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チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで |
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●アベクロの詐欺政策は修復不可 国民年金生活者を直撃
昨日の拙コラムの見出しの一部が土曜日の夜にも垣間見えた。薄々、なんだかヤバそうな雰囲気だと思っているのは、筆者だけではないだろう。「日本列島・噴火地震の巣窟……」マグニチュード8.5と云うのは巨大地震で、たまたま、震源が590キロの深海で起きたために、被害が殆ど出なかったのだろうが、このような深発地震でマグニチュード8.5は非常に大きく、経験値でもないようだ。まあ、怖れてもどうにもならないので、さて置くほかはない。
しかし、安倍や黒田に経済を滅茶苦茶にされることに関しては、本当は、どうにかはなるのだろうが、アベクロ共に、依怙地で頑固なだけに、悪くなればなるほど、調子が好いと言いそうだ。本日は、「きっこのブログ」が大変面白かったので、その紹介で、失礼する。見える値上げ、隠れた値上げが津々浦々に届き、取るものだけは増えると云う状況、改善の兆しはほぼ皆無と言って良いのだろう。おそらく、国民年金頼りの人々から、じわじわと人生崩壊が始まりそうだ。正直、選択肢があるのなら、筆者は自然現象で滅ばされる方が納得できる。アベクロ経済政策で蛇の生殺しは勘弁だ。
≪ アベノミクスとどんどん短くなるトイレットペーパー
スーパーや量販店で売られてる12個入りのトイレットペーパーは、ほとんどの種類にシングルとダブルがあって、値段が同じで好きなほうを選べるようになってる。で、あたしの場合、若いころには「値段が同じならダブルのほうが高級そう」という理由から、あまり深く考えずにダブルのほうを選んで買ってた。
だけど、何年か前のブログにも書いたけど、ある時、あたしは「シングルのほうがお得だ」ということに気づいたのだ。シングルの1ロールが「60m」 なら、ダブルは「30m×2」なので、実際の長さは変わらない。だけど、あたしのトイレットペーパーの使い方に問題があったのだ。
みんながみんな同じような使い方をしてるとは思わないけど、少なくともあたしの場合は、「必要最小限+アルファ」のトイレットペーパーを引き出して使ってる。ペーパーホルダーからペーパーを10cm幅くらいに折り畳みながら引き出して来て、「これで拭けるな」と思ったとこから、あと1折り、余計に引き出す。
これは、自分の「必要最小限」の目安に誤差が生じてた場合に、拭いた瞬間、ペーパーの真ん中に穴が開いて指が汚れちゃうのがイヤだからだ。そのための「保険」のようなもの、それが、この「あと1折り」なんだけど、これは、ペーパーがダブルでもシングルでも「あと1折り」なので、ダブルでは2倍の長さになってしまう。
そして、「小」の場合は基本的に拭くのは1回だけど、「大」の場合は2回とか3回とか拭くから、この「あと1折り」も2倍、3倍になる。10cm幅だとしたら、シングルの「あと1折り」は行って帰っての20cmだけど、ダブルの「あと1折り」は2倍の40cmだ。それで3回拭けば、シングルは 60cmでダブルは120cm、これが毎日のことなんだから、その差はどんどん広がって行く。
実際、あたしが「シングルのほうがお得だ」と気づいたのは、東京でひとり暮らしをしてた時、いつもはダブルを使ってたのに、間違えてシングルを買ってきちゃったからだ。ひとり暮らしだから、基本的におトイレを使うのはあたしだけなので、だいたい何日くらいで1個のペーパーがなくなるのかっていうザックリした感覚があった。だけど、シングルを使ってみたら、ヤタラと長持ちしたのだ。
