世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●エセ正義面の詐欺師がまかり通る国家 安倍晋三と東京電力と仲井真知事

2014年01月04日 | 日記
原発の倫理学
クリエーター情報なし
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●エセ正義面の詐欺師がまかり通る国家 安倍晋三と東京電力と仲井真知事

 風邪が益々悪化している。安倍政権、仲井真県政の没落を目にしないうちは、死んでも死にきれない。日本最大の利権企業である東京電力の破綻も見ずに、死んでも死にきれない。かなり大袈裟な表現だが、それほど風邪の症状は悪化している。熱がないので、インフルではないようだが、体力が低下しているのかもしれない。

 だいたい、“Yahoo”のトピックス表示がイカン!東電のイカサマ野郎の原発作業員の日当1万円アップ!が詐欺表示であったと云う件だ。まぁさしずめ、この程度のものだと受けとめていたが、その通りだった。東電と云う会社は、本体自体の腐食だけではなく、その周りに屯する広告代理店電通から、マスメディア、ゼネコン等々の企業群のすべてが、同様のイカサマに感染している事実が手に取るように判る。以下の毎日の記事を読んでいただこう。

≪ <東電>福島原発作業、日当「中抜き」容認…元請けに文書

 東京電力が福島第1原子力発電所で働く作業員の賃金を改善するため、工事発注時に計算する人件費の単価(労務費)を1日1万円増やすと発表した後、元請け各社に「(作業員に渡される日当が)1万円増額されることを示すものではない」と説明する文書を配布していたことがわかった。発表の趣旨を事実上変え、元請けや下請けによる人件費の「中抜き」「ピンハネ」を容認する内容で、作業員から反発の声が上がっている。【前谷宏】

◇割増金「1万円増」発表後

 厳しい作業が続く福島第1原発について東電は、本来の労務費のほか、被ばく線量や作業内容に応じた「割り増し分」を加えて工事を発注。ただ具体的な金額は「今後の契約や入札に影響が出る」と公表せず、作業員らから「元請けや下請けによる中抜きを助長する」と批判が出ていた。

 しかし東電は昨年11月8日に福島第1原発の「緊急安全対策」を発表した際、これまでの労務費割り増し分の金額が「1万円」だったことを明らかにしたうえ、作業員の賃金改善のため翌月発注分の工事からさらに1万円を増額すると発表。配布資料にも「労務費割増分の増額(1万円/日→2万円/日)」と明記した。広瀬直己社長も記者会見で「元請けの皆さんにも(賃金改善を)徹底してくださいとお願いしますし、今回1万円増えることが末端の方(作業員)も分かる ので、しっかりフォローしていきたい」と話した。

 ところが、東電は11月29日になって資材部長名の文書を元請け各社に配布。「緊急安全対策のうち、『設計上の労務費割増分の増額』に関するお願いについて」との表題で、「施策の内容が正確に伝わらず、取引先様の現場対応に混乱を招いた」と謝罪。プラス1万円の労務費の増額が「作業員の皆さまの賃金改善 を図っていこうとするもの」と改めて説明する一方で「(作業員に支給される)割増額が更に1万円増額されることを示すものではない」と述べた。

 この内容について東電広報部の担当者は毎日新聞の取材に「作業員の賃金は請負各社との雇用契約で決められるもので、発注段階の労務費と実際に作業員に支払われる賃金とは異なることを説明した」と回答。発注段階の割増額を1万円から2万円に増額すると発表したことにも「代表的なモデルケースとして説明した。実際はより少ないこともあり得る」と述べ、実際の割増額は「契約上の話になるので回答は差し控えたい」と明らかにしなかった。11月8日の東電の発表 は地元紙に「原発作業員手当を倍増」などと報じられていた。東電の文書について福島第1原発で働くある作業員は「賃金をきちんと増やす方針の会社とそうじゃない会社が出てきており、現場の不公平感が強まっている。東電の文書は作業員の士気の低下を引き起こしかねない」と話している。 ≫(毎日新聞)

 安倍は「政府が前面に出て、原発の処理を行う宣言」をしたではないか。フクイチの現場こそ、国家戦略特区のいの一番に指定されるべき所であるにも関わらず、実際は口先介入をしているだけである。一応、現時点では私企業である東京電力の下請け管理体制は、原則企業の自由裁量が建前なのだから、その建前を排除するシステムから手をつけなければ、何ひとつ解決に結びつく施策は行えないだろう。前面に口先だけが出てくるのであれば、口先そのものが罪悪である。

 もっとクダラヌ“Yahooトピックス”が目に入った。そのクダラヌ産経の記事は以下のごとし。

≪ 「障害を駿馬のように乗り越える」安倍首相が地元山口で新年の抱負

安倍晋三首相は4日午前、昭恵夫人とともに地元の山口県下関市を訪れ、後援会が主催する「新春の集い」に出席した。首相が自らの選挙区である衆院山口4区に入るのは平成24年12月、25年8月に続いて就任以来3回目となる。
 首相は自身が年男で、今年還暦を迎えることに触れ、「障害を力強く乗り越えていく駿(しゅん)馬(め)のように、困難にひるむことなく立ち向かっていく」と決意を表明。さらに「強い経済を取り戻し、復興を加速させ、社会保障制度を充実させる。積極的平和主義の下、もっともっと世界の平和と安定に貢献していく」とも述べた。
 午後には同県長門市にある父の故・安倍晋太郎元外相の墓参りを行うほか、同市内で別の後援会の会合にも参加する。
 5日は下関市で他の会合に出席し、6日には三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝する予定。その後、年頭記者会見に臨み、今年の公務を本格的に開始する。 ≫(産経新聞)

 安倍晋三は、駿馬(しゅんめ)を実は“しゅんば”と言ったのではないだろうか?産経の野郎が忖度して訂正したかもしれない(笑)。まぁそれは冗談として、「障害を力強く乗り越えていく駿馬のように、困難にひるむことなく立ち向かっていく」、「強い経済を取り戻し、復興を加速させ、社会保障制度を充実させる。積極的平和主義の下、もっともっと世界の平和と安定に貢献していく」前半の言葉は、「怯めよ!一旦立ちどまり、よくよく考えろ。己の姿を国民が、人類がどのように見ているか、考えよ」と直言したい。

 後半の「強い経済を取り戻し、復興を加速させ、社会保障制度を充実させる。積極的平和主義の下、もっともっと世界の平和と安定に貢献していく」はまさしく嘘だろう。見せかけ統計トリックで経済を強くみせる、復興は適当に東電に丸投げ、社会保障費を出来るだけ削減し、米軍と共に地球上で戦の出来る国をつくり、軍事力と云う暴力装置を背景に、暴力団の縄張りのような形で、もっともっと、世界に見せかけの平和の構築に貢献する」と言い換えるべきである。あの似非作家・百田尚樹のスピーチ原稿かね?かねがね疑っていたのだが、昭恵夫人の言動は、典型的“マッチポンプ”であり、緻密にシナリオがつくられている。オヤジが息子を殴った後で、かあチャンが子供を慰めているが如し。仲井真の話はしたくもない。

福島第一原発観光地化計画 思想地図β vol.4-2
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