世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

小沢・菅会談、政権与党のガチンコ対決回避は禍根を残す

2010年08月31日 | 日記


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小沢・菅会談、政権与党のガチンコ対決回避は禍根を残す

以下に「共同通信」配信の菅・鳩山会談後の共同会見全文を掲載します。筆者の感想等は後述しますので、お時間の許す方は一読いただければ幸いです。

「共同通信:菅・鳩山会談全文」
 民主党代表選をめぐる30日夜の菅直人首相と鳩山由紀夫前首相の共同会見の全文は次の通り。

記者 よろしくお願いします。

  鳩山前首相 「私の方から先に申し上げます。先ほど、菅総理とお話をいたしました。ご案内の通り、経済的にも円高などで大変急がれている。こういうときにこそ、党内、挙党態勢を築くことが大変重要である、ことを申し上げました。挙党態勢とは何かを申し上げれば、小沢先生が加わられてから、いわゆるトロイカ体制で今日までやって参ったと。その原点に立ち戻ることが、挙党態勢大変重要ではないかなと。ぜひ、そのことをご理解頂いて、菅総理としても、挙党一致の中で、しっかりとした仕事をしていただけるような環境をつくるために、今こそ、党内一致結束した姿を示すことが大事ではないかということを 申し上げたところでございます。 総理も基本的にその気持ちを示されましたが、そのことは、ご本人から申し述べて頂ければと思います。そして、そのもとで、もしそのことが確認されればということであればと、挙党態勢でいこう、すなわちトロイカ体制というものを重視していこうということであれば、明日、私が責任を持って、菅総理と小沢一郎先生との間の会談の仲介を取りたいと申し上げたところであります。以上です。」

 菅首相 「鳩山前総理から、何度にもいろいろご苦労頂きまして、ご足労いただきまして、今の日本の状況、あるいは民主党の状況の中で、今の、鳩山さんご自身が言われましたように、やはりここは、党内で激しい代表選というものが戦われることについて、いろいろと、内外でも議論があるという中で、いろいろとご心配頂きました。その中で、党が政権にたどり着くことができた大きな要素はもちろん、スタートの最初の最初、鳩山さん、さらには私、それに小沢先生の合流といったことが、大変大きな要素でありまして、そのトロイカ体制の原点、その原点を大事にしてやっていこうではないかと、そういう言葉を鳩山さんからいただきました。  加えてこの間、輿石参院会長もいろいろご苦労頂いている中で、場合によってはトロイカプラス輿石さんを加えた中でやっていこうではないかとのお話をいただきました。私としては基本的な考え方については全く異存はありませんで、そういうお話をいただいたことについて、そのトロイカ体制あるいはそれに輿石先生を加えた中で、その体制を大事に考えていろいろな活動を進めていくことについて、私自身も、鳩山さんからの提案に同意をいたしたところであります。」

  記者 明日小沢氏と首相と会談が行われるということでいいのか。

 鳩山氏 「はい。今これからそのことを小沢先生側にお伝えをして、このような結論が出た、トロイカ体制、トロイカプラスワンで行こうではないかという思いを総理からいただいたんで、そのことを前提として、明日私の方から責任を持って小沢先生側にお伝えをして、菅総理と話していただくという段取りをつくりたいと思います。その場合にどういう形になるのか、2人だけになるのか、あるいはさらに1人、2人加わっていくっていうことになるかは、これから決めて参りたいと思います。」

 記者 小沢氏サイドから枝野幹事長、仙谷官房長官の交代を求める要望があったと思うが、結論はまとまったのか。

 首相 「あのー、鳩山さんからはそういった話はあのー、全く、話そのものにもなってませんし、そういう具体的なことについては全く話もしてませんし、そういう何かこの、要求があってそれに応じた、応じなかったということは全くありません。つまり要求というものそれ自体が、少なくとも鳩山さんから伝えられたということは全くありません。」

 記者 はしごを外された形の小沢氏にどうするのか。何らかのポストを提示するか。

 鳩山氏 「ポストとかそういう何か取引みたいな話をするつもりはありません。 大事なことは、トロイカ体制、トロイカプラスワンで行くということが大事であって、それを理解していただくことで、私は小沢先生にはご理解いただけるものだ、そのように思っております。」
 
 記者 トロイカ体制で行くということは、代表選後に小沢氏をそれなりのポストで処遇するということで、 菅、鳩山で合意したということか。

 首相 「今、申し上げたように、ポストとかですね、そういうことについては、一切話をいたしておりませ ん。この党がまあ成立をし、あるいはこの党が政権にたどりつく、いたるまでの中で、鳩山さん、まあ私も含め、この党をつくるときのメンバーですから、小沢さん、自由党との合併の中でここまで来たわけでありますので、そういう、いわばトロイカ体制、さらには輿石さんを加えた体制、その原点を大事にしようじゃないかということを、鳩山さんに言っていただきまして、そういう意味でトロイカ体制を大事に考えていこうということで、私もまったく異存はないと申し上げました。ですから、何かこの、ポストを用意したとか、そういうことを約束したとかいうことは、鳩山さんからもそういう話はありませんし、私からも一切そういう話はいたしておりません。」

 記者 小沢氏は代表選に出ないと言っているのか。菅さんに理解を得られれば小沢氏は出ないと 言っているのか。

 鳩山 「出る、出ないの話は明日、当然、小沢、菅会談が行われる時に、その内容によって決められる話であって、今、わたくしがうんぬんする話ではありません。」

 記者 政策面でも人事面でも脱小沢は撤回するという考えか。

 菅 「今日の話は今申し上 げたように、トロイカ体制、さらには輿石さんを加えたそういう体制の原点を大事にしていこうという考え方でありまして、私が何かこれまで言ったことを変えるとか変えないとかということはまったくそういう議論をしたわけではありません。何度も申し上げるようにそういったトロイカ体制の原点を大事にしていこうというその考え方を鳩山さんのほうから、そういう考え方で一点に一致していこうじゃないかということを言っていただいたので、それについてまったく異存は ありませんということを申し上げた、そういう経緯です。」

 記者 2人の間で代表選は回避したほうがいいという認識で一致したということでいいのか。

 菅氏 「わたくしの立場で言えば、今まさに日本の経済情勢、あるいは予算の編成、さらにはいろいろな外交日程などもあります。またわたくし自身、鳩山政権から引き継がせていただいて3カ月足らずという段階にあります。そういう意味ではいよいよ本格的に政権を新たな段階で動き出しているところでありますから、わたくしとしてそういう形を継続したいという思いはもちろん持っております。しかしそれはわたくしの思いですから、そのことが代表選がどうあるべきかということとはこれはもちろんわたくしの一存で決められる問題ではありませんので、わたくしの思いを聞かれれば今申し上げたことに尽きるところです。」

 記者 鳩山さんは軽井沢以来の騒動をどう総括するのか。
 鳩山 騒動ではありません。代表選です(むっとした感じで)。(共同通信)


≪ 筆者の感想:

鳩山由紀夫と云う人は、本当に困った宇宙人だ。此処まで代表選に立候補予定の2名(小沢一郎と菅直人)が政治信条・理念・政策、そして政治の実践スタイルで相反した状態の選択選挙である。おそらく、民主党と云う枠組を外した日本の政治史上でも珍しいくらい異なる政治家同士の闘いである。ガチンコ対決の魅力、政治が如何に人間ドラマを演じるかの究極の選択選挙だと思う。

「隷米か親米か(自主独立)」、「官僚主導か政治主導か」、「財政再建重視か景気優先か」、「大企業優先か国民優先か」、「市場原理主義か共生か」、「消費税増税か徹底的無駄削減か」等など、自民党vs社会党の対立軸など足元にも及ばない鮮明な対立軸が浮き彫りにした選挙は日本の政治史上極めて珍しい。現在の自民党と民主党の対立軸より数段鮮明な選択を話し合いで片づける動きは、極めて不快な流れである。

明日、小沢一郎と菅直人の会談が鳩山・輿石を交え「トロイカプラスワン」で行われることになったようだが、これだけの対立軸は消え去るのだろうか?筆者は到底消えない対立軸だと思っている。「トロイカプラスワン」の話し合いで、小沢・菅のどちらかが出馬を取りやめるような事態になってしまったら、日本の閉塞した政治状況は一層暗澹たるものになるような気がする。自民党を非難した「密室政治」となんら変わりのないものになってしまう。

現在のマスメディア全体の論調は「脱小沢路線」を菅直人が放棄し、名実ともに挙党態勢を作ると云う約束の元、小沢一郎が出馬を断念するような流れになっているが、出馬を断念するのは菅直人かもしれない。ここはマスメディアの論調に騙されないようにしておく方が賢明だ。

小沢としては、鳩山の労に報いる恩義を感じ、菅との会談に応じることにしたのだろうが、09年マニュフェスト回帰の問題を置き去りに、手打ちをするとは考えられない。逆に菅直人も隷米・官僚主導・財政再建重視・大企業優先・市場原理主義・消費税増税の全てを捨てなければならない。それでは既に菅直人ではなくなるだろう?

選挙情勢から判断して、出馬を断念する可能性が高いのは菅直人である。(この場合、仙谷グループが誰かを擁立する可能性もある)小沢一郎が出馬を断念する主たる理由が見つからない。

民主党が分裂含みになると云う危惧が最優先課題だとすると、これから先、民主党と云う政党はガチンコで代表選が行えない政党ということになる。そんな馬鹿な選択を政権政党がするとなると、逆に分裂した方が余程国家国民の為なのではないだろうか。

しかし、仮に小沢が出馬を回避し、菅が代表で残るとなると奇妙な構図が生まれる。「トロイカプラスワン」による挙党態勢構築のプロセスで、官房長官や幹事長の更迭が当然になる。それは菅直人の「トリプル変節」ということだ。これで国民が納得するだろうか?野党は攻め口が増えたと大喜びだろう?こういう人物は4度目の変節でも平気な資質を持っている事を忘れて貰っては困るのだ。

筆者の読みは、小沢一郎は菅直人との会談には応ずるが、出馬を回避するつもりは毛頭ないと見る。菅直人の出馬は判らないと言うかどうでも良い(笑)

西岡武夫参議院議長の言葉ではないが「政権(首相)を取った小沢一郎は見たことがない。何をするのか誰も見ていない。それが何で(小沢氏の出馬を巡って党内が)こうなっているのか、不可思議だ。代表選で敗れれば論外だが、もうケリをつけないと、民主党のためだけではなくて、日本の政治のために良くない」と武士道精神、縄文の日本人的な発言をしているが、その通りである! ≫


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民主党代表選:最後の駆け引き、結果はどうなるのか?心眼に尋ねる

2010年08月30日 | 日記

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民主党代表選:最後の駆け引き、結果はどうなるのか?心眼に尋ねる

あいかわらずの茶番報道だが、共同通信を皮切りに毎日、読売、フジテレビなどが次々と「民主党代表にふさわしいのは誰か?」の世論調査を行った。最低でも6割、最高は8割が菅直人が民主党代表イコール内閣総理大臣にふさわしいそうである。(笑)選挙戦最終盤では9割が菅直人支持の世論調査結果を報道することになるだろう。お疲れ様です!

大手の幾つかのネット世論調査によると、この結果が真っ逆さまになっている。筆者はどちらも真実に迫り難い調査環境を抱えていると考えている。多分、どちらの世論調査の数値も真実とは言えないと思われる。

ここで詳細な理由は面倒なので割愛するが、①国民の4割が「政治とカネの小沢」より菅直人がマシと思っているのだろう。②3割が小沢疑惑は捏造で「マニュフェスト無視の菅直人より小沢が良い」と思っている。③残りの3割は「どっちがなっても同じだろう」と思っているという程度が実際の数値と考えるのが正解かと思われる。

注目しなければならないのは、①菅支持者の多くが政治問題をテレビで見聞きして判断を下している傾向が強いことは、周辺をざっと見まわしても推察出来る。②小沢支持者は新聞・テレビ・ネットから執拗に情報をセレクトしている人種が多い。③は殆ど政治無関心層、政治も政治家も信用していない人種だと考えて良い。

まぁ上記のように世論調査の数値で政治を語り出したら、それこそ「世論政治」の罠にかかるわけで、この辺にしておく。どちらにしても、民主党代表選は、民主党議員及び党員らによって行われるわけで、有権者全員アンケートで聞きましたと言われても、特に影響を受ける必要はない。

曖昧に朝日新聞などは駆使する言葉「民意」だが、これは民主主義においては選挙の結果を持って「民意」とすべきだ。マスメディア連中が世論調査と称して作り上げる数値割合レベルはあくまで「世論」と云う言葉で区別するべきである。朝日などの使い方は「民意」を辱めているようにさえ思えるのだ。「世論」はあくまで「いま只今、世の中にはどういう風が吹いている」を示す「風説」と同義に近くなったようだ。これも、マスメディアの「世論調査」の数値を引き合いに出しながら、政治を語れなくなった退潮したジャーナリズムの風潮と云う事だろう。(笑)

ところで、菅陣営のジタバタ騒動で、心休まらない小沢一郎シンパの皆さんに、「安心の素」をお届けしようと思ってキーを叩きだしたのを、すっかり忘れるところだった。(笑)

昨夜は、日本の政治の主人公・小沢一郎本人が一切語らない中で、菅直人・鳩山由紀夫・仙谷由人・鳩山派議員らが、ウロチョロしただけの事で、肝心の小沢一郎が抜けているのだから、何をかいわんやだ。ここは、静かに座禅を組み、己の心眼に尋ねる以外、明日からの展望を語ることは出来ない。少々怪しさもある心眼だが、兎に角閃いた事を書いておくことにする。

