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2019-1020 バピアニストのイーヴォ・ポゴレリチの誕生日です 【音楽ヴァージン】

2019年10月20日 | 音楽日記
2019年10月20日(日曜日) 今夜ラグビー・ワールドカップの決勝トーナメントで日本と南アフリカ戦があります。
世界ランキング7位から過去最高を更新する6位に浮上しました。4強入りを目指して応援しましょう!
 
 おはようございます。
17℃の肌寒い小雨の朝です。年始から293日目にあたり、年末まであと72日です。誕生花は、リンドウです。リンドウは秋の山野草の代表的なものです。本州、四国、九州に分布し、人里に近い野山から山地の明るい林床や草原に見られます。人気が高く、薬草としても広く知られています。
春に細い芽が伸びてきて、ササの葉に似た細い葉をつけ、茎は次第に立ち上がります。夏が過ぎると茎は次第に横に倒れ、秋が過ぎたころから、先端に小さな蕾をのぞかせます。蕾は渦状に巻いた状態で、日を追うごとに伸びます。そして、暖かい日ざしのなかで、青紫色で5裂した筒状の花を数輪開きます。花後にはさや状の果実がつき、秋も深まるころには葉が枯れて休眠に入ります。
リンドウとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

本日は、クロアチアのピアニストのイーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelich)の誕生日です(1958年10月20日 - )。ユーゴスラヴィア(当時)の首都ベオグラード生まれ。22歳であった1980年に、師事していた43歳の女流ピアニスト、アリザ・ケゼラーゼ(英語版)と結婚したり、作曲家が弱音と指定している箇所を強打するなど、私生活・ピアノ演奏の双方で型破りなことで知られる。

1980年、ポーランド、第10回ショパン国際ピアノコンクールの本選落選、審査員特別賞受賞。これまでのショパン解釈からは到底考えられない彼の演奏は奇抜すぎるとする他審査員に対し、審査員の一人マルタ・アルゲリッチが「彼こそ天才よ」といい、その場から立ち去り抗議。審査員を辞任する騒ぎとなった。また、パウル・バドゥラ=スコダを始めとする他の数名の審査員は辞任はしなかったが、アルゲリッチに賛同の意見を述べた。なお、アルゲリッチがショパン国際ピアノコンクールの審査員に復帰したのはこの20年後、2000年である。この一連の出来事は「ポゴレリチ事件」と呼ばれるようになり、ショパン国際ピアノコンクールの歴史を語る上で避けられない出来事となった。またコンクール期間中にもかかわらず、審査委員長のコルド氏、落選者のポゴレリチの異例の記者会見がなされた。事態を重く見た審査員達は急遽ポゴレリチに審査員特別賞を与えることを決定。入賞はしなかったものの、一気にスターダムにのし上がった。コンクール後はドイツ・グラモフォンと契約、ショパンやラヴェルなどアルバムを多数リリースした。

現在はスイスに在住。レパートリーはショパン、ラヴェル、シューマン、ベートーヴェン、リスト、スクリャービン、プロコフィエフ、バッハ、スカルラッティ等であり幅広い、最近はストラヴィンスキーやドビュッシー、シューマンのピアノ協奏曲に取り組んでいる。
語録
音色にはこだわりがあり、そのために何時間も費やすことがあります。練習時間は普通6~7時間、多い時は8時間くらい。レッスン族(勉強中の学生)と変わらないですね。でも、ピアニストの仕事は時間ではなく、質で評価されなければなりません。
対話というものが必要なのです、さもなければ完璧という理想に近づくことなどできません。人は人生において常に前進する必要があります。レコードを通して語るだけでは、返事を得ることが出来ません。

本日のバッハです。来年来日予定で、このJ.S.バッハ: イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808を演奏するみたいです。
Bach English suite no3 in G minor BWV 808 (Pogorelich)
イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル
日時 2020年2月16日(日)
会場 サントリーホール
プログラム
J.S.バッハ: イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 op. 22
ショパン: 舟歌 op. 60
      前奏曲 嬰ハ短調 op. 45
ラヴェル: 夜のガスパール

本日の言葉は、【音楽ヴァージン】です。

音楽ライター小田島久恵とのインタビュー(2018年12月のポゴレリッチ来日時)での言葉です。

引用させていただきます。

ポゴレリッチ オーディエンスは“音楽ヴァージン”であっても構わないのです。以前、クウェートに招かれて演奏をすることがありました。14歳から15歳までの若者がいて、皆ピアノの生演奏を聴くのは初めてでした。最初はおしゃべりをしていましたが、終わるころには集中して聴いていましたよ。皆のアテンションを集めるということが私のするべきことだったのです。

本当に素晴らしい音楽というものは、向こうの準備がなくても心に届くことがあります。もちろん、知的レベルが高くて曲についての解釈もそなえた人々が、それを聴いたらより深く理解するでしょう。個人的には、そうした聴衆の前で弾くことに大きな幸福を感じますが……まったくそういうものがなくても、人の心をより豊かにできるのが音楽の素晴らしさだと思います。
アーティストとしては「すべての人たち」に向けて弾くことが使命なのです。

含蓄がある内容のインタビューですので、是非拝見されてください。

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