京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

中村外二氏が造った家。手摺り

2010-01-28 22:48:40 | Weblog
中村外二氏が造った家。手摺り

単純に壁に取り付けてあったのですがそれを探すのは一苦労しました。

ただ壁にビスが揉み込んであるだけなのですがそのビス隠しが梅の花になっています。

それも隙間無く埋めてあるのではずすことが出来ませんでした。

それならと壁をご覧のように切り取ってビスもほどかずに切ってしまいました。



長い年月人を支えて来たのですがゆるむこともなくがっしりと取り付いていました。

使ってある材料と技は勉強になりました。

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1 コメント

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目鎹 (辰年の)
2010-01-29 21:11:04
階段の高配は、こんなに緩かったのですね。
手摺の仕事も素晴らしいのですが当時の設計者の意図でしょうか。それとも大工の考えでしょうか。
階段板下端の目鎹は、やはり三本の内の真ん中は尋常でない方向に取り付けられています。何故なのか考えると一晩中眠れなくなちゃう!と、春日三球照代ほどは悩みませんが不思議です。
段板一枚じゃぁなしにとなりのもそうですから何か目的があってそうしたんじゃぁないかと思うんですが。
この建物の設計者は、えー!あの建物もぉ!と、思うような物も設計されていたのですね。
例えば私が毎日見ている比叡山の展望台や河原町丸太町のある建物等々・・・多数あるも省略

     はんなり様
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