現時点で菅直人が全面降伏の白旗は上げていないが戦況不利は知っているようだ。仙谷官房長官が降りても良いと言ったとか、枝野幹事長も更迭しても良いと言ったとか、虚々実々ブラフが殆どだろう。このブラフに真実味を出すために、朝日新聞はチンケな仙谷事務所費問題など特ダネ扱いですっぱ抜いたに過ぎない。これは完璧に仙谷官房長官と朝日新聞が握っている証拠を提供したようなものである。

官房長官、幹事長を変えるのが菅直人の挙党一致ってのも奇妙じゃないか?それで自分は総理の儘かいな?そんな馬鹿な話、政治の世界ではあり得ないだろう?全部、この情報はブラフと考えて良いだろう。仙谷の話し合いの余地は十二分だと云う発言も、ブラフに真実味を持たせる権謀術策の一つに過ぎない。

まさか、筆者のようなボンクラでも気づくブラフ、小沢一郎が聞く耳を持つとは思えない。たしか小沢一郎の座右の銘は「百術は一誠に如かず」だった。まかり間違っても、菅一派の百術に迷うことはないだろう。鳩山の顔を立て、5分10分会う可能性もあるのだろうが、精々「代表選後は互いに挙党一致ノーサイドで行きましょう」と云うレベルの話で終わるものと思われる。しかし、誠を重んじる小沢としては、鳩山の労に礼をもって報いる気持はあるだろう。しかし、筆者は鳩山なら「小沢さん、特に僕の顔を立てて菅さんに会う必要はありませんから」と最期に一言添えるような気もする。

日本の政治の主人公・小沢一郎がついにその重い腰を上げたのだ。おいそれと「あぁそうかい」と座り直すことはあってはならないと云うかあり得ない。これだけの菅陣営の混乱迷走ブラフは、敗戦確実の日本軍の大本営発表報道に酷似しているから呆れてしまう。

仙谷の顔が特高警察のボスに見えてきた、拷問担当は枝野とレンホー、傷に塩とか炭素菌をにこやかにすり込む衛生看護師・小宮山洋子。いや~相当酷い事をされそうだ。

最後になるが、何故ここまでマスメディアが捏造世論調査の数値を出すかというと、民主党新人議員への脅迫プロパガンダと云う事だ。一部党員やサポーターへの影響も期待しているのだろう。

いや、それ以上に小沢一郎が政権を握る事で自分達メディアが護送船団の中でぬくぬく生きてきた権益を失う事への怖れが行わせる「報道凶器による狂気の抵抗」と云う事なのだろう。明日の小沢・菅会談ありやなしや。あっても心配には及びません、小沢一郎は本気ですから!


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菅「鳩山さん幹事長になってください。小沢さんも副総理ということで…」

2010年08月29日 | 日記

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菅「鳩山さん幹事長になってください。小沢さんも副総理ということで…」


以上のような事を菅直人が鳩山との電話で言ったかどうか判らない。ストーカーのように何度もロシアにいる鳩山の携帯を鳴らしたようだが、鳩山は「盗聴の心配」等と言っているが、見出しのようなことを菅が言いだすのが判っているからウザイと云う事で出なかったのだろう。

その間に、鳩山は自身のグループ議員の勝手な発言を制御し、小沢支持一本にまとめる力を発揮していた。最終的に29日に鳩山・菅会談があるようだがどうと云う事はないだろう。今更、鳩山が手の平を返す言動はあり得ない。

おそらく、仙谷が握った小沢が代表・幹事長時代の党費裏金疑惑が発覚した等と、またまた「永田偽メール事件」のような枝野・小宮山洋子探偵事務所の資料情報を差しだし「こりゃ拙いでしょう。これが『朝ヒル新聞』にも渡ってしまっているので、もみ消しようがないんですよ。私も小沢さんの名誉の為に「MOMIKESHI」しようと思ったのですけどね…」等と臭そうな口元を近づけ、ひそひそ声で語るのかもしれない。

しかし、サイは投げられ、目はすべて小沢一郎と印されている。ゆえに雌雄は決している。(笑)「頭より心が大切」、「国民の為の政治をやり直しましょう」鳩山も今度の今度こそ、小沢と一蓮托生と腹を決めたと判断するのが正解だろう。全メディアが悲鳴を上げながら、小沢・鳩山両氏に誹謗中傷の限りを尽くしても、政治の権力闘争は勝てば官軍である。負けた勢力は賊軍なのだ。

学校の学級委員を決める闘いじゃないのだ。日本の最高権力者を決定する闘いだ、権謀術策など不要だ。倒産寸前毎日新聞・朝ヒル新聞の虚偽・虚飾・捏造・大本営発表報道も今となっては、覆水盆に返らずだ。東京第五検察審査会の議決時期を動かした仙谷らの策謀が裏目に出たのだ。(笑)「まさか出るとは思わなかった」仙谷のこの言葉がすべてを語っている。

仙谷よ枝野よ、弁護士崩れの思考経路と云うもの、実は重大な弱味を持っている。何だか判るかね?権力亡者と云う欲得で物事を考え過ぎると、思わぬ難敵に出遭うものだよ。それは自らの政治生命を掛けて、「普通の国」を構築する為に40年間常にトップに位置し、国会で生きてきた男小沢の表舞台に立つ決意だ。その決意は考えたと云うよりは、心の叫びに忠実に従う一人の党人・民族派政治家・小沢一郎の政治的情熱、心(縄文の心)なのである。だから君等は判断を誤ったのだよ。誠実、誠の心なく、頭で考える男達の陥る墓穴に嵌ったと云うことさ。そもそも、弁護士と云う職業、第三者として冷静に物事を判断出来るから、適正な法的アドバイスや処理が可能なのであって、自らが渦中に嵌った時、酷くひ弱な姿を晒すものである。

28日、菅直人は代表選に関し「敗北した場合も小沢氏を支えるか」の質問に「結果がどうなろうとも私も民主党の一員として全力を挙げたい」。「勝った場合は小沢氏陣営に配慮した人事を行うか」との質問には「すべての党員、議員が適材適所で力をふるってもらえる態勢を作りたい」と挙党態勢する気はないと言わんばかりの答えをしている。それでも執拗に鳩山と会いたがる、結局負けが確実視されたからなのだろう。命乞いの一種かもしれない。

かたや小沢一郎はマスメディアへの露出などと云う下品な行動は取らず泰然自若、世田谷の自宅で政権構想を練っていた模様だ。それはそうだろう、勝敗は僅差などと政局好きのマスメディアは大騒ぎしているが、そのような次元はとうに過ぎている、勝負は決したのだ。そうなれば、寸暇を惜しんで政権構想や検審の議決への対応や特別会計積立金への切り込みを含む予算編成の取り組み、直近のデフレと円高株安への経済政策など、選挙のパフォーマンスをしている暇などある筈もない。

さて最後になるが、朝日新聞の記事を引用。暇つぶしに、筆者の突っ込みを入れたので、お暇な方は以下もお読みください。(笑)

≪小沢氏「幻の最高顧問」 首相の戦略誤算
 民主党代表選 民主党代表選をめぐる駆け引きの中で、「脱小沢」路線の転換の証しとして重要ポストを求めた小沢一郎前幹事長側に、菅直人首相はギリギリの局面で「最高顧問会議」の新設を提示していた。鳩山由紀夫前首相とともに小沢氏に最高顧問として加わってもらうという構想だが、小沢氏側はこれを拒絶。全面対決へと突き進んでいった。
 「最高顧問会議をつくります。そこに小沢さんと鳩山さんに入ってほしい」
 小沢氏が出馬表明する前日の25日夕、鳩山氏を首相官邸に迎え入れた菅首相はこう提案していた。首相は「最高顧問会議」の具体的な権限は示さず「ある程度重要な役割を持たせる」とだけ説明した。鳩山氏は「『脱小沢シフト』を小沢さんは快く思っていない。真剣に協力を求めることが必要かもしれない」と述べ、官邸を後にした。
 翌26日朝、鳩山氏は小沢氏と会談して首相の構想を説明したが、小沢氏は拒否。もはや仲裁は不可能と悟った鳩山氏も、小沢氏に「全面的に協力する」と答えた。
 首相側近の寺田学首相補佐官は27日のテレビ番組で「(小沢氏側から)『官房長官を代えろ、幹事長を代えろ』という話が裏で来ていた」と明かした。水面下で小沢氏側が権力に直結する重要ポストを求めていたという証言だ。
 小沢氏自身を重要ポストで処遇すれば、「脱小沢」路線で走ってきた政権が崩壊しかねない。「最高顧問」という名誉職を与えることで小沢氏の顔を立てる、という苦心の案だった。
 だが、小沢氏に近い党関係者は「小沢氏を棚上げしようとしているだけだ」と反発。首相は鳩山氏との会談後「小沢さんは最高権力者でないと納得しない。個別のポストを与えてすむ話ではないんだ」と、周囲に漏らした。
 小沢氏との全面対決は、首相を支える側近らには誤算だった。再選戦略の裏方役を務める仙谷由人官房長官は最近まで、「政治とカネの問題を抱える小沢さんは代表選に出られない」と周囲に繰り返していた。小沢氏の「傀儡(かいらい)」候補なら首相は勝つ。無投票再選すらある。代表選後も引き続き菅―仙谷ラインで実権を握れる、と踏んでいた。
 それだけに、小沢氏本人の立候補は驚きだった。中でも「想定外」(仙谷氏周辺)だったのが、鳩山氏が早々に小沢氏支持を表明したことだ。26日夜に開かれた仙谷氏が所属する「非小沢」系議員グループの会合では、鳩山氏への不満が噴出した。
 首相自身はそれでもまだ、鳩山氏に働きかけて党内混乱をやわらげる望みを失っていないようだ。26日にロシアに向かった鳩山氏に、首相は2度も電話を入れた。29日の帰国後に再び会談する方向で、正式な立候補表明は、それ以降の31日にする考えだ。
 だが、見通しは明るくない。小沢氏の周辺は、すでに全面対決で走り出している。その一人はこう語る。「首相は爆弾のスイッチを押した。変な妥協はできない」 (朝日新聞) ≫

筆者の突っ込み:まぁ仙谷の読みの浅さ、第三者の立場と渦中の人間になった場合の己の思考経路の弱点を読んでいなかったのは浅はかだ。仙谷の所為にしているが、仙谷と一緒になって読みの甘さを露呈したのは誰あろう、船橋洋一・星浩オマエ達だろうが!今更口を拭ったりするものではない。卑怯と云うものだ、仙谷同様読みが甘かったと書くべきである。


≪菅直人首相はギリギリの局面で「最高顧問会議」の新設を提示していた。鳩山由紀夫前首相とともに小沢氏に最高顧問として加わってもらうという構想≫

こんな提案をして、鳩山小沢が矛を収めるとでも思ったのなら、菅仙谷は阿呆だ。殆ど相手を馬鹿にした提案ではないか。立つだけで震え上がる実力者の小沢一郎に出す提案か、馬鹿も休み休み言うべきだ。この提案は渡部恒三、藤井裕久を相手にする名誉職じゃないか。


≪寺田学首相補佐官は27日のテレビ番組で「(小沢氏側から)『官房長官を代えろ、幹事長を代えろ』という話が裏で来ていた」と明かした。水面下で小沢氏側が権力に直結する重要ポストを求めていたという証言だ。≫

立てば楽勝・全取っ替え可能な相手だが、鳩山の顔を立て挙党一致も致し方ないと「温情的最期のアドバイス・蜘蛛の糸が、仙谷・枝野・小宮山の更迭なのである。いかにも恫喝でもしたような表現だが、温情の妥協案に過ぎない。妥協案まで恫喝案にするあたり、さすが「朝ヒル」である。


≪首相自身はそれでもまだ、鳩山氏に働きかけて党内混乱をやわらげる望みを失っていないようだ。26日にロシアに向かった鳩山氏に、首相は2度も電話を入れた。29日の帰国後に再び会談する方向で、正式な立候補表明は、それ以降の31日にする考えだ。 だが、見通しは明るくない。小沢氏の周辺は、すでに全面対決で走り出している。その一人はこう語る。「首相は爆弾のスイッチを押した。変な妥協はできない」≫

この最後の文面は朝日新聞の苦悩が現れている。「失敗した!」朝日の政治論説関係の幹部は頭を抱えているはずだ。まさか、今週から論調を変えるのではあるまいな?やめてくれよ、「朝ヒル新聞」を叩くのが筆者の数少ないS嗜好を満足させるターゲット(笑)今更、公正中立とか、不偏不党とか、妙に殊勝な考えを持つものではない。

≪筆者前述:仙谷が握った小沢が代表・幹事長時代の党費裏金疑惑が発覚した等と、またまた「永田偽メール事件」のような枝野・小宮山洋子探偵事務所の資料情報を差しだし「こりゃ拙いでしょう。これが『朝ヒル新聞』にも渡ってしまっているので、もみ消しようがないんですよ。」≫が渡ったと言われる朝日さん、永田メール事件になるかもしれない捏造誤報も覚悟の上、「言論報道の自由」を振りかざし、ペンの暴力に邁進しなさい。それがアナタ方にはとてもお似合いだ。(笑)

NHKの大越健介と朝日の星浩がコンビを組み、吉本興業から遅咲きデビュー、「メタボ機密秘密」なんてネーミングで、大いに政治ネタで日本に笑いを振り撒いてくれ。大いに嗤ってやるからさ!


