アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ある日の大宮にて~EF15

2023-10-07 21:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)
 親戚が大宮市にある関係で、幼少の頃からここ大宮駅には親しみがあり、アントンKの鉄道への道しるべであることは、以前からこのブログでも書いてきた。
 鉄道車両にカメラを向けたのは、地元の私鉄車両に始まり、三鷹電車区での電車たち、通過していく貨物列車や特急電車で、それでも飽き足らず東京駅や上野駅へと出向いたのは、誰でもが通った道だったろう。そして北の鉄道の聖地大宮での一時も、今にして思えばグッと鉄道を身近にしてくれた場所だった。当時から音楽も大好きで、鑑賞だけでは不満足で楽器を手にしながら楽しんでいたが、音から伝わる空気感が、鉄道と接している時間と共通していると思ったものだった。その音を感じるだけで、目の前に風景が広がってくるのは音楽鑑賞と同じだと思えたのだ。だから、当時はよく特に当てもなくテレコを担いで1日駅で過ごしていた。ホームでの雑踏をBGMに、構内放送や列車の通過音が懐かしく今もスピーカーから聞こえている。引っ切り無しに到着、そして発車していく列車たちを音から想像するだけで、当時見た光景が蘇ってくるのだ。
 掲載写真は、そんな時代に撮影した大宮駅での1コマ。川越線ホームだった12番線から撮影している。キハ35系が到着してまもなく横に現われたEF15の貨物列車。ホームの高さも現在に比べれば一段低く、どこかの地方駅の様相だが、大きく様変わりした現在の大宮駅からは想像すら難しく感じる。
 1978-09-20    2763    EF15 129            大宮駅

 


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