長勝鋸の秘密。

長勝鋸の秘密。

一年中で一番寒い季節になってきました。久しぶりの直井棟梁からの電話では武生も雪はないけれど寒い日が続いているようです。

そんな中先日のカブキ門に電灯器具を付けると少し暖かい感じ。器具は私が持っていた古い器具で狙い通りのイメージに。

天才ばかぼんと同じで「これで良いのだ」「これで良いのだ」聚楽壁に入れた錆びも少しずつ出てきました。錆びって解りますか？上塗りに鉄粉を練り込んで錆を出しているのです。

そして、腰の痛くなる板石敷き。

そんな仕事はさておいて長勝さんの目の立て方。横挽きの刃ですがよく見て下さい。刃の後ろが二段刃というか少し折れていますよね。

他の方の目立てはこんなに真っ直ぐ。

この辺に秘密がありそうです。もちろん上目にも工夫がしてあります。写真ではわかりにくい。と言うより写真の取り方が下手。ご勘弁下さい。

他の刃。

鉋と鑿は研げるけれど鋸の目立ては難しい。溜息着くばかりです。

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