京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

正月2日目の真実。誰かさんのパクり。

2016-01-02 17:04:55 | 道具箱
正月2日目の真実。誰かさんのパクり。

朝から夜遅くまで事務仕事をしていると精神的に参ってきます。そこへ鉋の研ぎ方などのメールが入ってきましたので私もチョット作業場へ今日は良い天気で暖かいので助かります。

早速杉削り用のチューニングした鉋を研いで見ました。使った砥石はピンク色の1000番と例の柔らかい砥石。この二つだけです。この砥石あまり柔らかいので処分しようと思っていた代物。

使った鉋は「片島圭三作」鋼はなんだか知りません。

削り材は先日から削っている京都北山の杉。私が普段から使っている材料です。

まずは1枚目から。

まずは20枚目まで削っていきます。

何の問題も起こりません。

ところが34枚目でこんな状態の屑になってしまいました。

そこで少し刃を出しました。

刃を出したおかげで40枚目はクリアーしました。

屑だまりにも粉は出ていません。

60枚目も快調にクリアー。

ところが80枚目当たりで割れが急に出てきました。材料に何かが入っていたのか。刃先がかけたのか。

ここで刃先だけを例の柔らかい砥石で研いで見る事にしました。柔らかいのに良い刃が付くのです。

その後100枚目までは快調でした。

一応削れましたので私としては不満なのですが合格としておきます。

粉を吹く事無く綺麗な仕上がりになっています。

この後140枚まで削っていきました。

チューニングする前とはかなり良くなっています。以前は50尺ぐらいが限度だったと思います。

この刃先は使う前研ぎ立ての刃先で100倍の顕微鏡で見ています。刃先が白く光る事は無くなりました。

140枚削った後の刃先です。全体が白く乱反射しているのが解ります。

2月の「ほんまもん」初削りでは目次伯光氏にこのあたりを詳しく話していただきます。ご参加お待ちしています。

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