世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

世論調査の数値を論拠に社説を書かなければならない憐れ、朝日新聞

2010年07月31日 | 日記


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世論調査の数値を論拠に社説を書かなければならない憐れ、朝日新聞

民主党両院議員総会の菅直人政権の参議院選総括に対する、機密費汚染新聞社及び評論家達の論調が出揃った。朝日新聞は菅直人の政権交代時の民主党先祖返りに苛立ちを隠さない。 読売も似たりよったりで、政権交代時のマニュフェストはバラマキ政策であり、消費税増税は国民的認知がある。小沢の政治とカネ問題の総括も忘れてはいけないってな論調である。(笑)

つまり、小沢の金が参議院選に負けた原因だ言っている部分もある。 朝日・読売共々、社説論調の根底に自ら調べた世論調査の数値を論拠にしているのが、いと哀し。(笑)

毎日は
≪ 首相の選挙後の発信が乏しく、しかも精彩を欠いている現状も深刻だ。巻き返しどころか、政権の看板である政治主導実現への司令塔とするはずだった国家戦略局構想を唐突にあきらめる愚行を演じた。厳しい財政状況の中で来年度予算編成に着手したにもかかわらず、行革に取り組むメッセージは不足している。 「しばらく静かにしていた方がいい」と言っていたはずの小沢氏にも今は面会を求めている。続投を優先するばかりに、政権が目的を見失い、漂流しつつあるのではないかという疑念を抱いてしまう。 9月の代表選は、民主党が参院選敗北を踏まえ政権運営の再構築を迫られる場面となる。私たちは首相が参院選敗北でただちに引責辞任することには反対したが、代表選はこうした方向性について大いに議論する場としなければならない。 宙に浮いた格好の税制改革にどう取り組み、限られた財源の中、どの政策を優先するのか。首相は速やかに、具体的に説明すべきである。≫

つまり、菅直人のただちの引責辞任は支持しないが、代表選時に支持するとは限らないと言っている。このスタンスは公明党を意識しているだろう。

最も笑う程面白いのがTHE JOURNALの高野孟の論説だ。延々と長たらしいコラムを書いているが、冒頭で小沢一郎は終わったと書きだした!(笑) 

≪小沢一郎前幹事長が7月29日の民主党両院議員総会に敢えて欠席して、側近やチルドレンに菅直人代表はじめ執行部の責任追及の声をあげさせるだけにとどめたのは、かなり致命的な失敗で、9月代表選を通じての"小沢復権"とそれに伴う政局変動の可能性はほぼ遠のいた。本来であれば、小沢はここで自ら堂々の論陣を張って、「何で菅政権では日本を救えないのか」を全党と全国民に向かって語り尽くし、そして9月には自分が菅に対抗して立候補して政権を引き受けるつもりであることを宣言すべきだった。≫

とジャーナリストから占い師に変身した如き戯言を語り出した。同氏の掲示板は“頭が変になっていないか?病院の診察を要す”といった類に満たされ、高野孟は恥の上塗りを続けている。どうもオリジナル民主党の連中は“変節”や“変わり身の術”を日常的に常套する「タンポポの種」達のようである。

あらためて朝日新聞の社説に眼を移してみる。先ずは総括文書が気に食わないと言っている。総会における菅の総括は党内融和を図り、代表選を無難に切り抜けようとする戦術だと言っている。

しかし、そのような総括は間違いで、甘い約束を修正するのは当然だし、地に足のついた政策を実行すべきだ。その証拠に世論調査があると来た。朝日のジャーナリスト魂は世論調査の数値におもねるだけと云う低俗なモノになっている。

折角盛り上がった「消費税論議」の火を消すのはモッタイナイではないか? 頑なと云うか、愚直に政権交代時の国民との約束を守ろうとする小沢一郎の政治姿勢を暗に批判している。

政治家の国民との約束を守る姿勢を愚弄するジャーナリストなど、存在する意義すらない。 朝日新聞は世論に迎合せよと政治家に強要している。現在の政治においては、政治理念など、その価値はどうでも良いのだと社説で主張しているのと変わりない。

冷静に考えてみると、その世論を形成する基礎情報を国民は何処から入手するのだ?賢者であろうが、愚者であろうが、新聞・テレビから一律に、基礎情報を得ているのだ。つまり、その基礎情報を歪曲して報道し、その歪曲情報に、さらに歪曲解説を加えられた状況で、何処の国民が正しい世論を形成するなどと言えるのだ。馬鹿も休み休みに言うべきだ。

まぁ高野の論説を含め、日本のメディアが民主党内で何ら役職にも就かず、何の権力も与えられていない一兵卒政治家・小沢一郎一人の存在を意識して必死こく状況は大変面白い。

つまり、これ程一兵卒の存在を日常的に意識しているとうことは、小沢一郎の力が未だ衰えることなく厳然と存在している証左ということ。最近の小沢一郎は民主党の党員・サポーターとの懇談など、自らの政治理念をあらためて流布し、理解を得る行動に出るようである。頑張れ小沢!愚直に国民の生活第一政治を追い求め、日本の政治史に金字塔を立てるのだ!

ー以下に朝日新聞の社説を引用ー

≪ 民主選挙総括―「甘い約束」に戻るのか
 「苦い現実」から、もう目をそらすのか。そんな懸念を感じる。  民主党が参院選の敗北を総括する両院議員総会を開き、菅直人首相は自身の消費増税発言について平謝りした。
 有権者から「初志を貫徹せよ」との批判を招いたとし、昨年の総選挙の政権公約について「できる限り誠実な実施を追求する」と語った。
 総会に諮られた総括文書も同様だ。参院選では総選挙公約の実現に取り組む姿勢を改めて示すことが求められたのに、「約束を放棄したとの誤解すら生ずることとなった」と分析した。
 出席した議員らからは「勝手にマニフェストを変えた」といった批判や、菅氏に対する辞任要求が相次いだ。
 菅氏ら党執行部側が低姿勢に徹し、鳩山由紀夫前首相、小沢一郎前幹事長時代に掲げた総選挙公約に立ち戻る考えを強調したのは、党内融和を図り、9月の党代表選をなんとか無難に乗り切りたいという狙いに違いない。
 選挙に負けたのだからしかたない面もある。それでも菅首相らの「総括」ぶりには賛成できない。
 「政権選択」をかけた総選挙の公約が何より原点だという認識は、一般論としてはその通りだが、あの内容をそのまま実現させるのが無理なことは、もはや誰の目にも明らかではないか。
 あれもこれも予算をつけます、4年間は消費増税の必要はありません――。民主党は総選挙で「甘い約束」を繰り返した。その修正を試みたのが参院選公約 だ。子ども手当の満額支給断念はその象徴である。
 約束を果たせないのだから批判を受けるのはしかたない。だが、批判される本当の原因は、財源の裏付けのない公約を掲げたことか、地に足のついた内容に改めようとしたことか。それは前者に違いない。
 厳しい現実を見据えているのは、政治家よりむしろ有権者だろう。
 選挙前の朝日新聞の世論調査では、子ども手当満額支給断念に72%が賛成した。公約をそのまま実現せよとは、有権者も求めていない。そもそも総選挙の勝 因が公約だったと単純には言えない。有権者は当時から子ども手当にも高速道路無料化にも懐疑的だった。
 公約をかたくなに見直さない姿勢は時に有害である。有権者に現状の厳しさを説明しながら進む方向をともに考える。大切なのは、その積み重ねだ。
 せっかく提起した消費税論議をどう進めるのか。総選挙、参院選二つの公約に盛った政策をどう「仕分け」し、優先順位をつけ直すのか。
 さらなる党内論議も必要だろうが、菅首相は国会審議や記者会見を通じ、国民に向けてもっと語るべきである。  苦い現実から逃げない。その揺るぎない決意を改めて示すことが、国民の支持を取り戻すことにつながる。 (朝日新聞:30日付社説)≫

*驚くばかりに、朝日新聞の社説は世論調査に迎合するのが政治・政策の原点だと主張している。これはもうジャーナリズムではなくなっている。アジテーションに過ぎない。

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浮気発覚、平身低頭謝るフリをする亭主・菅直人

2010年07月30日 | 日記

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浮気発覚、平身低頭謝るフリをする亭主・菅直人

民主党両院議員総会は枝野幹事長も安住選対委員長も、勿論菅直人も居直りを決め込だ。まぁ順当な両院議員総会だったと云う事なのだが、小沢一郎が菅直人のガス抜き総会に欠席したことで、9月代表選までは「菅・缶転がし戦術」に徹した事を覗わせる。

たしかに、政権2ヵ月程度で「菅君、君はクビ!」とは流石の小沢一郎も宣告するのは忍びないと思っているかもしれない。3カ月政権くらいはさせてやらんとな。(笑)だからと言って、菅・仙谷らの大根役者ぶりを鑑賞する気にもなれなかったのだろう。気持がよく判る。

案の定、平身低頭の態度、泣きべそを掻いて見せる演技、愚衆は気の毒にと思うかもしれない。しかし、あの泣きべそ演技で「市川房江女史」「土井たか子女史」「菅伸子夫人」を手玉に取って来たのである。流石、女に強い菅直人である。「ゴメンね僕ちゃんが間違っていた、許して。もう二度と間違いは犯さないから、今回だけは見逃して!」まさに、浮気が発覚し女房に謝る尻軽間男そのものである。

しかも、平身低頭泣きべそで謝りながら、隣席のミニスカートの若い女の腿を盗み見、次の浮気はバレないように細心の注意を払わなければと決意するのである。女房の嵐の罵倒が過ぎ去る頃合いを見て、「今度また一緒に温泉に行こうよ」などと、亭主の座の安泰に舵を切るのである。

それにしても、菅政権は政権運営にどのような見通しがあるのだろうか?おそらく、すべて出たとこ勝負と云う綱渡りをするつもりだろうが、9月中旬と言われる代表選まで持つのかさえ危ぶまれる。内なる敵ではなく、野党に寄ってたかって踏みつぶされるのではなかろうか。米国の属国日本の資産収奪戦略は確実な足音で接近していると云うのに、本当に手遅れにならなければ良いと思うのである。

鳩山由紀夫も「菅継続」と言ってみたり、「一新会」に夏の合宿を誘ってみたり、煮え切らない。最後まで、どっちつかずでキャスティング・ボードを握ろうとしているように筆者には見える。今更党内力学で戦略性を出すのなら、己が内閣総理大臣だった時にすべき戦略だとしか言いようがない。

