おはようございます。
2022年5月28日(土曜日)、気温19℃の朝陽が差し込む朝です。年始から148日に当たり、年末まであと217日です。
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本日は、ブログ開設から5777日のエンジェルナンバーラッキースリーセブン[777]です。
開設は2006年8月3日でした。開設のブログ「A・Lo・has・Nessの開設」はこちらです。次は、[5888日]目指します。
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誕生花は、グロリオサです。グロリオサは、熱帯アフリカから熱帯アジアに、10種ほどが分布する春植え球根です。葉の先端にある巻きひげで、周囲のものにつかまって、つるを伸ばす性質があります。
熱帯原産の植物のため低温に弱いので、球根は暖かい場所で芽出ししてから、4月から5月に植えつけると、早く成長します。葉が20~25枚開くと分枝する性質があるので、発生した枝は、誘引しましょう。
品種によって球根の大きさが異なりますが、大きな球根ほど立派な花が咲くので、入手する際は、大きな球根を選ぶとよいでしょう。初夏に売られている開花鉢の多くは、品種の特性上、花後に休眠せずに再度芽を出し、秋まで花をつけます。
なお、球根には、痛風の薬として使われるコルヒチンが含まれます。
グロリオサの花言葉は「栄光」「勇敢」です。
本日は、また高校時代のクラスメートのお誕生日です。おめでとうございます❣
本日は、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (Dietrich Fischer-Dieskau, )の誕生日です(1925年5月28日 - 2012年5月18日)。
彼は、ドイツのバリトン歌手(のちに指揮活動も行った)です。
モーツァルトの歌曲「Das Veilchen(すみれ)」K476
熱帯原産の植物のため低温に弱いので、球根は暖かい場所で芽出ししてから、4月から5月に植えつけると、早く成長します。葉が20~25枚開くと分枝する性質があるので、発生した枝は、誘引しましょう。
品種によって球根の大きさが異なりますが、大きな球根ほど立派な花が咲くので、入手する際は、大きな球根を選ぶとよいでしょう。初夏に売られている開花鉢の多くは、品種の特性上、花後に休眠せずに再度芽を出し、秋まで花をつけます。
なお、球根には、痛風の薬として使われるコルヒチンが含まれます。
グロリオサの花言葉は「栄光」「勇敢」です。
本日は、また高校時代のクラスメートのお誕生日です。おめでとうございます❣
本日は、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (Dietrich Fischer-Dieskau, )の誕生日です(1925年5月28日 - 2012年5月18日)。
彼は、ドイツのバリトン歌手(のちに指揮活動も行った)です。
モーツァルトの歌曲「Das Veilchen(すみれ)」K476
本日の言葉は【ハーブティーの健康効果】です。
心を落ち着かせたいときにおすすめなのが、一杯のハーブティーを飲むこと。手軽な乾燥茶葉、新鮮な香りを堪能できるフレッシュリーフ、または自然派・健康志向のお店で選べるさまざまな茶葉などその種類はたくさんあるけれど、淹れ立てのハーブティーのリラックス効果はどれも抜群。
緑茶や紅茶、白茶、ウーロン茶などの伝統的なお茶の場合、原料はいずれもチャノキ(Camellia sinensis)と呼ばれるツバキ科の常緑樹。加工方法の違いによって、お茶の種類が変わるのだそう。
一方、ハーブティーはさまざまなフルーツや花、スパイス、ハーブ、またはこれらのブレンドから作られるため、驚くほど多様な香りが楽しめます。何世紀も前から「自然薬品」として使われてきたにもかかわらず、医学的根拠はまだ十分ではないとか。けれど、科学論文では徐々にその効用が立証され始めているそう。
そこで、ハーブティーを飲むメリットについて、お茶の健康効果に関する情報を提供する専門家団体「ティー・アドバイザリー・パネル(TAP)」のティム・ボンド博士に<ネットドクター>が質問。18種類のハーブが秘めるさまざまな効果・効能を、近年のエビデンスに基づいて紹介します。
1.ハイビスカスティー
