SNS等で目にするのは、1月5日はEF15の日らしい。単に数字のゴロ合わせなのはわかるが、どうしてEF15になるのかおっさんには理解が苦しい。15というゴロだったら、他にもまだたくさん思い当たるが、そんなことは大したことないだろう。アントンKは、過去に遡ってこの時期に撮影したものを掲載したい。
前出の記事で、夕方のゴージャスな斜光線と書いたが、この時期の太陽の光はとても美しく何でも撮影し甲斐があるといっていい。キンと冷え切った空気の中、空がオレンジに染まり、やがて生まれたての日が射した時の幸福感は、かけがえのないものだ。その光を身体に浴びると、アントンKはまるでソーラーシステムのごとくパワーチャージでき、一気にテンションがアップ!カメラを持つ手にも気合が入ってしまうのだ。
この時もそうだった。山影から上がって太陽に向かって手を合わせてしまった。「鉄の神様」がもし見てるのなら感謝を申し上げたい心境になる。ちょっと変わり者のアントンKなのだ。
東海道ブルトレが廃止されて随分時間が経ってしまったが、今こうして過去の画像を振り返ると、やはり何だかんだ言っても、東海道線を走破したブルトレは王者の風格を醸し出している。決して撮影した時には気づきもしなかった事が、今こうして時を経て理解される事ってままあることだが、長い間撮影してきたと実感できる反面、まだまだ精神的には未熟であることが少し照れ臭く思っている。写真の「あさかぜ4号」は博多発のグレードの高い編成だった。関ケ原の雪をまとい一路東京を目指す姿は今でも憧れてしまう。
1981-01-06 4ㇾ EF651116 あさかぜ4号