ー民主党両院議員総会の状況は産経新聞さんが上手にまとめているので引用しておく。ー

≪ けじめなき民主党両院総会 対決は代表選へ「小鳩枢軸」復活の動き
   「大敗したら責任をとるのは当たり前だ。内閣は死に体で、秋の臨時国会で問責が可決される。このままでは最後にさじを投げる(舞台の)序章だ」(川上義博参院議員) 民主党の両院議員総会は約2時間に及んだ。
 辞任要求は、執行部が想定していた枝野幸男幹事長にとどまらず、菅直人首相本人に及んだ。しかも、発言者は小沢一郎前幹事長を支える議員や、参院選を勝ち上がった議員ばかり。
 あいさつで、政権の再スタートを呼びかけた首相は、激しい言葉で「レッドカード」を突きつける議員たちに、唇をかみしめ、泣きそうな表情になった。
 だが、この表情もしたたかな「計算」だったかもしれない。
 総会で首相と枝野氏は、平身低頭で陳謝を繰り返したが、進退を含め、議員たちの問いかけには、正面から答えなかった。
 それどころか衆参で多数党が異なる「ねじれ国会」をどうやって乗り切るのかという戦略も示さず、菅政権の「無責任ぶり」が浮き彫りになった。
 「小沢幹事長のままだったら参院選で30議席も取れなかった、とは言っちゃいけないな」。総会を前に執行部の一人はささやいた。
 総会戦略は、小沢系議員の批判に一切反論せず隠忍自重 -。それだけだった。菅首相支持の議員からの発言もほとんどなく、会場で議員同士が応酬する光景は避けられた。
 菅首相は29日夜、首相官邸で記者団に「明日からの臨時国会、まずはそこで頑張りたい」と語ったが、9月の党代表選は大荒れになりそうだ。
 総会後、小沢氏に近い森裕子参院議員は「責任を取らないのは納得できない。 9月には、ふさわしい党代表を」と言い放った。
 風雲急を告げる兆しは29日午前にあった。
 小沢氏支持グループ「一新会」の例会に、鳩山由紀夫前首相の側近、松野頼久前官房副長官が姿を見せ、鳩山グループが8月19日に長野・軽井沢で開く勉強会への参加を呼びかけた。
 「鳩山は一新会に支えてもらった。今度は私たちが恩返しする番だ。一緒にやっていきましょう」。松野氏がこう語ると、一新会の議員は拍手喝采(かっさい)した。
  鳩山氏は菅首相の再選支持を表明したものの、国家戦略室の格下げなどに不満をもらす。「小鳩枢軸」が復活すれば、党所属議員の約半数の200人程度の大勢力になる。
 小沢氏は同日、両院総会を欠席し、都内の個人事務所で谷亮子参院議員や高嶋良充前参院幹事長らの来客をこなした。高嶋氏を前に、菅政権の予算編成の一律1割カットを「財務官僚主導で改革の後退だ」と批判する小沢氏。「古い家を壊して新しい家を建てる改革が必要だ。民主党は相当な覚悟と決意で政権運営にあたらなければ」と語った。
 「そんなことができる人が (ほかに)いるんですか」。高嶋氏はそう小沢氏自身に代表選出馬を促したが、小沢氏は表情を変えず、沈黙を守ったという。(産経新聞)≫



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米国ネオコンは、日本の五臓六腑に毛むくじゃらの腕を突っ込む!

2010年07月29日 | 日記

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米国ネオコンは、日本の五臓六腑に毛むくじゃらの腕を突っ込む!

菅民主党政権が立ち往生、日々学芸会並のアイディア思いつき政策をペラペラ語っている。そのお陰で、こちらも29日の民主党議員総会までは、気軽に政治をウォッチングとのんびり構えていたが、海の向こう米国議会では、我が国の内臓に毛むくじゃらの腕を突っ込んで、五臓六腑を抜き取ってしまうような議論がなされている。

今や、官僚にキン●を握られ、アメリカのご託宣を首を長くして待ち続ける菅直人の言動などどうでも良い状況になってきているようだ。おそらく仙谷がマスコミ対策を一手に引き受ける分業が成立しているらしく、この部分だけは機能している。官房機密費の威力は絶大だ。マスメディアの給与賞与は激減中なだけに、仮に受け取れたら、これほど美味しいものは政治記者連中や評論家にないのであろう。

そんな下世話な話ではなかった。(笑)そう、米国議会ではただいま現在「日本の料理の仕方」が公然と議論されているようである。ゆゆしき事態だ。それもこれも、菅民主党政権の何もかもが崩壊寸前国家のヨチヨチ政権だと米国が理解している証左である。

「あの男たちなら、右の頬を打てば、歓んで左の頬を出すぜ。日本の国民も憐れなものだが、同情している暇はない。取れる銭は名目など何でもいいから、収奪だ!」米国ネオコンは今、日本国民の資産を根こそぎ掠め取ろうと思い立っている。

日本国民よ目覚めよ!米国では、アナタ方のなけなしのお金を奪い取ろうとしているのですよ。国民の命や財産の番人である政府が、己の延命に汲々としている間に、宗主国が火事場泥棒しようとしているのです。

普天間海兵隊の移転問題は、受け入れ側のグアムのインフラ整備がまったく予算不足で無理な状況だと言いだし、2014年なんて冗談でしょう、2020年がやっとだ等と言いだしている。つまり金が不足でインフラ整備が出来ない。早く移設したい奴が、そのインフラを整備する為の銭を出すなら、それはそれでオーッケーだと、日本を揺さぶっている。

挙句に、日本国内では米軍思いやり予算の削減云々が語られている中、グレグソン米国防次官補は27日、下院軍事委員会の公聴会で証言し、在日米軍駐留経費の思いやり予算を削る等笑止の沙汰、さらなる削減は日本が安全保障に消極的であるとの印象を周辺地域に与える。(筆者注記:中国・北朝鮮を勇気づける)日本政府は自国民の安全を守る意思を示すため、防衛予算や思いやり予算を増やすのが筋であると、図々しくも語っている有様だ。

11月にオバマ大統領・尊師が訪日するまでに、菅政権は充分なる周辺整備を行い、一切の無礼が無いように努める事が肝要だ。その間に米軍普天間飛行場移設問題について「専門家協議での検討は予定通り完了していなければならない。沖縄県知事選後等と云う戯言に耳を傾けるつもりはない。

米国の日本属国支配は急転直下で激しさを増している。酷く危険な状況になっている。しかし、菅直人は何も気づいていないか、知っていても何も出来ないかのいずれかである。

首相の私的諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」の諮問内容は中国・北朝鮮への威嚇論がメインで、戦争臨戦態勢に備えろみたいな物騒なモノになりつつある。集団的自衛権の憲法解釈の変更から武器輸出三原則の見直し、核原則の「持ち込ませず」の見直しまで踏み込みそうである。

仙谷が韓国に戦後補償でどえらい気配りをしてみたり、鳩山にロシアは押しつけて、遠ざかろうとする菅直人の姿勢など、どうも外交防衛上に関して、米国の奇妙な動きが加速している。

米国の銭が尽きかけ、そろそろ華々しい戦火の幕を開かないとならないほど行き詰まりを見せているようにさえ見えてくる。防衛白書の発表延期なども、このきな臭い流れの一環などではないのだろうか。あくまで筆者の予感だが、嫌な感じになってきている。

明日は注目の民主党両院議員総会だが、菅直人政権の参議院選の総括は、「小沢さん、ゴメンなさい!僕たち充分反省しているので、見逃してください。どうでしょう、小沢さん?」と云う内容になると云うことだ。その場で、どうこうと云うことはないのだろうが、枝野辺りが辞意を表明する程度はあるかもしれない。枝野が一人責任とって済む問題ではない。子ネズミ一匹消えたからどうこうと云うレベルではない。

しかし、このような体たらくな菅政権を米国はいたく気に入っているらしい。(笑)明らかに、此処が味噌だ!日本国民が気づくべきは、菅直人を米国勢力が気に入っている事である。

キャンベル国務次官補は下院の公聴会で「日本で短命政権が続いた事で、米国に政権の安定性に疑問を抱かせ、安保と経済運営に不安定を与えている」と他国の内政に深く関わる発言をした。完璧な内政干渉だ。

逆に、彼が言いたかったことは、菅直人にしばらく落ち着いて仕事をさせろと云う、朝日・読売の論調、多くの官房機密費汚染評論家の論調と完璧に一致している。 今後、菅政権が続く限り、米国は年次改革要望書等と云う回りくどい選択をせず、直にズケズケ要求・強要を口にするに違いない。猛烈な属国支配の攻勢が続く事が予測される。

筆者は、菅政権の存続は、「日本の独立・普通の国」どころか、米国ネオコンの先兵として、こき使われる運命に引き込まれる予感がしている。自衛隊の諸君も駐留米軍の矢面に立たされる運命が接近していると覚悟した方がよさそうである。

期せずして、ホルムズ海峡を航行中の商船三井のタンカーの爆発を受け、米海軍第5艦隊司令部が周辺海域の警戒を強化、日本のタンカーを見守る態勢に入ったと云う外電だが、皆さん、この事件何だと思います。米軍が世界の警察でしょう。ねっ!だから気持よく協力しましょうね。全財産を喜んでオバマ大統領尊師に捧げるのです!やれやれ、米国と云う国は酷い国だ。(笑)


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朝日、毎日新聞の社説を読む。あきらかにニアンスが異なり出した

2010年07月28日 | 日記

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朝日、毎日新聞の社説を読む。あきらかにニアンスが異なり出した

今夜は少々手抜きなコラムで失礼させていただく。(笑)何せ、連日連夜の酷暑、エアコンに当たれば気持は良いのだが、身体の芯に気だるさが残る。ボンクラ頭はどうにか動くのだが、キーを叩く肩腕指先が辛い。菅直人の苦渋を思えば何てことない悩みだが、奴は欲望という名の電車、筆者は清貧という名の電車。そもそも人生の欲望強度が違い過ぎる。同情する欠けらも不要だろう。苦しめ苦しめ!小沢一郎の苦しみは、オマエの百倍以上だ!

あぁ失礼、話が横道にそれ過ぎた。(笑)今夜は28日付の朝日新聞、毎日新聞の民主党菅政権の概算要求基準に関する「社説」を拾い読みしてみた。筆者の第六感に過ぎないかもしれないが、朝日新聞、読売新聞は菅政権のシーリング、及び学芸会日和見劇場「政策コンテスト」に怖々でも好意的だ。しかし、毎日新聞は菅政権の概算要求基準に真っ向疑問を投げかけている。

この朝日・読売連合と毎日新聞の社説の違いは、我が国のマスメディアにしては「金太郎飴」ではない部分、非常に興味深い。「反小沢か親小沢か」の言葉遊びではないが、「反菅か親菅か」なのである。この事から、すべてを判断するのは拙速だが、一定の政局のニオイを嗅ぎ取ることは可能だ。

毎日新聞と公明党・創価学会との相互依存関係は相当深いのだと云う噂は絶えない。多分その通りである可能性が高い。その毎日新聞が菅政権の概算要求基準に対して、政治主導の欠けらもないとこき下ろしている。あきらかに反菅直人だ。 それに対して朝日・読売は菅政権の概算要求基準に相当好意的だ。あきらかに菅直人を支持している。またこの2新聞社は民主党をも支持しているようだ。菅直人がコケたら、都合の悪い怖い怖い厄介この上ない男・小沢一郎が顔を出す。それは彼らにとって本当に致命傷になるのであろう。

どう逆立ちして読んでみても、毎日新聞の社説が正論だ。朝日と読売の社説は曲解の上に妄想を塗りこめている。(笑)完璧な「提灯社説」だ。仙谷官房長官だと云う男から機密費をいか程掴まされたのか?下衆な筆者は憶測するのである。(笑)

以下に朝日・毎日の社説を引用しておきます。じっくり比較、ご熟読ください。ただ今夜確実に理解出来たこと、菅・仙谷ラインは公明党と正面対立するしかなくなっていると云う事実。公明に良い顔していたい自民党も動きずらいと云う事実が判明したようだ。


