世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

前原は尻も拭かずに用便済ませ、手も洗わずに口拭う、売国奴

2010年09月30日 | 日記

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前原は尻も拭かずに用便済ませ、手も洗わずに口拭う、売国奴

この男の政治史的に行ってきた所業を吟味してみると、呆れて口もきけないし、あいた口がふさがらない。しかし、菅直人の跡目だと自認し、マスメディアにも、そういう論調がある。これはイッタイどういうことだろう?

永田メール事件では、議員辞職した僚友永田議員を充分にフォローせず、最終的に自殺に追いやった人間性は大いに疑問のある男である。永田メール事件をきっかけに、野党であった民主党は崩壊寸前に追い込まれた。

それを救ったのが、あろうことかオリジナル民主党ではない自由党の小沢一郎その人だった。 そして鉄板のようだった戦後の米国占領下政策を諾々と続けてきた自民党を中心とする政治に実質的に初めての「政権交代」を実現したのだ。

しかし、小沢の陸山会問題を考慮に入れ、鳩山由紀夫が政権与党・民主党の舵取りをすることになったのだが、8カ月で頓挫した。否、頓挫させられた。 政権交代後、鳩山由紀夫は彼なりの理念に基づき政権を司ったが、自ら挙党一致で組閣した閣僚らは省庁権益の代弁者と化し、己の政治的立場も含め、内閣総理大臣鳩山の足を引っ張ることには熱心だった。

鳩山の政策実現に非協力的サボタージュを行い、各省大臣が夫々総理の如く振る舞い、内閣の体をなしていなかった。特に前原国交相、岡田外務相、北沢防衛相、菅財務相らは鳩山の政策理念をぶち壊す姿勢を崩さなかった。

中でも、前原国交相は「八ッ場ダム」「JAL再建」「高速道無料化・改正」など、全てにおいて、華々しく花火を打ち上げ、その全てを尻切れトンボに終わらせた。その上、小沢幹事長に反旗を翻す態度を一層鮮明にし、仙谷、腐れ肛門らと共に「七奉行の会」を頻繁に開き、鳩山失脚後の政権構想を練っていた。 常に民主党内にあって異端的市場原理と隷米と云う主義に徹し、政党内でのくすぶりを助長してきた。

その前原と手を組み、政権の座に着いたのが菅直人だ。昼行燈のような菅直人は前原・仙谷一派にとって、手頃な神輿だったに相違ない。その菅が、前原グループに支援を求め、6月の代表選で代表に選出され、参議院選を戦った。勿論、「民意}の結果は惨憺たるものであったが、誰ひとり責任を取ることなく、全員がその地位にとどまった。

このような状況下に、前原国交相による、尖閣沖における領域侵犯中国漁船の拿捕、船長の逮捕勾留と云う事態が発生した。またいつもの癖が出た前原は、海保を煽り、拿捕逮捕を命令、法に基づき粛々と処理すると明言した。前原は明確に「おれが逮捕決めた」と発言しているし、証拠のビデオでも「中国漁船が体当たりしたのは歴然」と言い放った。

「朝日新聞」は28日付紙面で「前原氏『おれが逮捕決めた』」と報道している。「中国漁船の船長は逮捕すべきだ」と「7日の事件発生後、当時国土交通相だった前原氏は鈴木泰・海上保安庁長官に電話で指示し」、「首相官邸にいた仙谷由人官房長官にも電話で『中国には毅然とした態度を貫いた方が良い』と伝えた」。その後も居直り説教強盗の如く「逮捕を決めたのはおれだ。この対応は間違っていなかった」と「周囲に自信をのぞかせ」ている。しかし、28日の外務大臣会見では「ビデオを見る限りにおいては、悪質な事例、事案であるとの意見を海上保安庁には申したまで」と発言を覆し出した。

この男前原は驚くなかれ、国交相から外務相に格上げ横滑りしたのである。外務大臣就任後も、船長逮捕の外交的軋轢を無視、対中国政策に何らの配慮もなく、国連総会での演説やクリントン長官との会談の為に、米国が心地よくなる研究にいそしんでいた。

国連では「生物多様性の保全」をテーマ初演説、生態系保全等に言及、辺野古の海の生態系には一言も触れなかった。(笑)主たる目的であったクリントン国務長官との会談では、クリントンが言ってもいない「尖閣列島は日米同盟の対象」と言われたと大喜び。米報道官からは「そんなこと言っていない」と釘を刺される始末だ。

米国滞在中、中国漁船船長の逮捕が想像を絶する中国の異様な程の反発に、度肝を抜かれ、前原はダンマリ外相と化した。ひたすら「クリントン様が尖閣は日本の領土」と認めてくれた以外に発言らしい発言はしていない。常に強気に走りだすのだが、必ず頓挫させるのが、この前原と云う男だ。

おそらく米国滞在中に「俺はクリントンから言質を引きだしたのだから、中国問題は仙谷官房長官の裁量で処理願いたい」とでも言ったのだろう。致し方なく、仙谷は柳田法務大臣と共謀、検察幹部に「非常に船長逮捕では外交上憂慮する事態に至っている。何とか、検察の起訴裁量の範囲で解決出来ないものだろうか」そう云う圧力を掛けた。

検察としても、前田検事の件があるので、政府の頼みを無碍に断る状況にないことは百も承知で仙谷は前原の尻拭いに奔走した。検察が仙谷の泥をかぶり、仙谷が前原の泥を被ると云うバーター取引が成立したのだ。 今回の騒動の結末は米国や世界のマスメディアの論調のバックアップもあり、一定の中国からの譲歩も得られるだろう。
しかし、菅民主党政権は、真っ先に花火をシュプレヒコールの如く打ち上げる資質的に最も不適当な外務大臣を抱え、明日も明後日も時限爆弾の爆発と隣り合わせに政権運営をするハイリスクな運営を迫られている。 フジタの4人の社員の拘束も、菅政権では解決の糸口すら見出せないに違いない。前原が中国に乗り込み、気勢を上げるのが筋だが、前原と云う男、米国以外は怖くて滅多に行かない。中国、ロシア、韓国にも出来たら行きたくないと駄々をこねそうな男である。

昨日、細野豪志前幹事長代理が中国を急遽訪問、「菅総理の密使」と云う報道をするメディアもあるようだが、菅の文書を携えて中国要人に会う事の意味合いは極めて薄い。隷米の菅内閣の親書を受け取ること自体意味をなさない。目のまで破り捨てられるのではなかろうか?(笑)菅は細野の密使行動に否定的だったが、旨く行けば「それなりの手は打っていた」等と、虎の威を借るキツネに変身するのだろう。(笑)

多分、見るに見兼ねた小沢一郎の親書が温首相か胡主席に届けられるものと思われる。 ところがである、これ程の傍若無人で能ナシな市場原理主義、隷米主義者が菅の次の内閣総理大臣NO候補だろうと、日本のメディアの論調は徹底している。理由は「首相をコロコロ変えるのはいかがか?」と似ていて「米国ジャパンハンドラーズが推挙するから・クリントンに好かれている」と云う、まったくもって受身で笑止千万なの理由に過ぎない。

大食いした後の排便後に、尻も拭かずにパンツを穿き、手も洗わずに口拭い、食い物を口にするような男が総理になるなど、言語道断だ。国民が疫病に罹り、国家が死滅する。現菅内閣以上に異常な政権が出現するだろう。(笑)

民主党の、否日本の政治家であることすら忌避する。彼、前原誠司は何処か人間として欠陥を有す売国奴だ!与野党の別なく、前原を糾弾し、政治の世界から追放すべきだ。それを守る政治家は短絡的だが、全員売国奴だ。 先ずは野党・自民、公明、みんなの予算委員会における奮闘に期待する。問責、不信任、どちらでも構わんから、一発かましてみたら面白かろうに。しかし、自民も公明も総選挙は未だ望んでいない空気が流れているのが気がかりだ。


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NHK大越、「米国が認めているのだから尖閣列島は日本の領土」!?

2010年09月28日 | 日記

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NHK大越、「米国が認めているのだから尖閣列島は日本の領土」!?

27日のNHKニュース・ウォッチ9の大越キャスターは、中国は東シナ海の尖閣列島への領海侵犯行為で日本の領土を脅かそうと云う事態になっているが、実は中国と云う国は、南シナ海においても、南沙諸島を巡って、周辺各国と領有権を巡って、激しく揉めている国なんですよ、みなさん。中国はベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの各国とも、領有権をめぐり対立関係にあります。(つまり、領有権に執着的国家なのです)

そんなニアンスの解説をした上で、沖縄が日本に返還される時に、アメリカ様が「尖閣列島は日本のものじゃ!」と認めてくれているのです、良いですか、あの全て正しい米国が、尖閣は日本のものと言ってくれているのです。

まぁ、上記のような趣旨のニュース構成でお馬鹿な日本国民にプロパガンダ放送をしていた。それとも知らず、横で一緒にテレビを観ていたオッサン、「だよな、中国ってのは、何処とでも喧嘩するんだよ。ほら、あちこちで言いたい放題、やりたい放題じゃねえか、ねぇそう思うでしょう?」

…オイオイ、俺に聞くんじゃね~…叫ぼうと思ったが、グッと言葉を飲みこんで蕎麦屋を出た。(笑)車のエンジンを掛けながら、「しかし、あの大越の解説なら、中国が横暴な国で、あちこちで支配権を拡大しようとする国なのだ。やっぱり、日本の判断は正しいのだな、菅総理が間違ったわけじゃない」と適当に理解する人が多いのも頷ける。何といっても、天下のNHK、嘘を報道する筈がない。

その内、報道ステーションがどのように伝えるかと思ったら、NHKと解説の方向性が同じ、再びビックリである。いやはや、テレビと云うもの、劣化してもなお、劣化の一途をたどっている。もう、ニュース番組は要らないのではないだろうか。仮に、必要だとしても、解説はやめた方が身のためだ。なまじ解説があるから、方向性を出さざるを得なくなり、将来的には放送局の立ち位置の問題として、議論の俎上に乗せられることになるだろう。

しかし、前原外務相がクリントン国務長官に「尖閣列島は日米安保の対象」と言って貰えた、と鬼の首でも取ったように報道されているが、このクリントン発言の真偽もあやふやなものだ。米国報道官の口からは一言もないし、クリントンのインタビュー発言でもない。単なる前原の口から出た「伝聞」である。

つまりは永田メールのようなもの、と云う事だと思う。尖閣問題が火を吹いている最中、米国の国務長官が「尖閣列島は日米安保の対象」、と不用意発言をすること自体、不自然である。米国、中国など主要国の要人は言葉に慎重であり、菅政権の閣僚のような軽薄なお喋りは、まず居ない。多分、前原の幻聴か嘘だろう。

しかし、日本のマスメディアはクリントン国務長官が「尖閣列島は日米安保の対象」、と発言してくれたと大喜び。真偽も確かめずに、国民に言い触らしているのである。一種の「ほら吹き」だね、これは。

ところで、貧弱妖怪・仙谷由人の検察庁への責任の押しつけ発言が嘘であることは明白だが、中国政府はしたたかだ。この仙谷の発言をきっかけに、異なる外交姿勢を打ち出した。

つまり、法治国家の中枢に位置する日本の検察は、中国漁船船長を我が領有権のある尖閣列島において、無謀にも強権発動で拿捕・逮捕と云う暴挙に出たが、起訴裁量権を持つ日本の検察は「到底起訴などは出来ない、と粛々と国内法に則り」船長を解放した。今回の措置は法治国家の法的裁量の範囲で行われたものであり、何ら政治的配慮で行われたものではない、との論理を展開し始めた。

当然、フジタ社員の中国内での勾留は「中国の国内法で粛々」と処理されて行くことになる。今さら、菅政権が中国に「政治的配慮」を要求しにくい状況を仙谷は自ら選択してしまった。政治的配慮を避け、政権に傷をつけないつもりで、「知らぬ存ぜぬ」を貫き、白を切る仙谷の発言が「やぶ蛇」になりつつあると云う事だ。ざまぁみろ、オマエは更迭だよ!仙谷・前原・岡田の更迭以外、菅の生き残る道は閉ざされた。菅が残っても困るけどね。(笑)

仮に、このまま突っ走ると、間違いなく倒閣のうねりが日本の政局を覆うだろう。今回の件は、菅政権倒閣運動に「大義」を与えてしまった。到底、菅・仙谷の能力では、この難局は切り抜けられない。ASEAN欧州会議に出席しても温首相と会える可能性すら危うい。「ジ・エンド」なのだろう、ご愁傷様!