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小沢一郎は検察審査会議決と訴追を尊重することも視野にあるだろう

2010年08月28日 | 日記

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小沢一郎は検察審査会議決と訴追を尊重することも視野にあるだろう

法律の手続きと云うものは細かく説明すると読むのも嫌になる、法学部出身の筆者とて同じだ。(笑)ただ、小沢一郎に関する、検察審査会の「起訴相当」と云う議決がどういう意味を持つかだけ、確認しておきたい。

この検察審査会でチェックする相手は検察だと云う事。つまり、検察に与えられた幅広い起訴裁量権のチェックをする為の組織であって、たとえば「起訴相当」の議決においても、当該人に関して、白だとか黒だとか議決する組織ではない。

つまり、小沢一郎を東京第五検察審査会が裁いていると云う誤解が馬鹿メディアのお陰で流布しているが、裁く対象は「検察がチャンと仕事しているか」である。けっして小沢一郎を裁いているのではない!検審の「起訴相当」の議決と云うのは「司法の場でハッキリさせた方が、スッキリするだろう」という意味合いなのである。ここをシッカリ把握しないと拙いのだろう。

「強制起訴だ、訴追される」と大騒ぎする腐れメディア。日本の司法は起訴イコール99%の有罪率(起訴された奴は犯罪者だ)とマスメディアは都合のいい数値を引き合いに出すが、これも事実と異なる。

警察が逮捕し、検察が公判維持に耐えられると確信し起訴した場合の数値であり、検察審査会の「起訴相当」「強制起訴」、弁護士が検事に成り代わり起訴するにおける有罪率ではない。

東京地検特捜部が数度の強制捜査・事情聴取まで行って、小沢に嫌疑が生まれなかった事案を検察審査会の議決の流れで訴追したとして、有罪になる確率は0.1%もないのだ。

逆に、公判になることで、小沢一郎の政治資金関連の疑惑が地検特捜部の政治的背景で行われたものか、一部検事の功名心から起きた暴走なのかが判明するわけで、或る意味望むところと云う意味合いもある。地検特捜部の強制捜査権、起訴権限の集中と云う司法上の弊害が公判を通して白日のもとに晒されるわけで、好ましいことかもしれない。数年後の抜本的司法改革の契機にさえなり得ると考える。冤罪事件どころか、事件捏造と冤罪のW不祥事。検察の権威が最悪なものになるのは間違いがない。ついでに、マスメディアの無責任なリーク垂れ流し報道の責任も追及できる。

小沢総理の09年マニュフェストの政策実行に大きな支障にはならない。公判日程は首相の公務優先、公判日程の調整だけで1年掛かるぞ!(笑) その為なら、小沢一郎は内閣総理大臣であり、訴追への承認を決定する立場でありながら、訴追を拒否せず、承認する事も視野に入っている。

まぁマスメディアは気が狂わんばかりになるだろうが、法治国家の司法の姿を己の公判を通して国民に知らしめるのも、国家のリーダーの重要な役目と云う事も出来る。おそらく、その時の政治情勢を睨みながら、小沢一郎は訴追承認、拒否の選択権を留保するだろうが、上記のような選択もあり得る。何もしていないのだから、120%無罪。裁判になった方が余程スッキリする。

しかし、それにしてもマスメディアの周章狼狽は見聞きしていて腹も立つが実に面白い。余程、小沢一郎の代表選出馬が想定外だったのだろう。仮に幾つかの政局パターンが予定稿として準備されているのだが、小沢出馬は予定稿すらなかったようだ。もう支離滅裂状態だ。(笑)

おそらく、仙谷由人官房長官との強い握りにより、朝日新聞・毎日新聞・テレビ朝日は大いに潤っている気配がある。直に機密費を渡すようなドジは踏まない。電通経由で外資系企業広告が回されているのだろう。NHKの偏向ニュース編集を見ていると、定かではないが仙谷と何らかの握りが存在する事が窺える。

たしかに、小沢一郎が政権を握ったら、彼は半年一年のスパンで、戦後から冷戦時の日本の構造を革命的に改革しようとするのだから、楽チンでのうのう生きてきたマスメディア人にとって死活問題、必死の抵抗である。しかし、今世紀に入り、ジャーナリスト魂を既に失った新聞テレビの役割は終了している。既存メディアは退場し、あらたなメディアが生まれる方が国益になる。

記者クラブの既得権益の排除、押し紙制度・再販制度への公正取引委員会介入、クロスオーナーシップの禁止、電波オークション制度の導入等など、現在のマスメディアの企業経営の屋台骨を土台から壊そうとしているのだから、ジャーナリスト精神などと綺麗ごと言っている余裕はない、企業倒産の危機なのである。

貧すれば鈍すると云う事だ。特にメディアの上層部になるほど、その危機感がある。危機感嵩じて、滅茶苦茶の周章狼狽現象が起きている。直接的機密費の恩恵を受けるのも難しい。楽チンで生活していた、1500~3000万の年収は何とか死守しなければならない。そう云う輩の集まったメディア、小沢の改革は致命的なのだ。

この事は、霞が関の官僚達にも言えることだろう。小沢総理が矢継ぎ早に繰り出すであろう、国会改革、公務員制度改革、天下り全面禁止、予算の大胆な組み替え、特別会計への踏み込み、独立法人への補助金カット、企業献金の全面禁止。自公政権も鳩山政権も菅政権も出来なかった、タブーの領域を土足で上がり込み、地ならしするであろう小沢一郎に、霞が関も戦々恐々だ。

まぁマスメディアと霞が関、どちらが厄介かと言えば、マスメディアだ。官僚にはまだまだ矜持の欠片くらいは残っているので救いがある。最悪なのが日本のマスメディアだ。この存在が、日本国民を100年近くミスリードしてきた。所謂、大本営報道とか愚衆製造装置となっていた。是正して方向性が変わるものとは思えない。既存のメディアが受けている既得権益を洗いざらい検証し、ぬるま湯体質を根本的に変えさせるか、消えて貰い新しいメディアの誕生土壌を提供するのが、国益に見合うであろう。

CIAに飼われているマスメディア云々以前に、自分達の生活水準や豊かな老後の為に、相互利益に陥った偏向報道に血道をあげるマスメディアは、今では週刊誌や素人ブロガーの政治情報より劣化している。特に朝日新聞とテレビ朝日は仙谷と蜜月状態になっている。小沢首相誕生後も、この2社の抵抗は続くだろう・如何に対処するか、小沢の知恵の出しどころかもしれない。小沢に聞いたら、「ほっとけ!」と怒られるかもしれない。(笑)


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菅直人は四面楚歌:仲介案に乗りたかったが乗れなかった深い事情

2010年08月27日 | 日記


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菅直人は四面楚歌:仲介案に乗りたかったが乗れなかった深い事情

拙コラム(8月21日付け)においては、フライング予測で「第95代内閣総理大臣は小沢一郎に決まっている!」と決めつけていたのだが、鳩山由紀夫前首相の友愛の仲介運動などで、一時ヒヤヒヤさせられた。しかし結果的に、おさまるべき処におさまり安堵している。

小沢一郎の出馬の決心、そして代表選勝利は天地がひっくり返っても揺るがぬ事実であり、腐れメディアの「党を二分」等と捲し立てているがプロパガンダに心乱れる必要はない。小沢シンパの皆様ご安心ください。拙コラムは朝日新聞や毎日新聞、テレビ局と違い、嘘は申しません。(笑)

チョイと考えただけで明白なのだ。仮に地方議員・党員・サポーター票が五分五分乃至は若干小沢不利に働いたとして、今回は411人・822ポイントの大所帯政党だけに、議員票が雌雄を決する。菅・仙谷がどれ程マスメディアに擦り寄り、官房機密費を湯水のごとくバラ撒こうと、小沢勢力の民主党議員への影響は軽微だ。オリジナル民主党議員の資質は「日和見性が強い」のが良くも悪くも特長なので、プロパガンダで心が揺れる確率は菅勢力側にある。

菅勢力の議員票を分析してみる。菅直人50人、前原40人、野田30人+アルファー。全員固めても120票・240ポイントだ。実は菅、前原、野田グループ在籍の議員の中から、15人程度が樽床グループに席替えしている。つまり100票・200ポイント前後と云うのが実数。まぁ多くて120人・240ポイントにしておいてやろうじゃないか。

かたや小沢一郎勢力は如何か?小沢150人、鳩山60人(怪しい奴がいるので50と読んでも構わん)羽田15人、樽床30人(固く見て20人)。つまり 固く見積もって230人は確実、負けたくても負ける要素がないじゃないか。(笑)

菅勢力120人、小沢も勢力230人。現在民主党議員の衆参議員数計は411人。61議員数が不足だが、これは旧民社党30人と旧社会党グループ30人の議員達を留保したからだ。あまりにも決定的数値を出すのも面白くないからモラトリアムにしておくが、このグループの8割は間違いなく小沢勢力。開けてびっくり玉手箱ではないが、国会議員においては、300人:100人(600ポイント:200ポイント)なんて笑い話にもならない結果さえも見えているのだ。

しかし、それでも菅直人は鳩山の仲介を拒絶したわけだ。菅直人が男らしく玉砕を覚悟したと評価したいところだが、過去の彼の言動に鑑み、それは絶対にあり得ない。出来たら、鳩山の言う正真正銘の挙党態勢の誘いに乗りたかったに違いない。しかし、菅はそれをしなかった、いや出来なかったのだろう。

これは何か闇の部分があると考えるべきだ。おそらく推測だが、鳩山と小沢の「挙党態勢仲介案」は仙谷と枝野・安住の更迭に主眼が置かれていたと思われる。特に、反小沢の頭目・仙谷官房長官と参議院選敗北の責任者・枝野幹事長の人事が目玉だったろう。鳩山の友愛で菅直人は小沢一郎の傀儡として首相の座を許してやる温情のある御沙汰だったに違いない。

本来であれば、二つ返事で呑める挙党態勢仲介案だ。それが呑めなかった、答えは仙谷官房長官だ。菅が仙谷に政治生命を一遍に奪われるほどの弱味を握られているとみるのが正解だろう。その弱味は、過去の事犯かもしれないし、ここ3カ月以内のことかもしれない。仮に直近の弱味だとすると、法務省関連の権謀術策に仙谷共々共謀していた弱味だろう。つまりは、小沢一郎への東京第五検察審査会への関与ではないかと思われる。一気に小沢一郎の政治生命を絶つ謀略に加担、引くに引けなくなっている可能性が高い。

国際金融マフィア・D・ロックフェラーとシティーバンクと仙谷由人の関係からの致命的恫喝と云う憶測も成り立つが、話が拡がり過ぎるのでやめておこう。(笑)それよりも、小泉純一郎とメディア担当の飯島勲氏の関係を思い出す。菅直人と仙谷は、それを単に真似たのか、その流れのご指導を仰いだのか判らんが、非常に近似しているのは気味が悪い。

実は筆者は一つだけ気になっていることがあった。それは菅政権が「ねじれ国会」の運営に奇妙に楽観的な部分だ。是々非々で法案ごとに野党の協力を仰げば切り抜けられる等と平気で語っているのが奇妙だった。歴史的にみて、そう簡単に事が進むなどあり得ない。衆議院の2/3もないのだから予算関連法案など一切通らないにも関わらず大丈夫だと思っている点だ。まさかそこまでノーテンキな馬鹿と云うことはない。(笑)

となると、どういう事だ?仮に菅・仙谷ラインで代表再選の暁には、自民党との大連立構想があったとするとすべての説明がつく。その接着剤的キーマンが自民党と仙谷の握りの仲介の労を取っていたのではなかろうか?勿論そのキーマンの奥の院には小泉純一郎が座っているのかもしれない。なかなか「阿波の狸」も権力闘争では侮れぬ存在だ。今後も、この男には要注意だ。小沢陣営も仙谷由人からは目を離さない方が良いだろう。

最期になるが、今夜も憐れな朝日新聞が、ジャーナリスト魂を捨て、プロパガンダ社説に精を出していたので、引用しておく。(笑)内容は酷いもので読まなくても構わない。「民意」と「世論」の違いすら気づかずに書きなぐった社説である。省略するが読売新聞の社説の方が抑制が効いた社説になっている。いと憐れな朝日新聞、この新聞社一番初めに潰れるのかも?

≪ 小沢氏出馬へ―あいた口がふさがらない
 どうしてここまで民意とかけはなれたことができるのか。多くの国民が、あぜんとしているに違いない。
 民主党の小沢一郎前幹事長が、党代表選に立候補する意向を表明した。
 政治とカネの問題で「責任を痛感した」と、幹事長を辞して3カ月もたっていない。この間、小沢氏は問題にけじめをつけたのか。答えは否である。
 いまだ国会で説明もせず、検察審査会で起訴相当の議決を受け、2度目の議決を待つ立場にある。
 鳩山由紀夫前首相にも、あきれる。小沢氏率いる自由党との合併の経緯から、この代表選で小沢氏を支持することが「大義だ」と語った。「互いに責めを果たす」とダブル辞任したことを、もう忘れたのか。
 二人のこのありさまは非常識を通り越して、こっけいですらある。
 民主党代表はすなわち首相である。党内の多数派工作に成功し、「小沢政権」が誕生しても、世論の支持のない政権運営は困難を極めるだろう。
 党内でさえ視線は厳しい。憲法の規定で、国務大臣は在任中、首相が同意しない限り訴追されない。このため「起訴逃れ」を狙った立候補ではないかという批判が出るほどだ。政治とカネの問題をあいまいにしたままでは、国会運営も行き詰まるに違いない。
 より重大な問題も指摘しなければならない。
 自民党は小泉政権後、総選挙を経ずに1年交代で首相を3人も取りかえた。それを厳しく批判して政権交代に結びつけたのは、民主党である。
 今回、もし小沢首相が誕生すれば、わずか約1年で3人目の首相となる。「政権たらい回し」批判はいよいよ民主党に跳ね返ってくるだろう。より悪質なのは どちらか。有権者にどう申し開きをするのか。
 それとも小沢氏は代表選に勝っても負けても、党分裂といった荒業もいとわずに大がかりな政界再編を仕掛けようとしているのだろうか。
 金権腐敗政治と決別し、2大政党による政権交代のある政治、有権者が直接政権を選ぶ政治を実現する――。そんな政治改革の動きの中心に、小沢、鳩山両氏はいた。20年余の歳月を費やし、ようやく目標を達成したと思ったら、同じ二人がそれを台無しにしかねないことをしようとしている。
 ほぼ1年前、新しい政治が始まることを期待して有権者は一票を投じた。その思いを踏みにじるにもほどがあるのではないか。しょせん民主党も同じ穴のむじ な、古い政治の体現者だったか――。政党政治自体への冷笑がさらに深まっては取り返しがつかない。
 代表選をそんな場にしてはならない。有権者は政権交代に何を託したのか、根本から論じ直し、古い政治を乗り越える機会にしなければならない。(朝日新聞:27日社説) ≫

*ニヤニヤしながら朝日ちゃんの社説読み直したが、無茶苦茶酷いね。酩酊したどこかのオッチャンの愚痴のようだ(笑)


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鳩山由紀夫の仲介大失敗:小沢一郎VS菅直人の戦闘開始!