≪ 来年度予算―政策の優先順位を明確に
 菅直人首相が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」への歩みを刻めるかどうか。来年度予算の編成をめぐって、菅政権の真価が問われようとしてい る。  日本の借金財政は先進国で最悪なのに、ギリシャ危機のようにはならずに済んでいる。経常収支の黒字などと並ぶその理由の一つは、日本の税負担が先進国で 最も低く、消費税などの増税余地がかなりあることだ。  だが、それが説得力をもつには、日本が財政赤字を制御できる国だということを示す必要がある。金融市場や国際社会の目は厳しく、政府の具体的な行動が問われている。  そのスタートとなる概算要求基準(シーリング)をきのう菅政権が決めた。歳出額、新規国債発行額は今年度の実績以下に抑えるとし、歳出膨張の歯止めを示した点は評価できるが、問題はどう実現するかだ。  歳出額が今年度並みといっても、現状維持では済まない。人口の高齢化で、社会保障費は毎年1兆円以上増える。その分だけ、どこを削るか。  菅政権は新成長戦略の一環として、医療や介護、環境など雇用拡大を見込む分野に「1兆円を相当程度超える」特別枠を設ける。それには他の予算を圧縮する必要がある。  こうした事情から、各省庁の予算を前年度比で一律1割ずつ削減することになった。  シーリングは歳出抑制の手段として長らく使われてきた。昨年の政権交代後、鳩山政権が「硬直的」だと廃止したが、予算要望額が一気に膨らみ、かえって混乱した。その経緯をみれば、復活は現実的な判断だろう。やりようによっては、かなり大胆な予算の組み替えもできるはずだ。  菅政権は今後の予算配分の作業で、公開型の「政策コンテスト」を導入するという。人気取りのパフォーマンスで終わらないよう、政策の優先順位を決めるのにふさわしい手法を編み出すことを期待したい。  このさい、民主党が政権交代時に掲げたマニフェストの目玉政策も政策コンテストにかけてはどうか。高速道路無料化、子ども手当、農家の戸別所得補償などだ。兆円単位の歳出増が伴うこれらの政策を古い工程表通りに実現するには無理がある。  国民に事情を正直に告げ、コンテストで既存政策と比べ、優先度の高さを決めればいい。推進すべきものと断念すべきものが見えてくるはずだ。  残念ながら、シーリングの決定過程は国民に見えにくかった。自公政権では、有識者を加えた経済財政諮問会議が予算の大枠を決め、その論議の内容も公開した。今後の予算編成にもかかわるオープンな政策決定の場をつくることも菅政権の重要課題ではないか。 (朝日新聞:28日社説)≫
*読売の社説は引用する気になれず、割愛!


≪ 社説:概算要求基準 これが政治主導なのか
 来年度予算の概算要求基準がようやく閣議決定された。各省庁の要求額を今年度予算比で1割以上減らすことと、政権カラーを出す目的の「特別枠」設置が主な柱だ。 省庁ごとの縦割り予算ではなく、政権の優先政策を実現するため大胆に配分を変える、というのが本来、民主党の目指す予算だった。しかし、実際はどうだろう。概算要求基準を見る限り、新しいキャッチフレーズが散見されるだけで、本質的には従来の手法と大きく変わっていないようだ。 菅直人政権は、しきりに「政治主導」をアピールしている。官僚依存でないと訴えたいのだろうが、これでは結局、役所主導の縦割り予算になりかねない。どんな政策に予算を優先配分するのか、どの分野を大胆に削るのかといった大きな方針を、国民に選ばれた政治家が示すことこそ政治主導であるはずだ。そ れが「1割削減」と決めただけで、削り方に関する政権の明確な指針はなく、各省庁に丸投げしている。 さらに問題があるのが特別枠だ。これも省庁ごとの要求がベースになる。「元気な日本復活特別枠」が名称で「1兆円を相当程度超える規模」にするという。趣旨が抽象的なのでほとんど何でも要求できそうだ。「1割削減」で削った予算の復活特別枠と化す恐れがある。 特別枠の中身は「政策コンテスト」なるものを公開で行い、国民の意見も反映させながら決めるそうだ。事業仕分け方式である。確かに、有識者や国民の声を聴き、公開の場で取捨選択することに意義のある場合もあるが、予算編成はどうだろう。 選挙で最大の支持を得、予算を作る仕事を託されたのが政権与党だ。公約の理念に従い、自らの責任で選択し、政府の予算案を仕上げるのが筋である。 各役所から上がってきた要求に○×をつける前に、特別枠で何をしたいのか具体的に示すべきだろう。通常枠の要求削減が「1割」を超えた省庁は、特別枠分が余計もらえるという理屈も理解できない。 「これまで密室で決められてきた予算を国民の前にさらす」と言われれば立派な感じもするが、政策コンテストの対象は予算全体のほんの一部に過ぎない。そもそも国民の前で説明し議論する場ならすでにある。他ならぬ国会だ。何でもかんでも体育館で議論しインターネットで中継するのが政治主導だとはき違 えてもらっては困る。 小手先の政治主導演出に腐心するのではなく、政権として何を実現したいのか、そのためには、今のような歳出削減だけで十分なのか、といった本質的な議論を早く始めてもらいたい。(毎日新聞:28日社説)≫


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政権崩壊の足音に、泣きべそ状態の菅直人・野党に揉み手の仙谷由人

2010年07月27日 | 日記

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政権崩壊の足音に、泣きべそ状態の菅直人・野党に揉み手の仙谷由人


さてさて、30日から臨時国会が召集される。たった8日間の会期だが野党の強い要望で8月2,3,4,5日に衆参で二日間づつ予算委員会が開かれる。野党は菅直人の消費税発言、普天間、政治とカネの3点セットで菅直人首相を追及する構えだ。法案審議などを行う秋の臨時国会召集は民主党の代表選で代表となった人物によって召集されるのだから、9月下旬以降と云うことになる。

臨時国会寸前の29日に民主党は両院議員総会を開き、菅執行部が参議院選の総括を行い、全会一致の了承を得ておきたいところだ。現時点の予想では相当に荒れるものになるだろう。特に党執行部批判は熾烈を極めるかもしれない。何せ、問答無用が許せないと小沢執行部を突きまくった仙谷・枝野・玄葉が受けて立つわけで、懇切丁寧に議員からの疑問・反論に応じなければ立つ瀬がないであろう。(笑)まさか議員総会で政権投げ出し宣言のハプニングは起きないだろうが、生中継で視聴させて貰いたいものである。(笑)

まぁそれにしても、菅政権ってのは与党政権の矜持もなく、ひたすら右往左往する姿だけが目立つ政権になってしまったものである。福田、麻生も此処までジタバタはしなかった。もうこの先何をどのように考えれば良いのか、誰とどんな根回しの話をすれば良いのか、すべて闇の中を手さぐりで歩く状態になっている。

政権の看板理念も司令塔も不在と云う体たらくだ。背骨を抜いた鱈が酷暑で腐臭を漂わせているだけだ。菅直人も臭い、仙谷も臭い、枝野も臭い、玄葉も臭い、レンホーも臭い、前原は違う臭気を出している。(笑)

政治主導の要であるべき「国家戦略局構想」をトライもせずに諦め、首相のシンクタンクにする?荒井某議員がシンクタンクかね?(笑)官僚に抱きついたお子様政治主導かよ、なんとも恐っそろしい真夏の怪談である。

米国も鳩山、小沢じゃ困るからと言って、菅直人との蜜月を画策したのは、既に間違いと気づいたに違いない。トンデモナイ、ミステークをジャパンハンドラーズ共はやらかしてしまった観がある。

この軌道修正を余儀なくされた米国ネオコン勢力が小沢と八丈島で密会したと云う未確認情報がネットで流布しているが、似たような行動に米国ネオコン勢力が動き出す機は煮詰まっているのは事実だ。情報が憶測であっても、早晩似たような会談が持たれる可能性は十二分にあるだろう。

菅直人の現在の強い味方は「霞が関」と「腐ったマスメディア」「生き残りたい評論家・コメンテータ」の3勢力である。最も強力な味方米国は菅政権の梯子を半分以上外しにかかっているはずだ。前原の態度がそれを臭わしている。案外驚くような出来事が起きるかもしれない。重大過ぎる推量なのだが、まだ自信がないのでやめておくが、小沢と前原が組む可能性もゼロではないほど、菅政権は腐臭を漂わせている。つまり、そこまでしてでも降ろした方が良いほどの最悪の内閣総理大臣と云う事なのだ。

まぁそれはさておき、仙谷に至っては、「野党の皆々様、手に手を取り合って仲良く難局を乗り切りましょう」ってな調子で高級寿司屋「久兵衛」で枝野と杯を酌み交わす、なんじゃこりゃである。糞ダヌキと革マル狸が「久兵衛」?こりゃ変だぞ~!手に手を取り合いたいのは、自民党、みんなの党、どっちなんだよ。流石に公明党には目茶嫌われているから、声もかけられない。

自民もみんなも実は青息吐息、参議院選で勝ったとは言っても、菅直人のオウンゴールでゲットした議席、とても腐臭漂う菅政権に接近する等、狂気の沙汰である。 菅直人が民主党代表選で再選され首相に戻ってきたら、解散総選挙の目があると読んでいる自民党が手を握るわけがない。みんなの党も小選挙区の衆議院選での勝ち目は殆どない。精々聞く耳持つのはみんなの党だけだろう。

しかし、仙谷という阿波ダヌキ、小沢が福田とネジレ解消で政治を動かそうと「大連立」に動いた時、大反対した急先鋒の親玉腐れ狸である。よくもそのような発想を口に出来るものである。三百代言の悪しき代表のような奴だ。コイツと高野はポン友だ。

菅直人が何処でコケるか躓くか、いやもう充分にコケているのだが、何せ本人がコケていると思っていない。今では所信表明した「強い経済、強い財政、強い社会保障」の道筋の一つも口にしなくなった。強い財政を封じられ、強い経済も何一つメッセージが出てこない。強い社会保障など遠い彼方に置き去りにしている。この菅直人に首相を継続させるべきが80%?嘘だろう(笑)

このままの民主党菅政権では何も出来ない。パーシャル連合も政治理念がないのだから、取ってつけたような法案だけが通過するので、政策のポリシーが無茶苦茶になる。日本中の4番打者を掻き集めた一時の読売巨人軍である。(笑)そういえば、読売巨人でしたね、読売のナベツネさんは酷暑に関わらずお元気なのでしょうか?暑中お見舞い申し上げます。(笑)



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小沢が復権したら大変だ!すべて吹き飛ぶ。米国の焦りが露骨になってきた

2010年07月26日 | 日記

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小沢が復権したら大変だ!すべて吹き飛ぶ。米国の焦りが露骨になってきた

米国による日本の支配と云う構図は異様なほど巧妙に構成され、組織化されている。

その支配は政治・行政・報道に限らず、教育・文化と云う領域においても日本人の米国化が確実に浸透し、黄色い米国人が東アジアの島国に住んでいる状況を作り上げている。その事実に、殆どの日本人が気づいていない位、その米国化は巧妙にウィルスのように蔓延している。

その上、ここ1年半の間に、実は司法組織も米国の意をくむ組織となっていた事が今更のように判ったわけだが、その事にチャンと気づいた日本人は1~2割に過ぎない。あまりに唐突な小沢一郎への検察の動きが下手糞だったお陰で、幾分かの日本人が、これは変だぞと思い至ったことは、或る意味で僥倖でもある。

以前から米国の日本支配を知っていても、自分の立ち位置の損得から、それを論理のすり替えや気づかぬ振りをしてやり過ごす、多くのジャーナリスト、評論家、学者が大多数である。

昨夜、毎日新聞の世論調査の速報を見たが 
≪参院選で大敗した菅直人首相の責任論については「辞任する必要はない」が80%に上り、「辞任すべきだ」(19%)を大きく上回った。≫ 
≪ 9月の民主党代表選に向け、党内で小沢一郎前幹事長の影響力が再び強まることは「好ましくない」との回答が85%に達し、「好ましい」は12%にとどまっ た。 ≫
だそうである。(笑)

