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京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

越後上布に絽ちりめん帯

2006年08月22日 | 夏きもの&夏帯
今夕はホテルでの会食付きの委員会
先きのお家元、千玄室氏もご出席。とてもお元気そうでした。
今年になって海外に出られなかった月は初釜のある1月と今月だけだったとか!
また2日連続で上布。




帯は、ちょっと華やかに絽ちりめん九寸帯。

帯揚げはクリーム色の秋草。


帰宅後、
義父、青陽が属していた昭和初期の画塾、青甲社のメンバーの色紙の張りまぜ屏風の前で。

越後上布に羅の帯

2006年08月21日 | 夏きもの&夏帯
お仕事シーンでもお気に入りの越後上布を着ることにしました。
知事に答申をお渡しするために会長とご一緒に知事室へ



知事2期目のお若い山田知事
真由美さまも幸子さんも多方面で接点がおありになるので、
「おふたりは私の着物大師匠と中師匠です」と申し上げて、
着物の話題も少々。。。中越地震復興の一助にと購入したものです
と上布を話題にお目にかかるのも楽しいことでした
公式のお席で時々知事は着物をお召しになっていますが、
オフタイムにも是非とオススメしておきました

終了後,私はこちらに  行ってみました。 


帯は羅
帯揚げは京風に紅の花うさぎの白
帯締めは紺と白のレース編み


越後上布 その1

2006年08月18日 | 夏きもの&夏帯
わが夏着物のハイライトは『越後上布』

真由美さまのチャリティーの会に初下しようと待たせていました越後上布で南座へ。



2階の花道の上で拝見しました。

儚くも哀しいお夏清十郎の『お夏狂乱』の素晴らしい踊りを拝見して、旧知のみなさまや真由美さまのお二人のお嬢様方ともお目にかかることもできて、おかげでいい夕べを過ごさせていただきました。




越後上布  は、苧麻という最高のイラクサを使って越後の女性が冬の仕事として手がけて来たもので、雪に晒して仕上げます。海で晒す「宮古上布」と越後上布は上布の双璧です。カタもの好きの幼なじみ@お宝着物の秀子の伝で買ったものです。

 

帯は義母の本麻の描き絵八寸「ふきの葉」

上布の色目は南座前の画像の色が実物に近い色です。こげ茶系です。



帯揚げは、お盆を過ぎたのでトンボ。

帯締めはフキの色に合わせてグリーン系。

根付けは先日の件の「宮脇賣扇」で買った清水焼き染め付け「打ち出の小槌」

義母の白檀扇。




洗える麻の長襦袢とアシベ肌襦袢(ブラジャーなし)と本麻のステテコを身につけましたが、上布はとても涼しく,上質感のある着心地に大満足。

このかすりの柄は、「蚊絣」。
文字通り蚊のような細かい絣なのです。

おばあさんになってもいつまでも着たいと思っての柄を選びました。
絣っていいですね。







送り火

2006年08月17日 | 夏きもの&夏帯
長女ファミリーの女孫Aちゃんの2歳のお誕生日会&大文字送り火観賞会が鴨川べりであった。










竺仙の綿紅梅 「茶屋辻」柄

下着:上はアシベ肌襦袢のみで袖無し!下は本麻のステテコのみ。


二女のところのRちゃん(来月には2歳です)と


盂蘭盆会の施餓鬼i n法然院

2006年08月06日 | 夏きもの&夏帯
夏キモノでのお出かけがつづきます。
今朝は早い目の盂蘭盆会で法然院へお参りに。

お寺参りなので大人しくお上品に決めてみました


絹芭蕉に 絽塩瀬 の手描き九寸(2部式@義母のもの)

帯揚げはクリームの秋草模様、


帯締めははんなりレース編み赤香色











本日の法話は『徒然草』より



読経の間に、配膳さんがお昼のお席の準備。




杉本会のご招待客としてもよくお目にかかり、昔ウチのご近所で育たれたT教授の(元)お嬢さまで
お参りフレンドのIさんと今回もご一緒できてよかった。
お蕎麦のお昼を国宝のふすま絵のある大広間でいただく



本麻の絣

2006年08月02日 | 夏きもの&夏帯
上布といえば、宮古島上布と越後上布が双璧でしょうか。
かつて宮古島では島特産の苧麻(ちょま)という多年草の植物を原料にして上布が織られていました。
苧麻の繊維を手績みで一つ一つほぐして一本の糸にして織ったは、
強靭でかつ弾力性を持ちながら、その通気性と軽さは蝉の羽のようだといわれ、
盛夏の着物地のなかでは越後上布とともに最高級の織物とされていました。

