファンで覗いて下さる方がおられましたら
そして、ちょっとでも笑って下さったら・・・・と思っています(礼)
バーバ退場、そしてピーター・ストーン登場エピです。
加えて、円滑に進めるためにマッコイまで登場(笑)
ついでにベン・ストーンを殺して・・・じゃなくて葬儀を出して(笑)
本家がズラズラ登場しても、大局に影響がなかったので
この点は一安心でした。
本家関連キャラについては、後にして。
先ずはSVUドラマについて(ペコリ)
このエピ、原題が『The Undiscovered Country』
訳すると、「未知の国」と。
これって、『ハムレット』の台詞では?と私は考えています。
確かにネ、『ハムレット』第三幕第一場のハムレットの独白の中にある言葉。
この独白は、あの有名な「生きるか死ぬか~」から始まります。
では、私が原題が『ハムレット』からだ、と考える理由は・・・・
*ドラマが『ハムレット』状態では?と思うから。
悩んだ悩んで葛藤して・・・・でも何が正しいのか正しくないのか・・・
*このエピの脚本家がMichael S.Chernuchin。
そして本家16-18「葛藤」これも、脚本家が同じ。
この本家エピの原題『Thinking Makes It So』
これも『ハムレット』の台詞から。第二幕第二場ですね。
ついでに言いますと、この本家エピの弁護人もドウォーキンですわ。
もちろん「The Undiscovered Country」とい言葉は
『ハムレット』以外にも、多々あると思います。
しかし、私の中では『ハムレット』と考えその視点で視聴すると・・・
あ~ら、よく分かるわってことなので。
結果、『ハムレット』と考えることになっています。
未知の国、というのは『ハムレット』の中では死後の国となります。
色んな方の邦訳がありますので・・・
言葉は異なりますが、意味合いは同じです。
死後の国は未知の国。
そこに旅立って戻った者はいない。
だから、恐れるのだ。
(死後への)恐れのため、(死ねず)この世で苦しみ苦悩する。
って意味です。
つまり・・・・知らない苦労(死後)より、知っている苦労(現世)がまだマシ
だから、この世で苦労して苦悩して悩んで葛藤して~
ってことですね・・・・
シェークスピアさん、ゴメンなさい(笑)
今回のエピ、モデルはチャーリー・ガード事件です。
Wikiでも日本語でありますから・・・・知りたい方はどうぞ。
さて、勿論、バーバが無罪になって万々歳~なエピでは御座いません(ペコリ)
このエピは、登場人物も視聴者も悩め悩めエピ、だと思います。
だから、誰が正解・誰が正しい・誰が悪いってことは無いのですよ。
皆が責任逃れをしている・・・・ドゥルーの母親が言っていますね。
そしてバーバも・・・・父親を殺したという責任を負いたくなかった、と。
人の心の葛藤。それを象徴するシーンがあります。
マギーとアーロンが、取調べの後、抱き合うシーンがあります。
2人とも息子ドゥルーを愛している。しかし考えは異なっている。
そのひとつの心の中の異なる考え・・・葛藤が2人の姿に重なるかと。
とは言っても・・・・バーバの行動には???ですが。
その前に、マッコイとの会話で、父親への思いを語っていますが。
それでも・・・・知り合って間もない人たちの子供を・・・?
それって・・・違和感あるナァと思う。
バーバの親しい人で、その苦しみをバーバも以前から見ていて
そこに自分の父親の姿が重なって・・・という見せ方ならGoodなのになぁって。
このいきなり感は・・・
いくらハムレットがグズグズ悩んで、いきなり殺しちゃった??でも
バーバの行動のフォローには・・・・難しいナァって。
それと、気になったのは・・・・
ストーンとベンソンの会話ですね。裁判所前での。
ベンソン
「法律家は、普通の人間のことしか考えない。
いいことを教えるわ。普通の人間ってのはね
空から降ってきたら、地面に落ちるのよ」
・・・・・はい、サッパリ??ですね~(笑)
翻訳した方にはご無礼を承知で申し上げますが、
まず日本語として意味が通じませんが・・・(と私は思いますがね)
はい、探しました。私は英語音声を聞き取るという偉業はできないからね。
That's the thing about you lawyers.
You're always talking about the reasonable man.
Let me tell you something.
You wouldn't know a reasonable man if he fell out of the sky and he landed at your feet.