筆者の記憶が正しければ、日本のマスメディアは此処まで「金太郎飴報道」に徹していたわけではない。たしかに、敗戦国として戦後の歴史を歩み出した日本なのだから、戦勝国の支配が当初色濃く残るのは当然と言えば当然だ。しかし、朝日新聞や日経・毎日が読売・産経新聞化し始めたのは、小泉純一郎政権以降である。この事実は日本の歴史において重大なポイントを示唆している。

小泉以来、日本における米国支配は加速度的に逆行したのである。 幾ら敗戦国の日本の総理大臣だからと言って、小泉以前の総理大臣はそれなりに、宗主国・米国の要求に毅然と立ち向かう理念と気概、根性があった。

戦後の総理大臣の中で、目立って逆らった首相は、鳩山一郎、石橋湛山、田中角栄、大平正芳、橋本龍太郎等々だ。不慮の事件に巻き込まれたり、政治的敗北を喫したり、病気に見舞われている。

悪名高い米国ヨイショ総理大臣の吉田茂、岸信介、池田勇人、佐藤栄作、中曽根康弘等々にしても、譲れない国益の部分では霞が関と手に手を取り合って抵抗しているのである。

敗戦後、時間が経過するに従い、常識的には戦勝国の支配と云うものが薄らいでいくと思うのだが、米国と日本の主従関係はその逆方向に加速度的に走りだしている。これは歴史への反逆のような不自然な現象だ。なぜこんな現象が起きているのだろう。ここを注意深く見ておかないと、日本と云う国、気がついた時、トンデモナイ方向に引き込まれ、のっぴきならなくなっているような気がする。もしかすると、もう手遅れなのかもしれない。

GHQ支配から日米安保条約を経て、米国の日本支配はあからさまではなくなった。そのように見せなければならない、国民感情が生きていたに違いない。戦後、複雑な心理で米国を受け入れた日本国民に対し、米国はそれなりに神経質でもあった。故に、多くの歴代総理大臣が、時に米国の意向に強く抵抗しても消されるようなことはなかった。

しかし、小泉純一郎と竹中平蔵がブッシュ政権と懇ろになった時点から、米国の日本支配が露骨になって来た。何故か?答えは短絡的に聞こえるかもしれないが、米国経済が行き詰ったからである。

時の運とでも言おうか、日本のぼろ糞な戦争を体験した国民は70歳を超え、戦後のみすぼらしい日本人を記憶する層も60代に達している。日本人の多く、今日本の経済活動を司っている20,30、40代の人々は米国が日本に対し何をした国家なのか、100%知らない人々なのである。 此処が、アングロサクソンとユダの戦略性の優れたところなのだろう。

文化的にも、もう米国から逃げられない日本人が大多数を占めている。マスメディアによる洗脳も充分功を奏している。赤裸々なプロパガンダTV番組に気づく奴はごく僅か、イケイケどんどんでもう大丈夫。徹底的に日本人の資産を略奪しないと、米国の経済が持たない。

もともと、日本人の資産等云うものは我が国アメリカがくれてやったものだ。そろそろ返して貰おうではない、それも早急に。親会社が潰れそうになっているのだ、子会社の資金を親会社に回すのは当然だ、どこもおかしいことはない。 それが今の日本と米国の関係だ。

鳩山も菅も米国の赤裸々な脅しに屈服したと見るのが妥当だろう。自民党政権の内閣総理大臣より数段強い脅しが、民主党の2代の首相に突きつけられたに違いない。憶測だが、正鵠に近い憶測だと思う。

それでは、なぜそんなに強い脅しが彼らに加えられたのか。裏側に「小沢一郎」と云う厄介な政治家がいるからだ。 この「小沢一郎」と云う政治家の存在がある限り、日本の資産の収奪は難しい。

しかし、小沢を日本の政界から抹殺する、もう少しのところまで来ている。もうチョットだ。日本のメディアには電通を通じ、徹底的反小沢キャンペーンを命じている。外務省、防衛省、財務省の息のかかった官僚たちにも命令は達している。

増税路線ももう少しのところだ。郵政改革法案潰しも、もうチョットだ。これが旨く成就すれば、1500兆の日本人の資産と郵政の500兆、占めて2000兆円が米国経済を潤す。これなら当分米国経済は安泰だ。その間に、米国の財政と産業を再生すれば良い。

ところが、どうも今ひとつのところで米国の思惑がロックしている。それが「小沢一郎」が中々力を失わない部分である。

小沢一郎個人の力量が並はずれているだけでなく、実は昨日も書いたのだが、小沢一郎を支持する「強力な国民の存在」が米国の思惑に想像以上のロックを掛けている。苦々しい限りである。 CIAを使って暗殺などと云う物騒な意見もあるが、これは戦略的に稚拙すぎる。

今此処で小沢が暗殺でもされたら、検察の小沢捜査同様、日本国民に再度米国闇権力の存在を知らしめてしまう。これは拙い。日本国民が貝のように閉鎖的になる危険がある。寝た子を起こしてはイカン!何としても洗脳国民を目覚めさせてはいけないのだ、何としても合法的、平和裏に小沢から政治力を奪わなければならない。

一番の頼りはマスメディアだ。徹底的に小沢が復権したら、日本の政治も国土も中国に乗っ取られる話を蔓延させろ。検察審査会の事務方の動きも上手とは言えない。どこか怪しまれる動きが多過ぎる。法務省の役人を送り込んでいる検察審査会事務局の馬鹿どもには呆れた。まさか米澤敏雄弁護士と云う補助員を雇うとは信じられない愚挙だ。バレバレではないか!

菅は十二分に脅したので裏切る心配はない。鳩山もあまり調子に乗ったら再度脅せば静かになる。それにしても「小沢一郎」は厄介だ、あれだけダーティーなイメージを作り上げたのに、根っこの支持者は増えている。どういう事なのだ?今さら自民党に戻すにしても、選挙は流石に米国の支配下にはない。国民一人ひとりを脅すのは無理だ。

小沢の政治勢力が落ちていない証拠が細々と報告されるたびに苛立つジャパンハンドラーズ達だが、彼らとてテレビで実しやかにアジる以外手立てはないのだ。後90日程度で、小沢復権だってあり得るではないか。小沢が政権を握ったら何が起きる。

霞が関の無力化、司法の合理化、マスメディアの優遇基盤の解体、米国寄り経済団体に替る経済界の構築、日本郵政の株式譲渡の禁止、米国債の売却、普天間移設問題の白紙化と返還要求、日米安保・日米同盟の抜本的見直し。米国の手足となる忠実な売国奴がいなくなるではないか。

それも、アノ男なら数年以内、いや1年以内にすべてに手を付けるだろう。ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。いまジャパン・ハンドラーズ、米国大使館は混乱の極にある。しかし、怖れることはない。小沢一郎は過激派ではない。それらすべてを穏便且つ大胆に改革するだろう。一気に米国と戦いを挑むこともない。国益の範囲で、事をなすだけのことである。

米国ネオコンの諸君、小沢を怖れてはいけない、小沢の縄文の心に縋りなさい、救いの道の一つくらいは提供する用意はある。(笑)


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小沢の今後3年間の支持率は30%以上は安定的に保証されている

2010年07月25日 | 日記

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小沢の今後3年間の支持率は30%以上は安定的に保証されている

仮に小沢一郎が多少のリスク(検察審査会の陰謀)を覚悟で、この秋に政権を握った場合の小沢政権の支持率はどのようなモノになるのだろうか考えてみた。

おそらく各マスメディアの世論調査の支持率は15~20%と云う、政権発足時としては、我が国の政治史上最低を記録するかもしれない。(笑)捏造分を加味すると、一桁台等と云うメディアも出てくるに違いない。

しかし、それでも2012年夏に行われるであろう衆参W選挙において、小沢政権は勝利できるだろう。理由は幾つかあるが、第一は国民の20%が小沢一郎を頑強に支持している事である。選挙における投票率を加味すると、常に小沢一郎は30%以上の支持率を確保しているのが現実の政治だ。

菅直人も国民も「タンポポの種状態」な訳で、コロコロ変化すると云うか、何処にでもへばり付き変節を気軽に繰り返すのである。中曽根康弘のように台座にくっ付いた風見鶏ですらないのである。こんなものに日本の方向性を決められては、それこそ一大事だ!国益を失ってしまう。

THE JOURNALで高野孟がまたまたすり替え論理を展開していたが、なんともはや三百代言そのもである。*弁護士でもない癖に、その辺だけソックリだ。2025年まで菅ら旧民主党と云うか元さきがけドモに政治をさせれば、東アジア共同体も出来あがると嘯いていた。一度見聞されておくのも一興だ。充分に笑わせてくれる。

正直、筆者より10年以上先輩なのだが、青臭いったらありゃしない。小僧の論理だ。ポン友の仙谷もこう云うヤツなのだろう。結局旧民主党綱領を作った自己宣伝に終始していた。

筆者は2010年こそが日本の政治の節目だと思っている。小沢一郎が政治の表舞台に出るか出ないかの分岐点こそが、日本の政治の分岐点だと信じている。ここ5年の間に、「隷米脱却、脱官僚政治」を明確に方向づけないと、「日本の真の独立・普通の国家」と云う理念は悲観的だが15年から20年遠ざかると読んでいる。

場合によると、永遠に遠ざかり、米国共々衰退の一途を辿るのかもしれない。その時こそ、中国による日本支配が始まっているかもしれないのだ。 ネトウヨさんが叫ぶ中韓による日本支配。実はそれは日本の政治家が決めることではなく、米国の沈没によって起こるのである。

つまり、このまま隷米で進む結果が日米同時沈没のリアルなシナリオなのだと思う。

勿論経済界の目線を今以上に加速度的にアジアに向けさせるために、その政策的背景構築を小沢政権が行うべきだが、あくまでそれを利用し、経済を活性化させるのは企業の役目である。

小沢一郎の当面の政治課題としては、普天間移設問題の解決、消費税論議の封殺と税制改革、実のある公務員制度改革、そして地方分権だ。これは最低でも2年を要するだろう。政府と党が一枚岩となり、小沢の意思に従い動ける政権を樹立しなければならない。

それが現実の民主党だけで成立するとは思えない。国会のねじれも是正しなければならない。直近の問題としてマスメディアの大抵抗に遭うだろう。その大抵抗をモロともしない盤石な政権基盤がどうしても必要だ。

政界再編が政局として面白いから話題にする訳ではない。小沢政権を樹立する以上盤石さが要求される。米国にモノ申し、官僚をねじ伏せ、マスコミを黙らせ、ファシズム司法を黙らせる。これだけの「日本改造」でも猛烈なパワーが必要だ。

政治は清濁併せ呑む力量で決まる。合法的な数も金も必要だ。今までの小沢の手法で問題はない。ただ、純潔な理念に強く拘る必要は当面ないのではないか。昨日の敵は今日の友もありだろう。「米国にモノ申し、官僚をねじ伏せ、マスコミを黙らせ、ファシズム司法を黙らせる」これは革命だ!嘘偽りなき革命だ。

民主主義の革命は国会を制しなければならない。小沢は今それを考えているのだろう。 民主党内の代表選と云う枠だけで、もう政治は動かない。あきらかに、それ以上の動きをしないと、革命は成就しない。小沢シンパの方々も、一定の不愉快な覚悟も必要だと思う今日この頃だ。


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鳩山由紀夫の生兵法「生臭戦術」、怪我せぬうちに引っ込め!

2010年07月23日 | 日記

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鳩山由紀夫の生兵法「生臭戦術」、怪我せぬうちに引っ込め!

