アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

令和時代に偉大な鉄道文化を尊ぶ~C11 325

2021-10-05 20:00:00 | 鉄道写真(SL)

走行テストを兼ねて関東近郊を約500キロほど廻ってきた。

目的は運転そのものだが、あるゆる場面に立ち向かう愛車を味わうだけでは、アントンKには少し物足りない。ハンドルを握りアクセルを踏むと同時に、心地よい音楽は欠かせないのだ。それをMD(ミニディスクオーディオ)で聴く。この瞬間をどのくらい待っただろう。この自動車のテーマは、80年代に味わったあの時間の復活。気持ちをとことん入れて録り溜めた当時のMDは、長い長い暗黒時代を今や抜け出したのだった。M.ジャクソンに始まり、B.ジョエルやカーペンターズの音色は、瞬く間に昭和時代へと心を運んでいった。そしてX JAPANのLast Songにまた涙した。しかしアントンKの大本命は、この空間でマーラーやブルックナーなどの往年の名演奏を鳴らすことにあった。まさに80年代は、アントンKにとっては音楽鑑賞が衣食住よりも勝っていた時代。不思議と当時の演奏を鳴らすと当時の想いが蘇ってきてしまうのだ。しかし当時は辛く悲しい思い出も、これだけの時間空間を経てしまうと、不思議と懐かしく清々しい緑色に変化して音楽を通して伝わってくる。やはり音楽とは深く大きなもの。また再認識させられたのだった。

そんな大切な、貴重な時間を持てたことに感謝したい。そんな想いに浸って撮影した東武鉄道の蒸気機関車を掲載しておく。遠くからドラフトを響かせ、ヨ8000という車掌車を引き連れてやってきたC11は、この令和時代にも万人の心に灯をともしていくことだろう。また会えて良かった!そんな思いでシャッターを切っていた。

2021-10        7列車    SL大樹 C11 325         東武鉄道鬼怒川線:倉ケ崎付近