場所や気候によって、数百もの種類をもつハイビスカス。そのうち、ハイビスカスティーにもっともよく使われているのがローゼルという種。熱帯に咲く深紅の花から抽出される、酸味が特徴的なハイビスカスティー。抗酸化作用の強い成分が豊富で、心臓の健康維持にも効果的なことがわかっているそう。
「9つのランダム化比較試験(客観的な治療効果を評価するための試験、RTC)、および6つのラボ実験による系統的レビューの結果、ハイビスカスティーが心血管系と体の健康に良い影響をおよぼすことが判明しました。特に血圧に効果があるそうです。また、最近の研究では脂質プロフィール(生活習慣病のリスク因子)、炎症、酸化ストレス、インスリン抵抗性にも良い影響をおよぼす可能性が示唆されています」とボンド博士は説明。
2.エキナセアティー
エキナセア(パープルコーンフラワー)は、キク科の顕花植物の一種。体に良い植物性化合物が豊富で、炎症の緩和から血糖値上昇の抑制まで、健康上のメリットをもたらしてくれるとも。エキナセアの上部と根っこから抽出されるエキナセアティーは、風邪やインフルエンザの治療のひとつとしてよく使われるとか。ボンド博士いわく「エキナセアには抗酸化物質が豊富に含まれています」とのこと。
また、「いくつかの研究でも、エキナセアが免疫活動の刺激を促し、細菌やウイルスの感染期間を短縮する効果があるかもしれないと言われています。95人の被験者を対象とした研究では、風邪やインフルエンザの初期症状が見られた際、早期に毎日5~6杯のエキナセア茶を飲むことで、プラセボ(偽薬)よりも症状が軽減しやすいことがわかりました」と述べています。
3.セージティー
繊細な甘みと、大地の香りが漂うセージティー。セージはシソ科に属する常緑低木の多年草で、そのお茶は葉から抽出されるもの。「この香しいハーブには、ロスマリン酸やカルノソールなど、抗炎症作用や抗酸化作用のある化合物が豊富に含まれています」とボンド博士。
セージティーは、糖尿病や更年期症状を改善する効果も期待されているそう。「ある研究では、2型糖尿病を患う105人の成人を対象として、2カ月間、1日3回セージエキスを摂取してもらいました。その結果、過去3カ月間の血糖コントロールの指標であった血糖値とヘモグロビンA1c(HBA1c)値が改善しました」とボンド博士は説明。「2017年のレビューでは、セージが更年期のホットフラッシュ(ほてり)症状を軽減する可能性も示唆されています」。
4.レモンバームティー
シソ科の1種で、レモンに似た香りが特徴的なレモンバームは、ストレスをやわらげる効果があることで知られるハーブ。ボンド博士も「リラックしたいときには、レモンバームティーを飲むといいでしょう」とおすすめ。「ある小規模な予備研究では、1日600mgのレモンバームエキスを15日間摂取した被験者は、不眠症の症状が42%減少したという結果もあります」。
いくつかのラボ研究では、レモンバームが脳内のγ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノ酪酸、GABA)値を増加させることが証明されているとか。GABAとは、非常に強い不安感を軽減することで知られる、抑制性の神経伝達物質のこと。「レモンバームに鎮静効果があるのは、このためかもしれません」とボンド博士。セージと同じく、レモンバームも更年期症状のホットフラッシュの緩和に効果が期待されるハーブのひとつ。
5.ローズヒップティー
ローズヒップとはバラの「果実」で、花が咲いた後に実る、小さく丸い果実のこと。バラ科の数は数百種あるとも言われるなか、主にローズヒップの研究に使われてきたのはイヌバラという種だそう。ローズヒップには、植物由来の抗酸化物質であるポリフェノールが豊富で、抗酸化作用のあるビタミンCとEも備わっているのだとか。
「量に差はあるものの、果物や野菜のうちビタミンCがもっとも豊富に含まれているのがローズヒップです。ビタミンCは、免疫機能を高めてくれる栄養素。人間を対象とした研究はまだ不十分ではあるものの、ローズヒップが免疫パラメーターに良い影響をおよぼすことは、ラボ研究でも証明されています」とボンド博士は解説。
6.パッションフラワーティー
パッションフラワーには500ほどの種類があり、トケイソウとも称されます。パッションフラワー(主にチャボトケイソウ)は、別名「自然の睡眠導入剤」とも言われ、脳内のGABA値を増加させ、不安や不眠症状を軽減してくれることがわかっているのだそう。