それで、あたしは、自分のペーパーの使い方を客観的に観察してみたり、自分なりにいろいろと考えてみて、この、指を汚さないための保険的な「あと1折り」の差に気づいたのだ。それなら、ダブルの場合は「あと1折り」じゃなくて「あと半折り」にすればいいじゃないか、という指摘もあるだろうけど、あたしはペーパーホルダーから右手で引き出して左手に巻きつけるようにペーパーを取って行くので、左手の親指以外の4本指の上と下を行って帰っての「1、2」 が1セットなのだ。左手の上だけの「1」でペーパーを切っちゃうと、切れ目の位置がいつもと逆になり、すぐに右手に持ちかえて拭く、という一連の流れがギクシャクしちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、この事実に気づいたあたしは、それ以来、ずっとシングルのトイレットペーパーを買い続けて来たワケだけど、ここ数年は、母さんと一緒に暮らしてるので、トイレットペーパーの使用量も約2倍になった。だから、おトイレのツッパリ棚の上に乗せてある12個入りのトイレットペーパーの減り方は、ひとり暮らしの時よりは遥かに早くなったけど、それでも、視点を変えて考えてみれば、ダブルからシングルに変更したことによる「節約ぶん」も約2倍になったということになる。これはこれで素晴らしいことだ。
それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、1年ちょい前ぐらいのこと、去年の1月から3月に掛けてだったかな?ナニゲにそれまでよりもトイレットペーパーの減り方が早くなったのだ。ものすごくザックリした感覚なんだけど、それまでは12個入りの ペーパーを買って来ると、母さんとあたしの2人で使って、1カ月以上は持ってた。それが、12個入りが1カ月持たなくなったのだ。
それまでは、多くても1カ月に1回、買いに行けば良かった。それが、去年の1月には、月の頭に買って来た12個入りが、月末の25日くらいには最後の1個になっちゃって、また買いに行かなきゃならなくなった。つまり、月に2回も買うことになったのだ。
あたしが買ってるトイレットペーパーは、量販スーパーに並んでる中で一番安いもので、いつもは260円くらいのものだ。これが、毎週、決まった曜日になると、別のコーナーに山積みになって、168円とか188円とかのセールになるので、あたしは、この時に買うようにしてる。
‥‥そんなワケで、いつもと同じトイレットペーパーを買って来て使ってるのに、急に減り方が早くなった。それも、1カ月だけなら「その月はたまたまおトイレを多く使ったんだろう」ってことで終わる話だけど、こんなことが3カ月も続いたのだ。1月の月末に買って来た12個は、2月の中旬すぎになくなり、2月の中旬に買って来た12個は、3月の第1週くらいまでしか持たなかった。
そこで、遅ればせながら登場したのが、頭脳は子どもでもベッドでは大人、Fカップのセクシーダイナマイト、迷探偵キッコナンだ。あたしに呼び出されたキッコナンは、すぐにおトイレに行き、ツッパリ棚の上の12個入りの袋をよく観察してから、ドヤ顔でこう言った。
「このトイレットペーパー、60mじゃなくて55mよ!」
「ええっ!」
驚いて袋を見ると、たしかに「55m×12ロール」と明記されてた。見慣れたデザインの袋だったので、あたしは3カ月間もぜんぜん気づかなかった。ようするに、このトイレットペーパーは、それまでずっと1ロールが60mだったのに、あたしの知らないうちに55mに変更されてて、それが「減りの早さ」につながってたのだ。
こうした「安さが売り」の日用品は、値上げをしたら売り上げが一気に落ちる。そのため、値段は据え置きのまま内容量を減らすという「実質値上げ」に踏み切るケースが多い。1ロールにつき5m短くなったワケだけど、それが12個なんだから短くなったのは合計で60m、つまり、1ロールぶんが丸ごと消えたことになる。それまでの60mだったとしたら、12個入りが11個入りに減ったことになる。
だけど、個数を減らしたら「実質値上げ」がバレバレだから、1ロールから5mずつ、合計で1ロールぶんを短くするというコソクな手段を取ったということだ。もちろん、あたしは製紙会社を責めてるワケじゃない。こんなことまでしないと利益が出なくなった製紙会社だって、あたしたち消費者と同じ「アベノミクスの被害者」なのだ。
‥‥そんなワケで、スーパーにお買い物に行くと、それほど値上がりしてる商品は見当たらない。いつも買ってる食料品を見ても、大半が以前と同じ値段だ。だけど、実際には、そのほとんどが「値段を据え置きにしたまま内容量を減らす」という「実質値上げ」に踏み切っている。