某ブログで小沢一郎がM・グリーンに許しを請い、M・グリーンが快く小沢を許し、小沢一郎が次期首相になる事を了承した。なんとも荒唐無稽な情報を流しているがニュースソースが全くないヨタ情報と受けと止めるのが正解だろう。

仮にM・グリーンが満足する「手打ち」なら、小沢一郎が鳩山由紀夫・菅直人・小泉純一郎になったと云う事で「米国隷属容認」ということになるので、筆者の知る小沢一郎ではなくなったと云うことだ。あり得ない(笑)

何もかにもがM・グリーン一派の一存で日本の首相が決まると云うのも短絡的で笑うしかないのだが、そのように思いこむ人が居るくらい、米国の日本支配が強固であると云う証左ではあるだろう。

ところで22日の鳩山由紀夫の動きが異様である。徹底的に痛めつけられヘロヘロになって首相を辞任したした時には「もう選挙には出ない」と引退表明までしたのだが、2カ月もしないうちに「引退表明撤回」と変わり身の早さを見せている。

どうも、元新党さきがけの連中は日々主張する事がコロコロ変わる。正直、その政治姿勢を応援するにも、何時どの日の姿勢を応援するのか、日時でも記さないと埒があかなくなっている。

最も悩ましい「鳩山の生臭い復活」は菅直人政権続投支持と云う部分だろう。正直、鳩山の政治姿勢を悉く裏切った菅直人にも関わらず、代表継続を容認した発言は聞き捨てならん。どうも、鳩山由紀夫も芯から小沢一郎を嫌っていた(怖がっていた)と云う噂は本物のようである。もしかすると、菅直人より鳩山の方が小沢嫌いなのかもしれない。(笑)

おそらく鳩山の狙いは、小沢と菅の橋渡し役を演じる事で党におけるレゾンデートルを確保しようと云うことだろうが、そう旨く行くとは思えない。民主党内でそれなりの影響力を保とうと云う野心が何故湧いたのか、その野心を何に向けて駆使しようとしているのか、現時点では分析は難しい。

ただ、9月代表選における数勘定への影響は避けられないようだ。民主党鳩山グループ50人と言われる勢力が未だに鳩山の求心力に集うのかどうかは定かではない。 たしか小沢鋭仁は早々に鳩山に見切りをつけたのか前原グループに唆されたのか新グループ10人程度を立ち上げている。

8月下旬に話題の鳩山軽井沢別荘でのグループ合宿にどのくらい人が集まるか注目と云う話もあるが、一種金づるのような民主党オーナーの合宿に顔を出して損はない。それを持って代表選の数勘定は出来ないだろう。集合する連中はオーナー並に結束は緩い。(笑)

しかし、代表選において小沢側に積極的有利に働く話でなくなったことは事実だ。鳩山は菅に対して、民主党の挙党一致に相応しい政権の提示が支持の前提のようだが、今更菅・仙谷ラインが軌道修正するのは相当困難が伴う。ここ数日を見ると、矢継ぎ早に鳩山・小沢ラインの民主党を「ぶっ壊す」勢いで事を進めている。ここでその動きと矛盾する選択は、結果的に菅・仙谷ラインの崩壊であり、飲めない相談だろう。

小沢一郎に会えない菅直人を尻目に、鳩山は都内で小沢・輿石と90分も会談まで行った。あの煮え切らない鳩山由紀夫にしては電光石火だ。(笑)「首相をお辞めになった政治家が影響力を残すことは如何か?」と言ったのは間違いなく鳩山由紀夫の筈だが、どうも新党さきがけに籍を置いた政治家の言動はコロコロ転がるので、瞬間瞬間しか信用できない。勿論、菅直人も新党さきがけだ。

もっとも厄介な事態は、菅直人が己の延命だけを中心に鳩山や小沢に恭順の意を表してしまうことだ。仙谷、前原、枝野、安住、玄葉の首を差し出すのでお許しください。何でもご指示に従います、でも僕ちゃんの命だけは1年は執行猶予してください。

これが一番困る。小沢一郎と云う人、縄文の心がこう云う時にも疼くのだ!此処が怖い。上記ほど極端ではなくても、代表継続の為なら形振り構わぬ態度に出てくる可能性は充分ある。

しかし現実、政権交代時のマニュフェストを反故にした菅政権が、再びそのマニュフェストを反故にするなど前代未聞、あり得ないだろう。つまり、鳩山由紀夫の体質に合わない「生臭戦術」は頓挫するだろう。

菅直人も此処まで小沢一郎に逆らって融和するにも、融和できる余地が少な過ぎる。小沢一郎も半端な妥協が国益に反する事くらい判り切っている。菅直人に長く首相をやらせることは、国益に反する。国民を地獄に突き落とす。

だから、最近では9月の代表選が主戦場かどうかを見定める作業に取り掛かっているものと思われる。菅民主党政権は、臨時国会すらまともに運営できない可能性が高い。来年度の予算を組む段階まで生き延びるのは至難の技だろう。11月くらいには二進も三進も行かなくなる。その段階で、菅直人は政権を投げ出す可能性が高い。解散のない総辞職である。

これは自動的に小沢一郎の代表就任と総理就任が転がり込む。そう云う読みもある。検察審査会の議決など、小沢シンパにとっては蚊に刺された程度の話だが、まだ生き残って国民を総白痴化させるマスメディアと云う機械は作動中で、それこそM・グリーン一派のオーラに満たされているのだから、回避可能なモノは回避した方が賢明だろう。


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日本政治の対立軸は何なのだ!結局「親小沢・反小沢」?

2010年07月21日 | 日記

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日本政治の対立軸は何なのだ!結局「親小沢・反小沢」?

今夜は大雑把に日本の現在の政治環境と云うものを考えてみようと思う。素人の俯瞰図だから、所どころ歪んでいるかもしれない。(笑)

 本来、政治を語る分類として有効な「政党」という括りが、現実には殆ど機能していないので民主だ自民の分類は意味がないだろう。思想と云う面を見ると共産党、公明党などは一定の方向性を持っているが、あくまで特定の政党と云う位置づけにならざるを得ない。つまり、政党による分類は意味をなさない。

日本の現在の政治的対立は、どのような政治ファクターを基準に分類するかで幾つかの分類の形が見えてくる。

先ずは「大きな政府・小さな政府」という分類だが、実は最近では小さな政府論は衰退している。米国オバマ政権でさえ、大きな政府を選択せざるを得ない状況。中国も英国もドイツもフランスの「大きな政府」に好みの別なくなっている。

つまり、世界的に「みんなの党」アジェンダは時代遅れなのである。(笑)小泉純一郎化している「菅・仙谷政権」も時代遅れなのである。世界的に市場原理主義経済は既に亡びているのに、国民は何を思って選んでいるのか、筆者には皆目見当もつかない。(笑)

「大きな政府」の機能を分散すると云う点に焦点が当たる場合もある。地方主権とか分権だ。理論的に悪い方向ではないが、国民により近い立場の地方に財源も権限も移譲する、良いことだ。

しかし、落とし穴もある。委譲された受け皿の都道府県のあらゆる能力の優劣が問題として残る。どのようなブロックに区分けしようと、地方分権のリスクは残る。族議員が居なくなったと思ったら、地方勢力と云う族議員的圧力が政治を歪める可能性もある。

もっと判りやすい分類もある。「親米か隷米か」という分類である。我が国において「反米」という政治姿勢はグローバル経済の世界で孤立するので選択肢にはない。逆に「反中」も同様の理由であり得ないのである。

問題は戦後の米国との歴史的背景から脱皮するかしないか程度の差なのである。しかし、それが現実の政治では相当に大きな問題になる。鳩山・小沢ラインにしても「反米」では決してなかった。あきらかに彼等は「親米、日米同盟基軸」である。

ただ、本音のところで「米国、東アジア、ユーロ、ロシア」と等距離の外交姿勢を望んでいる部分はあっただろう。それを察知乃至は疑った米国の様々な勢力からバッシングを受けたのは事実である。

戦後から一貫して行われ続けている「米国による敗戦国支配」から脱却するかしないか、それを選ぶのは国民なのだが、それを考えない国民が多いのも事実である。考えた上で、選択するぶんには問題はないのだが、見よう見真似で選択を誤ると「菅直人化」するのである。

筆者は米国による戦略的日本支配の構図があからさま過ぎる状況を憂いているのだが、それに気づく人々の数は2割程度なのだろうと危惧している。中には米国支配のもと、一蓮托生で崩壊しても構わないと云う人々が居ても良いと思うのだが、出来たら状況を理解した上で選択し、一蓮托生を選んで欲しいと望んでいる。*この米国による日本支配は項をあらためて語ってみたい。

もっと判りやすい対立軸もある。TVタックルではないが「親小沢・反小沢」である。(笑)たった一人の政治家を引っ張り出して対立軸にして、コラムに堂々と書けること自体、或る意味で奇妙な話だ。しかし、これは意外に判りやすい対立軸なのである。

筆者の知る限りの小沢一郎は「親米だが日本を普通の独立国にしたい」と言っている。つまり、親米だが隷米はやめますと言っている。

もう一つの対立軸として取り上げても言い「脱官僚政治」「政治主導政治」も特長的だ。ただ、この脱官僚は菅・仙谷ラインも薄っすら標榜してしまう曖昧な線引きであり、彼らでさえ「政治主導」だと主張するのだから、対立軸としては不適当かもしれない。(笑)

小沢の場合、地方分権にも前向きだ。当然、セーフティーネットに力を入れる関係上、「大きな政府」とその権限機能分散・地方分権が含まれる。

おそらく、マスメディアのネガティブ報道に関わらず、民主党内の争いは「親小沢VS反小沢」に特化するだろう。余程悪辣な手でも講じない限り、代表選で「親小沢」が権力を奪取するのは間違いがない。

それが判っているだけに、マスメディアは必死の形相で「小沢ネガティブキャンペーン」を打つのだが、国民がそうだそうだと賛同しても、外野の叫びであり民主党内の選択、影響力は軽微だ。

となると、菅・仙谷ラインの出来ることは何だろう?解散総選挙などと意味のない事を言っている人もいるが、今更まったく無意味だ。

民主党内で勢力を握り、参議院の勢力図を変えることが問題なのであって、衆議院の数は今問題の解決に役立たない。たしかに執行部としてカネを握っているし、公認権も握っているから親小沢に意地悪をする手もないではないが、枝野・安住・小宮山に己の議員人生を任せられる議員はいないだろう。反小沢も落選してくるリスクを負う程腹が据わった連中ではない。(笑)

筆者の予想は、以前のコラムでも書いたが「菅直人が小沢に土下座する」と云うものになるような気がしている。どのような土下座の条件を提示するかだが、菅直人には土下座に条件をつける権利はゼロだと主張する。小沢一郎の政治的判断如何ですべてが決まるのだろうが、菅直人を除く全閣僚、執行部の解体だけで、小沢政治が行えるのかがカギになるだろう。多分、危なくて答えはNOだろう。



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テレ朝の小沢ネガティブ暴走中。小沢復権の足音が聞こえてきた証拠

2010年07月20日 | 日記

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テレ朝の小沢ネガティブ暴走中。小沢復権の足音が聞こえてきた証拠

どうも小沢一郎復権の芽吹きが力強いものになってきているようだ。復権のシナリオは多種多様だが、国会の勢力を加味して考えると政界再編の要素を含む色合いのものになってきているようだ。

この小沢一郎復権のニオイに敏感に反応したのが、流石の朝日新聞・テレビ朝日である。 19日午後7時、たけしのTVタックルスペシャル版で幕が開いた。延々3時間、テレビ朝日は視聴者を洗脳し続けた。

