アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東京機関区出身のEF65PF~最後の活躍

2020-08-26 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

先日月刊誌で、EF65PFが東京機関区に新製配置された時代の記事を懐かしく読んだ。あれからすでに40年以上。アントンKの頭の中では、未だにEF65PFは「新しい電機」という誤った認識が残っているが、自分が石頭になっただけの話。もっと柔軟に物事考えねば・・・

EF65P型から65PF型にブルトレけん引機が変わったのが1978年秋で、新車1096~1116号機が東京区に配置されたが、現在でも最後の活躍を黙々とこなす機体が存在している。JR貨物の2096・2097・2101号機。JR東日本の1102・1103・1104・1105・1115号機。合計8台がこれに当たる。誰もが生誕40周年を越えた超ベテラン機関車ということになる。旅客会社の機体は、どれも整備が行き届いており、いつもピカピカな車体を我々に披露してくれている。また貨物会社の機体3台については、ここ数年で更新色から国鉄色への復活を遂げ、これまたファンの熱い視線を日夜を問わず受けている状況なのだ。

しかしこうしたEF65PF達にも、いよいよ具体的なカウントダウンが始まりつつあると容易に想像できる。新たな車両たちの入線や、ロールアウトした電機が次々と登場し現実味を増しているのである。お若いファンの方々には、東京機関区出身の65PFといっても、全くピンとこないのが当たり前で、過去の栄光にいつまでも拘ってもウザいと、切り捨てることだろう。が、彼等に出会った時、一瞬でも良いから昔のブルトレけん引機のことを心の中で感じてやって欲しい。アントンK爺は、記事を読んでそう感じたのである。。

折角だから、EF65PFのブルトレけん引時代の画像を掲載したい。現在も絶大なる人気を誇る1101号機のけん引する特急「富士」。P型の後、ブルトレけん引のために生まれた21台だから、本来の65PFの装備(耐寒耐雪など)は省略されて登場した。「富士」の丸型のヘッドマークも、今となっては懐かしく感じる。

1983-01-15  8ㇾ  EF651101     富士    東海道本線:藤沢-大船