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ボールは検察側にある、投げるのは樋渡さんだよ
小沢民主党幹事長の政治資金虚偽記載、今度は胆沢ダム絡みの「汚い金」が小沢の政治団体・陸山会側に渡っていたか否かの報道に変わっている。そして、虚偽記載の容疑で現職議員他2名の逮捕身柄拘束に至っているわけだが、検察庁の何処からも誰からも、正式な報道会見は行われていないと云うのが知る限りの事実だ。
つまり、正式にはマスメディアも国民も政治家も何も判ってはいないのだ。今では、度重なる騒ぎ過ぎのマスメディアの報道のお陰で、逮捕された3人が起訴されるされないの問題ではなく、小沢が起訴されるか否かと云う話題に焦点は絞られているようだ。
今回の小沢幹事長の政治団体陸山会をめぐる検察の行動は「やり過ぎだ」「否正義だ」と激論が交わされているが、いずれは検察なりの答えを出さざるを得ないのだから、慌てる事もない。
野田財務副大臣のように、検察の今回の一連の捜査は「政治資金規正法違反」ではなく「小沢とゼネコンの汚い金」の捜査と時系列を踏み越えた「勇み足発言」までを誘発するに至っている。
報道は疑惑の連鎖のように「書かないと捜査が消えてしまう!」そんな感じの強迫観念に捉われて、マスメディアは最近では「最後のチューブを絞り出すように」何とか疑惑らしい情報を流しているが、これといって「目を奪う」ような報道が著しく減少している。逆に週刊誌やネットメディアが検察叩きに勢力を盛り返してきている。
今回の地検特捜部の思考錯誤を繰り返しながらも執拗なまでの捜査は「司法の正義」対「巨悪政治家小沢幹事長」の闘いに収斂してきているようだ。現在拘留中の3人の話題は、殆ど外におかれると云う惨状である。
専門家の意見も「マスメディア報道」が叩き台であり、危うさがある。評論家コメンテータの類では話にもならない。彼らは単なる電波芸者だ。まして、利害が対立する政治家同士の議論等「糞の役にも立たない」のが事実だろう。
小沢一郎が証人喚問等を受け「政治家としての説明責任を果たせコール」は与野党通じて主流を占めつつあるようだが、これもナンセンスだ。対小沢証人に検察官が話しを聞くのを傍聴するのは価値があるだろうが、政敵が小沢証人に質問する図は政治権力の駆け引きであり「説明責任」を全うすることには繋がらない。質問者は公正な捜査を看板にする検察官以上に敵なのだから「話しにならない」。
結局一番正しいと云うか、待たなければならないのは東京地検特捜部の最終的判断だろう。逮捕拘留中の3人をどうするのか?小沢幹事長に対してどうするのか?それを見極めてから、鳩山政権も民主党も小沢一郎も次の判断、そして行動が打てるということではないのだろうか。
その結果が「全員不起訴」或いは「指揮権発動」又は「小沢の幹事長辞職、議員辞職」まで、結果は色々だろう。
それらすべては地検特捜部の答え如何である。その答えによって、「何事もなく粛々と鳩山政権は本予算を通過させ参議院に突入」、「小沢一郎を切り捨てて参議院選に突入」時には「検察庁人事に異例の介入を行い政権と検察の全面対決」と云う様々なバリエーションが考えられるわけである。
こう考えると、ボールを握って直球を投げるか、フォークボールか、はたまた敬遠の四球か、検察がボールを返す番になっている。世論調査の結果は検察に有利に動いているようだが、検察も馬鹿ではないので「マスメディアの世論調査」を鵜呑みにして強行突破「喝采を浴びる」とは俄かに思っていないだろう。
議会制民主主義で選挙の洗礼を受け政権を取った民主党に楯突いた以上、その後の「しっぺ返し」は考えただけでも怖ろしい。
検察の自由に振り回せた権力の殆どが数年で跡形もなく消されてしまうだろう。それを阻止するには「自民党」「みんなの党」等検察擁護政党が完璧な過半数を制する保証が欲しいところである。ところが、これが危うい。
仮に昨年の衆議院選のような大惨敗を自民党がしてしまったら、検察庁の権力の旨みは殆ど消されてしまう。これでは最後の与党政権の麻生太郎と同じ運命を辿るだけになってしまう。検察最後の検事総長樋渡、地検特捜部長佐久間、そして出世を夢見ていた多くの検察幹部。彼らのすべての夢がぶち壊されることになるのだ。
米国勢力から唯一見捨てられていない検察庁が、もしかすると見捨てられ危機がそこまで迫っている。下手をすると暴露情報が米国勢力から民主党政権にリークされる恐怖までが検察幹部を襲っている。
程々で手仕舞いするにも、あそこまで煽ってしまったマスメディアをどう抑える。今度は立場が逆転、彼らは検察弱しと感じた瞬間から、俺達を餌食にするに違いない。どうしても「ねじれ国会」のレベルまで今度の参議院選では自民党に勝って貰わなければならない。
しかし、民主党の支持率が下がっても自民党の支持率が上がるわけではない。多くの国民が棄権に回れば、民主党が有利だ。やはり自民党の負けだ。今さら付け焼刃で新党結成「平沼」「舛添」も爆発的支持が期待出来るとは思えない。「谷垣」では「麻生」以上の惨敗の映像の方が強く浮かぶ・・・。どうしよう・・・。
いっそ強行突破も超過激にしてしまおうか?小沢をあっせん利得罪で逮捕身柄拘束、3人も共謀罪で逮捕、陸山会の人間は参議院選終了まで娑婆に出さない。これは公判無視なら可能だ。その内、検察人事も固めてしまえば良い。鳩山がトヤカク言ったら「アイツもしょっぴく」山岡も石井も原口もしょっ引いてしまえ。だったら勝てるだろう、あぁ~否勝てない。
そこまで国民が馬鹿とは思えん。もっと酷い結果が出るかもしれない。検察が握っているボールは焦りの汗にまみれ、ヌルヌルになり、投げた瞬間ビンボールという事態になるのかもしれない。いずれにしても、今回の一連のボールは検察が握っている。後は何時、どんな球を投げるかだけだ。思う存分考えて「最後の一球」を投げて頂きたいものである。
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