参加した民主党議員は渡辺周、長島昭久、桜井充、尾立源幸と歴然たる反小沢議員を並べた。方や自民党は誰が出ているのかと思いきや、平沢勝栄、大村秀章、猪口邦子、片山さつき。ギャア~!小泉純一郎の子分たちではないか。渡辺周、長島?民主のネオコンだろうが。(笑)驚くべき顔ぶれを臆面もなく並べられたものだ。横には三宅久之、たけし、阿川ときては、もう隷米主義者のファシズムKKK集会状態。(笑)

しかし、30分程度しか観ていないが、たけしが絶妙に茶々を入れながら、視聴者を娯楽的に誘導し、小沢を貶め、菅を見守ると云う流れを作っていた。唐突に「小沢一郎は好きか?」と云う質問をスタジオ参加者に聞き、好きなのは20%だと云う結果を導き、80%は嫌いと云う記憶を視聴者に与えていた。

そしてたけしに露払いをさせた報道ステーション。古舘がのっぺりした軽薄面を出したのが午後十時少し前。頭から何を言うかと思いきや、「菅首相退陣の必要なし!75%」、「小沢は代表選に出るべきではない80%」(たけしの番組と同じ数字かよW)、「消費税論議すべきだ80%」。

マスメディアの世論操作が功を奏しているのか?国民が馬鹿なのか?調査の数値を捏造しているのか?筆者は調査に関わっていないので、答えがどれなのか判らない。一番ゆゆしき答えが「国民が馬鹿なのか?」である。(笑)

テレビ朝日が此処まで赤裸々に再び小沢一郎に焦点を当て、形振り構わぬネガティブ報道を始めたと云うことは、色々状況の変化があると云う証拠でもある。 小沢が八丈島での「瞑想時空間」を経て、ついに動き出す。動かなかった山が、怒涛疾風の如く動きだす、まさに風林火山ということなのだろう。

そして、その勢いは米国に飼いならされた官僚・マスメディアの力量を凌駕する勢いで走りだすと云う情勢なのではないだろうか。 現時点で、民主党内だけの問題に限れば、小沢一郎の判断が判るのは、早くて8月20日前後だろう。検察審査会の議決を確認してから表立って動くとなると、時間が経過し過ぎ妙な既成事実に覆われる危険が増大してきた。

仙谷は必死になって、小沢一郎の居ないうちに民主党政権の仕組みを滅茶苦茶にしてしまおうと核マル的動きをしている。何でも良いから壊してしまえ。そこまでは良いのだが、その先にあるのが小泉純一郎の再来と云うのが悪魔的だ。

つまり、小沢個人の陸山会問題の決着まで待てないと小沢が判断すれば、当然動かざるを得ないわけである。少なくとも、隷米、隷官僚、市場原理主義と云う悪魔と手を結んだ虚弱な菅・仙谷民主党政権は国民に最悪の政治を展開することは間違いがない。

米国からの年次要望書を首を長くし待ちわびる、自民党時代以下の隷米政治が始まる危険が増大しているのだ。 仮の話、隷米、隷官僚、隷大企業政治で国民が生きていけるのなら、それはそれでも善しとすることは出来る。過去の自民党の政治もたしかに菅・仙谷民主党政権同様のスタンスを持っていたが、小泉純一郎を除いて、人の心と云うか血が流れていたので僅かに救いはあった。

それは縄文の共生の心であり、理屈では割り切れない人間臭いバランスの政治だと言うことが出来る。あまりに理不尽な米国の要求に「嫌だ、あまり無理を言いなさんな」と言える政治家がそれなりに残っていた。三つの要求の一つを呑んで二つを断るくらいの、国益を考える政治家は居たのである。阿吽の呼吸政治なので不透明さは存在したが、理不尽さはなかった。

経済成長が自然に伸びる時代だったから、それはそれでオーツケーだったのである。 しかし、小泉純一郎によって、日本の国益政治、阿吽の呼吸政治は成敗され、市場原理主義に覆われる政治が展開されたのである。

何故、貧富の差が激増する政治が行われたのか?親分である米国の経済が火の車になったからである。ブッシュの軍事費増大のツケを小泉が工面した。その結果、国民の殆どが年収五百万以下の自転車操業生活者に貶められたのである。

今や日本家庭の貯蓄率はG20最低ランクになっている。 にもかかわらず、国民の生活が継続しているのは、65歳以上の年金生活者の富が下支えしているからである。ところが、この65歳以上の国民の富を米国と官僚は奪おうと画策している。

郵政民営化の再チャレンジと外資による株式交換と云う怖ろしき企みである。菅や財務省、マスメディアの論調に乗っかっていると、気づいた時には、日本の主たる企業は外資にすべて支配される無惨な状態になると思われる。その企業の法人税を減税し、貯蓄率最低の国民から消費税を取ろうというのだから、怖ろしき事態である。その上、相続税にも重税が用意されているというのだから、悪魔の税制改革だ。

それに対し、事もあろうか国益を必死で守る立場の一国の総理が自らの延命のために、嬉々として協力しようと云うのだから最悪だ。 その上、オバマになってからの米国経済は日本の何倍もギリシャ化している。基軸通貨ドルを持つ米国はドルを刷りまくっているのだ。それゆえに、経済成長が鈍いにも関わらず、日本の円が買われるのだ。日本はマヤカシをしないと、国際的金融にありがたくもないが信じられている。(笑)

小沢一郎、乃至はそれと手を組む国益派の政治家たちが、今後どのような動きをするか、実は日本は非常に重大な岐路に立っているのだと予感する。正直、マスメディアが国民を洗脳しているから、国民がそうなると云う面もあるが、基本的に共生と云った概念や人間性が縄文の心から遊離している人々が多く存在するようになった国家だと云う危惧もある。

7割の愚衆と3割の国を憂う人々。今の日本を取巻く政治環境はそんなものだろう。しかし、3割だからといって嘆く必要もない。この3割の力が強行であれば、7割は風に流されるタンポポの種のようなモノ、何処にでもくっ付く存在でしかない。

早い話、小沢一郎たち国益派政治家はタンポポの種国民の声をかすかに記憶し、国益のためであれば世論に阿ることなく怒涛疾風なダイナミックな政治シーンを見せて欲しいものである。

小沢シンパの皆さん、心強くお待ちください。このテレビ朝日の阿鼻叫喚的報道の姿勢は、小沢がたしかな足取りで政権取りに歩を進めている明らかな証拠です。自民党領袖や保守本流政治家との接点が幾つか起きているようで、「日本の真の独立」「官僚政治打破」云う二つの「大道」で団結しようとしているのかもしれません。政治は生き物、本当に素晴らしきドラマです。


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菅直人の懺悔に騙されるな!小沢は「善なる悪党」に徹すべきである

2010年07月19日 | 日記

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菅直人の懺悔に騙されるな!小沢は「善なる悪党」に徹すべきである

日本の政界の最高実力者・小沢一郎が7月8日以降公の場に姿を現していない。国会は休会中であり、菅直人政権によって無役な一兵卒にされたのだから、何処で何をしようと小沢一郎の勝手である。

しかし、寝ても覚めても日本の国益を考えてきた男の頭が休養しているとは思えないが、身体は休息を必要としているのだろう。釣り糸を垂れ肉体を休め、餌食の感触を指先で感じながら、頭は日本を取巻く世界情勢、民主党を取巻く日本政局、己を取巻く情勢の情報収集とその分析に余念がないのだろう。とても凋落激しき変節菅首相などと会っている時間などないというものだ。(笑)

米国発の金融危機の煽りを受け、ギリシャ問題を契機にユーロ圏に将来的赤信号が点滅し始めている。ユーロ圏の経済上のエンジンとなるべきドイツもユーロ圏の為だけの出費に腰を引きはじめている。舵取り役のフランスも国内では過激なデモが頻発、本腰を入れてユーロ圏全体の舵取りが出来る環境とは言い難い。

経済立て直しに図抜けた軍事力を背景に世界の宗主国を自認する米国の経済は見せかけの改善を見せているが、張り子の虎状態になっているのは誰でも判ることである。何とか合法的に日中両国のカネを自国に還流させる手立てを模索しているが、必ずしも順調に推移しているとは言い難い。イラク、アフガンへの関与が財政危機に一層の拍車をかけている。

国内の有力勢力から公然と米国の財政的にも突出した軍事費への懸念が表面化している。この米国の突出した軍事費への懸念は政界だけの問題でおさまらないだろう。すでに米国の有力ジャーナリストから、軍事費の削減は時代の要求だという論調が強く出はじめている。

民主党菅政権は参議院選の敗北をもって既に崩壊している。菅直人にとって白昼夢のような出来事だったということだろう。民主党内での勢力構図は今も昔も変わっていない。反小沢勢力100:親小沢勢力200がベースですべてが推移する。民主党内で代表となり、首相になるのは容易いことである。

しかし、首相になりたくて政治をしていたわけではない小沢一郎にとって、総理の椅子は魅力的なものではない。ただ、政府と党と云う分業が必ずしも上手く機能しない事実を知った以上、政府も党も陣頭指揮を一定期間執ることも考えざるを得ない部分があるようだ。

しかし、民主党内で勝った負けたを論じていても日本の国益に沿った政治が行える政治状況ではない。ある程度覚悟はしていたものの、参議院選挙の結果は「負け過ぎ」だった。衆参のネジレはこのまま放置すれば、6年間は同様の状況が続くのは明白だ。

この部分から手をつけ、一定の目途をつけないことには代表選で勝つ負けるのと云う話でもなくなる。 まずは民主党内の反小沢勢力の分別が必要だ。前原・野田グループの中で思想信条的に相いれない勢力を個別に分析しておく必要がある。清濁併せ呑みたいところだが、毎日毒を盛られる心配をしていては政治どころではなくなる。(笑)

その数がどの程度か把握しなければならない。50人前後だとすると、その造反も考慮に入れた連立の枠組みを考えることが肝要になる。単純な数合わせ+引き算が必要だ。 民主党の代表になり、首班指名を受けるまでは容易だが、国会のネジレ解消の連立だけなら社民・公明党で話は簡単だが、悩ましいのは「身内の敵」の造反も計算した連立パワーが必要になる。100人増やして50人減っていく位の腹積もりの連立の相手は自民党しかない。

社民・公明の要求を一つずつ飲むだけでも、政策の実施速度が緩む。小沢は半年と言っているが、1年程度で過激に霞が関改革を実行する予定なのだから、ブレーキは不要だとも言える。妙な仏心を生むことは厳に慎むべきだ。今までがそれで頓挫した傾向がある。佐藤優ではないが、「善なる悪党」に徹し夜叉となり、日本の政界を全速力で走りぬけることだ。

マスメディアのネガティブ・キャンペーンが追いつけないフル・スピードで3年間走り切ることが重要だ。小沢首相叩きの仕込みをしている最中に、次の小沢叩きの材料を提供し、仕込みの余裕を与えない速度を保つことが重要だ。その内、洗脳された国民にも、小沢首相が霞が関を本当に叩き、国民の公僕として働かざるを得ない役人の正しいポジションを与え、2009年に国民に約束した公約を次々実行し、米国と対等にモノを言う姿を見て、「テレビや新聞の話は嘘だった」と真実に気づくはずである。だいたいの場合、1年遅れで国民は真偽を知る傾向がある。論より証拠にも弱い。(笑)

自民党から100人を引き剥がす作業は不可能だ。やはり党と党の連立だろう。民主党と自民党の大連立が一番リスクは少ない。民主党・自民党の大連立は反小沢勢力を呑み込む政治体制を作ってしまうのだが、多勢に無勢として飲み込まれていくだろう。