「昔から、パッションフラワーは不安をやわらげ、睡眠を改善するために使われてきました。健康な成人40人を対象としたある研究では、パッションフラワーティーを1週間毎日摂取した被験者は、摂取しなかった被験者と比べて睡眠の質が向上したという報告があります」とボンド博士。
7.カモミールティー
カモミールは、ヒナギクに似た花を咲かせるキク科のハーブの一種。一般的にはその穏やかな鎮静作用で知られています。寝つきをよくするために、就寝前にカモミールティーを飲む人も多数。「カモミールティーには、抗酸化物質であるアピゲニンが豊富に含まれています。これが鎮静効果に役立っているのかもしれません。アピゲニンが脳内の特定の受容体と結合することで、不安がやわらぎ、穏やかに眠りにつけることが考えられます」とボンド博士。
「老人ホームの入居者60人を対象とした研究では、400mgのカモミールエキスを毎日摂取した入居者は摂取しなかった入居者と比べて、睡眠の質が大幅に向上していたことがわかりました。別の研究では、出産後に睡眠の質が低下した女性も対象として、カモミールティーを2週間飲んでもらいました。この場合も、飲んだ人は飲まなかった人よりも、睡眠の質が全体的に良好だったことがわかっています」
8.ルイボスティー
地域によってはレッドティー、あるいはレッドブッシュティーと呼ばれることも。ルイボスティーは、南アフリカに自生するルイボスという低木から作られるもの。葉を発酵させるという伝統的な製法により、赤褐色に染まるのだそう。ボンド博士によれば「ルイボスティーは紅茶のように飲まれることが多く、自然な甘みを楽しめます。また、抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいます」とのこと。
「2020年の系統的レビュー(システマティックレビュー)では、ルイボスは心血管疾患のリスクをもつ人の脂質と酸化還元プロファイルに効果があるように思われる、と評価されました。その他にも、血糖コントロール、骨密度、肝臓、認知症、呼吸器系の健康など、包括的な効用が期待できると思われます」
「まだ予備調査の段階ではあるものの、このレビューでは、ルイボスが男性の生殖能力を向上させる可能性にも言及されています。つまり、酸化的損傷の抑制と抗酸化防御メカニズムの改善によって、精子の質と機能が向上するかもしれないということです」
9.ジンジャーティー(ショウガ茶)
ショウガ科に属する開花植物であるショウガは、長い間さまざまな疾患の自然療法に使われてきました。ショウガには400種類もの天然由来の化学化合物、特に主な生物活性化合物であるジンゲロールとショウガオールが含まれています。
現代の研究ではショウガの根にはあまり効能が見られないとされていますが、昔からショウガの根は乗り物酔いの治療薬として用いられてきたとボンド博士は言います。2003年のある研究では、ジンジャーティーがつわりの予防や治療に効果があるという裏付けがあるとも。
また、ジンジャーティーは体重管理と心臓の健康に役立つという見解もあります。2018年のレビューによると、ショウガには肥満抑制や体重軽減効果があり、とりわけ食欲と脂肪吸収のコントロールに有効であるのだとか。また、人間に関する研究でも、ショウガを摂取することが心血管の効能に役立っていることに関連付けられると、ボンド博士は解説しています。
10.ペパーミントティー
シソ科に属する香草であるペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配種。ペパーミントの葉にはメンソール、メントン、リモネン等の重要なエッセンシャルオイルが含まれていて、ペパーミントティーには特に膨満感や消化不良などの消化器系症状を緩和するという注目すべき力があり、健康にとても良いとされています。
「これまでペパーミントは胃痛の治療に使用されてきました。ペパーミントを消化不良や、過敏性胃腸症候群(IBS)に使用することをすすめている研究もあります。2011年にはオーストラリアの研究者が、ペパーミントがIBS症状の緩和にどのように役立つかを初めて示しました」とボンド博士は述べています。
11.ホーリーバジルティー