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菅政権継続は日本の破滅。緊急避難、小沢一郎の行動早まるか?

2010年09月26日 | 日記

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菅政権継続は日本の破滅。緊急避難、小沢一郎の行動早まるか?

今回の中国漁船船長を那覇地検が国内法で逮捕し、勾留していた容疑者を検察独自の判断で処分保留釈放した問題は重大だ。誰も、検察が独自判断したとは思っていない。10月1日から始まる臨時国会の最大の焦点に浮上した。

領土問題と云うのは、国家の基礎に関わる問題で、国家の存立自体を揺るがす問題を、何処の誰が責任者であるか明確にもせず、国家の存立を左右するような判断をすることなどあり得ない。前原・岡田・仙谷・菅の共同責任で、結果責任所在を曖昧にし、得意の責任回避で言い逃れが出来る問題ではない。問題には、多くの識者やブログ、東京新聞などが正論を語っているので、筆者は詳細に言及しないでおく。

大阪地検特捜部の一検事のデータ改竄事件も、一検事の問題、大阪特捜の特殊性等と矮小化されては堪ったものではない。検察全体の精神構造の問題でもあり、この問題は特捜部と云う組織全体の見直し、と云う方向性が出ない限り、根本的解決はない。何ら自らの唯我独尊権力を持っている地検特捜部の組織的体質は、解体以外正す道はない。

岡田幹事長や腐れマスメディアの主張するよに検察審査会(素人11人衆)の議決がそれ程正しく、尊重されるものなら、すべての事件を、その素人11人衆に任せても構わない理屈だ。極端な論法でいけば、検察不要論に繋がる。

今回の二つの重大な事件に検察が大きくクローズアップされているのは、皮肉な話だが、一種天命なのだろう。(笑)現在公式には、検察の大チョンボと云う公式発表になっているが、中国漁船船長の拿捕逮捕釈放には、明らかに仙谷官房長官の直接間接の判断が明確になりつつある。

この仙谷官房長官こそが、菅政権の要であり、すべての決定に深く関与している。或る意味、菅直人は前原グループと野田グループによって祭り上げられた空気のように軽い神輿であるのは歴然、思考判断力を一切有しない総理であることは明白だ。おそらく、歴代首相最悪の内閣総理大臣になるだろう。

特に今回の船長の拿捕逮捕釈放の決定に、菅内閣が深く関与したのは事実だ。そして、その結果日本固有の領土・尖閣諸島を中国の戦略ツールの一つに格上させてしまった事実は、日本の外交史に新たな汚点を残した。世界中の人々から冷笑を受け、特に東アジア及び近隣アジア諸国に、中国の台頭を嫌が上にも喧伝したことになる。

中国は国内事情もあり、船長の釈放で簡単に矛を収める筈もない。脅せば脅すほど卑屈になる隣国に、嵩になって外交戦略を推し進めるだろう。米国が尖閣諸島は日米安保の範囲だ、と言ったとか言わないとか定かではないが、仲介に乗り出す気など皆無だ。間に入る気がない同盟など、無きに等しい。

こんな外交を数カ月続けることによって、我が国は後戻り不可能な深みに嵌る危険性が増大、否、決定的になりつつあると断言しても良い。領土を危険に晒し、日本経済の一番の相手国との関係を悪化させ、国家の存立さえ危ぶませる時点まで至っている。にも関わらず、菅政権は、その事の重要さを強く認識しているとは思えない。何とかなるだろうと思っているか、どうして良いか判らなくなっているの、どちらかだ。

このような状況を国士・小沢一郎はどう見ているのだろう?小沢が最近発言した「天命」はこのような事態を指しているのか、検察審査会の議決を指しているのか定かではない。しかし、このまま菅政権に国家を任せていたら、修復困難な事態を招くリスクは増大するばかりだ。おそらく、これからの1カ月でも、次なる国賊的政治判断をするような気がする。

正直、この菅政権は、自公政権時よりも程度の低さを露呈してきている。国内問題だけなら、遡及的な政治判断も可能だが、こと外交に至っては遡及と云う訳にはいかない。

筆者は可及的速やかに、野党を中心に菅政権打倒の狼煙を上げるべきだと感じる。中国の出方次第では、日本の経済が立ち行かなく危険が接近している。早急な政権の見直しが迫られているかもしれない。

緊急避難な政治判断が求められる国難が接近しつつある。野党の徹底的菅内閣の責任追及は問責決議案や不信任決議案として、国会早期に付される可能性があるだろう。その時、民主党の国家を考える議員達がどのように動くか判らないが、現在の菅内閣の行っている出鱈目政治を早急に是正させる為には、悪魔と手を組んででも、実行すべき状況に至っていると、筆者は判断している。

勿論、小沢一郎の言う所の「天命」によっても、事は左右されるかもしれない。その辺は、筆者も今ひとつ判断がつかない。ただ、明言できるのは、菅政権は日本を破滅させることだけは断言できる。


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日本人から、最も愛され求められている政治家・小沢一郎

2010年09月25日 | 日記


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日本人から、最も愛され求められている政治家・小沢一郎

多くのメディアの流れから行くと、今夜のコラムの見出しは「なぜ、小沢一郎はこんなに嫌われるのか?」となるのだが、筆者は小沢一郎が国民から忌避されるほど嫌われているとは思っていない。

例えば、ブログで取り上げられている政治家が何人居るか調べてみたが、小沢一郎が圧倒的数を制している。菅直人や谷垣や渡辺をテーマとするブログに出会う事はない。僅かなアクセスで存在することはあるのだろうが、筆者の調べる限りない。

つまり、小沢一郎を圧倒的に愛し、尊敬し、支持し、その政治信念を実現することができる環境が整う事を求めている日本人は非常に多い。先の民主党代表選では、マスメディアの露骨なネガキャンと現職政権の強みを生かした菅直人に敗れはしたものの、街頭演説やテレビ出演を通して、多くの国民に小沢一郎の人格、誠実さ、政治理念など、嫌でも多少は耳に入った国民の数は相当のものだと推測できる。

正直、「菅・仙谷政権」は選挙に勝ったにも関わらず、勝利の高揚感よりも挫折感の方が強かったのではないだろうか。筆者などは、ありとあらゆる機会に、嫌小沢の人物と出遭い、「何故だ?」と聞くと、まともに答えられる人は皆無だ。

小沢の政治思想が危険だとか、米国との距離に違和感があるとか、脱官僚政治など出来るわけがないとか、論理的に嫌いの根拠を有している人は殆ど居ない。早い話が、検察ファシズムの効果とそれに呼応する腐れマスメディアによるサブリミナル効果によって、「小沢=金=汚い政治家」と云う「洗脳」に行きつく事が多い。

小沢一郎の政治的方向性は世界の大きな潮流の中で、弄ばれない独立国を早々に作り上げ「自立と共生」と云う、国民一人ひとりが自立する厳しい要求と、個人が努力しても足りない部分をケアーする共生の縄文的心を求める考えである。

個別の政策では「政治」だが、小沢が主張しているのは。あきらかに日本に不足している「思想・哲学」に属するものだと思われる。小沢支持の人々の多くが熱狂的である事実が、それを証明しているかもしれない。社会心理学から考えると、それは宗教的であるかもしれない。

おそらく、筆者もそうなのだが、知らず知らずに小沢一郎と云う政治家がいる限り、菅直人が日本を滅茶苦茶にしても、自民党が復活しても、最後には小沢一郎が残っていると云う安心感があるかもしれない。仮に、小沢一郎が居ない場合の菅政権への評価は、きっと惨憺たるものになるのだと思う。しかし、小沢一郎が力を温存して後方に構えているから、菅・仙谷・前原・岡田は好き勝手をしていられると考える事も出来る。

つまり、母親に見守られながら、子供達は公園で元気溌剌ガキ大将的に振る舞えるのであって、親の姿が視線から消えた瞬間から、子供達は不安に慄き、母親の姿を追い求め、その時間が長いと死に物狂いで泣き叫ぶのである。そんな比喩がピッタリなのが、現民主党政権と小沢一郎の関係だと言えるだろう。

現に、その兆候は露見してきた。数えれば切りがないが、臨時国会を開いてから馬脚が現れると思いきや、再スタート1週間でボロボロになりかけている。

あの馬鹿前原は国交相として、尖閣における中国漁船の拿捕を指示し、国内法に基づき粛々と処理するとタカ派ぶりを発揮し那覇地検に引き渡した。その後、外務相に格上げされイイ気分に浸ったのは数日。今度は中国の想像以上の反撃に度肝を抜かれ、ウロチョロするばかり。

丹羽大使は針のムシロ、観光客の足はパタリと止まり、九州その他観光地は大打撃、デパートは閑古鳥、レアアースは実質的禁輸状態。この責任はすべて前原にある。とどのつまりが、世界に笑われるような、検察の判断による船長の釈放?笑わせるな、仙谷のオッサンよ、オマエが検事総長に頼んだんだよ!

そんな事、ボク関係ないと前原は、クリントン国務長官と会談、またまた勝手に「狂牛病牛肉」の解禁に前向き姿勢を表明。クリントンが尖閣列島は日米安保の範囲と云う言葉を貰ったと主張しているが、米国報道官はそれを否定。英文に、前原の聞いた文面は見当たらない。つまり、前原は幻聴まで都合よく起こす男と云う事だ。

あぁそうそう、検察庁の問題も凄い。昨日書いたので、多くは触れないが、大林検事総長云々の法務相の発言はおかしい。前総長樋渡の責任だろう?6月末就任の検事総長の問題と云う認識は違和感がある。そりゃそうだ、樋渡は大の小沢嫌い、大林は中立だからね。大林を消したい法務官僚は多いかもしれない。

今回の検察の大不祥事に際し、小沢一郎が総理でなかったことは、幸運と言うべきかもしれない。小沢が総理でこの問題を処理する立場になると、腐れメディアは処置がAでもBでもCでも、不公平不適切の論調を展開、小沢民主党が叩かれる材料を与える事態になったかもしれない。

円高為替介入も、一進一退。欧米の協調介入に持ち込むか、中国元と協調するかなど、小沢なら選択肢があったが、菅では単独介入しか道がなかった。総額50兆ほどの単独介入を続けるか、貯め込んだドルは結局日ごと目減りし、最終的には国民の財産を失わせることになるだろう。

まぁ、「クリーンとオープン」と云う幻影に惑わされ、菅を選んだ民主党議員、党員・サポーターが戦犯となるだろう。

郵政改革法案も頓挫等などコラムで書き切れない齟齬が発露、もう辞任したらどうなんだ、菅直人。あの国連演説は惨めだったね、空席が目立つじゃなく、誰もいなかったに等しい数だったぜ!(笑)一般教書演説までするんだって、やめとけよ!