2010年08月26日 | 日記


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鳩山由紀夫の仲介大失敗:小沢一郎VS菅直人の戦闘開始!

今週になって「小沢一郎、代表選出馬困難か?」と云う事実無根の怪情報が実しやかにマスメディアから垂れ流されている。テレビ朝日の報道ステーションが最悪の悪意プロパガンダを古舘が喚いていた。西松建設捜査の検察リーク情報を垂れ流しに構図が近似してきた。驚く事に、小沢一郎本人への事実確認の取材など努力した形跡すら見えていない。

今回の垂れ流し情報のリーク元は巡り巡って仙谷由人に辿りつく。マスメディアに直に伝聞したのは、その支配下のもの達であることは明白だ。

24日の各マスメディアは
*「旧社会党グループと話がついた」(筆者注:横路衆議院議長が曖昧な態度でいるのは、小沢の出馬が決まっていないからに過ぎない。最悪でも自主投票が決着点だ)

*「旧民社党グループとも話がついた」(筆者注:まったく着いていない。小沢が出馬していない段階で何も決められないだけだ)

*「衆議院1年生議員も納得した」(筆者注:強制召集で新人議員半分強しか集まらん首相なんて、この世にいるのか?)

*「鳩山グループも党分裂回避で一致、小沢氏の応援は難しい」(筆者注:そもそも鳩山グループは二つ三つに分裂している。その一部15人の考えに過ぎない。平野、樽床の二大勢力は代表選で力を発揮するだろう。勿論小沢にとって)

*「小沢派内にも自重の動きあり」(筆者注:一部自重の意見もあるが、大将が出るといえば、そりゃ死に物狂いでと話が続いている)等々事実確認が難しい内部情報を自分達に都合よく解釈し、官房機密費で薄汚れた口から「外堀は埋まった。流石の小沢さんも、これでは出馬出来ないだろう」、と朝日・読売・毎日とその傘下のテレビがまくし立てている。

しかし、25日夜のNHK、報道ステーションの報道スタンスが一気に変わった。民主党代表選問題をシカトするが如き態度に出たのである。(笑)どうしてだろう?簡単な話だ、小沢一郎の代表選出馬が確定的になった事による混乱である。

話が違うじゃないか、「小沢出馬困難に」で嬉々として喋りまくった大越、古舘キャスターらが前日と異なる事実を報道する「面」を作り切れなかったと云う事情で第三番目ニュース程度の扱いで逃げたわけである。(笑)

鳩山の「挙党態勢」で一致団結と云う子供じみた試みは、24日の小沢一郎との3時間に及ぶ話し合いで既に頓挫していたようだ。まさか25日の菅首相との会談をスルーするわけにも行かず、時間つぶしをしたに過ぎない。菅直人は既に悪の枢軸に呑み込まれた存在であり、鳩山が知る友人・菅直人ではなくなっているのである。魂を抜かれた口の軽い、只の神輿に過ぎない。25日夜のぶら下がり取材における菅直人の表情を見たか?もうすべてを投げ出して、お家に帰りたいと叫ぶ寸前である。闘う前から涙目になっている、まさかうつ病にはならんでくれよ。

一方25日、小沢グループから直接出馬要請を受けた小沢一郎は「今の政治状況を見ると立ち向かわなければならないと思っている。私にも考えるところがある」、「皆さんの期待に応えることができるような、そういう自分の気持ちに納得できるような結論が得られればいいと思っているが、自問自答するところも残っている」と若干の猶予を残したが、不出馬で国家国民がどれ程の不利益を菅直人らによって齎されるか百も承知な言は、出馬を認めているようなものである。

小沢一郎が代表選出馬を決めさえすれば、代表選勝利は疑う余地のないことだ。しかし、縄文の心で政治を行ってきた小沢一郎と云う政治家は、自分の勝利が日本の民主主義の定着、ひいては国家国民の為に本当に正しい選択なのか迷っているかもしれない。決断するまで、小沢一郎は迷うに違いない。しかし、一旦決断したら、絶対勝利の方程式を作り上げるだろう。今回は選挙の小沢に徹して貰いたいものである。

上記のような小沢の心境とは別に、クールな政治家・小沢一郎は内閣総理大臣になった場合の安定した政権運営を希求する。この際、仙谷・前原・野田グループは党内野党化するわけで、宮沢内閣における「嘘つき解散」なる不信任決議案のシーンを小沢一郎も思いだしているに違いない。

不信任決議案などと云うもの、そうそう可決されることはない。日本国憲法下で可決されたのは4回、吉田内閣が2回、大平内閣が一回だが、共に与党議員の欠席による可決だった。しかし、宮沢内閣における不信任決議案の可決は、与党造反組の賛成票によって成立した。若き小沢一郎もその賛成票を投じた一人である。

こう云うことが起きるのが政治だと肌で知っている。それだけに、内なる敵を抱えながら内閣総理大臣に就任する危険は百も承知している。 そう云う意味で、安定政権を維持することも重要な代表選出馬のポイントになる。

この場合、内なる敵で造反劇に積極的に加担する連中が何人居るのか、50人程度なら問題ないが、100人となると連立などで手を打つ必要が出てくる。勿論、参議院におけるネジレの解消も視野に入れなければ、09年マニュフェスト・国民との約束を迅速に粛々と実行する法案の提出と成立を期さなければならない。おそらく、小沢一郎は代表になる以上、安定した政権の構築が可能と云う条件もクリアーさせようと模索している可能性がある。

鳩山グループが離反しても、議員票で小沢は上回っている。何故か?前原・野田グループの議員数は水増し。今月末立ちあげ樽床グループ(40人規模)の顔ぶれを見るがいい。平野グループも見逃せない。党員・サポーター票も断然小沢リードである。それ故に、菅直人は強制召集令状を出す破目になっているのだ。鳩山、菅一派で勘定的に勝てるはずだが、実は勝てない。所属議員数の勘定間違いがある(笑)

いずれにしても、鳩山由紀夫の訳の判らん仲介が徒労に終わったことは恭悦至極だ。しかし、皮肉なもので、鳩山の仲介劇が一層小沢対菅の構図を一層浮き上がらせ、将来的政界再編は不可避と云う方向性を見せはじめている。


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小沢一郎、鳩山の友愛や菅の空手形に「縄文の心」は不要だ!

2010年08月25日 | 日記

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小沢一郎、鳩山の友愛や菅の空手形に「縄文の心」は不要だ!

民主党代表選告示日まで、後一週間となった。小沢一郎は24日の鳩山との仲介会談に臨み、25,26日にも代表選出馬を判断すると語ったようだ。

鳩山は菅直人とも25日に会談の見通しのようだが、今更仲介と云う段階は過ぎただろう。オリジナル民主党のオーナーとして、漸く万年野党から小沢の力で脱却したというのに、共に闘った野党時代の同好会の友・菅直人の無惨な屍は見たくない一心なのだろう。

また、鳩山グループのオーナーとしての威信を見せたい心も働いているだろう。小沢の復権は動かしがたい事実だが、出来ることなら菅も救いたいと云う両面作戦のようだが「二兎追うもの一兎も得ず」が人間社会の常識だ。

大金持ち独特の非常識で仲介の労を取ろうとしているようだが、そんな甘ちゃんだから、自ら組閣した閣僚に足を引っ張られ自滅した反省がまったくみられない。「挙党態勢」なんてものは何時の世も建前であり、現実の政治の世界では絵空事と断言して良いだろう。

直近の証拠ではないが、「ノーサイド」ニヤニヤしながら宣言した菅直人が小沢一派を悉く排除したのを忘れてしまったのか?己のグループまで排除されて、友愛精神を半端に振り回すのは迷惑だから止めてくれ。

鳩山には、前首相として存在感を示したい単純な欲望もあるようだ。しかし、既に鳩山グループは到底一枚岩とは言えない派閥になっている。三井辨雄、海江田万里、中山義活、小沢鋭仁、平野博文、樽床伸二、松原仁、川端達夫、松野頼久、川内博史等など主だった衆議院議員は「反菅勢力」として既に動いており50人グループとは表向きで、鳩山の支配は半分程度となっている。

尚且つ縛りの緩いグループなので、50人の勢力を背中に仲介の労、と威張れるものではなくなっている。小沢に仲介を断られたから「菅直人支持」を声高々に言える力は既にない。政治資金も縦横無尽ではなくなっている。精々出来る選択は「自主投票」なのだと思われる。おそらく7割が小沢一郎への投票と読んでいる。

さて、権力亡者の菅直人はどうするのだろう?仙谷の謀略に乗っかり、一年生議員の赤紙懇談会も決してはかばかしい成果を生んでいないようである。人事権・公認権・解散権等を持つ党代表・内閣総理大臣の「強迫赤紙召集」に応じた議員は157人中90人、6割の召集率に終わりそうだ。

出席した議員の大半は取り敢えず出ておくか~程度のもので、マスメディアが伝えるほど「首相の説明に満足」と云う議員は少ないようだ。「三年間は解散総選挙はない」等と強烈な空手形を切ったようだが、首相が嘘をついて良いと言われる「解散の時期」発言を信じたのはヨコクメの馬鹿くらいではないだろうか。(笑)

挙党態勢もしっかりやりますと嘘八百まで言ったようだが、菅直人は仙谷・前原・野田の軍門に屈した憐れなピエロ代表であり、自ら党人事、組閣など決定する力は剥奪されている。早い話が反小沢の急先鋒「民主党七奉行」仙谷・枝野・前原・野田・玄葉・レンホー・小宮山らに下支えされた代表である。

「クリーン」以外に理念もなければ政策立案能力もないし、増して実行力などマイナス点がつくほどの勢力に支えられ、枯れ木が立っているように見えるだけである。子供がチョイと押しただけで、大音響共々倒木となるのは間違いがない。

そんな連中が人事で、どのような挙党態勢をすると言うのだ。精々鳩山グループ優遇くらいは挙党態勢するだろうが、小沢グループへの人事は更なる報復になる。鳩山は仲介で仮に菅が「挙党態勢で行きます。小沢さんには幹事長として…」等と口約束した内容を抱えて、再度小沢に仲介に動く積りなのだろうか?仮にそうだとすると、まさにこの人は宇宙人であり、「宇宙の責任は地球の無責任」と云うことになる。

筆者は鳩山の真の狙いは「大政奉還」。小沢一郎と鳩山由紀夫に政権を禅譲せよ。その暁には、幾分の民主党における地位は守ってやろうじゃないかと云うものの感じがする。そうでないと、鳩山由紀夫は只の金持ちのお人好しだけになってしまう。

「菅さん、アナタの言葉と小沢さんの言葉のどちらが信用できるか、アナタ自身が判っているでしょう?さぁここは腹を決めなさい」なんか言いそうな感じがしてくる。(笑)

それだから、鳩山の仲介は無用なのだ。人間失格の菅直人も反小沢の七奉行も、そしてその金魚のフンすべてが不要なのだ。政治家として、雑巾がけを数年経験させるべきである。徹底的に挫折と云う現実を味わい、政治家として出直させなければならないのだ。権謀術策に頭を使う前に、有権者巡りでもしておれ。

本当に鳩山由紀夫は余計なお節介をしてくれる。小沢一郎の縄文の心がウッカリ顔を覗かせないか、筆者などは冷や冷やものである。(笑)

PS:もうひとつ気になるのが、菅直人が「七奉行」を切り、鳩山・小沢の力で再選を果たすシナリオも、ごく僅かだが残されている。しかし、菅直人と政治を共にすることは、無理心中につきあうようなものである。これも許せん!