ホーリーバジルティーは、トゥルシーや「ハーブの女王」ともいわれ東南アジア原産の緑の葉の多い植物。この植物の葉、茎、種子を含むすべての部分が治療に使われています。ホーリーバジルティーは「比類なき健康促進の特性を有している」と、ボンド博士は語ります。
「実験による研究と人体に関する研究の両方で、血糖値、コレステロール、血圧を下げるという意味で、心血管と代謝の健康に効能がある抗炎症作用があるということが示されています。また、COX(シクロオキシゲナーゼ)-1とCOX-2阻害物質を抑制することで炎症を抑える、つまり炎症鎮痛剤として機能するのではないかとも考えられています」
12.ネトルティー(イラクサ茶)
棘のあるネトルは、何世紀にもわたる漢方薬の定番。その葉と茎は触れると刺すような痛みを引き起こす化学物質を出す刺毛で覆われています。ネトルは扱いにくいという点はあるものの、健康という財産を得る恩恵をもたらしてくれるものでもあるのです。
「ネトルティーはポリフェノールが豊富で、昔から痛みや筋肉痛の治療に用いられてきました」とボンド博士。「また、良性前立腺肥大の男性100人に行われた2013年の治験では、プラセボを摂取している人よりも、ネトルティーを飲んでいた人の方が医者に罹る割合が少ないと明らかにされたとされ、ネトルティーは排尿関連の効能があるとも考えられています」
加えて、ネトルティーは糖尿病を患っている人たちの血糖値のコントロール改善にも役立っているのだとか。「2型糖尿病92人の治験で、毎日3杯のネトルティーを飲んでもらったところ、血圧だけでなく血糖値とHBA1c(測定前1~2か月の平均血糖値)の値も下がったという結果が出ています」。
13.フェンネルティー(ウイキョウ茶)
フェンネルはセリ科に属する、アニスのような甘い香りがする開花植物。種子は通常乾燥させ、少しリコリスのような味がするお茶を作るのに使われます。
フェンネルには健康を促進する非常に幅広い効能があるとされています。「2014年の研究によれば、フェンネルには抗菌性、抗ウイルス性、抗炎症、抗痙攣、心血管、低血糖、低脂血症、記憶力アップに効果があるとされています」とボンド博士。
「フェンネルは筋肉をリラックスさせる働きがあるとされていて、良く眠れるようになり、潜在的な抗菌効果に加えて腸の健康にも有益と考えられます。他にも、月経困難症、月経前症候群、更年期症状や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といった女性の健康に対する効果が得られると評価されているものです」
14.ターメリックティー(ウコン茶)
ターメリックはショウガ科に属する、開花植物であるクルクマロンガの根に由来しています。ターメリックティーはその有効成分、クルクミンによる抗炎症作用があるのだそう。ターメリックの印象的で明るい黄色も、このクルクミンによるもの。
「変形関節症にクルクミンが効くという研究があります。クルクミンには、アルツハイマーの発症に関係のあるアミロイドの蓄積を減らす効能があることを示す研究も。また、2007年の調査で、ターメリックに免疫関連の健康上の利点があるという推論もあります」と博士。
15.チャイティー
紅茶とスパイスをミックスさせたチャイティー。もっとも一般的に使用されるスパイスはカルダモン、シナモン、フェンネル、黒コショウ、クローブですが、他にもスターアニス、コリアンダーの種子やコショウの実などが使用されることも。「お湯で入れる一般的なお茶とは違い、通常チャイティーはお湯とミルクを温めて入れます」と博士。また、このお茶を購入する場合は、糖度を確認する必要があるそう。
紅茶にはさまざまな健康上の利点があるとされているなかでも、特に心臓の健康にプラスなのだとか。「毎日3杯以上の紅茶を飲むと心臓にいいとされていて、紅茶を定期的に飲むと血圧の低下にも繋がると考えられています。またチャイティーに含まれているシナモンやジンジャーのようなスパイスは、心臓の健康、血糖値や消化に有効とされています」。
16.レモングラスティー
シトロネラともいわれるレモングラスは、レモンのような香りとマイルドな柑橘系の風味を持つハーブ。抗酸化物質が豊富なレモングラスティーは、睡眠を促進し、免疫力を高め、痛みの緩和などに役立つとされています。
「実験室での研究によると、レモングラスは特に虫歯の一因であるミュータンスレンサ菌に対する抗菌性があり、また健康的な消化活動を促進し、アスピリンのような薬やアルコールによるダメージから胃の内壁を守るのだとか。72名の男性を対象にした調査では、1杯のレモングラスティーが血圧と心拍数を減少させたという結果も」。
