京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

知恩院。

2008-11-03 08:23:49 | ご近所散策
知恩院。

久々に寄ってきました。綺麗な屋根の形が出来上がって目を見張りました。

全体の感じはこうでなくっちゃ。

見ていて気持ちが良いです。

傍らでチョウナを使って瓦座の加工をされていたのをしばらく見させてもらいました。

楽しいですねチョウナ。私も近々教えてもらうつもりです。

研ぎも教えてもらわなくては。

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2 コメント

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Unknown (アウトロー)
2008-11-09 22:31:30

 解体修理によせて


 愚子見記 (全9巻+解説書2巻) 参拾五萬円


 昭和63年に井上書院から復刻された、名門大工の秘伝書と云われる体系化された古典建築学全書です。


寛文十一年(1671年)~貞享三年(1686年)畿内、近江六カ国の建築を支配した京都御大工頭 中井家の頭棟梁、平政隆の覚書ですが、単に古典建築の技術書の枠には収まらない、建築に繋がる基本の様々な内容(万象)の事が書かれた宝庫です。

昔からの日本文化を研究する分野で、資料にもなる貴重な書物です。

すべてを読み解くのは大変ですが、このレベルの高い内容は、日本文化への造詣が深くなり日々の暮らしと仕事の中でも、新たな視点で物を捉えて「文化を知る楽しみ」を、拡げることができる指標になります。

参拾五萬円の投資もけして高い買い物とは思いません。

形や物ではない、永久に残ってほしい価値のあるものと思います。


また、ご存知のように文化財の修理には、最後に詳細な文化財修理報告書が作成されます。
これらも揃えてお読みになられると、専門的により良く展開すると思います。

 失礼します。
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安いかも (はんなり)
2008-11-10 23:50:37
アウトローさんがおっしゃる通りかもしれません。

大工道具だけに偏って居るのはいただけないのかもしれません。

やはりきちんとした本でも読んで知識を持って見学には行きたい物です。

勉強します。
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