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鳩山由紀夫「挙党態勢」、西岡参院議長「離脱も覚悟で」

2010年08月24日 | 日記

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鳩山由紀夫「挙党態勢」、西岡参院議長「離脱も覚悟で」

民主党の鳩山前首相は23日夜、BSフジの番組で、党代表選で菅首相と小沢氏の仲介役を果たすことに意欲を示した。

菅直人の一年生議員の「赤紙懇談会」についても「泰然自若でいいんじゃないですか。選挙目当てと思われるのはプラスにならない。国政に専念する姿を見てもらうべきだ」と発言。品のない行動を諌め、あらためて挙党態勢のためなら仲介の労を惜しむものではないと言っている。更に鳩山由紀夫は現時点での菅政権支持のスタンスの縛りも緩め、わざわざ首相再選について「結論を出したわけではない」と現時点支持を一歩後退させた。

鳩山にしてみると、オリジナル民主の元締めでありオーナーでもあっただけに、菅直人対小沢一郎の全面対決でオリジナル民主が崩壊し、旧自由党が実権を握る現実を見たくない心情が現れているのだろう。しかし、菅直人勢力が小沢一郎勢力に勝てるはずもないと読んでいる。何とか、有耶無耶な態勢への執着が残っている。

それに対して、西岡武夫参院議長は民主党代表選後に敗れた候補者を党の要職や閣僚ポストで処遇することは「挙党一致でも何でもない、茶番劇である」と白黒はっきりさせた方が良いと発言した。

西岡氏の発言は「小沢一郎、キッチリ勝負をつけろ。半端な妥協は命取りだ」と云う旧友としての遠回しのアドバイスと云うことになるのだろう。西岡自身は以前「小沢が出て、政権の方向をハッキリ示す方が良い」との発言があるので、現政権に勝負を掛ける候補者を限定していないが、その候補者が小沢一郎であるのは間違いがない。小沢一郎が策を弄して「傀儡候補」を担ぎあげる性癖を暗に諭しているようでもある。

また、売名行為の如き振る舞いで立候補し、敗れても党の要職や閣僚ポストにありつけるような就職運動は許さんと言ってもいるようだ。つまりは小沢一郎以外の人物よ出てくるな!と暗に主張している。議長がわざわざ発する発言かどうかの是非は別にして、そう云うことのようだ。

筆者の場合、駄馬の先走りではないが小沢内閣総理大臣が決定しているので、なんとも歯痒い民主党内のゴチャゴチャなのだが、利害得失のない部外者ほどスンナリとは結論が出せないものなのだろう。

しかし、ここまで拗れてしまった小沢一郎と菅直人。或いは09年マニュフェスト堅持派と09年マニュフェスト改竄派の呉越同舟状態で政権を維持する事が正しい選択なのか?筆者にも僅かに迷いがある。

小沢一郎があまりにも子供じみた同好会グループの政治手法とか権力の座に執着する姿に嫌気を差すのではないか、フト不安になるのである。このまま前進すれば代表就任、首班指名と総理の座に行きつくわけだが、「こんな理念も信条もない奴等と一緒に行動していても、日本の革命的改革は無理かもしれない?」と内心思う可能性まで心配するほど、菅勢力の権力亡者ぶりが目につき過ぎる。

代表になって直ぐに着手するのが何処か纏まった勢力との連立と云う事も考えなければならない状況かもしれない。60人くらいの造反者が出ることを懸念しながらの政権運営は厄介だ、改革どころの話ではない。改革実行の為には100人程度の政治勢力と手を組まなければならないのかもしれない。

一時でも味わった権力の蜜の味、現時点の菅政権の権力亡者ぶりを見る限り、彼らに蜜の味を忘れる潔さがあるとは到底思えない。

連立コールかもしれない兆候がメディアに現れている。「談合記者クラブ」で一枚岩であった日本のマスメディアの論調の分裂現象である。産経新聞・読売新聞と朝日新聞・毎日新聞だ。

今までの「反小沢」で一致団結状態だった4社の蜜月が壊れている。今度の団結テーマは「反菅」なのだが、明らかに「反菅」と「親菅」に二分された。この事実が何を意味しているのか、現時点では判断がつかない。単純に菅勢力に「左バネ」が効いているからと云う単純な要因だけとは思えない。

何か裏があるのだが、今夜はもう思考能力が切れかけている。いずれにしても、このようなマスメディアの論調の相違は要因がなんであろうと、好ましい現象だと言える。4社談合で二手に別れて何かを画策と云うのは考え過ぎだろう。(笑)

―今夜も産経新聞の「BSフジ鳩山発言」の記事を引用しておく―

≪ 菅首相「鳩」切り崩すクセ球 鳩山氏「支持決めてない」と突き放す

「どうすればいいですかね」
 菅直人首相は23日夜、鳩山由紀夫前首相に電話し、9月の党代表選について相 談を持ちかけた。小沢一郎前幹事長の出馬回避をはかりたい首相は、小沢氏とのパイプ役として鳩山氏に期待したようだ。
 この日、首相は1回生議員との懇談会で「小沢さんは独特で、フランクに話せる人ではない」と、腹を割って話せないことをぼやいていた。
だが鳩山氏の返答は素っ気ないどころか、首相の1回生との懇談会への不快感を示すものだった。
「泰然自若でいいんじゃないですか。選挙目当てと思われるのはプラスにならない。国政に専念する姿を見てもらうべきだ」
 鳩山氏はこの後、BSフジ番組に出演し首相とのやり取りを暴露してみせた。
 首相は小沢氏に批判的な世論を背景に、「脱小沢」路線の堅持を求める仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長らに軸足を置いてきた。これに対し、鳩山氏は小沢氏も含む挙党態勢を、代表選後の人事でつくるよう求めてきた。
 首相は懇談会のなかで、「鳩山さんや輿石さん、東参院議員会長さん、小沢さんも含め、前向きに進めるという態勢を作るつもりだ」と、代表選後の挙党態勢づくりを示唆。さらに「小沢さんがいてくれたから 政権交代できた。大変な手腕だ。いずれ小沢さんのような人が必要になる時もある」と、気味が悪いほど小沢氏を持ち上げていた。
 にもかかわらず、鳩山氏はなぜ、厳しい態度をとったのか。首相の“挙党態勢”発言が、鳩山グループや衆院1回生を切り崩すための「クセ球」とにらんだからにほかならない。
 事実、「反小沢」の前原グループからは「懇談会の発言と権力行使は別だ。 人事は勝者が決める」(幹部)との声も出ている。
 「19日の(鳩山グループの)研修会で小沢さんが『がんばろう』と言ったのは出馬するとの言葉だと思った。(首相と小沢氏が)ガチ(本気)で戦ったら国民のためにならない。首相は能力主義の人事をしてほしい」 鳩山氏はこうも 述べた。
首相がいまのところ「脱小沢」路線を放棄するつもりはないとみているようだ。
 これまで、条件付きでの首相再選支持を語ってきた鳩 山氏だが、一層の圧力をかけるつもりか、BSフジ番組では首相再選について「結論を出したわけではない」とまで発言した。
 一方、小沢氏は23日、都内の個人事務所で山田正彦農水相ら小沢グループの議員と面談した。小沢 氏は出馬について「かなり悩んでいる」(周辺)とされる。首相になれば国会で「政治とカネ」の問題で集中砲火を浴びるのは確実だ。
  もともと小沢氏は、公認権と年間170億円の政党助成金を扱う幹事長ポストを重視しているとされる。
  小沢氏が満足するように幹事長ポストを首相が差し出すか、それとも「脱小沢」を貫くかが、代表選の焦点になっている。(産経新聞:佐々木美恵)≫

*少々文章が混乱しているが見逃そう。筆者は女性の味方なのだ(笑)


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「民意」とは選挙結果であり、「世論」とはメディアの捏造物

2010年08月23日 | 日記

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「民意」とは選挙結果であり、「世論」とはメディアの捏造物

既に、筆者のコラムでは第95代内閣総理大臣に小沢一郎が就任しているので、マスメディアや反小沢民主党議員が、どれ程小沢一郎出馬阻止の阿鼻叫喚を上げようとも歯牙にも掛けぬ達観状態だ。

しかし、多くのコラム読者の方や友人から「アイツがこう言っている」「どこそこテレビで岡田が、レンホーが渡辺が…」「代表が変わるなら解散総選挙」等々とアドバイスや情報があまりに多いので、あらためて小沢代表選出が確実である事を確認させていただく。もう一度ご確認いただき、小沢一郎の出馬も代表選出も、内閣総理大臣指名も確実だと、心落ちつけて頂きたいと思う次第です。

まず面白いのが朝日新聞や毎日新聞の社説である。この腐れジャーナリスト達は誰に向かって反小沢プロパガンダをしているのかと云う疑問である。おそらく最近の小沢出馬阻止のプロパガンダは読者や視聴者を無視して、民主党議員、民主党員、サポーターに向けたものと思われるが空振りに過ぎない。

議員は派閥系議員は不動である。菅系鳩山系の議員にはフラフラが結構いるが(笑)小沢系は絶対に大丈夫だ。新人議員達はどうなる?考えてくれ、菅を頂点にした選挙素人・枝野・安住・小宮山の支援で選挙に勝てるのか?確たるマニュフェストなしで、選挙演説も出来ないだろうに。誰につけば得か、馬鹿でない限り判断はつく。

朝日・毎日は内閣総理大臣になる人間を選ぶのに、民主党代表選ですべてが決するのは如何かと叫んでいる。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のような社説は、これは論理のすり替えと云うもので、一笑に伏すしかありません。自民党時代から、同じようにして党の代表が選出され、国会で内閣総理大臣の指名を受けてきたわけで、今更取りたてて騒ぐこと自体、奇異である。逆に小沢一郎が立候補するイコール菅直人が敗北を認めたと云うことに過ぎない。

また、直近の「民意」は小沢一郎復権は駄目だ90%とまくし立てるが、腐れマスメディア、挙句に仙谷からの機密費まで流れている疑惑のある新聞社政治部記者の作り上げた世論調査と云う「世論(彼らは民意という)」である。「民意」とは民主主義においては選挙しかないのだ。ここをキッチリ把握しておこう。

質問項目でどうにでも誘導操作が可能で、最終的にはデスクの赤ペン一つで数値捏造も可能、その上、記者クラブ「談合調査」までしているマスメディアの世論調査の数値の何を持って論調の根拠としているのか?オマエらは「世論調査教」の信者か?いつ出来たのだ、そんな新興宗教。

09年の衆議院選挙で鳩山・小沢ラインが大勝利した。それが「民意だ!」
そして先の参議院選挙で菅・枝野ラインが大惨敗したのである。大惨敗が「民意だ!」

民主主義における「民意」は選挙がすべて。それでなければ、選挙は不要だろう。それが嫌なら、マスメディアの「世論調査」で内閣総理大臣を決めろとまで主張したら如何なものだろう。舛添か、小泉進次郎か、東国原が首相かね、マスメディアの世論調査等は所詮そう云うものなのだ。(笑)

またぞろ小沢一郎の「政治とカネ」だと云う論調が閣僚の一部やマスメディアから噴出している。これも何度も言うように民主主義、三権分立の基本中の基本が抜け落ちた論調、コメントである。起訴において、絶対権力者に近い裁量を持つ日本の検察が法的に証拠がなく「不起訴」にした訳で、被疑者ですらないのだ!

「悪いことをした」等と非常識をもって小沢を誹謗中傷するこは慎むべきだ。「腐れ肛門」の話を真に受ける奴も少ないだろうが、そう云う人間の発言を取り上げざるを得ないマスメディアは手詰まり感が窺える。

検察審査会もあるぞ~と真面目腐って言っている馬鹿大臣もいるが、検察審査会自体、司法制度として二重機構のような存在であり、法改正で検察の起訴裁量を覆すパワーを与えたのなら、素人が常に起訴裁量した方が安上がりだろう。日本の検察機構は不要、警察から検察審査会の流れで済むぞ!

仮にだ、百歩譲ってその無駄を認めたとして、良く考えて頂きたいが検察審査会の議決、例えば「起訴相当」はどういうことか?どれ程馬鹿たちが集まり、どれ程悪意な補助員や事務方がいようとも、出来ることは「この問題は裁判所で白黒つけた方が良いのではないか」と云う結論を出しているに過ぎないのだ。ここも重要なポイントだ。

我が国では「被告」イコール「犯罪者」と云う官憲絶対思考が強いお国柄、性格の良い国民(縄文の心の一部)だが、民主主義及び法治国家においては、そのような考えは改めないといけない。「被告」は自分を弁護する権利が保証され、公判で白く黒がつくのだから、有罪無罪は裁判所の専権事項である。最近はそれさえも怪しいが、そのことは別に話そう。(笑)

それを一政治家が「嫌疑がかかれば有罪」のような物言いをすることは、自ら民主主義・三権分立を否定したのと同じである。何時己に降りかかるかもしれない誤った民主主義を正義のように語るのは白痴と白状したようなものである。

最期に「代表が変わるようなら、解散総選挙しなければ」と云う一部超馬鹿レンホーなどの発言についてだ。これは衆議院一年生議員へのブラフ、野田に言えと言われたのだろうが脅しである。コロコロ代表が変わる度に解散総選挙と主張するなら、鳩山から菅に変わった時点で衆参W選挙していなければならない。その時は自分の選挙で忙しく、言う暇もなかったのか?このパフォーマンス体育館女!

だったら、菅直人に代表選前に伝家の宝刀を抜きなさいよと官邸に乗り込め!「どうせアンタさ、代表選負けるんじゃん。だったらヤケクソで、その前に衆議院解散したら~、あたいは参議院6年安泰、全然しんぱいしてないもの」菅直人にそう進言せよ!オマエさん、あんまり調子に乗って、解散だって叫ぶと民主党衆議院議員連中から心底恨まれるぜ。言葉には注意しなさいよ、ネエチャン!(笑)

以上、すべてご心配には及びません。第95代内閣総理大臣は小沢一郎です。民主主義において、選挙の洗礼を受けた「民意」は絶対だが、「世論」は捏造も誘導も可能な浮き草のようなものである。

参考:
偶然的出来事かもしれませんが、朝日新聞の民主党代表選に関する奇妙奇天烈な「社説」を産経新聞の高橋昌之氏ジャーナリストとして見るに見兼ねたのか、「高橋昌之のとっておき」で痛烈に論理的に反論を展開しています。新聞社が他の新聞社の社説を批判するのは極めて珍しいが、それ程朝日新聞が狂っていると云う事の証明みたいなものなのだろう。参考までに読んでおいてください。産経新聞にもジャーナリストの矜持が残っているのは嬉しい限りです。それにしても最悪のメディアが朝日新聞になるとはね~、時代は変わった。もうひとつ見逃せないのが、読売の論調が変わってきている点だ。反菅政権な流れに移行しているかもしれない。


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第95代内閣総理大臣は小沢一郎に決まっている!