大手メーカーの90円の板チョコは、値段はそのままだけど内容量が55gから50gへと「約10%減」になった。あたしの大好物の海苔の佃煮の瓶詰なんて、185gだったのが145gへと「約20%減」だ。生活必需品の食用油も、以前は1500mlだったボトルが1350mlへと「10%減」になった。
他にも、スライスチーズは8枚入り(144g)が7枚入り(126g)になったし、170mlだったドレッシングは150mlになったし、袋入りのウインナーやハムなんかも軒並み内容量が減った。一例を挙げると、「シャウエッセン」は138gから127gになったけど、大手メーカーのすべてが多くの 人気商品の内容量を減らしたので、それこそ「スーパーに並んでるものは大半が実質値上げされている」と思ったほうが早い。
レトルト食品や冷凍食品やチルド食品も、軒並み内容利用が減らされてる。たとえば、今まで203gだったピザ「石窯工房マルゲリータ」は185gに減らされたけど、多くの消費者は気づかずに買って、気づかずに食べてるだろう。消費者が気にするのは「内容量」よりも「値段」なのだ。いつものスーパーでいつも買ってたお気に入りのピザが、いつもの「265円」から「295円」に値上げされていたら消費者はすぐに気づくけど、値段が「265円」のままで内容量が「18g」減らされてても、消費者の多くは気づかない。
だけど、そんな中で、よほどノンキな人じゃない限り、商品を手にした多くの消費者が「あれ?」って思うのが、各メーカーの「カレー」や「シチュー」の固形のルーだ。カレーのルーって、普通は大きい箱と小さい箱があって、たいていの人は大きい箱のほうを買うと思うんだけど、あれって以前は「200g」だったんだよね。だから、手に持てば、それなりの重さがあった。
だけど、ここ1年半で、大手メーカーのほとんどのカレールーは、「200g」が「160g」になり、「160g」が「140g」になった。つまり、 2段階に「実質値上げ」されたのだ。だけど、箱は昔のままだから、商品によっては手に持つと中身がカラカラと動くものまである。商品によっては、ルーの入ってる内容器の外形を変えずに、ルーの量だけを減らすという小技を使ってるけど、それでも商品を手に持つと、あまりの軽さに「あれ?」って思っちゃう。
ま、いちいち挙げてたら何万文字になるか分からないほど、ありとあらゆる食品や日用品の「実質値上げ」が続いてるワケだけど、これは皆さんご存知の通り、安倍政権の経済政策の失敗によるものだ。本来なら、まず景気が良くなり、労働者の賃金が上がり、消費が拡大し、その結果として株価が上がるワケだけど、やることなすことアベコベの安倍政権は、とにかくカネをジャンジャン刷って世の中にバラ撒いて、国民から預かってる年金基金をジャンジャン株に突っ込んで、まずは株価を上げる‥‥っていう本末転倒な大バカ経済政策を進めちゃったもんだから、それによって円安が進行して食料品や日用品の値上げラッシュに 歯止めが掛からなくなっちゃった。
だけど、各メーカーだって生き残らなくちゃならないから、右へ倣えで「値段を据え置きにしたまま内容量を減らす」という「実質値上げ」に踏み切ったワケだ。もちろん、各メーカーはちゃんとプレスリリースを流してから「実質値上げ」をしてるワケだから、法的には何の問題もないけど、プレスリリースなんて見たことがない一般の消費者にしてみれば、まるで詐欺みたいなやり方だと思う。
‥‥そんなワケで、我が家で愛用してる12個入りのシングルのトイレットペーパーは、去年の1月に1ロールが60mから55mに減らされて「実質値上げ」 されたワケだけど、それでも我が家では、できる範囲で節約して、なんとか1カ月を12個で持たせるようにがんばって来た。それなのに、2カ月ほど前から、3週間くらいで12個がなくなっちゃうようになったのだ。それであたしは「もしや?」と思って袋を見てみたら、ナナナナナント!ナナナナナント!ナナナナ ナント!‥‥って3連発で叫んじゃうけど、「50m×12ロール」と書いてあったのだ!おいおいおいおいおーーーーい!!いくら何でも、ふ・ざ・け・ん・ なーーーー!!このまま安倍政権の大バカ経済政策が続いたら、そのうちトイレットペーパーは1ロール10mくらいにされちゃって、1カ月に100ロールくらいないと安心しておトイレにも行けないメチャクチャな世の中にされそうな気がした今日この頃なのだ!