↑ これが英語での台詞です。ベンソンの台詞。
この「reasonable man」
これを「普通の人間」と訳しているようですね。
確かにそういう意味もあります。
しかし法律用語になりますと・・・・ネットで調べれば出てきますからね。
reasonable man は、
法律上の一般人の意味です
裁判官などが、ある特定の場合にその行動の適正化を測るために想定する一般人って意味。
だから・・・ベンソンは、ストーンに対し
「法律家は、普通の人間のことしか考えない」
というのは、この法律家が想定する人間のことを指していて
「普通の人間ってのはね
空から降ってきたら、地面に落ちるのよ」
とは、生身の生きている人間を指しているってことかと。
悩み葛藤する生身の人間。
ベンソンのストーンに対する痛烈な嫌味ってことで。
・・・・・・ココ、ちゃんと訳して欲しかったわ・・・・
この場面、ベンソンとストーンの立ち位置=立場の違い
そして事件に対してどう向き合うのか(向き合わねばならないのか)を
描いているシーンなのに・・・・残念ですねぇ(シミジミ)
ドラマは、ベンソンの考えが正しいように見えますが・・・
そうでは、ないですよネェ。
まるでストーンを悪者あつかい・・・ではないですよねぇ。
一応ストーンも頑張っています。
ドゥルーがダウン症だったら?等々、と。
一体、基準はナンなんだって?
周囲が「もう真の意味で“生きていない”というが、その基準は?」
とストーンは問うています。まさしく正しい。
ドゥルーは、自分の意思を表明できない。
自分が生命維持装置を外したいのか、外したくないのか?
決められない・・・・だから周囲が決めようとする。
息子を愛する両親が・・・・
しかし両親は、心底ドゥルーのことを考え悩んでいるのだが
心の奥底で、自分の責任や負い目を加味していないか?
100%以上の純粋さで、ドゥルーのことだけを考えて判断しているのか?
こういうことも問うているかと。
基準がケーズバイケースでは・・・・法はどうなる?
社会の秩序は?
ドラマでは言及していませんが、このストーンの問い掛けは重要です。
と私は思っています。
それは・・・・大きな話になってしまいますが、淘汰につながるのですよ。
以前からこのブログをお読みの方は、「またか~リィンさん~」でしょうが(笑)
ナチスのT4作戦=安楽死計画ですが・・・・
ナチス時代以前から、欧州で浸透していた考えで。
ダーウィンの進化論や優生学・・・・
そこにナチスの人種論などが加わってくる。
そこに障がいをもつ子供がいる親がヒトラーに訴えた。
これは歴史となって残っています。両親の名前も。
自分の子供に「慈悲死」の許可を、と訴えたってことで。
勿論ナチスはこのことを宣伝材料にし、
自分たちの殺人計画を「慈悲による死」と訴えることに。
ストーンが危惧しているのは、こういうことに発展する恐れがある
ってことだと思います。
しかし、ベンソンは負けないで主張する。
案外ベンソンは葛藤しないのね(ゴメン・笑)
でもね、私はSVUはこういう描き方を目指すドラマなんだし~と
思っています。
言い方悪いが、視点が狭いのです。
そりゃそうだ。性犯罪に特化し、そして弱者救済を視点としているのだから。
狭いからぶれない。弱者視点で突っ走る。
これがSVUの魅力でしょ?
あ~SVUメンバーも悩んでいるのよ!失礼な!と仰る方、
おられましたらゴメンなさい。
でもね・・・・まぁ本家と比べたら・・・
今回本家をダシに使っているのですから・・・・大目に見て(ペコリ)
ラスト、バーバの言葉が美しい。
一体誰が考えたのでしょうか・・・・綺麗な終わり方でしたね。
私は、バーバは多様な価値観があることを認識し
そういう価値観を持ちながら(意識しながら)
前へ進もうとしている・・・と。
そう考えると、今からバーバが進もうとしているのは
ある意味「未知の国」なのかもしれない。
そう考えると・・・・
原題の『The Undiscovered Country』も、綺麗におさまるってわけで。
こんなんで、よろしいでしょうかね??
