幼少の頃から鉄道が好きで、この歳になるまで相変わらず同じ気持ちでいられるのは、いつの時代も良き友人、仲間が身近にいてくれたことに尽きると思っている。アントンKは、今でこそほぼ鉄道写真中心に趣味を楽しんでいるが、この趣味が鉄道模型から始まっていることは、以前も記事にしている。学生時代の友人たちや模型仲間に支えれ、どっぷりと足を染めていったことは間違いない。車両にカメラを向けるきっかけは模型でも、撮り鉄の世界へ誘ってくれたのは、やはり当時の同級生だった。いつの時代にも、そして今でも親愛なる友人が存在していることは、アントンKにとっては、残された写真よりも貴重であり、かけがえのない財産となった。特に最近こんな想いにふけることが増えた気がする。
鉄道写真といっても、インターネットのおかげで、今までは書籍くらいしか見ることが出来なかった他人様の写真を気軽に見られる時代になったことは、ある意味喜ばしいことだ。自分の画像をまな板の上に乗せて、自己評価できることも今までにはないことだが、同じ撮影地でも全く想像もつかない撮り方で衝撃を受けることもあり、想像力が広がり引き出しが増えることが多々あるのだ。また鉄道撮影をされている方々でも、何を撮影しているかで作品がまるで違うことにも気づかされる。
機関車中心に撮影されている方々でも、蒸機派と電機派とでは重点ポイントが違っているのである。アントンKは、自分の年齢からか、機関車ファンの老舗は蒸機ファンであると思ってしまうが、現代ではそんな図式が通用しないらしい。煙の有難みは愚か、むしろ嫌っている若いファンも多いと聞く。普段は蒸機列車として運転されている列車が、蒸機の検査や故障で、代替の電機やディーゼル機関車に代わる時を狙って撮影に出向くファンも多いのだ。いずれにしても、この鉄道撮影という趣味も年々世の中の認知も進み、今後とも末永く良き趣味人とともに発展していくことを期待したい。
1994-01 試9226ㇾ D51498 JR東日本/磐越西線:更科信号所付近
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