まぁ暫くは小沢シンパの皆さま、高みの見物と洒落こみましょう。年末から3月にギブアップと思っていたが、なんだかギブアップ宣言早まりそうな按配です。ではでは、オヤスミなさい。

PS:そうそう、言い忘れていましたが、那覇地検が中国人船長の釈放に政府の圧力はなかったと言いながら、政治的判断もかんがみ、と最後に悔しさを滲ませる会見をしていた。かたや仙谷は総理代理の立場で「検察の独自の判断だ」と言い放ったが、実はこれこそが重大な発言だ。
つまり、検察が独自の判断で、政治的配慮を行い、勾留していた犯人を超法規で犯人を国外退去処分と言う形で無罪放免したことになる。これは、前田検事の改ざん並みの検察の逸脱行為だ。理屈上そうなるのだが、日本のマスメディアは追及さえしないに違いない。彼らはジャーナリストではないのだから・・・。
 

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検察の組織犯罪。「超法規発動」で疑惑事件を遡及解明せよ

2010年09月24日 | 日記

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検察の組織犯罪。「超法規発動」で疑惑事件を遡及解明せよ

今回の厚労省元局長・村木厚子氏の事件で、捜査の前田主任検事がデータを改竄した事実は、それは一つの犯罪と云う事実に過ぎない。勿論、このような犯罪が検察内部において日常化しているかもしれない疑惑は、泥棒が泥棒を調べる訳だから、多くを望むべくもない。精々、大阪地検特捜部の特異な体質、及び功を焦る功名心に逸った一検事の暴走と断じるのであろう。 しかし、この事件は我が国における検察司法の在り方が問われるべきで、決して前田検事個人や大阪地検特捜部の特殊性の問題に矮小化されたのでは堪ったものではない。

そもそも、リクルート事件辺りをきっかけに、東京・大阪地検特捜部の捜査は政治的思惑や霞が関的思惑から捜査に着手する傾向が強くなってきた。(一部警察や検察も含む。)時には、もっと大きな権力構造(米国支配)の中で、捜査が行われてきた。守るべき大義が、「法の正義」ではなく、「権力の維持に都合のいい正義」に歪められてきている傾向が顕著になってきた。

思い起こせば、遠くはロッキード事件。それからリクルート・江副浩正事件、日歯連闇献金・村岡兼造事件、鈴木宗男事件、ライブドア・堀江貴文事件、佐藤福島県知事事件、朝鮮総連本部売買・緒方重威事件、山田洋行・守屋事務次官事件、西松建設・小沢関連事件等々、捜査乃至は判決への疑惑は後を絶たない。本当に犯罪なのか?今まで許された慣習が突如検察によって歪められ、被告人に仕立てられる疑問符のつく、捜査が後を絶たない。

また、マスメディアの先行報道や世間の風潮に合わせ、時には利用し、時には煽られ捜査をする手法は、厳に慎むべきであり、法治国家の検察のあるべき姿ではない。様々な意味で「自分達に都合のいいシナリオ」、「恫喝・懐柔・捏造・改ざん・取引」等、悪行の限りを尽くした悪名高き「特高検察」と何ら変わりない「検察ファッショ」を生みだしている。

こんな事が可能なのが、最近の地検特捜部、警察・検察の体質だと言える。 地検特捜部は、主にやり手の功名心にたけた検事連中を集める傾向があり、「ロッキードの堀田」「リクルートの宗像」その看板だけで、豊かな人生を保証される登竜門になっているのが現実だ。しかも、地検特捜部には、刑事司法のあらゆるツールが与えられ、怖いものなしの異様な世界が作り上げられている。

世界的に見て、この日本の検察の仕組みは極めて異様で、その組織に属する人間達に虚構に満ちた驕りを醸成する素地がある。検事性善説なんてのはチャンチャラおかしい。

検察の捜査・逮捕・起訴などの唯我独尊の権利が必要であるとすれば、検事総長の内閣同意制や、検事正の公選制導入制の導入を検討すべき組織である。また、最高裁裁判官の国民審査的制度に似た制度の導入も必要だろう。日本の検察はチェック機能がなさ過ぎ。あっても機能していないし、逆に「魔女狩り」のような検察審査会はある。(笑)これじゃあ、いわれなく疑われた人々は、救われない。

正直、このような日本の検察によって、どれだけの冤罪が作られてきたのか、考えただけでもゾッとする。また、検察に呼応する形で、被疑者を悪人として喧伝しまくり、検察の動きに加担した日本のマスメディアの罪も見逃せない。村木厚子氏等の事も、マスメディア諸君は過去においてどのように報道していたか、紙面や録画を見るがよかろう。君達はファシズムに加担した共同正犯に他ならない。今さら、前田の悪事を書き立て贖罪をしようと口を拭っても、許されるものではない。今回の事件が検察の「未曾有の事件」であるなら「未曾有の落とし前」をつけて貰わないことには、納得と云う言葉は出てこない。

検察の被害者と思える元福島県知事佐藤栄佐久氏が強い口調で語っているのが印象的だ。
≪ どうも今回の事件、NHKなどの報道を見ても、大阪特捜の特殊性や前田個人の資質などで決着をつけようと云う意図を感じる。しかし、東京地検でも前田検事は活躍しており、構図は同じものである。私の裁判で水谷(あの陸山会にも出てくる男)の取り調べに当たっている。こういうメンタリティーの検事が特捜に多く配置されている事実を見逃しては困る。22日の「朝ズバ」で元東京地検特捜副部長 石川達紘氏が、検察内でなぜこのような改竄が起こりうるのか、という文脈の中で「最近は調べられるほうも権利意識が高まっているので、(捜査は)難しい部分もある」とさらりと話していました。今回もこの言葉は捜査する側にいかに人権意識が希薄であるか、聴取される側が、無知で大人しい相手ならば、供述を得るためには何 でもやってよい、と考えていることを間接的に示しているのではないでしょうか。その意識こそが、特捜検察の体質、村木氏の事件、そして私の事件をはじめとする無理筋事件の暴走の根となっているような気がいたします。検察一体の原則、そのトップである最高検が捜査にあたるそうですが、「前田検事の特殊な犯罪」「大阪地検固有の体質」を断罪して全てが終了しないか、注意深く推移を見守りたいと思います。 ≫
と語っている。

今回の事件が検察の「未曾有の事件」であるなら「未曾有の落とし前」として、筆者は過去の地検特捜部が担当した事件の再検証が必要だと思わざるを得ない。確定判決に至った事件を今さら調べられない。刑事訴訟法では、そのようになっているが、このような事態が起きた以上、政府はハイジャック事件の時のような「超法規」の発動だって考えても良いのではないか?この問題の最高責任者は法務大臣だ、法務大臣の上司は総理大臣だ。菅直人さん、アンタだよ!(笑)そういうインパクトのある措置を講じないと、国民は又ねつ造だと、検察への信頼を貶める結果を招くだろう。

鈴木宗男、堀江貴文、江副浩正、佐藤栄佐久、三井環、植草一秀の各氏の事件など、未だ反証も可能な訳で、遡及的な再審も考慮すべきだと思われる。このような状況になると、裁判官の心証も変化し、見ていなかった事実を見つめ直す、環境が整うのではないのだろうか。 当事者による再審請求のオンパレードで、裁判所及び判事たちは徹夜作業の連続になるかもしれない。(笑)

このような「超法規」が菅政権で行われる筈もないが、(笑)取り敢えず、提言しておこう。しかし、こんな特捜部の好き勝手な捜査、逮捕。起訴を許していたら、いつ誰でも犯罪者にされてしまう。痴漢も多いだろうが、痴漢冤罪事件も最近増えている。看護師の爪は剥がし事件、菅家事件にしても、強引な自白主義と可視化されていない孤独の取調室。早く自白して釈放されたい気持が普通の人間なら生まれるのが自然だ。

刑事や検事が辻褄の合うストーリーを作った供述調書にサインしてしまう人間を弱い人間だと非難するのは間違いだ。村木氏のような人物は稀で、流石女性の官僚として局長まで上り詰めた根性が功を奏したのだが、彼女は例外的に精神力が強かったとのだと言える。

つまり、刑事司法の仕組みは、普通の生活人が冤罪に問われる危険を出来るだけ避ける仕組みを考えるべきだと考えている。特殊な日本の検察の仕組みの見直しと、可視化などは、政治家が積極的に取り組まなければならない戦後の仕組みの一つなのは明白だ。

今夜は少々長くなったが、我が国の刑事司法の在り方を考えてみた。「逮捕=犯罪者」と云う人間の刷り込みがあるのなら、適当に逮捕し、適当に起訴できない仕組みを考えなければならない。また、それに気づいた時点で、救えるものは救う精神も同時に必要なのではないのだろうか。今夜は、小沢シンパに直接関係のない話になりましたが、最終的には陸山会の石川議員達の公判も漸く準備段階に入ったようなので、敢えて地検特捜部の組織機能について話してみた。ではオヤスミなさい。

PS:
陸山会事件でも核心的問題がある。それは、前田検事が東京地検特捜部の陸山会事件の応援に入り、陸山会の会計責任者である大久保秘書を取り調べ、検面調書(検察官面前調書)を取っているからである。大久保秘書が会計責任者であり、政治資金規正法の法的責任者だ。その入口の大久保秘書の検面調書を作成したのが、誰あろう前田検事である。これじゃ端から公判はコケテしまいそうですね。(笑)裁判所は、さすがに検面調書への、客観性を重視する趨勢にならざるを得ないので、前田検事が取った検面調書を証拠として採用出来ない可能性すら生まれてきている。勿論、最終的に第五検察審査会への影響も多大だ。



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大阪地検特捜検事のデータ改竄が小沢問題に及ぼす影響

2010年09月22日 | 日記

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大阪地検特捜検事のデータ改竄が小沢問題に及ぼす影響

さて、今回の朝日新聞社会部による大阪地検特捜部の前田主任検事による、厚労省村木局長の取調べ主任検事だった前田恒彦のデータ改ざんが、検察と最も癒着度の強い朝日新聞からすっぱ抜き報道された。

その後、間髪をいれず最高検察庁は前田主任検事を逮捕、最高検は異例の速さで同検事の逮捕と記者会見に臨んだ。

常識的に考えると特捜検察の信じられない(筆者は特捜の常識だと思うが)不祥事が刑事司法の根幹を揺るがす一大不祥事であり、特に大阪に問題があるような報道も多いが、特捜検察の機能自体の問題と云う事だろう。 しかし、「検察の犬」となった日本のマスメディアが、唐突に「特捜検事、データ改ざん、逮捕」と騒ぎたてても、手放しで歓ぶ気にもなれない。

そもそも、朝日新聞は前田検事のデータ改竄情報を7月末から8月上旬には、既に事実として把握していた。にもかかわらず、民主党代表選終了後に報道すると云う、疑惑の消化時間があることだ。検察庁幹部と朝日新聞の相当長期間の協議があったことが想像される。

現在、マスメディアの論調は、「前田検事の単独犯行・スケープゴートに終わらせず、組織的な関与の有無の解明を徹底し、検察の国民からの信頼を取り戻すことが肝要だ」と云う類のものになっている。前田検事の即刻逮捕は、「身柄確保は本人の身体安全確保のため」と決まり文句を言うだろうが、前田検事の他のメディアへの問いかけに応える機会を奪う事が目的だったと思われる。

筆者は、朝日がこの前田検事のデータ改竄を社会部を通じて、すっぱ抜き報道をした時点から、この問題が小沢一郎の陸山会問題の裁判にどのような影響があるか、小沢自身の第五検察審査会の審査にどのような影響を及ぼすか、おぼろに考えていた。

同検事は検察NO1の「供述調書作成のエース」として、陸山会捜査では、東京地検特捜部の応援検事として、大久保秘書の取調べを担当、大久保秘書の供述を取った検事である。福島元県知事事件や総連不動産売買事件にも深く関与し、ニセの供述調書を作成、公判において「検察の供述調書は信頼に欠ける」と云う理由で証拠採用されていない。