17.リコリスティー(甘草茶)
リコリスには300種以上の植物化合物が含まれており、その一部には抗ウイルス性や抗菌特性を有することが示されているとのこと。
「リコリスティーには、呼吸器の健康を促進する働きがあるとされています。喉の痛みに関係のある化膿レンサ球菌に対する抗菌効果があることが明らかにされており、リコリス液でうがいすることで手術後の喉の痛みを防ぐことできることも示されています」とボンド博士。
それに加えて、リコリスティーを毎日飲むことは胃食道逆流症の減少に繋がるので、ピロリ菌の根絶療法にリコリスを加えることは、消化性潰瘍に有効であるという報告も。
18.スペアミントティー(ハッカ茶)
スペアミントはガーデンミント、一般的なミント、ラムミントそしてサバミントとして知られており、驚くほど甘い味がする多年生植物。スペアミントにはロスマリン酸、リモネン、メントールなどの抗酸化化合物が多数含まれ、抗炎症作用もあるのだとか。
「実験室での研究によると、スペアミントにはある種の細菌、真菌、ウイルスを殺し、抗菌性、抗真菌性、抗ウイルス性があるのではないかと示唆されています。2007年の研究では、1日2杯のスペアミントティーを5日間続けると、アンドロゲンのレベルが下がり、多毛症に悩む女性にとってプラスであることが報告されました」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Mari Watanabe、西山 佑(Office Miyazaki Inc.)
NETDOCTOR
緑茶や紅茶、白茶、ウーロン茶などの伝統的なお茶の場合、原料はいずれもチャノキ(Camellia sinensis)と呼ばれるツバキ科の常緑樹。加工方法の違いによって、お茶の種類が変わるのだそう。
一方、ハーブティーはさまざまなフルーツや花、スパイス、ハーブ、またはこれらのブレンドから作られるため、驚くほど多様な香りが楽しめます。何世紀も前から「自然薬品」として使われてきたにもかかわらず、医学的根拠はまだ十分ではないとか。けれど、科学論文では徐々にその効用が立証され始めているそう。
そこで、ハーブティーを飲むメリットについて、お茶の健康効果に関する情報を提供する専門家団体「ティー・アドバイザリー・パネル(TAP)」のティム・ボンド博士に<ネットドクター>が質問。18種類のハーブが秘めるさまざまな効果・効能を、近年のエビデンスに基づいて紹介します。
1.ハイビスカスティー
場所や気候によって、数百もの種類をもつハイビスカス。そのうち、ハイビスカスティーにもっともよく使われているのがローゼルという種。熱帯に咲く深紅の花から抽出される、酸味が特徴的なハイビスカスティー。抗酸化作用の強い成分が豊富で、心臓の健康維持にも効果的なことがわかっているそう。
「9つのランダム化比較試験(客観的な治療効果を評価するための試験、RTC)、および6つのラボ実験による系統的レビューの結果、ハイビスカスティーが心血管系と体の健康に良い影響をおよぼすことが判明しました。特に血圧に効果があるそうです。また、最近の研究では脂質プロフィール(生活習慣病のリスク因子)、炎症、酸化ストレス、インスリン抵抗性にも良い影響をおよぼす可能性が示唆されています」とボンド博士は説明。
2.エキナセアティー
エキナセア(パープルコーンフラワー)は、キク科の顕花植物の一種。体に良い植物性化合物が豊富で、炎症の緩和から血糖値上昇の抑制まで、健康上のメリットをもたらしてくれるとも。エキナセアの上部と根っこから抽出されるエキナセアティーは、風邪やインフルエンザの治療のひとつとしてよく使われるとか。ボンド博士いわく「エキナセアには抗酸化物質が豊富に含まれています」とのこと。
また、「いくつかの研究でも、エキナセアが免疫活動の刺激を促し、細菌やウイルスの感染期間を短縮する効果があるかもしれないと言われています。95人の被験者を対象とした研究では、風邪やインフルエンザの初期症状が見られた際、早期に毎日5~6杯のエキナセア茶を飲むことで、プラセボ(偽薬)よりも症状が軽減しやすいことがわかりました」と述べています。
3.セージティー
