京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

礎石

2007-11-05 23:09:43 | Weblog
礎石

京都・大徳寺・山門の礎石です。

お寺の礎石や敷石はツルツルに仕上げないで何故か雑な仕上げがしてあります。

そういえば町家敷石や柱の下にあるひとつ石も同じ仕上げがしてあります。

なぜでしょう?

こうしておくことによって柱の下場と石との空間が出来ていつも少しずつ風が入り腐らないそうです。

工夫とはこのことですね。

おまけ。またまたご機嫌

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3 コメント

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Unknown (ナカジー)
2007-11-06 00:31:25
昔の建物には無骨さの中にも工夫はあるんですね。
たまに修理跡で柱と礎石の間に鉛板を挟んでいるのがありますね、私も経験ありますがあれってどうなんですかね?柱と礎石がピシャーっと・・・うっ、窒息しそう。
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礎盤 (アウトローな大工)
2007-11-07 20:42:41
龍寶山大徳寺の三門(山門)ですね。
典型的な禅宗様式の七堂伽藍・塔頭が在り、見るべきものが色々集中してありますね。
それと、先の礎盤(礎石)の件、お近くでしたら、金戒光明寺の本堂円柱にも、半丸のおもしろいものがありますよ。けっこう似た様な物、見かけますね。考える事は皆一緒なのかな。
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礎盤 (アウトローな大工さん) (Unknown)
2007-11-07 22:23:33
この山門はじめは単重だった物に上を足して重層にななったそうで今の形だそうです。

金戒光明寺は学区でしたので好く山門の下で遊びました。子供にとってそのころは良い遊び場でしたよ。

東側には三重の塔ががありきつい階段が続きます。この階段の上がり下りで倶楽部の練習しごかれました。
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