つまり、検察の捏造供述調書作成のエース級のプロと云う事である。このような報道が多い所を検証すると、前田検事個人の問題か、大阪地検特捜の特殊性をあぶり出し、特捜刑事司法の一元化、大阪特捜、名古屋特捜の廃止、東京への統合等と云う。実しやかな組織の再編を企てるのかもしれない。

問題は「小沢一郎は明らかに関与の証拠がなく、不起訴だ」と語った大林検事総長の去就にも注目が集まる。

読売新聞のベタ記事では≪ 民主党幹部は21日夜、大阪地検特捜部の主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕されたことについて、「検察もただでは済まないだろう。主任検事の逮捕であり、検事総長にも責任が及ぶのではないか」と記者団に述べ、大林宏検事総長の進退問題につながるのは避けられないとの見方を示した。≫ この辺の問題も絡むだけに、この改竄事件の行方は方向性を見出しにくい。

筆者は、以前より小沢一郎の第五検察審査会の審査で起訴相当を出すのは容易ではないと考えている。その根拠は、検察審査会如きの起訴相当で、日本の司法組織の機能(裁判所・検察・法務省・公安・警察・検察審査会)が歪められることを彼等が望むわけがない、と云うことだったが多少趣は変わって来た。

この「検察庁幹部と朝日新聞の相当長期間の協議」は単に民主党代表選への、菅直人を後方支援と云う側面で見るよりも、「検察も多くの間違いを犯す組織」だから、その組織の結論に国民の目線が必要なのだ。「それが検察審査会である」と云う誘導のリスクも排除しにくい、状況をつくり出したとも言える。

その意味では、第五検察審査会の小沢一郎への審査はマイナスに響く可能性もある。 常識的には陸山会・大久保秘書の供述自体「怪しい」と云う事実があるのだから、そもそも「陸山会事件」そのものが地検特捜の創作シナリオだった、と考えるものだが、東京第二弁護士会所属の弁護士が補助員に選任されたと云う事実、仙谷が同弁護士会のリーダー格であり、日弁連会長の宇都宮氏とも懇意であること等勘案すると、きな臭さを感じざるを得ない。

今日はあくまで、検証と云うより、今回の「検察庁幹部と朝日新聞の相当長期間の協議」への感想を述べておく。


参考までに、朝日新聞の2010年の就活学生用の会社案内の一部と22日の社説を連続で引用掲載しておくので、ご参照ください。


≪ 朝日新聞 2010年版会社案内P5
 報道を受けて、大阪地検特捜部も2009年2月、強制捜査に乗り出しました。郵便法違反容疑などで、制度を悪用した複数の企業の幹部や、制度を悪用するために障害者団体と偽っていた団体の幹部、悪質な不正を見逃していた郵便事業会社員らを相次いで逮捕。
 さらに制度を利用できる障害者団体だと認める厚生労働省の証明書を偽造して、偽の障害者団体側に渡したなどとして厚労省の職員と局長も虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕しました。
 04年以降の捜査対象分だけで、不正に免れられた郵便料金は約220億円にのぼり、計20人が立件される大事件に発展しました。
 朝日新聞は、特捜部のこうした捜査の動向や、事件の構図なども検察担当の記者たちがスクープ。さらに、偽の障害者団体の幹部や国会議員の元秘書や支援者らで、不正に絡んで、国会議員や官僚、行政側に働きかけていたことなども調査報道で特報しました。≫


≪ 証拠改ざん―司法揺るがす検事の犯罪
 前代未聞の不祥事である。検察への信頼は根底から揺らいでいる。
 厚生労働省の元局長が無罪判決を受けた郵便不正事件で、大阪地検特捜部で捜査を指揮した主任の前田恒彦検事が、押収品のフロッピーディスクのデータを検 察に有利なように改ざんした疑惑が明らかになった。最高検は証拠隠滅容疑で前田検事を逮捕した。
 物証などの偽造や改ざんは、ふつう容疑者の側が罪を逃れるためにする犯罪だ。捜査する側が客観的な証拠を捏造(ねつぞう)すれば、どんな犯罪もでっちあげることができる。戦前の思想犯事件を思い起こし、背筋が寒くなる。
 事件の「痕跡」が物や書類などに残されている客観証拠は、刑事裁判では揺るぎない事実として扱われる。有罪か無罪かを判断するための重要な材料であり、 それを検察が改ざんするようなことがあれば裁判の根幹が崩れる。
 問題のディスクは元局長の共犯として起訴された元係長の自宅から押収された。その中には、実態のない障害者団体に発行したとされる偽の証明書などの作成 データが入っていた。
 偽証明書の最終的な更新日時は「2004年6月1日」。ところが前田検事は、ディスクを保管中の昨年7月13日、専用ソフトで「2004年6月8日」に 書き換えていた。
 特捜部は証明書の偽造を元局長が指示したという構図を描き、その指示が04年6月上旬だったという元係長の供述調書などを作成していた。「6月1日」で は偽造の後に元局長が指示したことになり、つじつまが合わない。前田検事が供述調書に合わせるように改ざんした疑いが強い。
 最高検の検事が自ら捜査にあたるのは異例のことだ。身内だからといって決して手心を加えるようなことがあってはならない。徹底的に解明し、その結果を詳 しく公表するべきだ。
 前田検事は東京地検特捜部に勤務していたときにも重要事件を担当し、事件の筋立てに合った供述を引き出す優秀な検事と評価されていた。
 ところが、元公安調査庁長官らによる詐欺事件の公判では、強引な取り調べが問題になった。別の事件では、調べた被告が起訴後に否認に転じたこともある。 前田検事が過去に担当した事件で不正はなかったのか。それも明らかにしなければ疑念は晴れない。
 最高検は1人の検事が引き起こした不祥事と考えるべきではない。
 裁判員裁判が始まり、供述中心の捜査から客観証拠を重視する流れが強まっている。そうした中で、密室での関係者の供述をもとに事件を組み立てていく、特 捜検察の捜査のあり方そのものが問われている。
 特捜検察を解体し、出直すつもりで取り組まねばならない。そこまでの覚悟があるか、国民は注視している。 (朝日新聞:9月22日社説) ≫


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仙谷由人はネオコン戦争屋と全共闘時代から密接な繋がり?

2010年09月21日 | 日記


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仙谷由人はネオコン戦争屋と全共闘時代から密接な繋がり?

筆者の推測は当たらないので有名らしいが、今度もハズレ推察をしておこう。(笑)

今夜は小沢一郎の宿命のライバル、否ライバルなんてレベルじゃないけど、悉く小沢一郎に反旗を翻すことに死に物狂いの男の話を面白おかしくしてみよう。今や、仙谷菅政権とさえ揶揄される仙谷由人官房長官の話だ。

仙谷官房長官の現状はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。 ところが、この男にも色々と弱味や本質的疑惑はある。あの御面相なので菅のカンコク隠し子疑惑のようなものはないようだ。(笑)まぁ全共闘あがりの闘士だから、真正のマルクス主義者の筈だが、どうも大人になるにつけ、菅同様世渡りの術を身に付けた変節革命学生のようだ。 しかし、仙谷の事実や狙いは、もっと深い闇の中にある可能性もある。

関係は米国シティーバンク(D・ロックフェラー系)から米国ネオコン(アーミテージ、M・グリーン、ルース駐日大使)と云うレベルから、前原まで市場原理主義・戦争屋と云う反共体制から、逆に東大紛争時の全共闘シンパとしての活躍、自治労との親密な関係、そして悪名高き全建総連との絡みである。

早い話が、この男の東大文Ⅰ類入学後の共産主義・社会主義的な思想は、東大全共闘時代に既に変節していた可能性が高いと筆者は考えている。

徳島の高校から現役東大法学部合格、現役で司法試験にも合格しているのだから、並外れた秀才だと云うことは筆者としても認めざるを得ない。おそらく、単にズルイ男と云う事ではないだろう。

しかし、筆者の兄が学部は違うが、この男と同級生だったので聞いてみると、おぼろげに当時の東大内部の混乱を説明してくれた。早い話が、東大全共闘と云うのは、必ずしも共産主義。社会主義を標榜していたとは言えないと云うのだ。むしろ反共に徹し、学内の共産主義の「民青」の勢いを潰すことに目的があったような気がすると、記憶を語った。

実は筆者もこの事実はある程度知っていた。はじめから仙谷由人と云う男は革新的立場で学生運動をしていた人間ではない可能性の方が高いのではないかと考えるようになっていた。当時東大紛争では貧乏の民青、金持ち全共闘と云う比較があった。何故あんなに全共闘に潤沢な資金があったのか謎だったが、兄の意見と筆者の意見を繋ぎ合わせて行くと、東大全共闘って勢力には裏支持母体が存在したのではないかと云う疑問だった。

そして、その答えは表向き旧ソ連邦からの資金なのだが、米国ネオコンからの迂回資金だった可能性を暗示させる。ソ連邦では当時、ヨーロッパ(ロスチャイルド)と米国(ロックフェラー)の勢力争い真っ只中だったと云う歴史の事実にぶつかる。

つまり、その冷戦構造の中で世界の戦争屋(ロックフェラー)とアンチ戦争屋(ロスチャイルド)の壮絶な権力闘争があったことに行きつく。この2大勢力の覇権争いは当然、日本の最高学府・東大の学生運動にも波及した。つまり、民青は本来の改革学生運動だったが、東大全共闘の運動は必ずしも、純粋な学生運動ではなかった可能性に行きつく。実は江田五月も東大全共闘のシンパだった。

このような壮大な闇に隠れた勢力図の中で、今回の民主党仙谷菅政権を評価する必要があるのかもしれない。読売の主筆・渡邉恒雄も元日本共産党員から日本のCIAのトップに。朝日新聞の船橋主筆もCIAシンパに。どうもこうもない、日本の学生左翼活動家と言われ、生き残った人間達の多くが全共闘である。奇妙な謎だが、この事実は大きい。これは何を意味するか?一回のコラムで書ける問題ではないので、これ以上の深追いはやめておく。

ところで、今回の仙谷菅政権人事で菅支持を表明していた長妻昭の粛清的人事は違和感を憶える人も多かったと思われる。格下げで、首相補佐官の内定人事も取り消されたようだ。

これはどういう問題を内包しているのだろうか?ズバリ、長妻が仙谷の支持母体・全建総連系列の「全健国保の偽装加入事件」に首を突っ込み過ぎたことが粛清の対象になったと考えるのが妥当なようだ。 この問題についても時間が許さないので端折ることにするが、以下の朝日が報じる全建国保への厚生労働省の補助金80億円返還要求が命取りだったようだが、長妻は立派に大臣の仕事を成し遂げた。ただ、仙谷由人の支持母体の不正を糺したことによって、咎めを受けたと云う事だ。

そう言えば、小沢一郎の政敵・全国土地改良事業団会長の野中広務が小沢元幹事長の大ナタで予算を半減させられた件で、何度も陳情を訴えるも、小沢には会えず、怒り心頭に達していたが、仙谷はすかさず野中の元を尋ね、小沢の弱味から、官房機密費の上手な使い方までご教授を仰いだことも記憶に新しい。

中々手強い相手なのかもしれない。 どうも小沢vs菅の勢力争いは、小沢vs仙谷であり、戦争屋(D・ロックフェラー)vsアンチ戦争屋(ロスチャイルド+J・ロックフェラー)の代理戦争模様になっているのかもしれない。日本国内の極地戦ではなく、グローバルな世界規模の闘いの一場面と云う図式も成り立つ。

あまり、このレベルまで話を拡げるのは好きではないが、このような勢力闘争もあると云うことを、頭の片隅に入れて今後の日本の政治状況を見る必要があるかもしれない。そのように考えると、大がかりな民主党代表選の不正操作と云う疑惑も、まんざら負け惜しみ、と言い捨てることは出来ないかもしれない。