2010年08月21日 | 日記

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第95代内閣総理大臣は小沢一郎に決まっている!

小沢一郎の代表選出馬と大勝は自明の理である。(笑)おそらく呆れるほどの大差がつくであろう。
何処の新聞・テレビが叫び、菅内閣閣僚が実しやかに何を言おうと、これは決定的事実と言っても過言だとは思わない。もう筆者の願望とか推測の領域を凌駕した状況なのである。小沢首相待望派の皆様、安心して9月14日を迎えて構いません。

筆者などは、最期の最期に菅直人が代表選出馬を取りやめることまで想定内に入れている。(笑)土壇場になって、前原が仙谷とつるんでいる田原総一朗らが主張する「世代交代」を旗印に、手を挙げるのではなかろうかまで視野に入れている。(笑)

日本の官僚体制と記者クラブ腐れマスメディアにとって、小沢一郎が内閣総理大臣になることは、生活権が侵害される事で許せない事実なのは、既に充分に知られている。しかし、これら反国民的存在である霞が関、マスメディアはその一部である。ここのところを我々は認識しておく方がベストだ。現在、冷や飯を食わされている、官僚、ジャーナリスト、学者、解説者も我が国に存在している事を知っておくべきだ。彼らすべてが敵な訳ではなく、戦後65年うまい汁を吸い続けた、それら連中が敵なのである。その意味で、有名な奴ほど国民の敵ということだ。(笑)

このような現象は昔も今も変わらないのだろうが、小泉政権以降顕著になったようだ。市場原理主義と米国支配、勝ち組・負け組の鮮明化現象と時が重なる点に注目すべきだ。そして、国民の90%が負け組で勝者は10%、一握りのエリート達だけに集中する。これでは「国民の生活が第一」と云う民主主義の原点自体が崩壊しているわけで、富の再配分と云う政治の重要な役目が欠落するのである。

「最小不幸社会」なんて言葉を平気で口に出来る政治家が生まれることになる。国民の最大公約的幸せを願うのが政治家の仕事である。現状の社会に順応する政治をするだけであれば、混乱が生じる「政権交代」など無用の長物である。

小沢一郎にまつわる「政治とカネ」問題も東京地検特捜部の暴走であることは、多くの国民の知るところである。でなければ、幹事長として全権を振るった鳩山民主党が昨年の衆議院選挙で大勝する筈がないではないか。選挙が国民の総意であり、マスメディアや解説者の放言は自己保身の世迷言である。世論調査政治が幅を利かせるのであれば、民主主義の原点選挙そのモノも不要と云うことになる。

発足後間もない菅直人民主党政権であっても、60%を超える支持率を叩きだし、クリーンが政治の全てであるように捏造したのは日本のマスメディアだ。しかし、政治の混乱(政局)を望む日本のマスメディアこそが、菅の消費税迷走発言をきっかけに、支持率を40%台に落とし込む誘導捏造世論調査の数値を叩きだし、有権者を混乱させた。

しかし、結果的に菅民主党政権は直近の参議院選挙で大惨敗したのだ。民主主義のルールを重んじる事が重要だ。信任の選挙に負けたのだから、政権に縋りつく態度は醜悪なだけである。

クリーンを政治の世界で重要視したり、世論調査の数値を引き合いに、政治を語ることは思考能力を停止したことを白状するようなもので、政治家としてあってはならない事である。自民党時代からそうだが、新聞記事を基に予算委員会での質問をすることも、政治家として失格なのだろう。国会審議は政策論議の場所に集中すべきだ。

仮に、或る政治家に刑法犯罪の疑いが生じたとしても、三権分立の原則を守り、司法の裁きは、司法に全面的に委ねるのが民主主義の原則だ。立法、行政が積極的に口出すべきものではない。まして、検察において不起訴となった政治家を政争の具として利用する等、政治家のすべきことではない。政治家は政治政策で勝負しろ!

日本の知的最高水準の男達が起訴できないと判断した案件が検察審査会という国民目線の「感情司法」に委ねられ、魔女狩りが行われるのなら、警察も検察も極論では不要論に至るのである。こんな馬鹿げた制度が法治国家にあること自体奇異である。

小沢一郎と云う稀有の政治家が一部検察官の暴走とマスメディアの暴走で政治生命絶たれる危機に陥る等あっていいはずがない。検察審査会の議決そのモノを気にする必要もないし、どんな議決が出ようと堂々と公判の場で無罪を証明すれば良いだけのことである。ただし、当面は検察審査会の結論がどのようなものになろうと、国家国民の為に当面小沢一郎はこの濡れ衣疑惑の払拭は留保して貰い、09年マニュフェスト実現に首相として全身全霊を尽くして貰うことになる。

日本改造計画に則した、政治改革、国会改革、行政改革、公務員改革等「国民の生活第一」の09年民主党マニュフェスト政治政策を自らの手で見事に成し遂げる政治手法の見本を、あとに続く若き日本の政治家達のために示さなければならない。「世論交代」はそれからである。

見本もなく、マニュアル世代政治家に後を託すと云うのは無責任とも思われる。我が国混乱に油を注ぐような政治シーンを現出させては絶対に駄目だ。小沢はそう云うことは絶対にしない。それだから縄文の心が通う政治が可能なのだ。小沢一郎と云う政治家がその見本を示すことは、彼に与えられた天の配剤、宿命的役割と云うことなのである。

間違っても、マスメディアを味方にすることに汲々となり、官房機密費を月額1億円バラマク政治スタンス、腐れメディアが作る世論調査に阿る政治をしてはいけない見本を示すべきだ。民主主義政治の原点は選挙だ!選挙の結果がすべてを凌駕する。だからこそ、民意とは選挙であり、世論調査の数値ではない。まして、テレビの解説者の言動でもないことは言うまでもない。この事を今夜のコラムの締めとする。


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やっぱりスパイが鳩山懇親会に潜入、荒井聡国家戦略担当相

2010年08月20日 | 日記

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やっぱりスパイが鳩山懇親会に潜入、荒井聡国家戦略担当相

菅・仙谷の動きはチェックしたが、まさか挙党一致を常々口にしていた菅直人の側近中の側近・荒井聡国家戦略担当相が呼ばれもしないのにノコノコ顔を出したのである。(笑)一見挙党一致を常々口にして、菅グループに亀裂でも入っているような演出を画策するとは、なんとも情けない菅政権の所業である。

一年生議員に「内閣総理大臣・菅直人」の公的名前を使い、無理やり懇親会を設けるなど姑息の頂点である。しかも、小沢政治塾の研修日程にぶつけている、本当にあさましい人間だ。菅直人がやらないとすれば、仙谷のアイディアだろう。どちらにしても、議員としての民主党代表選出馬の踏み絵的懇談会に内閣総理大臣名は違法ではないが、脱法に近い所業である。まぁ彼らならやりそうな事でもある。(笑)

マスメディアも昨日の鳩山研修会で小沢一郎の出馬表明が出たら、ここぞとばかり「小沢出馬断固阻止」のネガキャンを用意していたようだが、幾分肩透かしに終わり、鳩山研修会及び懇親会を伝える論調は殊のほか大人しい。一番、ネガキャンに近い臭いをプンプンさせていたのが毎日新聞の記事だった。折角なので、最後に引用しておいたので、参考までに目を通すのも一興でしょう。

兎にも角にも、小沢の代表選出馬は後戻り出来ないところまで来ている。「皆さんが出ろと言うなら」が小沢一郎の過去の政治スタンスだったが、今回はそう云う我が儘も許されない状況な事は、小沢一郎が心底感じているに違いない。「100%と書きたい」と云う言を引っ込め「100%出る」と断言しておこう。

今回の民主党代表選は「挙党態勢」と「原点回帰」二つのキャッチフレーズがポイントだ。菅直人は挙党態勢を拒否した。おそらく、鳩山の挙党態勢の誘いを断ったに違いない。菅直人自身は鳩山の言う通りだと思ったかもしれない。

しかし、菅直人を支える仙谷・前原・枝野・野田・岡田らは、その考えが自分たちの粛清に直結している事を知っている。特に仙谷は政治生命を断たれ事間違いなしで、断固反対であったろう。菅直人の陰謀の幾つかをバラスくらいの恫喝まであったかもしれない。

仙谷の官房機密費のここ2カ月の支出先は朝日・毎日系のメディアと沖縄・名護市議選と沖縄県知事選に向けられた可能性が非常に高いことは、状況を観察して行けば辿りつく推論である。このような差配、いや陰謀が菅直人の政権維持に必要な金である以上、菅も共同正犯なのだ。今更、鳩山の挙党態勢の誘いに乗りようがないのである。

財務省官僚と抱き合う程密接な関係を築いて、政策遂行を「官僚主導」で試み始めた菅直人としては、今更「政治主導」の政治に舵を切る事も出来なくなっている。つまり、鳩山由紀夫や旧民社党、旧社会党系グループの主張する「挙党態勢」も「原点回帰」も飲む事が出来ないガケップチに立たされた訳である。

野田グループなどはレンホーの口を使って「代表が変わるようなら、解散総選挙!」などとブラフを掛けているが、このような断末魔の叫びも「菅内閣危うし」を予感したからこその発言である。お気の毒に・・・(笑)

ただ、そのような事態も想定する必要はあるだろう。民主党が分裂気味になるわけだ。そして、連動するように自民党も分裂する。ガラガラポンが起きる政局はゼロとは言えない状況だろう。それはそれで良い事かもしれない。詳細は省くが小沢・鳩山側に残る勢力の方が7割近くになる筈である。解散、やりたければやりなさい。

検察審査会が残っている!「政治とカネ」が残っている!菅・仙谷ラインの唯一の頼みはマスメディアの更なる「小沢ネガティブ・キャンペーン」である。法務官僚が事務局を仕切る検察審査会と朝日・毎日のメディア及びクロスオーナーシップのテレ朝とTBSである。

しかし、NHKが中立乃至は小沢・鳩山にシフトしたのは歴然であり、大越キャスターの政治関連報道が極端に減り、態度に落着きがなくなったのは気のせいだけではないだろう。

是非、鳩山由紀夫は小沢一郎にネット・メディアの情報キャッチアップを推奨すべきだ。我田引水ではないが、何処に阿る事もない市民ジャーナリスト達の情報発信にも耳を傾けるべきである。得意のツイッターまではお薦めにならなくて結構。(笑)

―朝日に勝るとも劣らぬ反小沢な毎日新聞の記事―

「小沢、求心力低下を憂慮?」(記事見出しとは別にこんな誘導見出し付き)
≪ 民主代表選:小沢氏来週にも最終判断 求心力維持へ 9月の民主党代表選を前に、鳩山由紀夫前首相のグループが19日、長野県軽井沢町で研修会を開き、小沢一郎前幹事長も出席した。小沢氏は党代表選 への出馬を検討する意向を自らに近い議員らに伝えており、来週にも最終判断するとみられる。出馬姿勢をちらつかせて菅直人首相に圧力をかける構えだ。検察審査会の議決も控えハードルは高いが、首相が「脱小沢」の看板を掲げたまま続投するのを阻止しなければ求心力を維持できないという危機感にも迫られている。
 研修会には鳩山氏や小沢氏のグループを中心に国会議員約160人が参加した。研修会は2部構成で、前半はホテルで有識者の講演会、後半は近くの鳩山氏の別荘の庭で懇親会を行った。
 小沢氏は懇親会から出席した。鳩山氏は冒頭のあいさつで「特に注目の人、小沢一郎先生までお出ましをいただいた。挙党態勢で一致団結をしなければならない」と持ち上げた。小沢氏の隣には輿石東参院議員会長、山岡賢次前国対委員長も並び、鳩山前政権が再現されたかのよう。小沢氏が最後に「鳩山総理 (前首相)のおかげで久しぶりに大勢の仲間と顔を合わせて楽しく過ごした。総理の言葉の通り、お互いに力を合わせて一生懸命頑張って、国民の期待に応えるようやりましょう」とあいさつすると会場は拍手に包まれた。
 懇親会の席上、小沢氏に近い川上義博参院議員が「ミコシを作るので乗ってほしい」と小沢氏に求めると「まあまあ」と上機嫌だったという。小沢氏が去る時には「代表選に出てがんばれ、小沢一郎」と声が飛んだ。松野頼久前官房副長官は記者団に「小沢氏に出馬してほしい」と語った。
 だが、小沢氏出馬へ向けた情勢は万全ではない。小沢氏に近い森裕子参院議員は「出馬の環境を作るために全力でがんばる」と語るが、小沢氏に近い党関係者は「小沢氏は各グループの動きを見ている」と指摘する。小沢氏のグループは今年6月の党代表選で独自候補擁立を巡って迷走した。今回も海江田万里衆院財務金融委員長が小沢氏のグループに出馬の意欲を伝えているが賛否両論がある。
 小沢氏は資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で検察審査会の議決を今秋に控え、世論の批判は厳しい。対抗馬が固まらないのも「小沢氏のかいらい」というレッテルを張られることを懸念しているためだ。旧社会党グループや旧民社党グループも様子見を決め込んでおり、小沢氏がこの局面で存在感を示さなければ自らのグループのまとまりも保てなくなる危険もあった。
 小沢氏は今月中旬、周辺が出馬の意向を打診したのに対し「(菅政権が終わるのを待っていては)政権のたらい回しになる。正々堂々とやるには9月しかない」と語ったという。一方で、藤井裕久元財務相は19日、東京都内で記者団に「私はずっと長い間(小沢氏と)一緒だったので、(出馬しないと)想像している」と指摘した。
 首相側は警戒を強めている。首相は19日夜、首相官邸で記者団に小沢氏の研修会出席について問われたが「きちんとした時点で言うので待ってほしい」と言及を避けた。枝野幸男幹事長も視察先の福井市で「どこの議員がどういう考えで参加しているのかまったく知らない」と不快感をにじませた。菅氏のグ ループの衆院議員は「もし小沢氏が出馬したら党の分裂含みになる」と動揺を隠さなかった。【朝日弘行、念佛明奈】(毎日新聞) ≫