さて、あこがれの件の上布@越後上布を昨年購入して何とか支払いも完了
自分で、健康で、買えるうちが花!
この夏には是非下ろしたいとその時を狙っています。

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さて、昨日は街中へ気軽に本麻の夏きものを着てゆきました。
肌にピッタリつく洋服よりも、
衿から袖から風が通り涼しかったですよ。
映画館のあるビルのいつものカフェでランチをとったら、
店のスタッフが [いつも綺麗にキモノを着られて、今日は涼しそうですね!」と声をかけてくださいました in cocon karasuma


上布ではないと思う??本麻なのですが、とても涼しく着ごこちはいいです。
どこの産地かも不明。大阪阪急のリサイクル市で数年前に見つけたものです。
大柄の模様が気に入って買いました。身丈は短いのでほとんど「つい丈(おはしょりナシ)で着ています。


見ただけで産地をあててくださる専門家はいらっしゃいませんか?
張りもあってものはよさそう、値打ちもの。
リサイクルでもいいので、こういう本麻があれば、もう一枚欲しいです。

太陽が眩しく白色が飛んでしまいました@デジカメの弱点。『異邦人』のようにひとを殺しはしませんが(笑)。







ちょっと遊んでみました。オリジナル根付けはハワイで買ったABCストアのストラップを代用。


ake の夏琉球かすり

2006年07月31日 | 夏きもの&夏帯
本夕が初下しの夏琉球かすり(絹)です。思ったよりも張りがあって、風が袖からよく通ります。
絹芭蕉よりも着ていて南の島に思いを馳せる着心地です。
色も柄も大柄の私に似合っているのではないかしらと、うれしくなりました。

着た方が引き立つ着物でしたね



この着物にぴったりの帯が一本欲しいところですが、
今後もありもので何とかコーディネートしてみようと思います。





幸子さんの藍のかすりに白の紗献は清々しく素敵です。
私の場合は色柄ともちょっと異質なので、今回はこの黄の羅のザックリした義母のものにして正解だったように思います。
色々アドバイスを今回もありがとうございました




おまけに今回は髪も旨くまとめることができました。




幸子さんの夏琉球かすり

2006年07月31日 | 夏きもの&夏帯
拙ブログの常連である親友であり、着物フレンドの幸子さんのご登場が待たれていました
本夕は忙中閑ありご一緒におよばれしました

デパートで落ち合って手みやげをそれぞれ重宝していただけそうなものを選ぶ。
まだ日が落ちないので日傘を持参。最寄りの駅からの徒歩も汗にならず、夏きものに心地いい風が袖を通り抜ける。


私といっしょに昨夏購入しておいた『琉球かすり』(証紙あり)
藍色に、白の紗献上がキレイ。帯揚げは飛び絞りのブルー。


真由美センセにタイで買って来ていただいた手提げ(私は使い過ぎで手がダメになる)と台湾土産の玉を添えて。



南の島に思いを馳せるコーディネート

2006年07月30日 | 夏きもの&夏帯
いただいた岡山の白桃を朝食にとって、お洗濯をいっぱいして、いい日曜の朝です。

ブログで訊いてみたおかげで
今コーデを決めました

テーマは『南の島に思いを馳せて』



畏友のEセンセは1年の半分をこちらで定年後を過ごしておられようですが、沖縄にもう一度機会があれば行きたいです


小物は 長女のバリ島土産の手提げ。形が可愛いですね。

瓢箪柄のアクリルの帯留(京町家『四君子』)。
真由美先生の台湾土産の玉の根付け(井澤屋の七宝の懐中時計を錘りに)

夏琉球がすり

2006年07月28日 | 夏きもの&夏帯
気軽な夏きものの琉球がすり(絹)を馴染みの呉服屋、Uさんで手に入れ、もう仕立て上がって来ている。



それが、これ

また馴染みのネット店で昨夏のセールで洗える麻の長襦袢の反物を見つけ、今期用に有香ちゃんに仕立ててもらっておいたものも届いている。
これも着てみよう。



ご一緒した幸子も琉球がすりをご購入。

その幸子さんは役員の中でもさらに昇進して多忙。
最近は着物を着る機会がなかなかない様子。

今度の日曜日に私たちの着物師匠の真由美センセのご邸宅に招かれているので、
当然、夏きものでお邪魔することにしている

私は少しはっきりとしたブルー系をいただき、幸子はどんなのだったかな~?
久しぶりにふたりで着物遊びがたのしみである。

真由美先生は何をお召しになるのだろうか?ワクワク


この夏琉球かすりを着ていこうかと思っている。

そこでまた、お試し版

夏帯の沖縄向きのものがない。
黄色の羅?
それとも、紗献上の白?