繊細な甘みと、大地の香りが漂うセージティー。セージはシソ科に属する常緑低木の多年草で、そのお茶は葉から抽出されるもの。「この香しいハーブには、ロスマリン酸やカルノソールなど、抗炎症作用や抗酸化作用のある化合物が豊富に含まれています」とボンド博士。
セージティーは、糖尿病や更年期症状を改善する効果も期待されているそう。「ある研究では、2型糖尿病を患う105人の成人を対象として、2カ月間、1日3回セージエキスを摂取してもらいました。その結果、過去3カ月間の血糖コントロールの指標であった血糖値とヘモグロビンA1c(HBA1c)値が改善しました」とボンド博士は説明。「2017年のレビューでは、セージが更年期のホットフラッシュ(ほてり)症状を軽減する可能性も示唆されています」。
4.レモンバームティー
シソ科の1種で、レモンに似た香りが特徴的なレモンバームは、ストレスをやわらげる効果があることで知られるハーブ。ボンド博士も「リラックしたいときには、レモンバームティーを飲むといいでしょう」とおすすめ。「ある小規模な予備研究では、1日600mgのレモンバームエキスを15日間摂取した被験者は、不眠症の症状が42%減少したという結果もあります」。
いくつかのラボ研究では、レモンバームが脳内のγ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノ酪酸、GABA)値を増加させることが証明されているとか。GABAとは、非常に強い不安感を軽減することで知られる、抑制性の神経伝達物質のこと。「レモンバームに鎮静効果があるのは、このためかもしれません」とボンド博士。セージと同じく、レモンバームも更年期症状のホットフラッシュの緩和に効果が期待されるハーブのひとつ。
5.ローズヒップティー
ローズヒップとはバラの「果実」で、花が咲いた後に実る、小さく丸い果実のこと。バラ科の数は数百種あるとも言われるなか、主にローズヒップの研究に使われてきたのはイヌバラという種だそう。ローズヒップには、植物由来の抗酸化物質であるポリフェノールが豊富で、抗酸化作用のあるビタミンCとEも備わっているのだとか。
「量に差はあるものの、果物や野菜のうちビタミンCがもっとも豊富に含まれているのがローズヒップです。ビタミンCは、免疫機能を高めてくれる栄養素。人間を対象とした研究はまだ不十分ではあるものの、ローズヒップが免疫パラメーターに良い影響をおよぼすことは、ラボ研究でも証明されています」とボンド博士は解説。
6.パッションフラワーティー
パッションフラワーには500ほどの種類があり、トケイソウとも称されます。パッションフラワー(主にチャボトケイソウ)は、別名「自然の睡眠導入剤」とも言われ、脳内のGABA値を増加させ、不安や不眠症状を軽減してくれることがわかっているのだそう。
「昔から、パッションフラワーは不安をやわらげ、睡眠を改善するために使われてきました。健康な成人40人を対象としたある研究では、パッションフラワーティーを1週間毎日摂取した被験者は、摂取しなかった被験者と比べて睡眠の質が向上したという報告があります」とボンド博士。
7.カモミールティー
カモミールは、ヒナギクに似た花を咲かせるキク科のハーブの一種。一般的にはその穏やかな鎮静作用で知られています。寝つきをよくするために、就寝前にカモミールティーを飲む人も多数。「カモミールティーには、抗酸化物質であるアピゲニンが豊富に含まれています。これが鎮静効果に役立っているのかもしれません。アピゲニンが脳内の特定の受容体と結合することで、不安がやわらぎ、穏やかに眠りにつけることが考えられます」とボンド博士。
「老人ホームの入居者60人を対象とした研究では、400mgのカモミールエキスを毎日摂取した入居者は摂取しなかった入居者と比べて、睡眠の質が大幅に向上していたことがわかりました。別の研究では、出産後に睡眠の質が低下した女性も対象として、カモミールティーを2週間飲んでもらいました。この場合も、飲んだ人は飲まなかった人よりも、睡眠の質が全体的に良好だったことがわかっています」
8.ルイボスティー
地域によってはレッドティー、あるいはレッドブッシュティーと呼ばれることも。ルイボスティーは、南アフリカに自生するルイボスという低木から作られるもの。葉を発酵させるという伝統的な製法により、赤褐色に染まるのだそう。ボンド博士によれば「ルイボスティーは紅茶のように飲まれることが多く、自然な甘みを楽しめます。また、抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいます」とのこと。