≫(きっこのブログ2015年5月26日より)
きっこさんの、独特の言い回しにかかると、“尾籠(びろう)”な話も、スイスイと読めてしまう(笑)。生活実態は、きっこさんが紹介するような食品雑貨類の円安によるボディーブローなのだろう。すべて合計したら、4人家族で、かなりの出費増になる。単に、貯蓄にまわす金が残らないのなら、死活問題ではないが、カツカツで生きてきた高齢な国民年金受給者には、生き死にを決定づけるような、経済実験だ。相当に罪深い。
罪深い奴をもう一人というか、馬鹿げたニュースがあったので、追記のかたちで、紹介する。時事通信がアメリカの犬なのは先刻承知だが、ウクライナのアメリカ犬が、いまだに無法地帯のようなことをやっている。この記事で、紹介しているサアカシュヴィリ(サーカシビリ)と云う男は、完璧なアメリカ・スパイだが、ジョージア(グルジア)から現在指名手配中で、アメリカに庇護を求めて、ウクライナに逃げ込んでいただけの犯罪者だ。
5月の中旬に、アメリカ上院議員のジョン・マケインが作ると言い出した、“ウクライナ改革を遂行する”新設国際顧問団メンバーに紛れ込ませて貰ったばかりだ。マケインとの仲が非常に良いところを見ると、マイケインの飼い犬だったのがバレバレだ。サアカシュヴィリ(サーカシビリ)は、2004年から2013年まで権力の座にいた時、500万ドル以上の横領や賄賂や、2007年のデモ時の抗議行動参加者達に対する残虐な弾圧を含む無数の告訴に直面している。現ジョージア検察庁は、サアカシュヴィリ(サーカシビリ)を起訴する手続きを開始し、最重要国際指名手配者リストに載せた。しかし、ポロシェンコ、キエフ政権は、ウクライナとジョージア間に存在する容疑者引き渡し条約にもかかわらず元大統領の引き渡しを拒んでいると云うのが、真実だ。
≪ ジョージア前大統領が外国の知事に=ウクライナ、異例の人事
【モスクワ時事】ジョージア(旧グルジア)のサーカシビリ前大統領が、ウクライナ南部のオデッサ州知事に就任する見通しとなった。ウクライナの複数の政権高官が29日、明らかにした。国家元首経験者が、外国の地方首長に転身するのは異例。サーカシビリ氏は反ロシア派の急先鋒(せんぽう)として知られ、ウクライナのポロシェンコ大統領と近い。
ウクライナの州知事は大統領が任命する。ジョージアとウクライナはそれぞれ2008年、14年にロシアの軍事介入を受け、いずれも旧ソ連の独立国家共同体(CIS)から脱退を決めた。03年にサーカシビリ氏が主導したバラ革命は、ウクライナに波及。同国の親欧米派による04年のオレンジ革命、13年からの欧州連合(EU)加盟要求デモにつながった。ポロシェンコ大統領は最近、サーカシビリ氏を顧問に起用して いた。 ≫(時事通信)
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