風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

ルバイヤート/恍惚のとき

2018-06-09 17:44:39 | イベント告知/予告/INFO
『ルバイヤート/恍惚のとき』
2018年6月12日(火)19:00オープン 19:30スタート
(鑑賞料)2,500縁(1Drink付き)
(出演)現代ルバイヤット/フーゲツのJUN(詩人)、条田瑞穂(ジョー/詩人)、MAHA(ベリーダンス)、Aggie(ベリーダンス)、藤井良行(サズ)
(会場)綜合藝術茶房 喫茶茶会記
<企画>フーゲツのJUN
<主催>日月本舗

ルバイヤートとはペルシャの4行詩で編纂された詩集を意味しますが、一般にはその形式でもっとも有名なオマル・ハイヤーム(1048〜1131年?)の残した4行詩集を言います。
中世ペルシャでも自由思想の持ち主だったオマル・ハイヤームは、時に戒律から外れるような飲酒、悦楽・愉悦の欲望に駆られた4行詩を詠んでいます。
『ルバイヤート』そのものは19世紀にE・フィッツジェラルドが翻案翻訳した英訳本を、ラファエル前派の画家、詩人が<再発見>してから全世界的なものになりわが国でも明治後半に翻訳され、宮沢賢治などにも影響を与えたものでした(金子説)。
『ルバイヤート』はある意味、ペルシャ文化やベリーダンスなどの今ではトルコやエジプトに残された華やかなアラブ文化の核心とも言える4行詩です。
そしてかって、いや現在でも詩人は中近東ではもっとも尊敬されるアーティストなのです。そのことに羨望の思いも抱きつつ、ルバイヤットを書き上げました。
今回の試みは、この『ルバイヤート』を現代で詠み返す試みなのです。
エキゾチックな夢幻の世界へあなたを誘うことでしょう!
(文責)風月純史

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2 コメント

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英訳版で世界に広まった! (フーゲツのJUN)
2018-06-28 18:30:24
『ルバーイヤート』は、E・フィッツジェラルドの英語訳で人口に膾炙した。しかし、それはほとんど翻訳というより創作のレベルだったのだ。
今風にいえば、『ルバーイヤート』は、いわば「フェイク文学」として世界に広まった。だからと言って「偽書」ではない。
原文であるアラビア文字でのレイアウトはかようなものらしい。
行分けは2段だが、そこに2小節並び4行詩(ルバーイイ)になっている。
ルバイヤートはフェイク文学か (根保孝栄・石塚邦男)
2018-11-12 02:35:48
ルバイヤートはE・フィッツジェラルドの英訳本が有名だが、フィッツジェラルドの創作が半分の勝手な翻訳としても有名で、しかし、ルバイヤートの原本よりも魅力的に仕上がっているという評判なのだが、いずれにしても、アラビア文学の聖書的そんざいであることに変わりはない。

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