「2020年の系統的レビュー(システマティックレビュー)では、ルイボスは心血管疾患のリスクをもつ人の脂質と酸化還元プロファイルに効果があるように思われる、と評価されました。その他にも、血糖コントロール、骨密度、肝臓、認知症、呼吸器系の健康など、包括的な効用が期待できると思われます」
「まだ予備調査の段階ではあるものの、このレビューでは、ルイボスが男性の生殖能力を向上させる可能性にも言及されています。つまり、酸化的損傷の抑制と抗酸化防御メカニズムの改善によって、精子の質と機能が向上するかもしれないということです」
9.ジンジャーティー(ショウガ茶)
ショウガ科に属する開花植物であるショウガは、長い間さまざまな疾患の自然療法に使われてきました。ショウガには400種類もの天然由来の化学化合物、特に主な生物活性化合物であるジンゲロールとショウガオールが含まれています。
現代の研究ではショウガの根にはあまり効能が見られないとされていますが、昔からショウガの根は乗り物酔いの治療薬として用いられてきたとボンド博士は言います。2003年のある研究では、ジンジャーティーがつわりの予防や治療に効果があるという裏付けがあるとも。
また、ジンジャーティーは体重管理と心臓の健康に役立つという見解もあります。2018年のレビューによると、ショウガには肥満抑制や体重軽減効果があり、とりわけ食欲と脂肪吸収のコントロールに有効であるのだとか。また、人間に関する研究でも、ショウガを摂取することが心血管の効能に役立っていることに関連付けられると、ボンド博士は解説しています。
10.ペパーミントティー
シソ科に属する香草であるペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配種。ペパーミントの葉にはメンソール、メントン、リモネン等の重要なエッセンシャルオイルが含まれていて、ペパーミントティーには特に膨満感や消化不良などの消化器系症状を緩和するという注目すべき力があり、健康にとても良いとされています。
「これまでペパーミントは胃痛の治療に使用されてきました。ペパーミントを消化不良や、過敏性胃腸症候群(IBS)に使用することをすすめている研究もあります。2011年にはオーストラリアの研究者が、ペパーミントがIBS症状の緩和にどのように役立つかを初めて示しました」とボンド博士は述べています。
11.ホーリーバジルティー
ホーリーバジルティーは、トゥルシーや「ハーブの女王」ともいわれ東南アジア原産の緑の葉の多い植物。この植物の葉、茎、種子を含むすべての部分が治療に使われています。ホーリーバジルティーは「比類なき健康促進の特性を有している」と、ボンド博士は語ります。
「実験による研究と人体に関する研究の両方で、血糖値、コレステロール、血圧を下げるという意味で、心血管と代謝の健康に効能がある抗炎症作用があるということが示されています。また、COX(シクロオキシゲナーゼ)-1とCOX-2阻害物質を抑制することで炎症を抑える、つまり炎症鎮痛剤として機能するのではないかとも考えられています」
12.ネトルティー(イラクサ茶)
棘のあるネトルは、何世紀にもわたる漢方薬の定番。その葉と茎は触れると刺すような痛みを引き起こす化学物質を出す刺毛で覆われています。ネトルは扱いにくいという点はあるものの、健康という財産を得る恩恵をもたらしてくれるものでもあるのです。
「ネトルティーはポリフェノールが豊富で、昔から痛みや筋肉痛の治療に用いられてきました」とボンド博士。「また、良性前立腺肥大の男性100人に行われた2013年の治験では、プラセボを摂取している人よりも、ネトルティーを飲んでいた人の方が医者に罹る割合が少ないと明らかにされたとされ、ネトルティーは排尿関連の効能があるとも考えられています」
加えて、ネトルティーは糖尿病を患っている人たちの血糖値のコントロール改善にも役立っているのだとか。「2型糖尿病92人の治験で、毎日3杯のネトルティーを飲んでもらったところ、血圧だけでなく血糖値とHBA1c(測定前1~2か月の平均血糖値)の値も下がったという結果が出ています」。
13.フェンネルティー(ウイキョウ茶)
フェンネルはセリ科に属する、アニスのような甘い香りがする開花植物。種子は通常乾燥させ、少しリコリスのような味がするお茶を作るのに使われます。