何だか厄介な世界である。(笑) まとまりが今ひとつだが、疲労困憊。この辺で失礼させていただきます。小沢シンパの皆さま、オヤスミなさい。

PS:朝日が代表選最中に仙谷官房長官の事務所費問題を唐突にスッパぬいたが、あの事実情報は信頼すべき筋(霞が関)からの「リーク」だった可能性が高い。しかも朝日新聞内で政治部と反目する社会部にタレこむ辺り、芸が深い。あの唐突な記事は大した問題ではないのだが、仙谷への或る勢力からの警鐘と云う見方も出来るようだ。調子に乗らず、俺たちは常にお前の行動を監視しているぞ!という無言の脅しのような気がする。


≪ 全建国保に厚労省が改善命令 補助金80億円返還要求へ
 全国建設工事業国民健康保険組合(全建国保、本部・東京)で約2万8千人の偽装加入がみつかった問題で、厚生労働省は9日、全建国保に是正改善命令を出 した。偽装加入により国から不正に受け取った補助金は少なくとも80億円とみて、返還を求めることも決めた。また、全国の165組合すべてに対し、偽装加 入がないかの一斉点検を指示する。
 是正改善命令では、偽装加入者を脱退させることや、脱退者を市町村が運営する個人加入の国民健康保険などに加入させるため、脱退者の情報を市町村国保な どに提供することを命じた。加入資格の確認の徹底なども求めた。
 脱退した偽装加入者の中には負担が生じる人も出る。全建国保を脱退して市町村国保に入った場合、国保組合の方が保険料が安いため、2年さかのぼって保険料の差額を市町村に支払わなければならないからだ。所得などで差額は違うが、厚労省のモデル例では、市町村国保の保険料が2年間で45万円の場合、全建国 保は22万円で、差額の23万円を支払う必要がある。
 株式会社の従業員が偽装加入していた場合は、会社が協会けんぽに加入する必要がある。この場合は、年収374万円・夫婦2人の厚労省のモデル例では、従業員には12万円が戻り、会社は逆に従業員1人あたり32万円を支払わなければならない。国保組合は会社負担がないが、協会けんぽは会社負担があるから だ。
 国は国保組合に対し、加入者の医療費(本人負担を除く)の半分近くを補助しており、全建国保には年間230億円を出している。このため、厚労省は法律に基づき2004~09年度分について返還を求める。この間に不正に補助金から出された医療費は少なくとも80億円と見ており、11月に返還命令を出す。脱退した一部の偽装加入者分がまだあり、請求額は増える可能性が高い。
  全建国保は解散時の医療費の精算に備える法定積立金などが80億円近くある。これを取り崩すには、再び積み立てるための保険料引き上げの計画を示さないと認可をもらえない。保険料を引き上げると正規の加入者も脱退して他の国保組合などに移り、運営が厳しくなる恐れがある。
 厚労省は近く、すべての国保組合に加入者の一斉点検を指示する通知を出すとともに、各組合に法令順守担当理事を置くよう求める方針も決めた。偽装加入の 再発防止のため、国保組合を指導監督する専属の係も設ける。(朝日新聞9月9日:松浦新) ≫


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小沢一郎の人気が静かなブームとなって、国民に浸透しつつある

2010年09月19日 | 日記

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小沢一郎の人気が静かなブームとなって、国民に浸透しつつある

筆者は多くの友人知人と政治信条の分け隔てなくおつき合いすることを旨として生きている。勿論、ひねくれ者と呼ばれることを好む性癖があるので、つき合う側は、相当に我慢してつき合ってくれているものと推察している。(笑)

筆者の落胆を慮って、「小沢さんって、明るいし、政策論も強いじゃないか。街頭演説・討論会では菅との器の違いをまざまざと見せたね。アンタが応援する理由も少しは判るようになってきたよ」と云う類の話を、政治が主たる話題ではない折々に、耳にするようになってきた。 それに対し筆者は「いや~負けは負けですからね。これから党内では大変でしょう。まぁ僕個人は、彼の政治信条に惚れているだけですし、世論から叩かれている小沢と云う男への判官贔屓ってことですよ」と多くを語らないようにしている。

しかし、今回の代表選への小沢の出馬が「メディアによって作られた虚像」を善かれ悪しかれ国民の目から剥ぎとったのは事実だ。一種カリスマ性を失ったきらいはあるが、これ以上ベールに包むのも得策ではない。問題は、これだけの逆風の中、民主党議員400人有余の半数の支持を得ているのだ。心底、小沢一郎を総理にと考えた議員は130人程度だが、70人が小沢を選んだのである。

それでは、何故70人の議員が小沢を選んだのか?鳩山の説得等と云う紛いモノではなく、議員としての保身の術、良く言えば「政治力学」である。どういう保身の発想かというと、「早晩菅・仙谷ラインでは国会運営で必ず行き詰る」と云う判断だ。この政治力学が読める議員と読めない議員がいたと云う事だ。

衰退する一途を辿る日本のマスメディアは、1年半前から小沢一郎と云う、たった一人の政治家の為に全精力を注いでいる、と言っても過言ではない狂気の振る舞いを、小沢の息の根が止まるまで狂気乱舞を続けなければならないジレンマに陥っている。振り上げた拳を降ろす大義が見つからない。

しかし、この拳の正体も、10月には出される東京第五検察審査会の議決で一定のケリがつく。 筆者は日本の司法システムを根幹から揺るがすレベルまで、法務省・検察・裁判所・弁護士(上記4職種は、司法研修所以降、互いの利害を阿吽の呼吸で調整し合う関係)「起訴相当」の議決は出せないと読んでいる。たかが現政権の官房長官の仙谷の都合に合わせて動いている如き言説も見られるが、そんなチャチな権力構造ではない。極めて巧妙に構築した現在の司法の仕組みを、仙谷如きの望みに合わせ、危険に晒すこと等あり得ない。

筆者は、仙谷由人と云う政治家をマスメディアが大きな力を持つ、イメージ戦略に打って出ているだけで、それ程の力量のある政治家とは一切思っていない。野中との密会などを通して、世論を疑心暗鬼に誘導しているだけで、開けてびっくりイラクのフセイン大統領と似たりよったりと云う事だ。考えてみてくれ、オリジナル民主党にあっても鳩山・菅の後塵を拝していた男だよ。推して知るべしだ。

万が一「起訴相当」が出たら、それは新たな審査員が判断したこと云うだけのことである。検察審査会に検察の力が作用すると云う勘違いもあるようだが、それはない。影響力があるのは法務省出向の事務局の人間と選出された補助員の弁護士である。それに仙谷が絡んでいる論調もあるが、それもないだろう。

小沢一郎が異例ではあるが第五検察審査会に提出した「上申書」には、検察が何故不起訴にしたのか、前回の補助員の錯誤、時には誘導が捏造であった事実が具体的に書かれていたようだ。この「上申書」を審査会事務局が受け取った事実は大きい。審査に際し、この上申書を参考資料として添付するかどうかは事務局の判断だが、サポーターのハガキの如く、破棄することは出来ない。(笑)

それでは、小沢一郎が被告となることで、大変な話ではないかと云う論も噴出する。しかし、何も小沢一郎は本心で「首相になりたい!」と菅直人や麻生太郎のように考えていた政治家でないことを思い出しておこう。国民の「自立と共生」を政治哲学とするわけで、その実現の為に自民党を野党に追い込んだ政治家である。つまり、彼の政治哲学が実現することが終生の目的であり、決して首相になることではない。必要とあればなるだろうが、不必要であれば自ら求める地位ではない。ここをシッカリ抑えておこう。

おそらく、仙谷・岡田ラインは菅直人がそこまでするか?と異議を唱えても、小沢への離党勧告など、激しい手に出てくるも予想される。しかし、その選択は菅政権の命を奪う。離党の大義名分を手にした小沢一郎に怖いものはなくなる。法治国家の被告の身を怖れて「国民の為の政治」なんてのは出来ない。その最悪のと思われるシナリオでも、小沢一郎の息の根は止められない。

現時点で、「小沢新党について行くのは精々50人」等とマスメディアは皮算用しているが、それも間違いだ。それは、小沢一郎が新たな野党政党を作って出て行くと云うシナリオの元の発想だ。そんな馬鹿なことを小沢一郎はもうしない。年齢も年齢だ、これから昔の新進党を作った時のような選択はしない。政権与党になれる新しい政党を作るのだ。それは現時点で、何処と何処の集合によって成立するのか判らない。否、言えないということだ。(笑)

そう云う政権を奪取できる政治集合体が出来る時に、参加しない民主党議員は何人だろう?それこそ精々100人ってところではないのだろうか。(笑) 兎に角、小沢一郎は今チャンスを待っている。新党立ち上げ、即刻政権与党となる政治集合体の目安はある。問題は新党立ち上げざるを得ない「政治的大義」が必要と云う事だ。
それでは小沢シンパの皆さま、オヤスミなさい。


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*ブログへの多くのコメントに感謝いたします。多忙の為、コメント返信は物理的に不可能の為、横着させて頂いておりますが、熱心に眼だけは通させていただいております。何卒、事情ご推察の上、ご寛容のほどお願い申し上げます。 あいば拝
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検察審査会の議決のゆくえ。小沢に「起訴相当」は出せない

2010年09月18日 | 日記

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検察審査会の議決のゆくえ。小沢に「起訴相当」は出せない

菅民主党政権の党役員、閣僚が出揃った。この人なら少しはやれるかもと云う人事は片山総務大臣くらいのものだろう。一人でも期待される閣僚がいたことが救いである。

まぁ2カ月ほどわが世の春を謳歌して貰おうではないか、あれだけ公務そっちのけで、電話を掛けまくった菅君、後2カ月ほど美酒を味わうがよかろう。(笑)前原の外務大臣は面白そうだ、訪中出来るのだろうか?これは見物だよ!

さて、菅内閣の話題なんかこちらとしてはどうでもイイ話で、興味は小沢一郎の今後にある。

「仙谷・菅政権」が徹底的な「脱小沢」の人事を断行してくれたので、筆者は怒るどころか有り難いとさえ思っている。「挙党一致」じゃないじゃないか!とお怒りの方々もいらっしゃいますが、これでイイのだと思っている。大義名分が出来たではありませんか、「これでは国民が不幸になる。幸福になるのは官僚と大企業、都会だけじゃないか!」。

まず当面の問題として、東京第5検察審査会の第二回目の審査が開始した。
第一回目の「起訴相当」の議決を出した審査員は全員入れ替わっている。審査を法的に誘導する補助員の弁護士も入れ替わり、あらためて仕切り直しの審査が始まる。現時点の審査員の6人の任期が10月末で切れるので、それまでに結論を出すことになるだろう。

マスメディアは小沢一郎に第二回の審査でも「起訴相当」が出て、強制起訴されることを強く望む論調を拡散しているが、常識的に「不起訴不当」、「不起訴相当」のどちらかで決着するものと思われる。後者なら、“ハイそれまでよ”前者でも検察がもう一度調べた「不起訴」の結論を出すだけのことである。

「何を甘い見通しを立てているのだ、仙谷が日弁連と結託し、「起訴相当」に導く補助員を用意したのだぞ!審査員も「起訴相当」議決を出そうと手ぐすねを引いている連中をセレクトしたのだ!」と云う反論が今にも聞こえそうである。(笑)

しかし、今回の民主党代表選挙を通して、世間の小沢一郎のイメージは相当に違って来ている。「言われるほど、悪いオッサンには見えないよね。どっちか云うと、誠実な人かも?評論家とかの話、本当かしら?それに言っていること、結構マトモで納得だよね、あのニヤケ菅の方が嘘言いそう」等と云う変化が一部生まれてきているのは事実だ。そして、気の毒にも菅に負けてしまった小沢一郎に、少なからず同情のようなものが国民の中に生まれてきている。

