いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

あの吊革に愛着を感じた

2022-07-04 23:28:00 | Weblog
                            分類:他

   童心に還って吊革の疑問が蘇った
 滅多に乗らない電車に乗って座席に腰掛けた。
 昼下がりの車内はガラ空きだったので久し振りに懐かしさの余り、心地よい走行音に浸りながら床・窓・天井などを年甲斐もなく興味心丸出しで見回しました。
 変わった! 乗降ドアの上部に電光板があり次の停車駅名が表示されると同時に、立て続けに日本語と英語のスピーチが流れる。停車ホームによってはその土地ゆかりのメロディーが発車するまで聞こえてきます。
 ふと吊革に目をやると、ここにも「昔」らしさの吊革は無くなっていました。

    《電車が揺れる度に振り子のように、前後左右リズミカルに動いた吊革

 子供の頃に、この「吊革」という呼称に違和感を覚えたことがありました。つまり「吊革」というよりは「吊り輪」か「握り輪」というのが正しいのではないかと思っていたからです。
 吊革の定義は、「座席が満席で立位乗客が走行中に掴(つか)まるところがないと危険なので、身体を支えるための支持具」なのだそうです。丸形吊革の難点は握り部分が電車の進行方向と平行に設置されていたために握りづらいので直ぐに反転させて電車と垂直にしたものです。
          《電車が揺れても微動だにしなくなった新型の吊革

 現在では皮は使用されておらず「吊革」という呼び名は益々縁遠くなり、主にポリ塩化ビニル被覆のキャンバスやナイロンのストラップと、プラスチックの握りの組み合わせになってしまいました。 取っ手(握り部)も以前の丸形とは異なり、三角型(おにぎり型)や五角型(ホームベース型)・ハート型などがあり、電車の進行方向に対して並行ではなく垂直に設置されています。
 前述したように握りやすく改良されていたのでした。 

                 
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