ダメと言われても・・・・これしか出てこないわ(笑)
さて感想はまだ続きます。
さぁ、本家への突っ込み開始の!感想は次で~(ペコリペコリ)
心から、本当に心からお見舞いを申しあげます。
とは言っても、何もできない自分であります・・・・
もしこのブログを御覧になっている方がおられたら
SVUファンで覗いて下さる方がおられましたら
そして、ちょっとでも笑って下さったら・・・・と思っています(礼)
バーバ退場、そしてピーター・ストーン登場エピです。
加えて、円滑に進めるためにマッコイまで登場(笑)
ついでにベン・ストーンを殺して・・・じゃなくて葬儀を出して(笑)
本家がズラズラ登場しても、大局に影響がなかったので
この点は一安心でした。
本家関連キャラについては、後にして。
先ずはSVUドラマについて(ペコリ)
このエピ、原題が『The Undiscovered Country』
訳すると、「未知の国」と。
これって、『ハムレット』の台詞では?と私は考えています。
確かにネ、『ハムレット』第三幕第一場のハムレットの独白の中にある言葉。
この独白は、あの有名な「生きるか死ぬか~」から始まります。
では、私が原題が『ハムレット』からだ、と考える理由は・・・・
*ドラマが『ハムレット』状態では?と思うから。
悩んだ悩んで葛藤して・・・・でも何が正しいのか正しくないのか・・・
*このエピの脚本家がMichael S.Chernuchin。
そして本家16-18「葛藤」これも、脚本家が同じ。
この本家エピの原題『Thinking Makes It So』
これも『ハムレット』の台詞から。第二幕第二場ですね。
ついでに言いますと、この本家エピの弁護人もドウォーキンですわ。
もちろん「The Undiscovered Country」とい言葉は
『ハムレット』以外にも、多々あると思います。
しかし、私の中では『ハムレット』と考えその視点で視聴すると・・・
あ~ら、よく分かるわってことなので。
結果、『ハムレット』と考えることになっています。
未知の国、というのは『ハムレット』の中では死後の国となります。
色んな方の邦訳がありますので・・・
言葉は異なりますが、意味合いは同じです。
死後の国は未知の国。
そこに旅立って戻った者はいない。
だから、恐れるのだ。
(死後への)恐れのため、(死ねず)この世で苦しみ苦悩する。
って意味です。
つまり・・・・知らない苦労(死後)より、知っている苦労(現世)がまだマシ
だから、この世で苦労して苦悩して悩んで葛藤して~
ってことですね・・・・
シェークスピアさん、ゴメンなさい(笑)
今回のエピ、モデルはチャーリー・ガード事件です。
Wikiでも日本語でありますから・・・・知りたい方はどうぞ。
さて、勿論、バーバが無罪になって万々歳~なエピでは御座いません(ペコリ)
このエピは、登場人物も視聴者も悩め悩めエピ、だと思います。
だから、誰が正解・誰が正しい・誰が悪いってことは無いのですよ。
皆が責任逃れをしている・・・・ドゥルーの母親が言っていますね。
そしてバーバも・・・・父親を殺したという責任を負いたくなかった、と。
人の心の葛藤。それを象徴するシーンがあります。
マギーとアーロンが、取調べの後、抱き合うシーンがあります。
2人とも息子ドゥルーを愛している。しかし考えは異なっている。
そのひとつの心の中の異なる考え・・・葛藤が2人の姿に重なるかと。
とは言っても・・・・バーバの行動には???ですが。
その前に、マッコイとの会話で、父親への思いを語っていますが。
それでも・・・・知り合って間もない人たちの子供を・・・?
それって・・・違和感あるナァと思う。
バーバの親しい人で、その苦しみをバーバも以前から見ていて
そこに自分の父親の姿が重なって・・・という見せ方ならGoodなのになぁって。
このいきなり感は・・・
いくらハムレットがグズグズ悩んで、いきなり殺しちゃった??でも
バーバの行動のフォローには・・・・難しいナァって。
それと、気になったのは・・・・
ストーンとベンソンの会話ですね。裁判所前での。
ベンソン
「法律家は、普通の人間のことしか考えない。
いいことを教えるわ。普通の人間ってのはね
空から降ってきたら、地面に落ちるのよ」
・・・・・はい、サッパリ??ですね~(笑)
翻訳した方にはご無礼を承知で申し上げますが、
まず日本語として意味が通じませんが・・・(と私は思いますがね)
はい、探しました。私は英語音声を聞き取るという偉業はできないからね。
That's the thing about you lawyers.
You're always talking about the reasonable man.
Let me tell you something.
