・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです
モラレスを逃せば、二度と見つからないだろう。
そしてロニーは、今以上に口を閉ざす恐れが。
マッコイ
「別件でモラレスを起訴します。未成年を、ERから連れ出した」
誘拐罪で、モラレスを起訴しようとする検察。
モラレス側、当然言いがかりだと。ロニーは自分の意思で付いて来たのだ。
マッコイ
「本人の意思に関係なく、連れ出せる法的立場にない」
しかしモラレスは、ロニーの母親の同意を得ている、と。
母親の了解のもと、ロニーを預かっているのだ。
母親も、モラレスにロニーを頼んだと、言う。
マッコイ&クレア、レストランで食事をしながら
モラレスを有罪にして、何になる?
売人は、まだまだ大勢いる・・・自分達のしていることは、焼け石に水、では?
一種の無力感に陥りそうなコンビ。
しかも、誘拐罪も成立しない・・・
マッコイ
「・・・母親が、モラレスに息子を預けた事情があるんだ。
母親が、多額の借金をしていた相手は、モラレスかも。
なのに、今は麻薬が買えるようだ・・・」
マッコイの執務室 ロニー、弁護士、マッコイ&クレア
母親は、モラレスに借金をしていたはずだ。
どうやって返済したのか?
「ロニー・・・君は犠牲者だ。麻薬を売らされていたんだろ」
それでも母親をかばうロニー。
「君に行った行為で、母親を投獄することもできる。
だが君が、モラレスの行為を証言すれば忘れよう。
・・・発砲は、モラレスの命令だった、と。
母親が、モラレスに自分を売った、と話すんだ」
しかしロニーは、証言を拒否。母親を悪く言いたくない・・・
「では、親子そろって、監獄に入るしかない」
厳しいマッコイの言葉に、弁護士、反論。
「子供を売る行為は、卑劣だけど違法ではないわ。
家裁への移管も、実現できる・・・」
検察トリオ
「・・・確かに、違法ではない」
「母親が、子供の命を危険にさらせば、重罪です」
「そうだな。
君自身が、親子の命を危険にさらし、追い詰めているように見えるが」(笑)
「ロニーは、投獄を覚悟しているようです」
「その通りだ。このままでは、モラレスと母親は無傷で済んでしまう。
そして子供は、25年を獄中で過ごすことに・・・それで良いと?」
「妥当な結論では?」
「一人よがりの大人の行為なら、いいでしょう。
だがロニーは、術(すべ)を知らない13歳なんです」
「母親にどれだけ愛されているか、現実を見せてやれ」
「・・・・(マッコイ、珍しく辛そうに)残酷ですが・・・」
27分署
母親に、ロニーの為に証言するよう説得するヴァン&クレア。
ロニーに有利な証言をすれば、罪も軽くなるし、家裁に移管できる。
しかし母親は、そんなことをすれば、自分が殺される、と。
「・・・ロニーは人を殺したのよ・・・この先どうなろうと、私は知らないわ・・・」
母親の言葉を聞き、涙を流すロニー。
そのロニーを見つめる、マッコイ&弁護士。
弁護士「少年院へ。刑期は5年で」
法廷 証言するロニー。
(どうやら、モラレスは殺人罪で起訴されている様子。その裁判で)
「・・・モラレスが銃を渡して、“クレイトンを殺せ”と。
頭の横を撃つよう言われた・・・従おうとした・・・でもできなかった、殺せなかった。
1発目はわざと外して、次は弾が詰まった。
クレイトンが好きだから、殺したくなかった。
・・・・・・
(なぜ逃げなかった、という質問に)
ママがモラレスに仕えて、命令を聞くようにと言った。
・・・・ママは、モラレスに借金していたから・・・
モラレスの元に、数週間いた・・・タバコを買いに言ったり、洗濯したり・・・
(空腹だと言うと)モラレスは“麻薬を吸え”って・・・
一度口答えをした・・・殴られて、ママも痛めつけると言われた・・・
(母親がモラレスに借りていた金額は)865ドルです・・・」
評決 モラレス、第2級殺人で有罪に
家裁 判事の裁定が読み上げられる。
返事をしつつも、視線は出入り口に・・・なロニー。
「・・・では、家庭裁判所法に準じ、懲役5年を宣告します。
また、マッコイ検察官の勧めで、カウンセリングの場を設け、
出所後も5年間継続します・・・」
閉廷。退室しようと警備者と共に歩き出すロニー。
その時、法廷のドアが開く・・・しかし母親ではない・・・
ガックリ肩を落とすロニー。
促されて歩き出す・・・別の出入りから退室しようと・・・
それでも、視線は出入り口から離れない・・・
その姿を、沈痛な面持ちで見つめるマッコイ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、読んで頂いて、有難う御座います。
感想は・・・次で(ペコリ)
モラレスを逃せば、二度と見つからないだろう。
そしてロニーは、今以上に口を閉ざす恐れが。
マッコイ
「別件でモラレスを起訴します。未成年を、ERから連れ出した」
誘拐罪で、モラレスを起訴しようとする検察。
モラレス側、当然言いがかりだと。ロニーは自分の意思で付いて来たのだ。
マッコイ
「本人の意思に関係なく、連れ出せる法的立場にない」
しかしモラレスは、ロニーの母親の同意を得ている、と。
母親の了解のもと、ロニーを預かっているのだ。
母親も、モラレスにロニーを頼んだと、言う。
マッコイ&クレア、レストランで食事をしながら
モラレスを有罪にして、何になる?