フェンネルには健康を促進する非常に幅広い効能があるとされています。「2014年の研究によれば、フェンネルには抗菌性、抗ウイルス性、抗炎症、抗痙攣、心血管、低血糖、低脂血症、記憶力アップに効果があるとされています」とボンド博士。
「フェンネルは筋肉をリラックスさせる働きがあるとされていて、良く眠れるようになり、潜在的な抗菌効果に加えて腸の健康にも有益と考えられます。他にも、月経困難症、月経前症候群、更年期症状や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といった女性の健康に対する効果が得られると評価されているものです」
14.ターメリックティー(ウコン茶)
ターメリックはショウガ科に属する、開花植物であるクルクマロンガの根に由来しています。ターメリックティーはその有効成分、クルクミンによる抗炎症作用があるのだそう。ターメリックの印象的で明るい黄色も、このクルクミンによるもの。
「変形関節症にクルクミンが効くという研究があります。クルクミンには、アルツハイマーの発症に関係のあるアミロイドの蓄積を減らす効能があることを示す研究も。また、2007年の調査で、ターメリックに免疫関連の健康上の利点があるという推論もあります」と博士。
15.チャイティー
紅茶とスパイスをミックスさせたチャイティー。もっとも一般的に使用されるスパイスはカルダモン、シナモン、フェンネル、黒コショウ、クローブですが、他にもスターアニス、コリアンダーの種子やコショウの実などが使用されることも。「お湯で入れる一般的なお茶とは違い、通常チャイティーはお湯とミルクを温めて入れます」と博士。また、このお茶を購入する場合は、糖度を確認する必要があるそう。
紅茶にはさまざまな健康上の利点があるとされているなかでも、特に心臓の健康にプラスなのだとか。「毎日3杯以上の紅茶を飲むと心臓にいいとされていて、紅茶を定期的に飲むと血圧の低下にも繋がると考えられています。またチャイティーに含まれているシナモンやジンジャーのようなスパイスは、心臓の健康、血糖値や消化に有効とされています」。
16.レモングラスティー
シトロネラともいわれるレモングラスは、レモンのような香りとマイルドな柑橘系の風味を持つハーブ。抗酸化物質が豊富なレモングラスティーは、睡眠を促進し、免疫力を高め、痛みの緩和などに役立つとされています。
「実験室での研究によると、レモングラスは特に虫歯の一因であるミュータンスレンサ菌に対する抗菌性があり、また健康的な消化活動を促進し、アスピリンのような薬やアルコールによるダメージから胃の内壁を守るのだとか。72名の男性を対象にした調査では、1杯のレモングラスティーが血圧と心拍数を減少させたという結果も」。
17.リコリスティー(甘草茶)
リコリスには300種以上の植物化合物が含まれており、その一部には抗ウイルス性や抗菌特性を有することが示されているとのこと。
「リコリスティーには、呼吸器の健康を促進する働きがあるとされています。喉の痛みに関係のある化膿レンサ球菌に対する抗菌効果があることが明らかにされており、リコリス液でうがいすることで手術後の喉の痛みを防ぐことできることも示されています」とボンド博士。
それに加えて、リコリスティーを毎日飲むことは胃食道逆流症の減少に繋がるので、ピロリ菌の根絶療法にリコリスを加えることは、消化性潰瘍に有効であるという報告も。
18.スペアミントティー(ハッカ茶)
スペアミントはガーデンミント、一般的なミント、ラムミントそしてサバミントとして知られており、驚くほど甘い味がする多年生植物。スペアミントにはロスマリン酸、リモネン、メントールなどの抗酸化化合物が多数含まれ、抗炎症作用もあるのだとか。
「実験室での研究によると、スペアミントにはある種の細菌、真菌、ウイルスを殺し、抗菌性、抗真菌性、抗ウイルス性があるのではないかと示唆されています。2007年の研究では、1日2杯のスペアミントティーを5日間続けると、アンドロゲンのレベルが下がり、多毛症に悩む女性にとってプラスであることが報告されました」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Mari Watanabe、西山 佑(Office Miyazaki Inc.)
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