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小沢一郎、代表選出馬表明の晴れ舞台?鳩山研修会参加

2010年08月19日 | 日記

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小沢一郎、代表選出馬表明の晴れ舞台?鳩山研修会参加

コラム執筆中にNHKが以下のスクープ報道を流した!日時は8月19日 0時9分である。

≪ 小沢氏 立候補も視野に対応検討

民主党の小沢前幹事長は、来月の代表選挙について、今の菅内閣では去年の衆議院選挙の政権公約で約束した政策が実現できないおそれがあり、党内にも立候補に期待する声があるとして、みずから立候補することも視野に入れた対応の検討に入りました。今後、党内外の情勢も見極め慎重に判断するものとみられます。

来月の民主党の代表選挙をめぐっては、菅総理大臣が再選に向けて立候補する意向を示しているのに対し、党内では、さきの参議院選挙の敗北を受けて、対立候補の擁立を目指す動きが続き、今週、山岡副代表を中心とする勉強会では「いわゆる、ねじれ国会のもとで野党側と話ができるのは小沢前幹事長だ」などとして、小沢氏の立候補に期待する声が相次ぎました。

こうしたなか、小沢氏は、今の菅内閣は官僚主導の政治に戻りつつあり、去年の衆議院選挙の政権公約で約束した政策が実現できないおそれがあるなどとして、代表選挙に、みずから立候補することも視野に入れた 対応の検討に入りました。

ただ、小沢氏としては、党内外に「総理大臣が毎年のように代わるのは好ましくない」として菅総理大臣の再選を支持する意見も強いことから、今後の党内外の情勢も見極め慎重に判断するものとみられます。(NHK)≫

拙コラムの方向に一段と接近した情報に触れ、良い気分で眠りにつける。多くの心ある日本の行く末を案じる人々には、まさに朗報だと言えるだろう。


何はともあれ、19日鳩山前首相の軽井沢別荘における研修会への参加が決まったようだ。最も、研修会全体への参加ではなく、研修後の懇談会にのみ出席することのようだ。

小沢の今回の出席は「招かれざる客」(菅・仙谷ら)の動きを観察した結果の結論なのだろう。小沢本人が「出席してもしなくても波紋が大きいからな~」と周辺に漏らしていた通り、マスメディア、特にテレビの報道は過熱するかもしれない。

ここ数日のマスメディアの論調は菅直人の代表継続が主流の流れが出来ていた。相次いで、閣僚から菅継続支持の声や得意の世論調査政治を目論むマスメディアによって作られた「世論」において、小沢一郎の復権を望まない90%!等の情報に汚染されてしまった結果、菅周辺は楽勝ムードになっていた。

おそらく、菅・仙谷ラインは鳩山が首相辞任時に小沢を道連れにした流れが未だ健在と読んでいるのだろう。鳩山に花を持たせるように中国・ロシア外交の首相代理的仕事を与えたのも俺だと菅は思っている。菅は18日「鳩山前首相とはこれからも相談にのってもらって政権運営に努めていきたい」と念押しも忘れない。

しかし、鳩山の心は違うだろう。鳩山の性格から言って「挙党体制」は譲れない一線と思われる。中国・ロシア外交は花を持たせて貰ったわけではなく、菅直人本人が行ってもチャンと話が出来そうもないから、俺に押しつけたと思っている。(笑)

しかし、菅・仙谷ラインは「小沢一郎排除!」が接着剤の寄せ集め集団に過ぎない。接着剤に溶解液を一滴垂らしたら一瞬にして千路にばらける。それだけに、鳩山の「挙党一致」は飲めそうで飲めない一線なのである。

まさか100人以上の議員グループを抱える小沢一郎本人だけを排除して「挙党体制」と主張するのも無理な話だ。鳩山グループだけ優遇しますと言って済む問題ではない。

おそらく鳩山由紀夫が辞任後に話していたように、官邸に住むと云うことは悪い状況分析の情報が耳に届かなくなることを意味している。また仙谷の段階で情報が取捨選択されている事態も考えられる。仙谷が政権を仕切り、菅直人は既にスーパーフライ級の神輿にされていると考える事も可能だ。

鳩山としてみると、菅直人が現在民主党代表である以上、支持を表明するのは当然で大見出しで朝日新聞が報道するような類ではない。しかし、それはあくまで代表選告示日9月1日までのことであり、それから先のことは一切言及していない。

今回は流石の小沢も鳩山に「是非万難を排して、難局に当たらせて欲しい」と協力を直に頼む可能性が高いだろう。拙コラムの連続的主張ではないが、それ以外民主党が政権与党として生きる道は残されていないのだから、当然と言えば当然だ。

昨日、今日のNHKの報道が全マスコミを出し抜いてスクープしている点に注目する事も忘れてはいけない。小沢一郎の動向情報が公共放送NHKが真っ先にスクープとして流す。当然、何処の誰かがNHKのみをリーク報道させる媒体と決めている状況に注目しておきたい。要観察だ!

しかし、久しぶりに気分の良くなる情報に接した。この情報に浮かれることなく、褌をしめなおし、菅直人政権の影も形もなくなる退場まで、心緩めず粉骨砕身コラム執筆につとめようと気を引き締めて、今夜のコラムの締めとする。(笑)


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民主党代表選、小沢一郎の立候補100%と書きたいくらい確実に

2010年08月17日 | 日記

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民主党代表選、小沢一郎の立候補100%と書きたいくらい確実に

断っておくが、小沢一郎に直接確認したわけではない。(笑)あくまで筆者の現在の民主党内の動き及びマスメディアの論調等を吟味した結果、小沢一郎が民主党代表選挙の9月1日告示日に手を挙げる確率が一段と高まったと判断したと云うことである。願望、予想の類よりは相当確率の高い推察だと思っている。

既に拙コラム「機は熟した。小沢一郎は内閣総理大臣に向かって驀進せよ!」、「まさに小沢一郎の胎動が始まった!朝日がビビり出した(笑)」、「菅直人の有力対抗馬が居ない?小沢への花道を開けて(空けて)いるだけだ!」で内閣総理大臣・小沢一郎必要論を3日連続で執拗に主張させて貰ったが、その待望論、必要論の答えが間もなく小沢一郎の口から発せられるのではないかと大きく期待する情報が溢れだしている。

これら情報は必ずしも、小沢一郎の出馬を直接的に示唆していないものもあるが状況判断には充分に役立つ。同氏の出馬の可能性が益々具体的になった為に発せられる敵方の情報は貴重なのである。

まず、真っ先に上げなければならないのが朝日新聞16日の信じられない程の「間抜けな社説」である。色々と訳の判らん御託をぞろぞろと並べたようだが、最終的に民主党の代表選の時期がおかしいと、告示日2週間前に泣言を言いだしたのである。バカバカしいので引用は眼の毒になるので自重するが、薄らトンカチでも言わないような愚痴に近い社説なのが笑える。これを書いた論説委員は完璧に暑さで脳がマヒしているか味噌が腐っている。

朝日の社説は「首相がコロコロ変わるのは如何か?」の論調から一歩も出ていない話だ。しかし注目すべきは、なぜ朝日新聞のレベルの社説でこんな泣言・愚痴を書いたのかが重要だ。9月14日の民主党代表選、応援している菅直人が負けるなんて認めたくもないと駄々をこねる3歳児のようである。菅直人の代表継続が優勢であれば、書くはずもない社説なのだ。多分、小沢出馬濃厚と読んだ上で書いたものと思われる。

岡田外相はウッカリ、検察審査会の結論延期で、「小沢さんは出にくいだろう」と観測気球を上げてしまった。菅・仙石ラインの法務官僚との陰謀が半分バレたような発言をしてしまった。これは民主主義政治、三権分立原則の中で言ってはいけない発言だった。まして彼は閣僚である。多分政治生命は終わった。

菅・仙谷・枝野・玄葉は絶対数の少ない票読みをしても仕方ないと、小沢勢力の邪魔をする姑息な陰謀計画をシコシコ密談しているようだ。勝てる選挙なら、小沢のように堂々と構えているだろう。政権を握っていながら、コソコソザワザワ、どうにもなりゃしない。(笑)

産経新聞に至っては「小沢と菅の一騎打ちがみたい!小沢出てこい」とおびき出し戦術紛いの変化球を投げている。最期の方で自己主張を我慢できずに「出てきたら政治とカネの説明をせざるを得ない」と馬脚を現すあたりが可愛い。(笑)つまり小沢が出てきたら政治とカネで追求するぞと云う警鐘なのだが、屁でもない脅しだ。金の問題は司法の問題であり、決着は三権の一つ司法が行う領域であるの一言で済む。

原口総務相の「小沢一郎さんという大きなナタを使わないでこの困難な時期(への対応)ができるか」との発言が、何故か解説では「小沢一郎を重要なポストで処遇せよ」と何やら意味不明なモノに言い換えられている。原口は大ナタをどの適材適所で使うかまで言及はしていない。原口に小沢氏の去就を云々する勇気もないし、生方じゃあるまいし馬鹿でもない。
以上が小沢一郎が出馬しにくい方向に向かわせる情報だが、何と云うことは無い、冷静に分析すれば「小沢出馬、ヤバいぞ!」と慌てている様子がうかがい知れる。

政治の世界「一寸先は闇だ」等と難しく語るジャーナリストや評論家も多いが、自分たちの仕事は難しいのだと、高度なことをやっている人種だと自慢しているようなものだ。多くの場合、充分な情報収集と観察を行えば、自ずと分析上の答えは見つかるものである。案外、常識が通用するのだ。(笑)

民主党代表選の主題は「09年マニュフェスト」をどうするかが焦点である。菅直人は見直すと言っている。小沢・鳩山は回帰すべきと言っている。鳩山の研修会に小沢が出席するかどうかが決め手とマスメディアは騒いでいるが、必ずしも出席云々がすべてではないだろう。19日に小沢は態度を表明するのは早過ぎるとみているかもしれない。

ウッカリすると、鳩山研修に菅と仙谷がノコノコ首を出す危険もある。鳩山の性格から考えると「帰ってくれ」とは言えないだろう。小沢・鳩山分断の為なら奴らならやりかねない。

しかし、鳩山研修でアノ佐藤優が講師に招かれ、講演をすると云うのは注目に値する。話題は外交話の流れから、沖縄普天間基地問題に必ず行きつく。期せずして「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」のメンバー20人が沖縄を訪問する。鳩山の子分川内議員と小沢ガールズの面々、誰が見ても菅・仙谷への揺さぶりだ。

鳩山は辞任に追い込まれた普天間問題を蒸し返す強い民主党リーダーを応援しようとしている。09年マニュフェスト+普天間移設の白紙撤回を怨念のように期待している。このマニュフェスト回帰と普天間移設白紙撤回とネジレ国会の舵取りが出来る政治勢力の結集を強く望んでいる。そして、自分が頓挫した元凶、米国の圧力、霞が関の抵抗、マスメディアを無視する図太さを兼ね備えた強いリーダーの出現を願っている。

それが誰であるか、百人が百人知っている。勿論、なって欲しくない、認めたくない、なられたら困る人間はゴマンと居る。(笑)しかし、民主党が国民に最終的に認められる筋道は、国民との約束を歯を食いしばって実現させる意欲と根性、そして力を持つ「小沢一郎」しか居ないのである。

おそらく民主党議員の250人近くが小沢一郎のひと声を固唾をのんで待っているのだろう。だから小沢を差し置いて、無礼にも手を上げる菅の対抗馬が不在なのだ。

もしかすると、小沢一郎が代表選に出馬すると明言した瞬間に菅直人と云う男はポスト欲しさに白旗を上げる可能性はある。しかし、それを許してはいけない。許す時は、菅直人が政治家でなくなった時にすべきである。あのような人間的に許せぬ男は、末席にすら置くものではない!

万が一、小沢一郎が代表選に出馬しないとなった時は、日本の政界はガラガラポンと音を立てるのかもしれない。


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「昭和システム」からの決別、朝日よ、マズお前らが決別せよ!

2010年08月16日 | 日記

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「昭和システム」からの決別、朝日よ、マズお前らが決別せよ!