売人は、まだまだ大勢いる・・・自分達のしていることは、焼け石に水、では?
一種の無力感に陥りそうなコンビ。
しかも、誘拐罪も成立しない・・・
マッコイ
「・・・母親が、モラレスに息子を預けた事情があるんだ。
母親が、多額の借金をしていた相手は、モラレスかも。
なのに、今は麻薬が買えるようだ・・・」
マッコイの執務室 ロニー、弁護士、マッコイ&クレア
母親は、モラレスに借金をしていたはずだ。
どうやって返済したのか?
「ロニー・・・君は犠牲者だ。麻薬を売らされていたんだろ」
それでも母親をかばうロニー。
「君に行った行為で、母親を投獄することもできる。
だが君が、モラレスの行為を証言すれば忘れよう。
・・・発砲は、モラレスの命令だった、と。
母親が、モラレスに自分を売った、と話すんだ」
しかしロニーは、証言を拒否。母親を悪く言いたくない・・・
「では、親子そろって、監獄に入るしかない」
厳しいマッコイの言葉に、弁護士、反論。
「子供を売る行為は、卑劣だけど違法ではないわ。
家裁への移管も、実現できる・・・」
検察トリオ
「・・・確かに、違法ではない」
「母親が、子供の命を危険にさらせば、重罪です」
「そうだな。
君自身が、親子の命を危険にさらし、追い詰めているように見えるが」(笑)
「ロニーは、投獄を覚悟しているようです」
「その通りだ。このままでは、モラレスと母親は無傷で済んでしまう。
そして子供は、25年を獄中で過ごすことに・・・それで良いと?」
「妥当な結論では?」
「一人よがりの大人の行為なら、いいでしょう。
だがロニーは、術(すべ)を知らない13歳なんです」
「母親にどれだけ愛されているか、現実を見せてやれ」
「・・・・(マッコイ、珍しく辛そうに)残酷ですが・・・」
27分署
母親に、ロニーの為に証言するよう説得するヴァン&クレア。
ロニーに有利な証言をすれば、罪も軽くなるし、家裁に移管できる。
しかし母親は、そんなことをすれば、自分が殺される、と。
「・・・ロニーは人を殺したのよ・・・この先どうなろうと、私は知らないわ・・・」
母親の言葉を聞き、涙を流すロニー。
そのロニーを見つめる、マッコイ&弁護士。
弁護士「少年院へ。刑期は5年で」
法廷 証言するロニー。
(どうやら、モラレスは殺人罪で起訴されている様子。その裁判で)
「・・・モラレスが銃を渡して、“クレイトンを殺せ”と。
頭の横を撃つよう言われた・・・従おうとした・・・でもできなかった、殺せなかった。
1発目はわざと外して、次は弾が詰まった。
クレイトンが好きだから、殺したくなかった。
・・・・・・
(なぜ逃げなかった、という質問に)
ママがモラレスに仕えて、命令を聞くようにと言った。
・・・・ママは、モラレスに借金していたから・・・
モラレスの元に、数週間いた・・・タバコを買いに言ったり、洗濯したり・・・
(空腹だと言うと)モラレスは“麻薬を吸え”って・・・
一度口答えをした・・・殴られて、ママも痛めつけると言われた・・・
(母親がモラレスに借りていた金額は)865ドルです・・・」
評決 モラレス、第2級殺人で有罪に
家裁 判事の裁定が読み上げられる。
返事をしつつも、視線は出入り口に・・・なロニー。
「・・・では、家庭裁判所法に準じ、懲役5年を宣告します。
また、マッコイ検察官の勧めで、カウンセリングの場を設け、
出所後も5年間継続します・・・」
閉廷。退室しようと警備者と共に歩き出すロニー。
その時、法廷のドアが開く・・・しかし母親ではない・・・
ガックリ肩を落とすロニー。
促されて歩き出す・・・別の出入りから退室しようと・・・
それでも、視線は出入り口から離れない・・・
その姿を、沈痛な面持ちで見つめるマッコイ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、読んで頂いて、有難う御座います。
感想は・・・次で(ペコリ)