仙谷は菅を勝たせると云うよりは、小沢を負けさせる選挙に血道を上げたわけだ。検察審査会にも一定の影響を与えた可能性は否定できない。しかし、今回の組閣などを通して、仙谷の“過ぎたるはなお及ばざるが如し”、“急いてはことを仕損じる”が命取りになるのだと思う。尚一層の同情が小沢一郎に注がれる土壌を作ってしまった。

内ゲバで仲間割れを起こし、粛清どころか殺し合いをした学生運動家には、そもそも理論の純化を希求し過ぎて、激しく行動をエスカレートする傾向を常に含んでいる。いま、仙谷の行動はそのものズバリなのだ。 まぁ仙谷のエスカレーションは枝葉末節だが、小沢一郎への第二回審査の議決を「起訴相当」とした場合、どのような問題が噴出するかと云う事を、日本の司法関係者は実は十二分に承知している。

痩せても枯れても、捜査の最高峰・東京地検特捜部が1年半に及ぶ強制捜査の結果、犯罪性が認められず「不起訴」(検察審査会の強制起訴に至るまでには、東京地検特捜部は3度小沢を不起訴と判定することになる)とした政治家を素人集団11人の検察審査会の審査員によって覆されるとなると、検察の面子がまる潰れとか、そういう矮小化された問題ではなく、検察の起訴裁量権への素人による覆しであり、日本の検察機構そのものの存在意義が問われることになる。

つまり、既得権益の革命が起きてしまう。検察審査会が審査するのは、検察であり、小沢一郎ではない。つまり、東京地検特捜部の起訴裁量権(起訴独占主義)が脅かされる事態であり、ゆゆしき事態を惹き起こす。

検察審査会の存在理由の再定義が求められるし、検察の機構そのものへの提起であり、延いては法務省・検察庁・裁判所は現在抱えている問題すべてが「日本の司法制度の特殊性」として、世間の俎上に乗せられるリスクを負う事になる。

検察審査会の小沢一郎への「起訴相当」議決は、或る意味で日本の司法制度そのものへの挑戦、存在への問題提起のトリガーになる危険を孕んでいる。筆者としては法治国家の元、「推定無罪」の原則で小沢一郎が法廷闘争するのも、一つの選択だと論理的に思うが、それをして日本の司法制度で飯を食う、裁判官・検察官・弁護士が既得権を掛けて勝負に出るとは思わない。

これ以上、小沢一郎を追い込むことは、自分たちへの跳ね返りも覚悟しなければならない訳で、到底選択する道ではないと考えている。まさか麻生政権や仙谷民主党に、これ以上義理立てする筋合いは無いと云うのが、筆者の結論である。

問題は、検察審査会から解放された小沢一郎が11月に入って、どのような言動を行うか、そこが重要だ。この件については、ハプニングがない限り、明日の課題としておこう。それでは、小沢シンパの皆々様、オヤスミなさい。


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余命3カ月:菅総理・仙谷官房長官・岡田幹事長、素晴らしい布陣だ。

2010年09月17日 | 日記

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余命3カ月:菅総理・仙谷官房長官・岡田幹事長、素晴らしい布陣だ。

菅直人の党人事、閣僚の輪郭がはっきりしてきた。まぁ予想通り反小沢一郎を視野に入れた、否、小沢一郎と云う政治家を中心にぐるぐる廻る、惑星人事だと言って良いだろう。

ここまで政治理念、政治信条・政策が異なる民主党内の勢力が「挙党一致」で「挙党態勢人事」を行うことは国民の不幸である。ここは心おきなく、菅直人が行うところの民主党政治がよりスムーズに実行できる布陣を敷くのが妥当だ。

中途半端に親小沢議員が参加することは、またまた仙谷のトラップに引っかかるリスク大きい。僅かな政治資金規正法の記述ミスを手に手を取り合ったマスメディアにリークされるのがオチである。

親小沢議員は自らの選択を信じ、中途半端な餌に食いつかないよう忠告しておく。3カ月、半年の政権に阿り、万年野党に戻りたくないだろう。否、次の選挙で間違いなく落ちる運命になる。岡田と枝野に応援されて選挙戦を戦えるか、考えれば直ぐに答えが出るというものだ。一本釣りにも充分留意すべきだ。まぁその時は、政界再編時に仙谷菅民主党に残らざる得ないことを覚悟しておくべきだ。

岡田は小沢一郎代表選出馬自体を、「違和感がある」と堂々と批判した男である。鳩山由紀夫の普天間移設問題で、外務省とタッグを組んで阻止した張本人である。それが幹事長で、官房機密費を握り策謀に明け暮れ、日夜恫喝と懐柔を繰り返す男が官房長官。こりゃどうみても自民党最後の政権、麻生政権以上の汚さであり、挙句に政権与党慣れしていない、怖ろしき政権だ。

論功行賞人事も華やかで、鉢呂吉雄衆議院議員の国会対策委員長が内定、玄葉政策調査会長の留任と閣内への残留、野田財務大臣の留任、自見郵政改革・金融担当大臣の留任、レンホー行革大臣の留任などが内定している。前原国交相の外務大臣起用も有力となっている。この他、入閣候補は片山善博氏前鳥取県知事、馬渕副大臣、鳩山Gから寝返った大畠章宏衆議院議員などの入閣が有力とされている。挙党態勢の目玉に海江田とか細野と云う目もあるだろう。入閣を受けるかどうかは別の話だ。入閣は当然じゃないのと思っている人もいる。(笑) 岡崎トミ子、小宮山洋子、田中慶秋などだ。

今回の閣僚人事で再任が見送られるのは、原口総務相、山田農水相、千葉法相、小沢環境相、北沢防衛相、直嶋経済産業相、中井国家公安委員長等が候補ではないかと思われる。川端文部科学相、長妻厚労相、は留任か横滑りと云う事になりそうだ。

小沢前幹事長と 輿石参議院議員会長に対し、党の代表代行への就任を打診したが、輿石氏は、小沢氏とともに就任を断ったと周辺に伝えているので、「似非挙党態勢」の線は消えた。「挙党一致を目指したが、残念ながらお二人に断られた」と菅はアリバイ作りをしたつもりだろう。(笑)どこまでも姑息な男である。まぁ17日夜には、すべて出揃うものと思われる。

それから、党員・サポーター票の保管及び開票作業への疑問点について、もっと突っ込んだ検証をしなさいとお叱りを受けているが、正直確たる証拠もないので、疑惑だけを列挙するにとどまる。これをしてしまうと、東京地検特捜部などの、シナリオありきで捏造捜査をするのと同等になってしまうので、筆者は特に深く検証するつもりにはなれない。悪しからずご了承ください。

ただ、不審の点が時間の経過に伴い、断片的にネット上で流布してきているのは確認している。正直、筆者はプライバシー・シールが無い時点で、小沢側が民主党事務局に問題提起し、そのやり直しを申し入れるチャンスが無かったのか?疑問と云うか不満は持っている。

ただ、それでも本気になって不正をするつもりなら、筑波の保管時点で業者が何でも出来たとも言える。まぁそれよりも、前に前進する方がポジティブだと筆者は考える。常に謀略と云うもの、間接的な関与によって行われるので、検証にも限界がある。そのような汚い手を使われても尚且つ善戦する小沢一郎の今後の政治行動に応援を送る方が建設的と考えている。
それでは小沢シンパの皆さま、オヤスミなさい。


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菅政権人手不足!206議員の範囲で人事を尽くし天命を待ってね

2010年09月16日 | 日記

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菅政権人手不足!206議員の範囲で人事を尽くし天命を待ってね

朝日、日経の世論調査、菅首相大歓迎。72~81%、恭悦至極に存じ候!ここまで「脱小沢」が支持されたのだ、思いきって雇用の創設、職のない新卒学生を秘書に!(笑)

早晩、各腐れメディアの内閣支持率が出るだろうが、概ね55~70%で推移するものと思われる。そこからドンドンと下がって、11月下旬には20~30%のシナリオが出来ているに違いない。まぁ世論政治を標榜する仙谷・菅政権にとって、マスメディアの世論支持率は唯一の力の源、機密費を徹底的にバラ撒いて、マスメディア対策に興ずるがよかろう。

ところで、小沢グループの打ち上げでは「挙党態勢」という言葉は一切聞かれなかった。つまり、心ある200人の勇気ある議員達はポストを欲しがる人々は皆無のようだ。それはそうである、政権交代時の選挙という民意に叛いた政権において、何らかの権力の座に就くことは政治信条として整合性が欠けてしまう課題が残る。

菅首相、心おきなく206人の支持議員の中から閣僚も党幹部も登用するのが人の道と云うものだ。決して小沢一郎を支援した主だった議員に触手を伸ばすべきではない。彼等に、固辞する言葉を探させる手間を与えないでくだされ。3か月から半年で頓挫する政権の主たる座に就くことは、原口総務相の如く、辛酸を舐めさせるのである。

「脱小沢一色」で是非、党人事も組閣もよろしくお願い申し上げる。民主党が二つの主義主張に分割されている事実が明確に判る人事をするべきだ。何も遠慮はいらない、アナタは勝利者だ!やれやれ、「脱小沢一色人事」それでこそ、仙谷菅政権だ。折角の色彩がぼやけることは良くない。

それに、206人の支持議員を厚遇することが人の道である。市民改革派のリーダー菅直人の面目躍如で突っ走れ、アナタには霞が関、マスメディアがついている、怖いものなんか何もないはず。詐欺のような似非「挙党一致内閣」など、見たくもない!

それはそれとして、昨日は経団連の懇願を聞き、小沢一郎の政策をパクリ、為替介入しましたね、ご苦労さん。2兆円だってね、市場から円も回収しないから、世間でお金がダブつくだろう。それを持って、まさかインフレターゲットなんて変なこと言わないでね。(笑)

この為替介入も代表選からのシナリオの一環だろうね。とすれば、精々為替介入の効果は1週間ってところでしょう。昨日は突然の介入で投機マネーがビックリしただけで、今週末には彼等は協調介入の兆しなしとして、態勢を整えて、円買いで闘いを挑んできますよ。筆者の見積りだと10カ月近く、毎月15~20兆円つぎ込む事になるから、外貨準備金のドルが又だぶつく。間違いなく、ドル安基調は世界的通貨の潮流なので、抱えたドルが年々目減り、2,300兆円の国家資産の損失を出すだろう。穴埋めどうするの~?埋蔵金も底を尽くよね。“俺知らない”なんて言っちゃダメダメだよ~。

まぁシナリオも何処までも通用する筈がないので、精々持って60日、後はどうするの?えっ!自民党と裏で「握り」をやる積りなのか~、じゃあ昔の自民党と社会党の「握り」をパクル訳ね。なるほどアナタらしい、なんて品が良いのでしょう。流石の筆者も感心します。つまり、今度は昔の自民党が菅の民主党で、昔の社会党が谷垣の自民党ってことなんだ。

そうそう、枝野と仲のイイ石原とか云う都知事の息子が幹事長になったからね、やり易いかも?でも結構「裏金」要求されるよ。官房機密費だって上限はあるからね、早晩底をつくでしょう?えっ!外交機密費持ってくるから大丈夫?いやはや、何処まで行っても品のイイ、独創的アイディア豊富な仙谷菅政権だね、まさしく心強い政権だ。筆者も3カ月は仙谷菅政権に日本を預けておくことにしよう。

小沢一郎さん、お疲れを癒し、今度こそ誰にも邪魔されずに「八丈島釣り三昧の旅」を満喫し、英気を養ってください。原子力潜水艦は来ないので、安心してタイでもヒラメでも、カンでも阿波狸でもお釣りください。ではでは、今夜は冗談半分で愉しませていただきました!おやすみなさい


