アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

485系のパノラマカー

2014-05-09 19:00:00 | 鉄道写真(EC)

485系使用の「雷鳥」も消滅してから随分と時間が経ってしまった。今でこそこの国鉄色の特急色は、かなり貴重と言える車両となってしまったが、写真を撮った当時はまだまだ現役で全国に活躍の場が見られた。

写真のクロ481はパノラマカーとして、サロ481を改造、確か「スーパーかがやき」や「スーパーきらめき」用としてデビューしたはず。晩年、これらの特急がなくなり、普通のクロとして外観を塗り替え再デビューとなった。おそらく、ボンネット型クハ481の塗装の塗り分けを模しているが、デザインがまるで違うので何とも貧相で勿体なく思っていた。話がそれるが、春の改正で、651系が1000番台として高崎線~吾妻線の特急として走り始めたが、一時、外観の塗り分けをこの国鉄型ボンネット塗装の塗り分けにする計画があったそうだ。なかなか斬新なアイディアで是非実現して頂きたかったが、実際は無難な塗装となったのはご承知の通り。少なくとも、185系の157系塗装より人気が出たと思うのだが・・・まあそれはともかく、今やこの特急色はおろか、485系自体が貴重なものとなってしまった感がある。まだまだ現役で走ってもらいたいものだ。

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2007(H7)-03-21        雷鳥       JR西日本/北陸本線:牛ノ谷-大聖寺


復活を遂げたゼロロクたち

2014-05-08 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

どうして「ゼロロク」と呼ぶのだろうか?

EF66の0番台のことだから、ゼロのロクロクからの省略系か?今となっては、ロクロクの愛称では、「ニーナ」と呼ばれる27号機が一番有名だろうが、最近は、「サブロー」や「クマイチ」など、カマ屋さんの間では、よく耳にする愛称だ。まあ親しみを込めて呼ぶ愛称だから、どう呼んでも構わないが、何でも省略して呼ぶ言い方、話し方はどうも鼻につく、いや耳につく。これはやはり時代のギャップなのだろうか。このゼロロク、近年休車から復活を果たした機番が目につくようになってきた。一時は、33号機と36号機の2台まで稼働車がなくなり、絶滅危惧種と騒がれた期間があったが、今や稼働車は、21・24・26・27・30・32・33・35・36・52号機の10台までになった。アントンKとしては、正直あまり現状の形態が思わしくないから、追いかけることなどしないが、ネット目撃情報等で、「○○号機上りました!頑張って下さい」なんて書き込みを読むと、「そうか、頑張らにゃいけないか」となる。いやはや困ったものだ。今日は、朝練の中から稼働機最若番の21号機の写真。復活は嬉しいが、もう少しカマのお手入れをしてやってほしい。裏縦貫のカマ達もしかり・・頼みますよJR貨物さん!

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2014(H26)-04-13      4086レ  EF6621     新鶴見にて

 


関西圏の電車は魅力的

2014-05-07 20:00:00 | 鉄道写真(EC)

今年は、関西に電車の撮影に行こうと思っている。ハコ屋からすれば、電車は昔から関西。国鉄、私鉄問わず関西圏の電車は、どれもカッコよくて魅力的だった。JR時代に入り全国的にみてもデザインに個性がなくなりつつある中、JR西日本の電車は、どこか素敵に見える。それは、未だに過去の歴史の影響が色濃く残っているからなのだろうか。今もって関西では、魅力ある私鉄電車がひしめき合っているので、それに負けじとJRでも追いつけ追い越せというところだろう。

新快速が良い例で、私鉄とJRは、料金、スピード、サービスを今も競い合っている。153系の時代は、明らかに私鉄の阪急、京阪等に軍配が上がったろうが、(自分は153系が目いっぱいの走行を見せていた事に魅力を感じてはいたが・・)現代では、随分とその差も縮まっているのではないだろうか。写真の221系がデビューした時は、そのスタイルの良さにびっくりしたものだ。どこか私鉄王国関西を意識したようなデザインで、外観も、そして車内もとても地域に馴染んでいると感じている。環状線には、まだ103系や201系も見られるとのこと、是非ゆっくりと廻ってみたいものである。

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2006(H19)-02-13      221系&201系         JR西日本/東海道本線: 山崎


闇鉄~「あけぼの」ナイト

2014-05-06 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

今日で今年のGWも終わり、明日からまた通常の生活が帰ってくる。いつも感じるが、GWは、連休が迫ってくるときの方が、何かと楽しくワクワク感もあり有意義に時間を過ごせると感じている。いざ連休突入してしまうと、アッという間に時間が巡り、不完全燃焼気味な日々を送るいつものパターンとなる。あれも、これも、と欲張るからそう感じるのかも・・でも、今回は、旧友との再会もできたし、趣味の音楽も、鉄道も、いつになくやりたいことができたので、良い連休を過ごすことができた。幸せなことだと感じている。

