東海道本線からブルートレインが廃止されてもうすぐ10年の歳月が流れる。(2009年3月廃止)恐ろしいほどに、時間の経過が早いのだが、改めて東海道ブルトレの歴史を振り返ってみると、機関車は、EF66けん引時代が一番長いことになる。(約22年間)アントンKが憧れて最初にカメラを向けたEF65P型は13年、自分が撮影に切磋琢磨した時代は65PFで、九州ブルトレとしては7年間と一番短かった。もともと特急貨物用で製造されたEF66が一番長くブルトレの先頭に立った訳だが、その間の国鉄が解体や、社会生活の変化が、結果として多大な影響を与えたのかもしれない。
一番撮影機会が多かったのは、やはりEF66けん引時代だろうが、色々な思い出が多いのはEF65PFの方だ。機材もそのほとんどがフィルム時代とダブり失敗も多かった。日進月歩とともに列車自体が衰退してしまったなんて何とも皮肉なものだ。
掲載写真は、夏場によく通った新子安で撮影した特急「瀬戸」。九州ブルトレがEF66に代わっても、「瀬戸」や「出雲」は廃止になるまでEF65PFけん引を保った。
1998-05-31 10ㇾ 瀬戸 EF651110 JR東日本/東海道本線:新子安付近