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第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る

2010年09月15日 | 日記

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第一ラウンド、菅判定勝ち。これから第二ラウンドのゴングが鳴る

民主党代表選挙は、一見小沢一郎の惨敗のように思えた。たしかに、負けは負けだし、筆者の小沢一郎の勝利確実予測が覆されたのは事実だ。筆者の予測の間違いは認めるが、ここでくじけるわけにはいかない。

多くの励ましのコメントに混じり、誹謗中傷揶揄のコメントも昨日は面白いほど送られてきた。ありがたいことである、少なくとも拙ブログを読んでくれていたという事であり、感謝に堪えない。(笑) こんな糞馬鹿議員の烏合集散する民主党など塵箱に捨ててしまえ、と思ったのは僅か30分。それ以降は、益々小沢一郎応援に磨きをかけるぞ、とファイトが湧いてきた。

それもこれも、多くのランキングを応援して下さっている貴重な読者の方々や小沢シンパの方々の、「小沢応援ありがとう!でもこれで小沢の政治が終わったわけではない。今後は菅政権批判と小沢一郎の第二ラウンドを目指す方向性を含め、一層の健筆を期待する」に代表される読者のコメントに勇気づけられ、筆者も次のステップに、進むことが出来、感謝に堪えないわけである。

さてと、今回の代表選の結果は党員・サポーター票、地方議員票は「総どり方式」と「ドント方式」の違いで、極端な票差が現れたが、小沢派と菅派の比率は概ね4:6という事になっている。国会議員はほぼ半々だ。すべてで菅直人が勝利した点は菅派を勢いづかせるだろう。頑張って、真の政治主導、脱官僚政治を見せて頂くことにしよう。多少早目にサポーターが投票してしまったきらいはあるが詮無い話である。

冷静に考えれば、「人・モノ・金・人事・マスコミ」を握った現内閣総理大臣・菅直人に、「政治とカネ」で18カ月叩きまくられた小沢一郎が国家の危機という事で、果敢に挑んだ結果としては、大善戦、惜敗だったとも言える。

この、大善戦、惜敗は小沢一郎の政治姿勢を強く応援する国民が予想以上に多かったことを物語ってもいる。 小沢一郎という政治家がこんな程度の敗北でくじけるわけがない。おそらく、思った以上に接近戦であったことを分析、次のステップにつなぐものと思われる。

菅直人は今週中にも、党人事、内閣改造を断行する可能性が高いが、枝野幹事長の去就はどうでも良いが、仙谷官房長官の留任を決めるだろう。ここまで誹謗中傷を含めガチンコで闘った二大勢力が、今さら「挙党一致」等というのも、気味の悪い話である。負けた勢力は「一兵卒」だ。ノーサイドと言いながら、人の首をニコニコ笑って切る人物に阿る必要もないし、義理もない。

「一兵卒」として協力できるモノは協力し、出来ないことは断固議論する。当面はそう云う姿勢で臨めばいい。どうせ、答えは年内に判るであろう。 正直、今回小沢を支持した議員達は、数カ月しかもたないであろう菅民主党の、党や政府の要職に就くことを極力避けた方が賢明だ。政党助成金の政党要件を満たす為にも、年内に一定の動きが出ることは充分考えられるので、果報は寝て待てという選択ではないのだろうか。

小沢一郎は最終的に再度動かざるを得ないと筆者はみている。民主党支持者の党員、サポーターの人々、そして地方議員の人々の今回の選択は、何となく筆者は理解できる。問題なのは10日の時点で小沢支持を明確に語っていた236人の議員の中から、土日を挟んで36人が14日午前中の党員・サポーター票の開票漏洩を耳にはさみ、寝返った「小早川」がいたことの方が重大だ。また、検察審査会の議決を「逃げる逃げない」の議論からも解放され、小沢一郎は一層身軽になったという事も重要な視点だ。

ただ、消極的にだが世論(マスメディアの作る世論)に阿る選択をした国会議員が問題だ。こんな連中は何人集まろうと、政治を行う能力はない。官僚とマスメディアと自民党など野党の餌食になるのが関の山である。マーケットは早速菅政権に刃を突きつけている。ニューヨーク市場は円の対ドル為替レートが82円台に突入、70円台突入まで経済音痴総理・菅直人を揺さぶり続けるだろう。お手並み拝見、高みの見物を1か月ほど愉しもう、と思う次第だ。

さぁ小沢シンパの皆さま、気を落とさずに第二ラウンドのゴングを鳴らそうではありませんか!第三ラウンドもあると思われる、混沌の日本だ。小沢の出番は再び来る、そして小沢一郎は国民の為に命を掛けます。我々も僅かな力を結集、小沢一郎を小沢政治、応援し続けましょう!


いつも応援ありがとうございます!
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腐れメディアの捏造予想がチェンジ、菅優勢から「拮抗」へ!

2010年09月14日 | 日記

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腐れメディアの捏造予想がチェンジ、菅優勢から「拮抗」へ!


ネット言論、一部週刊誌、日刊ゲンダイなどの活躍で、記者クラブを中心に談合報道を繰り返していた、腐れマスメディアの選挙情勢「菅直人断然優勢」が13日の休刊日を境にチェンジした。

何処もかしこも「首相、小沢拮抗!最後の20名の取り合い」に打って変った。一部、未だ首相優勢を細々叫んでいる共同通信などがあるが、あと一日を残し「縛り」が解禁されたのだろう。

選挙予測としては、正しい方向にチェンジしたのだから良いことだが、そうも言っていられないのが日本のマスメディアの大政翼賛報道体質だ。これを見捨てて放置することは、日本に本来の民主主義が定着しないことになる。「異質な資本主義、民主主義の国・日本」は決して悦ばしい評価とは言えない。

現時点でも、筆者は小沢一郎優勢と分析しているが、選挙だけは小沢本人が発言している通り、最後の一票まで気を抜くことは禁物だ。それにしても、マスメディアの党員・サポーター票が7:3で菅優勢などという選挙妨害に近い報道が、大本営発表の如く世間に垂れ流される現実は憂慮に堪えない。

まして、この選挙中「小沢は出られるわけがない。検察審査会が待っている」と選挙妨害どころか、国会議員の本来的権利さえ奪うような報道を平気でしてしまう、いや平気で出来る日本のマスメディアの体質は憲法に抵触しない範囲で、法的規制を必要とするレベルに達しているようである。それは、どちらが勝とうともである。

官房長官である仙谷に至っては、悪い奴ほどよく眠るではないが、公職選挙法に関係ない選挙だ、何でもありだ。つまり買収も下半身スキャンダルも問題無しとしている。その結果、現時点では噂だが、安住選対本部長の参議院選落選の河上みつえ氏への「生活困っているでしょ?300万振り込んであげるから好きなもの買いなさい」の買収劇紛いの情報が起きるのである。

今後は政権政党の代表選などに公職選挙法の網を掛けることも課題として残されたようだ。それにしても、菅直人陣営は現在の政権陣営であり、民主党内でいえば党内与党なのだ。金(官房機密費・政党助成金等々)を握り、人事(地方議員への公認権・閣僚と政務菅・党役員等々)を握り、選挙組織の運営も握っている権力中枢だ。選挙における基本、「人・モノ・金」すべてを握っていて敗れるとなると、こりゃ余程酷い胡散臭い無能な政治屋の集団だという事が証明される。このことが重要だ。

筆者は今回の代表選を通じて痛感したことは、小沢陣営は選挙に勝つだろうが、万が一惜敗したとしても、この菅陣営の連中菅直人・仙谷・前原・枝野・玄葉・安住・小宮山洋子・偽肛門等と同じ政党で政治主導を実行することが正しいかどうか考える必要があるという事だ。

正直、代表選に勝って党を分裂させくらいの、荒業を何処かの時点で考える必要があるような気がしている。どちらにしても、参議院のネジレは解消しないわけで、何らかの手を打つ必要が急務なのだ。是々非々、パーシャル連合なんて絵に描いた餅に過ぎない。政権与党の考えることではない。

小沢の次の一手は「連立」だろう。これ無しに、革命的09年マニュフェストの実行は無理だ。おそらく、代表就任後ただちにその方向に着手すると考える。解散総選挙をしている時間的余裕はない、日本は経済問題を中心に喫緊の政治課題を抱え過ぎている。やはり連立だろう。出来る限り、アレルギー症状の出ない連立を模索している。

仙谷・枝野・安住・小宮山らが造反しても意味のない範囲の「連立」は至上命題だ。多分、自民党の一部が馬糞の塊りとして動き、みんなの党・たちあがれ・改革・国民新・社民党を引きずり込むに違いない。公明党は背に腹は替えられなくなった時のみだ。

そうしないと、仙谷らゲバ学生のような内ゲバ陰謀集団を抱えておくことは雷管の抜けた手榴弾を懐に抱えておくようなものなのだ。そして奴等に徹底した冷や飯を喰らわせるのだ。準備万端をもって冷や飯を喰らわす日が楽しみだ。

いずれにしても、マスメディアは「優勢」から「拮抗」まで捏造報道のレベルを降ろしてきた。明日は「小沢大逆転!」「天の声にも変な声がある」、と嘯くに違いない。おい!星浩、田崎、岸井、その他諸々の腐れ評論家聞いているだろうな!そして、翌々日に「支持率8%の総理誕生!」とヤケクソ談合報道をするのだろう。まぁ精々余命数年の新聞テレビ、楽しみである。

それでは、小沢シンパの皆さま、オヤスミなさい!


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菅よ!政治主導はトップリーダーの決断と実行そして責任だ「チームプレー」で政治は出来ない

2010年09月13日 | 日記

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菅よ!政治主導はトップリーダーの決断と実行そして責任だ「チームプレー」で政治は出来ない


どうもこの男の言うことはずれているレベルではなく、狂っているか、嘘つき体質なのだろう。今さら気づいたのかと云う人も多いだろうが、つくづく今日そう思った。(笑)

菅直人はあの仕分け電波ネエチャンひきつれて街頭演説「いよいよ日本の大改革の本丸に攻め込む」って叫んでいた。日本の何処の本丸に攻め込むんだよ。霞が関かね?それも尻の青い民主党議員をひきつれて、チームプレーで攻め込むのかな?あのね、霞が関に巣食っている人々は悪い人かどうか別にして、頭はあんた達が考える百倍くらいイイんだよね。しかも、狡さでもあんた達より年季が入っているし、誰がやったか判らない組織力ってのがあるわけよ。

参議院選前に、アンタ「日本の財政赤字はギリシャ並、消費税も怖れず検討しないと」って財務省の役人に教えられたのでしょう?霞が関の組織もな~んも知らないあんた達に大改革なんて、聞くだけで吹きだしてしまう。消費税は何処に行ったんだ!消費税だよ!

「リーダーシップというのは政治家が1人だけでやれるものではない。国民のチームプレーでなければ日本を変えることはできない」そう云う綺麗ごと、学級委員会のようなことを言うから信用出来ないんだよ。小沢に当てつけで言ったのだろうが、リーダーシップはトップリーダーが一人だから成り立つ話。アンタの言っていることは自己矛盾だよ。自分にはリーダーの能力がないから、みんな手伝って、責任もみんなで分担。みんなで渡れば怖くない、世論迎合政治をしようって言っているんだよ。

挙句に国民のチームプレー?おいおい、俺は死んでもオマエのチームには入らんぞ!いつオマエのチームに国民が加わったのだ?全員野球って積りだろうが、只の烏合の集になり、挙句にオマエのように、誰も責任取らない、詭弁野郎!責任転嫁政治じゃないか!糞野郎!*あぁ少々下品だった(笑)

小沢一郎が菅原文太氏との対談(週刊朝日)で言っている。おい!菅直人居眠りなんかしないで聞いておくんだ!

