京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

奥殿の巣板。

2015-09-17 20:30:47 | 道具箱
奥殿の巣板。

奥殿の巣板を使ってみる。

研いだのは光月の8分叩き鑿。

この奥殿は非常にや良く締まった砥石。決して硬いという表現は当たらない。

早く研ぎ汁を出そうと思えばナグラを使うのがベスト。

1000番の後この砥石のみで仕上げる。

これはバウダーを使うのと同じ行程でやりました。端が研げていないのはゴメンナサイ。

裏も同じ砥石で軽く仕上げています。

こんな風に木口を突いて。

良い仕上がりでよく切れていました。

私はパウダーに軍配が上がると思ってましたがこの巣板なかなかの物で刃先を触った感じはパウダーで研いだのと同じ感覚でした。

鑿が良いのか、砥石が良いのか?

次回はこの寸二の叩きに挑戦してみます。

今夜も頂き物の美味しいフルーツ食べてます。

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