風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

黄昏コラム/二年目の柿

2005-11-02 00:38:20 | コラムなこむら返し
2005autumn日本の果物といったらなんだろう? 実りの秋??さまざまな果物が食卓をかざる季節となった。
その中で、栗とか柿とかをみるとホッとする。そしてその果物は日本の里山にとてもよく似合う。

美味だった。適度の歯ごたえと甘味??柿畑で食べた柿もおいしかったが、枝付きで家へ持って帰った柿は、たったひとつですぐ食べてしまったが、日本の里山の風景が閉じ込められたような味がした。
それに、それはなんて美しい姿をしていたことか……。

次郎柿って名前からして男のようだが、秋の里山を日本の風景にする果物だと思ったのだ。
それに、その果物は寺にもよく似合うのだ。昨年、たくさんの柿を天徳寺の庭でもぎりその柿を母の樹木であるヒメコブシにそなえた。母が亡くなって二年、樹木葬で母を土に還してから一年目の冬を迎えようとしている。

※追記:COSさんの優しさに感謝いたします!
(写真は里山を彩る次郎柿をとっておきの皿に盛ってみました)