さて鉄道趣味で、この連休中に是非チャレンジしたかったことの一つに、夜間走行写真撮影があった。写真がデジタル時代に入り、気軽に高感度撮影を楽しめる時代になっていることは、よく理解しているつもりだったが、では自分がしているかと言えば、なかなか星空のもと、走る列車にカメラを向ける気持ちにはならずにいた。ここでいう夜間撮影とは、停車中のバルブ撮影ではなく、あくまで走行写真にこだわり、またカメラを振るような流し撮りの手法も使わず、日中撮影しているような、きっちり止めた鉄道写真を目指すというもの。駅構内の灯かり等を使って、少しでも明るいところで撮影するというやり方。最近、人様のブログでもお見かけする真似ごとではあるが、重い腰を上げて出掛けることにした。

このGWには、夜間撮影に恰好な被写体が復活している。「あけぼの」だ。3月の改正で廃止になった「あけぼの」が、この連休に合わせて復活運転している。時間帯も多少動いているようで、特にこの季節、下り列車は新潟県下から撮影時間帯に入るので、撮影したいポイントが多々あったが、次回にそれは譲って、今回は都内で夜間撮影をすることにした。目指すは、東十条駅。通称「ヒガジュウカーブ」での撮影だ。確かに、手元、足元は真っ暗だが、駅ホーム付近の線路には、スポットライトが照らしているように明るくなっているように見える。しかし実際は、やはり暗い。とても走行写真など撮れる露出はない。ISO感度を4ケタから5ケタへ変更。5桁のISO感度なんて、まだ未知の世界だ。行きかう231系やE233系で画像チェックをするが、果たしてどのように写せるのか不安と期待が入り乱れる。そして、定時刻、一瞬静まりかえったヒガジュウカーブをゆっくりと厳かにロクヨンが姿を現した。ハイビームでファインダー内が真っ白になり、何も見えなくなりながら、無心にレリース、満員(おそらく)の乗客を乗せた寝台特急「あけぼの」は北を目指して闇に消えていった。結果は、ご覧の通り、とても満足のいく写真は撮れなかった。学生時代、モノクロのフィルム現像に失敗したコマをプリントしたら、「これは宇宙の写真だ!」と酷評を浴びていた友人のことを思い出してしまった。多分撮影後の画像処理で、ある程度は、回復できると聞いているが、アントンKには、そんな複雑なPC作業は残念ながら経験がない。この手の写真の加工作業は、自分の求めるものから少しズレを感じてしまうが、今後、歩を止めることなく、勉強していきたい分野であることは間違いない。さらに納得できるものが撮影できたら、またここで発表したいと思っている。

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2014(H26)-05-05        9021レ  EF641031 あけぼの  JR東日本/東北本線:尾久-赤羽

 


信越線の183・189系「妙高号」

2014-05-05 19:00:00 | 鉄道写真(EC)

篠ノ井線で「おはようライナー」撮影後は、一気に北上し信越北線の二本木を目指した。

この地を訪れるのは何年振りのことだろう。かつては、冬季にシュプール号というスキーヤーのための列車が多々設定されていて、JR東とJR東海、JR西と、あちらこちらから多種多様の列車がやってきて、毎年冬の撮影が楽しみだったもの。あれから20年近く経ってしまった今では、石油輸送の貨物列車もなく、183・189系による快速が日に数往復だけという、ローカル線に成り下がってしまった。この信越線も、来年に開通する北陸新幹線の影響で、第3セクターになると聞いているから、さらに激変してしまうだろう。思い出の地の数々の名列車たちが、また消えていく訳で、今さらながらやり切れない思いでいっぱいになる。

本当は、天気も良く空気も澄んでいるから、妙高連邦をバックに俯瞰にチャレンジするつもりで来てみたが、肝心の雪を頂いた山脈には雲がまとわりついており、今回は接近戦とした。ここも数多く思い出に残っている地、関山の築堤で妙高号を撮影することにした。防雪林バックにゆっくり上り勾配を上ってきた183・189系の妙高号。先頭の窓配置が変わっているので、すかさず頭だけ狙ってみると、やはり481系からの改造車(サハ481)、クハ188-602であった。アップで撮影するのが、気の毒になるくらい車体は傷んでいるように見えたが、もう終点は見えているから、このまま騙しながら使っていくのだろうか。ロクサンと協調運転で碓氷を越えていた時代とは、雲泥の差で、どこか悲しくなる。

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2014(H26)-05-02         3324M    妙高号       JR東日本/信越本線:関山-二本木