― 先ずは終戦記念日の朝日新聞の「社説」を読んでいただこう ―

≪ 65回目の終戦記念日―「昭和システム」との決別
 脚本家の倉本聰氏作・演出の舞台「歸國(きこく)」が、この夏、各地で上演されている。8月15日未明の東京駅ホームに、65年前に南洋で戦死した兵士たちの霊が、軍用列車から降り立つ。
 「戦後65年、日本はあの敗戦から立ち直り、世界有数の豊かな国家として成功したんじゃなかったのか」「俺(おれ)たちは今のような空(むな)しい日本 を作るためにあの戦いで死んだつもりはない」
■もうひとつの戦後
 劇中の「英霊」ならずとも、こんなはずでは、と感じている人は少なくないだろう。戦後、日本は戦争の反省に立って平和憲法を掲げ、奇跡と呼ばれた経済成長を成し遂げた。なのに、私たちの社会は、いいしれぬ閉塞(へいそく)感に苛(さいな)まれているように映る。
 日本は昨年、戦後初めての本格的な政権交代を経験した。55年体制からの脱皮は数多くの混乱を生んだ。
 民主党政権は、政治主導という看板を掲げて舞台に立った。事業仕分けや事務次官会議の廃止など一部で成果を上げはしたが、まだ見えない壁の前でもがいているかのようである。
 この分厚い壁とは何か、いつ作り上げられたのか。  米国の歴史家、ジョン・ダワー氏は近著「昭和 戦争と平和の日本」で、官僚制は「戦争によって強化され、その後の7年近くにおよぶ占領によってさらに強化された」と指摘する。同様に、日本型経営や護送船団方式など戦後の日本を支えた仕組みの多くは、戦時中にその根を持つ。
 「八月やあの日昭和を真つ二つ」(8月8日 朝日俳壇)。この句の通り、私たちは戦前と戦後を切り離して考えていた。だが、そんなイメージとは裏腹に、 日本を駆動する仕組みは敗戦を過ぎても継続していた。ダワー氏はこれを「仕切り型資本主義」と呼ぶ。軍と官僚が仕切る総動員態勢によって戦争が遂行されたのと同じやり方で、戦後も、社会は国民以外のものによって仕切られてきた。
 政権交代は、55年体制が覆い隠してきた岩盤に亀裂を作ったといえるだろう。天下り利権や省益を守ることに傾斜してしまう官僚組織、積み上がるばかりの財政赤字。いまや、仕切り型資本主義が機能不全に陥っていることは誰の目にも明らかとなった。
 外交・安全保障も同様だ。普天間基地移設の迷走、そして日米核密約問題は、憲法9条の平和主義を掲げながら沖縄を基地の島とし、核の傘の下からヒロシ マ、ナガサキの被爆体験を訴えてきた戦後日本の実相と、今後もその枠組みから脱するのは容易ではないという現実を、白日の下にさらした。
 割れ目から顔を出したものは、私たちが目をそむけてきた「もうひとつの戦後」だった。
■任せきりの帰結
 日米安保条約改定から半世紀の今年、ドキュメント映画「ANPO」が公開される。映像は安保改定阻止の運動が何を問おうとしたのかを追う。
 銀幕で人々は語る。「民主主義は私たちが守らなくちゃ。国は守ってくれないんだ」。戦争の記憶が生々しかった1960年当時、日本人の多くは、平和と民主主義を自らのものにするにはどうしたらいいか、問うた。たとえ失敗に終わろうと、歴史の主人公になろうとした一瞬があった。
 だが、多くの人々が胸にかかえた問いは、その後の経済成長にかき消され、足元に広がった空洞は物質的な豊かさで埋められた。映画を監督した日本生まれの米国人、リンダ・ホーグランド氏は言う。「当時の日本人の顔は今とは違う。彼らはどこから現れ、どこへ行ったのでしょう」  冷戦下、西側の一員として安全保障と外交を米国に頼り、経済優先路線をひた走るという「昭和システム」は、確かに成功モデルだった。だが、時代が大きく変化した後も、私たちはそこから踏み出そうとはしなかった。
 「仕切り型資本主義」は「人任せ民主主義」とも言い換えられる。任せきりの帰結が、「失われた20年」といわれる経済的低迷であり、「顔の見えない日本」という国際社会の評判だ。
■生きてるあなた
 「敗戦忌昭和八十五年夏」(7月26日 朝日俳壇)。戦後65年にあたって考えるべきは、戦争を二度と繰り返さないという原点の確認とともに、「戦後」 を問い直すことではないだろうか。それは「昭和システムとの決別」かもしれない。
 家族や地域といった共同体の崩壊や少子高齢化によって、日本社会は昭和とはまったく相貌(そうぼう)を変えている。グローバル化が深化し、欧州連合の拡張で国民国家の枠組みすら自明のものではなくなる一方で、アジアでは、中国の台頭が勢力図を書き換えつつある。昭和の物差しはもう通用しない。
 「ANPO」の挿入曲「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎作詞、武満徹作曲)は、こう歌う。
 死んだかれらの残したものは
 生きてるわたし生きてるあなた
 他には誰も残っていない
 政権交代は、小さな一歩に過ぎない。政治主導とはつまるところ、主権者である国民の主導ということだ。
 過去の成功体験を捨て、手探りで前に進むのは不安かもしれない。だが、新しい扉を開くことができるのは、今の時代に「生きてるわたし生きてるあなた」しかいない。(朝日新聞:8月15日社説) ≫


15日の朝日新聞の「社説」はネット掲載までに時間がかかった。まぁ終戦記念日、戦後65年を顧みる「社説」だけにそれなりに吟味されるのは当然だろう。8月15日の朝日新聞の「社説」に筆者も同意はしたがまったく「同感」だと云う気分にはならなかった、それは何故だろう?如何にも文学的社説の体裁は整えたのだが、どこか魂が抜けている感じだ。

≪ 日本は昨年、戦後初めての本格的な政権交代を経験した。55年体制からの脱皮は数多くの混乱を生んだ。 民主党政権は、政治主導という看板を掲げて舞台に立った。事業仕分けや事務次官会議の廃止など一部で成果を上げはしたが、まだ見えない壁の前でもがいているかのようである。 この分厚い壁とは何か、いつ作り上げられたのか。≫と如何にも民主党政権が自分で転んだような事を書いているが、そこは違うだろう!「盗人猛々しい」という言葉が浮かんでしまう。

小沢一郎の政治資金問題や鳩山由紀夫の普天間迷走にしても、検察庁や外務省、防衛省の官僚達が朝日新聞をはじめとする君たちマスメディアのファシズム的狂乱報道の支援を得て、寄ってたかって「政権交代」に茶々を入れたのではなかったのか?

日本の閉塞感を霞が関の所為だけにするのは、納得いかない。共同正犯の君等も同罪なのだよ。そこをネグった「社説」には同意出来る部分もあるが、同感には至らない。歴史的検証も結構だが、現実の米国支配の元、官僚組織を頂点とした、経済界、マスメディアの構造的癒着が未だ存在し、旧守的利権に執着している事にも言及すべきだ。そして、そこから何故日本は脱却できないか問うべきである。

たしかに、敗戦後65年の我が国の歴史を顧み、経済成長一辺倒で死に物狂いに国の復興に邁進し、敗戦国とは思えぬ経済復興を成し遂げたのは事実だ。しかし、その経済成長に、戦勝国・米国の差配とそれを遂行する有能な土着的官僚制度が大きく貢献していた。

朝日は「民主主義は私たちが守らなくちゃ。国は守ってくれないんだ」と云う安保時代の日本人が歴史の主人公になろうとした瞬間があった。しかし、その主人公の姿が今は見られないとある。

経済的な豊かさと云うものは魔物のようなもので、「衣食足りて礼節を知る」とはならないのだと云う事が如実に現れたサンプル国家のようである。しかし、この事実をもって日本国民が礼節なき国民と主張するわけにもいかないが、経済的豊かさとバーター取引するように「優しさを失った日本人」の側面が強く表層化しているのは事実だ。物質文明に毒され、価値観は常にモノと云う物差しが基準になり、効率や利便を常に美化する文化が定着しつつあるのだ。所謂、生活主義が主流の国家が出来あがったのである。

『祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす。
驕(おご)れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛(たけ)き者もついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵(ちり)に同じ』

人間社会は何故か、行き過ぎ、やり過ぎと云うものを是正する「神の手」のような力が必ず働く。それは我が国だけでなく、米国でも欧州でも中国でも起きるのである。いや、欧米では既にその序章が幕を開いている。

日本の序章が、昨年の政権交代であるかどうかは判らない。到底政権交代、パラダイム・シフトと呼ぶに相応しい政治的事実は見えていない。逆に、旧守既成勢力の壁の厚さばかりが目につく。

米国、霞が関方向に急ハンドルを切る菅政権が長持ちする方が良いとの論調を繰り広げる朝日新聞が≪政権交代は、小さな一歩に過ぎない。政治主導とはつまるところ、主権者である国民の主導ということだ。  過去の成功体験を捨て、手探りで前に進むのは不安かもしれない。だが、新しい扉を開くことができるのは、今の時代に「生きてるわたし生きてるあなた」しかいない。≫と語るが、主権者である国民主導になる為には、国民が真実を知る権利が守られる事から始まる。

国民にアナタ方マスメディアは真実を伝えているのですか?記者クラブからの情報以外、政治行政司法関連の独自取材の記事を書きましたか?
日本の検察機構、警察機構の問題点と解決方法を示した事がありますか?
公務員改革におけるメディアとしての見解、解決方法をしました事がありますか?
米軍基地問題、戦後65年米軍駐留が続く疑問を投げかけていますか?
沖縄の基地負担のあまりの差別を徹底的に追求していますか?
米国の覇権主義の限界を国民に知らせているのですか?
ゲーツ国防長官の米海兵隊の全面的見直し発言を掘り下げて取材報道する気はあるのですか?
日本の財政赤字は「ギリシャ並」の財政赤字なのですか?

鳩山由紀夫の辞任の言葉「「米国に依存しつづける安全保障、これから五十年、百年続けていいとは思わない」が悔しさを滲みだしている。日本のメディアはそういう鳩山を応援することなく、隷米、隷官の菅直人を諾々と受け入れ、「コロコロ首相は代わるべきではない」と意味不明の論拠で隷米隷官・菅政権を支持している。

菅直人は米国に対して「面従腹背」でいずれの日にか米国は日本駐留をやめる時が来る、それまでは隷米で良いのだと云う腹のようだが、政治家として姑息である。戦後65年を経過しても国民への自主独立・真の民主主義に導こうと云う気概がない。

「民主主義は私たちが守らなくちゃ。国は守ってくれないんだ」と云う気概を国民から更に吸い取ってしまう、世渡り上手の姑息な大人を見せつけられているようだ。菅・仙谷・枝野は不純だ!

そして、宿敵小沢一郎の代表選出馬をあらゆる手練手管で妨害しようとしている。やはり、最終的には朝日新聞は戦前戦後を通して偏差値の高い「盗人猛々しい」ジャーナリズム集団と云う事なのかもしれない。まぁ菅直人と朝日新聞、共に盗人根性は一致しているようだ。(笑)


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菅直人の有力対抗馬が居ない?小沢への花道を開けているだけだ!

2010年08月14日 | 日記

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菅直人の有力対抗馬が居ない?小沢への花道を開けているだけだ!

小沢一郎の代表選出馬、不出馬で「記者クラブ洗脳」で総白痴化した日本のマスメディアの記者諸君は迷走している。(笑) 真偽不明な情報や隷米外務大臣・岡田の憶測発言に飛びつく始末である。

仙谷に至っては、「ネット上で色々言われているが、菅直人を長い目で見て欲しい」等と、相当ネット・メディアの激しい反転攻勢を気にしているようだ。それはそうだろう、日本の現在のマスメディアの記者連中の何倍も自分で情報を収集し、自分の頭で考え、分析し、最後に己の心に問いかけて情報を発信している名もなき市民ジャーナリストの発信情報の方が真実に近い可能性があるのだから、気にしない方が馬鹿である。

自社の様々な利益追求の為に書いているメディアの新聞記事やTVの報道等には胡散臭さが付き纏う、常に広告主とそれを差配する電通と云う怪しげな存在に気配りした情報しか出せないのが、現実の日本のマスメディアだ。

しかし、こと小沢一郎の情報となると、何せご本人が姿も見せず、声も発せずなのだから、何処からも情報が貰えない。記者クラブで飼いならされた若造記者連中に小沢一郎の本心、鳩山の意味不明な動きなど、読めるわけがない。

筆者のような銭金に関係なくコラムを書くライターは、ある意味で情熱で記事が書ける。銭金取っている日本のマスメディアがあれだけ平気で嘘や捏造が書けるのだから、銭金抜きの市民ジャーナリストの筆力は若造記者クラブ育ちの記事を凌駕する。

直接銭金を貰っていないNHKなどには、CIAや霞が関等々から無言の圧力がかかるのであろう。影山日出夫氏の死、9・11分析中の長谷川浩氏の死など、NHKに大きく影を落とす。仮にうつ病による自殺であっても、何故うつ病になったのか?と云う問題まで追求する必要があるのだろう。想像の範囲だが、共に政治関連の解説委員であることは傾注に値する。銭金以外でも危険は及ぶのである。げに怖ろしき世界だ。

それはさておき、小沢一郎が代表選に出馬し、内閣総理大臣に就任するかどうかの分岐点は8月19日の鳩山の勉強会に出席するかどうかが、一つのバロメーターになるだろう。仮に都合によって出席を取りやめたとしても、25日には自ら主宰する小沢一郎政治塾での本人の講演がある。ここまでにすべてが判るだろうが、是非とも決心して欲しいものである。

筆者が若干心配なのは、小沢本人が資質的に持っている“縁の下の力持ち”と云う行動美学である。また、縄文の心は共生の実現であり、菅直人とも共生しようと云う行動理念が頭を擡げる事である。

縁の下の力は、支える価値ある存在があっての話だ。支えるべき存在が見当たらない以上、自ら神輿となり、尚且つ縁の下の力持ちにもならなければならない。過酷な要求であるが、是非実現して欲しい!

変節総理・菅直人の対抗馬として誰も正式に手を上げないのは、間違いなく小沢一郎からの出馬の一言を「今か今かと待っている」のである。


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