検察審査会の議決が9月にずれ込む流れは愉快ではない。「名誉ある被告宰相」も選択の一つだが、出来れば避けたいものである。そうすると、9月の代表選は菅直人の好きにさせるか?ひやひやさせる程度の対立候補を見せておく必要はあるが、ギリギリ勝たせてやる手もある。

二度目の臨時国会・予算委員会で間違いなく菅政権は頓挫する。それまでに検察審査会の議決も出る。それを見てから動く事も可能だ。「衆議院で菅首相不信任の議決に同調するよ、代表を降りるかね?」それでも良いのだが・・・。

果たして小沢一郎は何を考え、どう動こうとしているのか、大変興味深い推理の環境を提供してくれている。 多くの解説の中に、菅直人が「カノッサの屈辱」に倣い、小沢一郎に心から許しを乞うべきだと云う、一見正論風に見える論調もあるが、筆者は是としない。菅直人の変節は本物であり、検察審査会の結論如何で再び掌を返すのは見え見えだからである。

しかも、一旦官僚の手に落ちた菅直人を再起させることは不可能に近い。風を頼りに政権を維持しようと云う人物が、世論的には逆風の小沢の風を心から望むわけがない。最低限、前原、枝野、野田、玄葉を切るくらいの条件提示をしたとしても危険な賭けになってしまうだろう。再び裏切りに遭う可能性がある。

小沢一郎は、どうも八丈島で釣りを愉しんでいるようだが公式情報はない。小沢一郎は武骨な餌なしの針で、どんな獲物を釣り上げようとしているのか?出来ることなら菅直人、仙谷由人と云うゲテモノだけは釣り上げないで欲しいものである。


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「小沢は悪」だと言いながら、小沢の話には耳を傾ける日本の政党(笑)

2010年07月17日 | 日記

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「小沢は悪」だと言いながら、小沢の話には耳を傾ける日本の政党(笑)

検察審査会がどのような議決を出そうが、マスメディアがどれ程騒ぎたてようが小沢一郎が民主党の代表になれる可能性は非常に高い。

しかし、だからと言ってメデタシ目出度しな訳でもない。 小沢一郎が「名誉ある被告宰相」の名を欲しい儘にして、官僚主導政治から、国民の立場に立つ政治主導政治へ大転換して、八面六臂の活躍を大いに期待したいところであるが国会運営の壁はある。

八面六臂の実現の為に、小沢一郎は民主党代表選で勝利しなければならないのだが、、それですべてが解決するかと云うと、そうもいかない。

予算等は衆議院の優先で成立するが、予算関連法案などは参議院で否決されると衆議院三分の二の再議決が必要になるわけで、現在の連立枠踏みに社民党が加わっても足りない。 要するに衆議院よりも劣勢な筈の参議院が政治を制しているということになる。

このネジレを解消するには、参議院選を今後2回(6年間)経なければ解消の可能性もない。なぜこのような国会の仕組みになっているのか、此処で議論するのはテーマが重過ぎて非現実的だ。(笑)しかし、だからと言って菅仙谷政権を勝たせて、菅民主党政権を延命させることは国益に反する。既得権益の庇護だけが居残る政治だ。だから、ネジレは起こるべくして起きた正しい選択である。

衆議院は307議席あるので過半数を制している。参議院で過半数の122議席以上を確保しなければならない。菅・仙谷民主党政権でも、小沢民主党政権でも、この部分の悩みは同じだ。

しかし、菅・仙谷政権と小沢政権では、連立の相手方の選択肢で圧倒的に小沢政権が有利だ。菅・仙谷政権では政策別のパーシャル連合が関の山で、魂の入った政治等出来るはずもなく、半年以内に解散総選挙に追い込まれるのがオチである。

やはり、安定政権を維持し、小沢政権の政策を優先順位を見定めながら、確実に一歩ずつ実らせるには、安定した連立を組むしか方法はない。

小沢政権であれば、自民党、公明党、みんなの党、社民党等々、連立を語る席に着くことは可能である。菅・仙谷政権では連立の相談の席についてくれる政党を探すことから頓挫するだろう。霞が関やマスメディアは隠然たる勢力ではあるが、残念ながら政党ではない。(笑)

小沢であれば、共産党を除く政党が魅力的を感じるという、面白い政治現象がる。 どの政党も、どの政治家も「小沢は悪」と云う「建前仮面」を被っている癖に、小沢一郎との話なら「聞いてみよう」と云う姿勢になる。まことに不思議な政治の世界である。

「クリーン」が売り物で米国・霞が関・マスメディアを味方につけた菅・仙谷政権との連立の誘いには見向きもしないのである。(笑) いかにマスメディアのプロパガンダが偽物であるか、生身の政治がそれを如実に著している。真実とは、こういう風にして姿を現す。

筆者は小沢一郎に腹を括って貰いたい。執拗に主張するが現在の日本の司法における枠組みでは、政治家は如何様にも「抹殺」される。そのような陰謀に、面と向かって闘って欲しい。法的に闘うことも大切だが、政界の常識を超えた「名誉ある被告宰相」(首相になれば起訴は不可能だが、日本のマスメディアは自社が倒産するまでネガキャンを続けるW)になることも、時には人生と割り切り、縄文の心で政治理念を実現して貰いたい。

案外、他の政党の実力政治家の面々も「一度小沢にやらせないと、日本の政治の灰汁抜きが出来ない、このままでは前に進まない」と思っている節がある、(笑)筆者もそう思う。40代政治家は小沢の後を狙えば良かろう。


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検察審査会、小沢一郎の政治行動封じに暗躍か

2010年07月15日 | 日記

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検察審査会、小沢一郎の政治行動封じに暗躍か

何とも怖ろしき、司法のファシズムである。法務省・検察・検察審査会・裁判所と云うものが行政・司法と云う三権分立の立場を乗り越え、癒着している構図が此処でも明確に見えている。到底、日本が法治国家だと言うことは出来ない。

今回の東京第五検察審査会の動きは、日刊ゲンダイで既に報じられたことだ。審査会メンバー全員が入れ替わり、補助員の弁護士も米澤敏雄も替ると云うことらしいので、すべてゼロからの審査である事を強調しようというのであろう。

その上、議決は9月民主党代表選後になる見通しだと云う報道である。 この報道は事実だろう。この事から先ず考えられることは、小沢一郎が検察審査会の議決を自分の政治行動の転換点にしようと考えているのなら、極めて厄介な決定である。

蛇の生殺し状態に小沢一郎を晒しておくような東京第五検察審査会の行動である。仮に2回目も「起訴議決」となれば選任弁護士により「強制起訴」されるわけだ。別の東京第一検察審査会の審査も同時進行中で第一回目の審議が行われている。

小沢一郎に襲いかかる司法権力の壁は、第五審査会の第二回目の議決。そして、第一審査会の二つの議決がある(勿論、第一回目で「不起訴相当」が出れば一つの壁)。つまり、小沢一郎に仕掛けられた司法の罠は最低でも二つ、時には三つの罠が残されているということだ。

筆者は以前から、この馬鹿げた茶番のような司法の罠に構っている必要はないと思っている。民主的法治国家においては起訴されることは、誰にでもあることで、その起訴が正しいか否か、決めるのはあくまで裁判だという法的常識に則って行動すべきではないかと考えている。マスメディアの教条的被告への犯罪人扱いは、法の公正を歪めている元凶だ。

陸山会のケースなど、政治資金規正法を厳格に適用すれば、5割近い政治家が起訴される。起訴されないのは小宮山洋子くらいのものではないのか?(笑)

勿論、マスメディアは大騒ぎ、連日連夜のバッシングをするだろう。しかし、最高裁で「有罪判決」が出るまでは、あくまで「推定無罪の原則」の正論で闘うべきものである。ド素人の集団・検察審査会で「起訴議決」を受け、魔女狩りの如く強制起訴された「推定無罪」の被告が、日本の首相でも文句はあるまい。小沢嫌いの郷原が弁護を引き受けてくれるかもしれない。(笑)

法的に証拠が不十分で公判維持が困難な陸山会問題、第一回後半で起訴側は頓挫する。そもそも、嫌疑自体ないものを捏造したのだから、公判は到底維持できない。場合によると公訴棄却と云う事態も想定出来る。

ただ今回の検察審査会の動きで注目すべき点もある。先ずは正体不明の市民団体の告発を受理する検察審査会が検察と癒着しているのは事実だろう。そして、前回全員一致と云う馬鹿げた議決の評判があまりに悪かった事と、補助員があまりに胡散臭い弁護士であった点の反省を踏まえている点だ。

審査メンバーも全員替えましたよ!補助員の弁護士も替えましたよ!でも、ヤッパリ国民目線は「起訴です」と云う意図が見え隠れしている。第一審査会と第五審査会がマッチポンプのように小沢一郎の精神状態を揺さぶろうと意図している感じが否めない。

この問題に小沢があまり関わり合うことは適切な判断とは思えない。もう良いではないか。法務省・検察・検察審査会は完全にグルだと腹を決める必要がある。そして、「推定無罪」の原則で対応することにして、この問題から離れた政治的行動に邁進することが重要なのではないのだろうか。

もう日本の政治は動けなくなっている。小沢一郎が動かさない限り、IMFを含めた世界金融勢力と米国ネオコンに富を奪われて行く。少子高齢化の対応だけでも必死なのに、その上米国と云う強盗の再配分まで考えなければならないとなると、消費税など5年後には15~20%に簡単になってしまう。

あぁ今日も公務員の出向と云う天下りが大手を振って歩きだしている。政治がどんどん官僚に奪われている。次には米国に領土もカネも奪われる。国民がそれを望むなら、それはそれで良いだろう。しかし、騙されているのだから気の毒だ。いや、自業自得かな?(笑)


≪ 小沢氏強制起訴の是非、7月中の結論見送り
 検察審査会 小沢一郎・前民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京第五検察審査会は14日までに、小沢氏を強制的に起訴するかどうか、7月中に は結論を出さない方針を固めた。強制起訴の可否を決める2回目の議決をするのは、1回目に「起訴相当」の議決をした11人のメンバーが全員入れ替わる8月以降になる模様だ。
 審査会はくじで選ばれた市民11人で構成される。任期は半年で、3カ月ごとに半数の5~6人ずつ入れ替わる仕組み。現在の顔ぶれで審査するのは7月末ま でで、8月1日に5人が入れ替わる。次に6人の任期が切れるのは10月末で、8月1日からの3カ月の間に証拠を読み込んで審査する可能性が高い。このた め、9月中に予定される民主党代表選の日程によっては、2回目の議決は代表選の後になる。
 審査の対象は、陸山会の2004、05年分の政治資金収支報告書をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑。  審査会は、東京地検特捜部の不起訴処分(嫌疑不十分)を不服とした市民団体の申し立てを受け、4月末の1回目の議決で、小沢氏と元秘書らとの共謀を認定 して「起訴相当」とした。しかし、5月に特捜部が再び小沢氏を不起訴としたため、2回目の審査をすることになった。
 2回目も起訴すべきだとする「起訴議決」をすれば、裁判所が指定した弁護士によって小沢氏は強制的に起訴される。起訴すべきだとした1回目の議決にかかわった審査員5人が残る顔ぶれのまま、今月中に議決が出るかどうかが注目されていた。  検察審査会法で、2回目の審査で起訴議決をするには、担当検事から必ず意見を聴くことになっているが、審査関係者によると7月中の呼び出しはないとい う。  一方、07年分の容疑については、別の市民で構成される東京第一検察審査会が、1回目の審査中。すでに担当検事から意見を聴いており、7月中に議決を出 すとみられる。
 告発されたのは、陸山会が04年に約3億5千万円の宅地を購入した際に原資となった小沢氏からの借入金4億円を07年に返済した事実を記載せず、登記も 05年にずらすなどした一連の容疑。(朝日新聞)≫