沖縄と言えば、海!こちらの海は美しいすぎます








ベージュの絽名古屋9寸帯

2006年07月26日 | 夏きもの&夏帯
早く下ろしたかったので、昨日のMBSの会議に下ろしました
幸い一日お天気が持ったので、雨の心配なく初おろしできました。


無地っぽい小花の絽の小紋に具象の帯!
おかげで、これで、やっぱり決まったようですねお騒がせしました。







『IT 時代の着物ブログ』のページにデータを掲載しました。

オペラ「ミニヨン』観賞inびわ湖ホール

2006年07月23日 | 夏きもの&夏帯
びわ湖畔に立つ西日本一の本格的オペラハウスへ行って来ました。

雨になりましたが、シースルーの夏向きの雨ゴートを着れば、
雨の外出も日常的なので気になりません。


京都市地下鉄東西線のホームは私が着いた時には誰も乗客はいなかったので、ベンチにデジカメを置いてショット。
これでは京都市交通局も赤字なはず。



前館長の赤松良子さん(中央)、現在の館長の上原恵美さん(左)をはじめくれない塾の諸姉さまと。
皆様、オペラに相応しい洋装で素敵です


詳細はまた明日に!

私は、色々悩んだ末に、ソワレ風の白銀の露芝にしました。
アドバイスをありがとうございました。

付け下げ訪問着夏絽に、どちらの帯を?

2006年07月22日 | 夏きもの&夏帯
雨の日に箪笥を開けるのは厳禁。
まだお手入れができず、吊っておきたいものも、雨に日はひとまず畳んでしまって、そーっとしておく。
湿気はクワバラクワバラなのである

明日のお天気を気にしながら、コーディネートをしてみた。
行き先はびわ湖ホールのオペラ『ミニヨン』
(恒例の公募によるキャスティングのプロデュースオペラ)観賞。
終了後、赤松良子さんを中心とするくれない塾のお仲間、諸姉方との会食
あら、akeちゃん、また着物なの~!とおっしゃるかしら?

と、いうような夜にかかるお出かけなので、紺の付け下げ訪問着にしようかしら?


義母のものを仕立てなおし。
これを着るのは2度目になる。あまり夏はこういうものを着る機会がないので、風を通すつもり着てみることにします



そして、帯は話題のネットでゲットした絽九寸なごや?



それとも白と銀の露芝、紗の袋?



さ、今から10日ぶりのミニガーデンで夕食だ
ネットでこれまたゲットした「あいかねのウナギ」白焼






ウナギの白焼をわさび醤油でいただきました。
賀茂ナスの田楽白味噌、水ナス、キュウリ、みょうが、ショウガの塩揉み、万願寺唐辛子の焼いたん、魚そうめんなど、京野菜尽くしの夕食でした。超簡単、低カロリー メニューです。

小千谷縮のお仕立て&メンテ

2006年07月16日 | 夏きもの&夏帯






質問
(1)裏地(胴裏、八掛)は絹なのですか(だとしたら、少し考えなければ)?それとも付けないものなのでしょうか?

画像でお分かりのように、裏は何もありません。
新調した今夕着ることにしているブルー縞柄の伊勢丹で今期作った綿麻夏きものも何もつけていません。浴衣と同じくバチ衿で仕立てました。

2)長襦袢の材質は何でしょうか?
最高の綿=海島綿のうそつきの半襦袢に同じく海島綿で作った裾よけをつけてます。

(3)家で洗えますか?(無理ですよね・・多分)
洗濯機のデリケートで回しておりますよ。脱水時間をわずかにして竿で、成形して干し、半が乾きで取り込み、畳んで敷きのし。


今では、私の持っている本物の小千谷は高級品ですが、夫には手軽な既製品を買いまして、浴衣の親戚みたいにして気軽に着ています。
元来夏きものはそうじゃないと汗が当然出るので、洗えないものは大変です。

絹の絽ものは、上品に室内向きの時に着て、お祭りのような戸外の場合は洗える生地がいいでしょうね。



大好きな小千谷縮

2006年07月15日 | 夏きもの&夏帯
急遽お若いNさんとランチデートをすることになり、祇園祭でにぎわう四条周辺は避けて、京都駅グランヴィア京都ホテルにしました。

同じお出かけするのなら、祇園祭だ~!浴衣?でもお昼だし。。。そこで、こういう時はやっぱり、これ!今期も出ました!松煙染のからむし(苧麻)ご自慢の本物の小千谷です。

何度も書いている気がするが、夫の母が親戚の形見わけでその頃30そこそこの私の為に頂いて来てくれたもので、今頃になって義母に感謝している。こんなに私が着物好きになるとその頃からわかっていたのだろうか?






昨年の着姿
 

昨年の着姿 ホームページ 

ロビー奥のブラッセーの『ル タン』は夜の11時までやっていて、とても便利でお味も悪くなくけっこう使っています。インテリアもすっきりしていて好きです。
今日は私はヘルシーメニュー(前菜、メイン=スズキのポワレ&リゾット、スープ、デザート)

Nさんはメインを野菜カレーに。件のルクルーゼ登場。


帯は博多紗献上、白に水玉の帯締め(きねや製)、帯揚げは、花うさぎの赤(井澤屋製)