「権力構造においては、最後はトップリーダーの判断がすべてです。個々の大臣たちは各省の利益を代表する立場ですから、……最後は首相が勇気を持って判断しなくちゃいけない」

「役人は大勢の仲間の既得権益の問題だから、変えたいと思っても変えられない。役人は政治家がこの方針で行ってくれ。最終的には俺が責任取る。だから君らも協力してくれと言わないといけない」

「民主党の人たちは、ほぼ全員が、政権というものを知らないんですよ。官僚機構を知らない……無理もないんだが、役人との力関係で圧倒されてしまう。官僚達は良い意味でも、悪い意味でも手練手管で、知恵があるから、負けちゃうんです」

「官僚丸投げの政治・行政を変えるのは、トップリーダーの決断しかありません。」

菅直人、そう云う事だよ。トップリーダーの責任と実行力が全てなんだよ。みんなで渡ろうねなんて、ガキのような政治をされたら、半年で日本は沈没してしまう。

おぉ、辺野古・宜野湾市議選の結果が出た。移設反対の稲嶺市長派が圧倒的勝利をおさめた。こりゃ幸先の良い出来事だ。菅仙谷、官房機密費バラ撒いたのに、ドブに金を捨てたよな。今度は仙谷、ゲバ棒持って住民を追い出す手に出るのかな?(笑)

腐れ朝日が懲りもせず、代表選の終盤情勢を書いている。なに!菅直人が国会議員票の183人を確保したと?馬鹿言え、未だ138票の筈だぜ。45人は何処から連れて来たのだ?

何々、地方議員票の見通しが変わったな!地方議員は圧倒的に菅だったろうに!舌の根も乾かぬうちに嘘コクナ!菅50、前原40、野田30、その他旧民主・参議院?菅・前原・野田グループ夫々そんなに居ないだろう、相当出て行っているはずだ。今出たグループ足しても140は行っていない。数勘定まで捏造し出した。二重所属をそのままカウントしているな。最低の新聞野郎だぜ!

党員・サポーター票の予想は国会議員や地方議員に聞いたんだと、嘘言うに決まっている。否、本人は自分が菅だから、サポーターも菅とオーム返ししただけだ。そんなの調査になるか~!俺の勘の方がまだましだ。いずれにしても、朝日新聞の選挙情勢の腰が砕けだした。(笑)いいぞ、いいぞ、その調子で腰抜かせ!

そうそうオマケだけど、米国務省関係者が議員会館で川内博史衆院議員と面談、小沢一郎の首相就任の場合の普天間移設問題など日米関係の見通し等を話し合ったそうだ。話の内容の詳細は互いの信頼の問題なので、同議員は話せないと言ったようだが、早速鳩山・小沢に報告したことだろう。

今夜は調子に乗って好き勝手、悪口書きまくってしまった。小沢一郎に怒られそうだ、人の悪口を言ってはイカンよ。いつの日か己に返ってくるのだから。はい、出来るだけ言わないように我慢します。では小沢シンパの皆さまオヤスミなさい。


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倒産近し噂絶えない毎日新聞の菅ヨイショ。これ社説じゃないだろう(笑)

2010年09月12日 | 日記

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倒産近し噂絶えない毎日新聞の菅ヨイショ。これ社説じゃないだろう(笑)

毎日新聞が菅直人ヨイショ記事のネタ不足で、ついには社説欄を利用して、海外のメディア論調を紹介した。ただの紹介記事だが社説だそうである。(笑)

挙句に、菅直人応援に相応しい記事だけを抜粋紹介しているのだから、呆れてモノが言えない。空いた口がふさがらない朝日新聞の社説より、更に深化?進化?している。最近は「進化・深化」は「物事が時代を逆行したり、捻じ曲げた解説を行う事をさす」(笑)

どうも朝日新聞とテレビ朝日、毎日新聞とTBSは菅直人と心中することに決めたようだ。この二つの新聞社とテレビ局は反小沢一郎だけを生甲斐に社運をかけているようだ。読売、産経の方が民主党代表選報道は抑制が効いている。その理由がどのようなものであるか、部外者の筆者には明確な答えはないが、経営上厄介な損益上の問題を抱え、且つ社内における主導権争いが頭を擡げていると、メディア業界では専らの噂である。

冷静な見方をすると、民主党代表選で反小沢を、これ以上紙面等で叩く事への遠慮、いや恐怖がそろそろ顔を出したのかもしれない。仮に、マスメディアの予測通り菅直人が断然有利なら、まさかこんな苦し紛れの「社説」は書かないだろう。おずおずと「外国人のふんどし」を引っ張り出して、遠まわしに菅直人応援を行っているのだろう。憐れなもだ「貧すれば鈍する」の典型的パターンだ。

本気で海外のメディアの論調を拾うなら、ロイターやWSJの記事も引用すべきだ。菅直人が選ばれることが日本にとって良い事だ風な論調だけを拾いだし、継接ぎした「社説」を読んだのは、生まれて初めてだ。(笑)論説委員として名前を載せた勇気には敬服するけどね。

今夜は悪口で締めくくろうと思ったが、一つだけ思いだしたので書いておく。例の民主党代表選のサポーター票の不正に関することだ。

植草氏がブログ内で集計の不正に関して非常に心配しているのだが、同氏の過去の冤罪事件などから多少考え過ぎに陥っているような気がする。おそらく、今回仮に不正が行われるとしても、多くの人間に知られるような不正を行う可能性はゼロだと思う。

不正を行うとしたら、一部民主党勢力と一企業が結託し、「スパイ大作戦・トラックすり替え」のようなマジックを披露するだろう。サポーターが投票したハガキを廃棄するとか、すり替えるとかではないと思う。

筆者なら、茨城の朝日新聞曰く、厳重警戒の保管所から正規のハガキは一台のトラックに積み込まれ東京に向かう。そして、トラックは無事民主党の開票所に到着する。誰も気づかないだろうが、トラックのナンバープレートが違っている事に気づく者は少ない。いや、出発時のナンバーを確認しない限り、到着のナンバーが違っている指摘さえ出来ない。

つまり、既に同一バーコードで印刷された2枚目のハガキは、何処かで出番を待っている。勿論、新聞社等の情勢分析に近い8:2に分配された候補者の名が書きこまれたハガキが積み込まれている。後は簡単だ、トラックがそっくりそのまま入れ替われば、それだけのことだ。入れ替わるとも言えない、出発時のトラックが到着しそうな時間に、二枚目のハガキを積んだトラックが何食わぬ顔で到着すれば、それで完璧。

集計マシンが狂っているのではとクレームをつけても、ハガキはすり替えハガキだから、検証しても発覚しない。現実問題、不正があった歴然たる証拠でもない限り、ハガキを元にサポーターへの追跡確認調査は難しいだろう。これで、不正は成立する。まぁあり得ないと思いたいところだが・・・。


ありがたき毎日新聞の社説とWSJの記事の抜粋を参考に引用しておく。

≪ 社説:論調観測 海外の民主党代表選報道 ついに日本の政治が変わる--。そんな期待が高まった1年前とは様変わりである。今回の民主党代表選を伝える米欧メディアの目は一様に厳しい。
 「1年で3人、5年で5人、過去20年で14人……」。バリエーションはあるが、活字メディアもテレビも日本の首相の交代頻度を枕ことばのように使う。
 米紙ニューヨーク・タイムズは社説「日本のメリーゴーラウンド首相」(電子版6日付)の中で、「(今回また交代すれば)12カ月で3人目だ。こんなに短命では、とても新たな政策を打ち出すとか、ましてや成果を上げるなどということはできない。どの国であっても同じだ」と指摘。「しかし日本は世界第3位の経済大国なのだから、強力で主義に根ざした指導者が継続して政権を担う必要がある」と安定を求めている。 「民主党議員は親分への盲従ではなく勇気ある選択を」と踏み込んだのは英誌エコノミスト(9月4日号)だ。英国のみならず世界で読まれている週刊誌である。有権者の支持率で菅直人首相が圧倒的に上回ることや、民主党議員の多くが小沢一郎前幹事長の選挙対策のお陰で当選していることなどに言及したうえで、「日本の将来のためにも、小沢氏と小沢氏が象徴するものすべてを拒絶すべきだ」と強い口調で呼びかけた。
 同誌は「ダークサイド(闇)」と題した別の記事で次のように分析している。「小沢氏を支持し続ける人たちの支持理由こそ、今回の選挙が日本にとっていかに重要か、そして今後問題となり得るかを示している。原則より実利、目に見える政治より密室で取引する古い政治を好んでいるということのようだ」
 一方、米紙ワシントン・ポスト(電子版11日付)は特に日米関係の観点から日本の短命政権と小沢氏の代表選当選に懸念を表している。同氏が最近、 米国人を「単細胞」と表現したことを受け、見出しは「単純なアメリカ人が気にした方がよさそうな日本の選挙」だ。
 短命政権の連続により日本の政治が国外、国内で身の丈以下の影響力しか発揮できなくなっていると論評。小沢氏が米軍普天間飛行場の移設問題で米政府と再交渉する可能性を示唆したことから、「日米関係が再び基地再編論議に集中するようでは、他の重要な問題で前進の望みようがない」としている。
 そして「民主党議員が多細胞の視点で選択するよう望む」と結んだ。日本人としては、余計なお世話だと反論したいところだが。【論説委員・福本容子】(毎日新聞:電子版)≫


*毎日が避けたWSJウォール・ストリート・ジャーナルの記事一部

≪ 日本のキングメーカー、ついに首相の座に動く
 小沢一郎氏は、長期にわたる政界の権力者であり、昨年、半世紀近く続いた自民党政権を退陣に追い込んだ。周囲は彼を「選挙の神様」と呼ぶ。しかし、彼 は、愛されるというよりは恐れられる神様だ。無愛想で単刀直入、裏舞台で権力をふるうことが多く、メディアからは「陰の実力者」と呼ばれ、多くの日本人か らは嫌われる存在だ。政治とカネの問題で困難な状況にあることで、彼のイメージアップはとても望めない。
 そして、小沢氏は、同じ党出身の日本のリーダーを退陣させるため、対決の場である14日の代表選に向かって走り出した。勝者が手にする賞品は、彼が常に逃がしてきたもの、「首相の座」だ。
 小沢氏は、68歳にしてついに政治の表舞台に登場し、従来の強面イメージの払しょくに躍起だ。市民との対話集会では終始笑顔で、敬遠していたテレビの トーク番組では冗談もはさむ。
 小沢氏は約2週間前、代表選出馬を表明し、菅直人首相と対決する考えを示して日本中を驚かせた。民主党の議会勢力に基づくと、代表に選ばれれば、小沢氏 は首相になる。この大胆な行動は、1年前、自民党を圧勝で下した民主党政権にまだ順応できていない政治システムに新たな動揺をもたらした。
 小沢氏の経済政策――円高阻止に向けた為替市場介入、より大規模な財政出動、すでに高水準の負債を抱える政府による借り入れの可能性――は、東京の金融 市場を混乱させている。
 また小沢氏は、日本の外交を刷新するとして、より「対等な」日米関係と、沖縄の米海兵隊基地協定を見直す可能性を約束、米政府の神経を逆なでしている。
 小沢氏が代表選で敗北する可能性もある。しかし、彼が強力な党内2位の座にあることを示すことは、小沢氏に新たな影響力のある役割をもたらすかもしれな い。そうならなければ、支持者と共に離党して、政治状勢を変えることにつながる可能性もある。 (WSJウォール・ストリート・ジャーナル日本版)記事前半一部抜粋 ≫ *全文はWSJ日本版で確認できます。


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