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小沢一郎の言葉、「もう少し若ければ自民党も再生したい」…

2010年07月14日 | 日記

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小沢一郎の言葉、「もう少し若ければ自民党も再生したい」…

「菅直人居直り政権」が泣いて喜びそうな“菅首相辞任必要ない73%”(朝日新聞の世論調査)が報道されている。

各マスメディアの「首相がコロコロ替るのは世界的に恥ずかしい」と云う論調が功を奏しているのだろう。しばらくは、菅直人もつかの間の一服をするのも悪くない。他のメディアは見ていないが似たりよったりなのだろう。まぁ今夜は、日本のマスメディア等と云う雑魚を相手に怒ることはやめておこう。 今夜は筆者の妄想を語らせて貰うことにする。

昨日、小沢一郎を襲う「見えざる手勢力」の話をした流れの中から生まれた筆者の驚くべき「ドンデン返し」物語を語ってみよう。(笑)

純粋な小沢一郎支持者にとって不快な妄想である事も承知の上で、話を進めてみる。筆者にとっても愉快ではないのだが、小沢一郎の政治哲学・理念の実現に少しでも接近する可能性は躊躇わずに検討すべきだと思う。愉快・不愉快の領域を度外視して妄想をたくましくした。

オマエは何が言いたいのだ、前置きが長い。さっさと言え!(笑)勿論、言うべきことは見出しに書いた通りで“自民党も再生したい”である。

菅・仙谷民主党には、霞が関・マスメディアがバックボーンとなったと見るのが正しいだろう。今後のブラックボックスに入っている検察審査会の補助員の選定が難航しているとか、議決が9月にずれ込むとか、すべては闇の中と言って良いだろう。

ド素人の議決など無視して、仮に「起訴相当」が出ても民主党内で小沢勢力を温存する事も可能だろう。しかし、霞が関・マスメディアと結託してしまった市場原理主義勢力が半分を占める民主党に魅力はあるのだろうか?

そして「国民生活第一」の政治を行う可能性はどの程度残っているのだろう? 曲がりなりにも、小沢は民主党に自民党から政権を奪わせた。つまり民主党への義理は果たした。

しかし、霞が関・マスメディアと手を結んだ民主党政権に「政治主導」はもう無理だ、「官僚主導」に逆戻りしたとも言える。小沢の政治主導を実現するには獅子身中の虫、素人政治勢力が多過ぎる。

仮に強引に代表になっても、マスメディアのネガティブ捏造報道が国民の目を濁らせてしまうのではないか?小沢が民主党内で復権した時、今度は菅・仙谷勢力が自民党と徒党を組む可能性も捨てきれない。勿論、自民党の体質からして菅・仙谷の正体が不明なだけに、簡単に手を組むとは思えないのだが、ないとは言えない。

そもそも小沢一郎も亀井静香も自民党の人間である。小沢にしろ亀井にしろ、自民党の中枢に存在した訳で、反目しながらも気心は知れている。公明党とのパイプも当然生きている。そして、自民党は検察司法に対してだけは、清和会と云う汚いパイプを維持している。(笑)

また、今回の参議院選挙の大惨敗の結果は、6年間民主党政権に「ねじれ」と云う足枷を嵌められている。民主党に残って是々非々で頑張っても、官僚政治の打破は6年間絶望的だともいえる。

当然、官僚から政治家に政治を取り戻すのは、現民主党よりも現自民党の方が早く実現出来る可能性あると見ることも出来る。小沢一郎の2大政党論と云う政治課題からみても、自民党の再生は悪いことではない。

勿論、小沢一郎がこんなことを考えているかどうか判らない。まったくの的外れな妄想かもしれない。しかし、筆者の妄想は続く。(笑)

小沢が妄想通りの考えに至り、それを実行しようとすると、意外に簡単に菅・仙谷民主党政権は下野することになる。

衆議院の定数480議席だが、自民・小沢・公明・国民・たちあがれ等々の大同団結で約250議席が見込める。民主は多くて210議席、その他が20議席と云うところだろう。

参議院の定数は242議席だが、自民・小沢・公明・国民・たちあがれ等々の大同団結で約140議席が見込める。民主は多くて80議席、その他が20議席だ。 つまり、一瞬に菅・仙谷民主党政権は野党になるのである。

勿論絵に描いたように事が運ぶわけではないが、マスメディアの嫌いな数合わせで行けば、実現は容易だ。清和会と云う不愉快なものと手を結ぶなど許せん!と云う考えもあるが、清濁併せのむ縄文の心は懐が深いと云うことも言える。

駄目な奴も抱えて進むのも政治であり政党政治である。或る意味「年功序列社会」の復活かもしれない。古き良き時代だ。(笑) 小泉がぶっ壊した自民党の再生である。

小沢一郎が福田政権において、自民・民主の大連立を構想したことを皆さん忘れてはいらっしゃらないだろう。オリジナル民主勢力が目くじら立てて怒り狂った構想の再来なのだから、驚くほどの事ではない。

森喜朗、福田康夫、加藤紘一、古賀誠、額賀福志郎、伊吹文明、与謝野馨・・・時に睨みあい、時に手を携えた旧友の顔は並ぶ。相当古臭いが政治的力は未だある。(笑)


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小沢一郎を襲う、「見えざる手勢力」の姿なきクーデター

2010年07月13日 | 日記

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小沢一郎を襲う、「見えざる手勢力」の姿なきクーデター

『小沢一郎に次々襲いかかる妖怪たち・その正体は?』このような見出しは、今更陳腐な言い回しかもしれない。しかし、今後の小沢一郎の政治活動を応援し、その政治理念・哲学をベースに「国民生活第一」の政治を推進して貰うためには、何度でも確認しなければならない作業だと考えている。

実は今夜は以上のような書き出しで、小沢一郎支持の方向性などを考える積りでいたのだが、急遽筆者の鈍った「第六感」が久々目覚めた為に、このような見出しのコラムを書くことになってしまった。不愉快極まりない推測記事になるのだが、臭いものに蓋をして、怖いものを見ないというわけにもいかない。

菅民主党政権はこれだけの大惨敗の醜態を演じたにも関わらず、お茶濁しのような反省の弁を語っただけで、責任論封じ込めに出ている。多くのマスメディアの社説における論調も、総じて菅直人とその執行部に優しく問いかけ、「反省を生かし、腰を据えて国会運営を行え」と全面的に支援している。THE JOURNALの高野孟と意思統一が出来ている?星浩、田崎史郎の論調も同じだ。

ヤバイ!!これは完全なる「小沢・鳩山民主党政権」の完全抹殺のクーデターがいま起きようとしているのではないのだろうか。昨年の3月以降、常にそうなのだから、何を今さらと云う考えもあるが、今度のは違う。

仙谷官房長官が似非メディア・ジャーナリストに数億の機密費をばら撒いたかどうかと云うレベルでは済まない力の意志が貫かれている予感がある。 おそらく政治家や政党が蚊帳の外に置かれ、モノも言わぬ、姿も見えぬ「見えざる手」で日本を支配する勢力によって、姿なきクーデターが始動したと考えるべきである。

その主体は世界金融資本勢力・市場原理主義勢力である。これらの勢力と財務省を通じて「菅・仙谷民主党政権」は「小泉・竹中自民党政権」のクローンとして生まれ変わったのである。

昨年3月以降の鳩山民主党政権へのバッシングは日本の既存の組織を利用した霞が関(検察)、マスメディアの露骨な攻撃であった。しかし、鳩山・小沢が去った後の菅・仙谷民主党へのマスメディアや評論家の論調や扱いが妙に優しくなっている。支持率のV字回復もその一つだが、菅直人の不用意な消費税発言も「何らかの約束事」と云う契約を結んだ安心感から出た「ボロ」の一つなのではないだろうか。

この菅の消費税発言は「見えざる手勢力」にとって予測不可能な出来事であったが、「菅・仙谷民主党」が参議院選で勝とうが負けようが、そんなことはどちらでも良い事になっていたと考えるのが自然だ。

それはそうだ。「菅・仙谷民主党」は「小泉・竹中自民党」のクローンなのだから、民主が勝とうが、自民が勝とうが、みんなの党が勝とうが、「見えざる手勢力」にとって結果は同じである。自民党、民主党、みんなの党の3政党を抑え込んだのだから、もう政治家も政党も日本国民も存在しないのと同じ事である。

正直、選挙直前に「消費税値上げは公約の一種」と政権与党の総理が平気で発言した事実を深く読むべきだったかもしれない。しかし、菅直人と云う男の下劣無能変節の所為だと思いこんだ点は間違いだった。仙谷が言ったら疑う余地があったのだが、菅直人の発言だけに馬鹿の戯言扱いしたのが、少々失敗である。(笑)

日本国民の民意は今後完全に無視されるだろう。一見選挙で意志表示できるように思えるが、民主・自民・みんなの党が同じ「見えざる手勢力」の支配下なのだから、選ぶこと事態無意味になるのだ。

沖縄県民の悲劇も何度でも繰り返されるだろう。貧富の差はますます広がる。ワーキングプアーの是正などする訳がない。団塊世代が後期高齢世代にかかる頃には医療費の自己負担が5割近くなるのかもしれない。それを補うために、米国資本の様々な医療保険の加入は必須となるだろう。

しかし、安心してくれ。これからは庶民だけが痛い目に遭う訳ではない。資産家や高額所得者にも税は重くのしかかる。早い話、日本国民の富の全てを、米国本土と日本と云う支配国家との間で還流させ、両国が見せかけの経済成長を構築しようとしているのである。

米国は日本の富を自国に再配分せよと要求しているのだ。国内の貧乏人に再配分できるなら、我が国に再配分せよと言いだした訳である。 この基本的政治ポジションを呑めば、長期政権を約束すると言われれば、菅直人のような政治家は二つ返事だったに違いない。時には、どえらいスキャンダルを突きつけられ徹底的に脅かされたのかもしれない。まぁその辺の経緯は妄想の域だが、菅直人の選択を見る限り、そのようなことが起きていても不思議ではない。

仮に、上記のような「見えざる手勢力」の勝利が確実になっているのなら、実は小沢一郎と云う政治家も蚊帳の外ということになる。ところが、どうも小沢一郎と云う存在だけが、「見えざる手勢力」にとって目障り、気に障るモノのようである。ここに日本の唯一の灯りが燈っている。

その炎の勢いはけっして強くない。時に風に煽られゆらゆらと揺れ、消え去る危険すら感じられる。 さぁ小沢一郎はどうするのだろう。

9月の代表選まで菅直人に好き勝手をさせるのだろうか、それとも揺さぶりを掛けるのだろうか?そして、日本の唯一の灯の火を再び燃え上がらせるのか。それとも「見えざる手勢力」の魂を売った民主党を捨て「日本改造計画」「日本一新11基本法案」を旗印に「国民生活第一」の理念の気高き野党として存在感を示すのか?

筆者はどちらでも良いと思っている。政治哲学や理念に拘る小沢一郎と云う政治家が居て、その考えに賛同する国民が居る事だけでも潔しとする。小沢一郎がどのような選択をしようと、日本の政治史に残る政治家であれば、かたちに拘るつもりはない。出来ることなら、首相になって夜叉の如く日本や世界に「小沢旋風」を竜巻のように起こして欲しいものだが、あまり贅沢を言うつもりもない。


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