You wouldn't know a reasonable man if he fell out of the sky and he landed at your feet.
↑ これが英語での台詞です。ベンソンの台詞。
この「reasonable man」
これを「普通の人間」と訳しているようですね。
確かにそういう意味もあります。
しかし法律用語になりますと・・・・ネットで調べれば出てきますからね。
reasonable man は、
法律上の一般人の意味です
裁判官などが、ある特定の場合にその行動の適正化を測るために想定する一般人って意味。
だから・・・ベンソンは、ストーンに対し
「法律家は、普通の人間のことしか考えない」
というのは、この法律家が想定する人間のことを指していて
「普通の人間ってのはね
空から降ってきたら、地面に落ちるのよ」
とは、生身の生きている人間を指しているってことかと。
悩み葛藤する生身の人間。
ベンソンのストーンに対する痛烈な嫌味ってことで。
・・・・・・ココ、ちゃんと訳して欲しかったわ・・・・
この場面、ベンソンとストーンの立ち位置=立場の違い
そして事件に対してどう向き合うのか(向き合わねばならないのか)を
描いているシーンなのに・・・・残念ですねぇ(シミジミ)
ドラマは、ベンソンの考えが正しいように見えますが・・・
そうでは、ないですよネェ。
まるでストーンを悪者あつかい・・・ではないですよねぇ。
一応ストーンも頑張っています。
ドゥルーがダウン症だったら?等々、と。
一体、基準はナンなんだって?
周囲が「もう真の意味で“生きていない”というが、その基準は?」
とストーンは問うています。まさしく正しい。
ドゥルーは、自分の意思を表明できない。
自分が生命維持装置を外したいのか、外したくないのか?
決められない・・・・だから周囲が決めようとする。
息子を愛する両親が・・・・
しかし両親は、心底ドゥルーのことを考え悩んでいるのだが
心の奥底で、自分の責任や負い目を加味していないか?
100%以上の純粋さで、ドゥルーのことだけを考えて判断しているのか?
こういうことも問うているかと。
基準がケーズバイケースでは・・・・法はどうなる?
社会の秩序は?
ドラマでは言及していませんが、このストーンの問い掛けは重要です。
と私は思っています。
それは・・・・大きな話になってしまいますが、淘汰につながるのですよ。
以前からこのブログをお読みの方は、「またか~リィンさん~」でしょうが(笑)
ナチスのT4作戦=安楽死計画ですが・・・・
ナチス時代以前から、欧州で浸透していた考えで。
ダーウィンの進化論や優生学・・・・
そこにナチスの人種論などが加わってくる。
そこに障がいをもつ子供がいる親がヒトラーに訴えた。
これは歴史となって残っています。両親の名前も。
自分の子供に「慈悲死」の許可を、と訴えたってことで。
勿論ナチスはこのことを宣伝材料にし、
自分たちの殺人計画を「慈悲による死」と訴えることに。
ストーンが危惧しているのは、こういうことに発展する恐れがある
ってことだと思います。
しかし、ベンソンは負けないで主張する。
案外ベンソンは葛藤しないのね(ゴメン・笑)
でもね、私はSVUはこういう描き方を目指すドラマなんだし~と
思っています。
言い方悪いが、視点が狭いのです。
そりゃそうだ。性犯罪に特化し、そして弱者救済を視点としているのだから。
狭いからぶれない。弱者視点で突っ走る。
これがSVUの魅力でしょ?
あ~SVUメンバーも悩んでいるのよ!失礼な!と仰る方、
おられましたらゴメンなさい。
でもね・・・・まぁ本家と比べたら・・・
今回本家をダシに使っているのですから・・・・大目に見て(ペコリ)
ラスト、バーバの言葉が美しい。
一体誰が考えたのでしょうか・・・・綺麗な終わり方でしたね。
私は、バーバは多様な価値観があることを認識し
そういう価値観を持ちながら(意識しながら)
前へ進もうとしている・・・と。
そう考えると、今からバーバが進もうとしているのは
ある意味「未知の国」なのかもしれない。
そう考えると・・・・
原題の『The Undiscovered Country』も、綺麗におさまるってわけで。
こんなんで、よろしいでしょうかね??
ダメと言われても・・・・これしか出てこないわ(笑)
さて感想はまだ続きます。
さぁ、本家への突っ込み開始の!感想は次で~(ペコリペコリ)