分類:報
お盆帰省のあとに待っているもの
物が急速に増えていく現象を例えて 『ネズミ算』 といいますが、日本における昨今の新型コロナウイルス感染者数の推移をみていると 『コロナ算』 という表現をしたくなってきます。
7月の4連休前の時に、これでコロナウイルスの全国的な拡散がスタートするのだな、と感じたのですが案の定、連休後にはこれまでに感染者が一人も出ていなかった県にまで波及してしまいました。
《 国内感染者の増加グラフ (テレビユー福島から) 》
政府が推し勧めている、人の移動を促す観光支援事業の 「GO TO トラベル」は、場合によっては大事な人の命を奪ってしまう 「強盗トラブル」 と化してしまうのではないかと危惧しています。
不要不急の外出は自粛を求めておきながら、一方では観光地へ足を運ばせようとするアンバランスな施策に首をかしげざるを得ません。
これまでの感染者は 「夜の街」 が多いと発表されてきましたが、最近では 「家庭内」 での感染者の多さが顕著になってきました。 こうなったら自然発生的に増えていくのは必至です。
《 うがい薬の使い方で抑制効果があるというパネル (福島中央テレビから) 》
大阪府の吉村知事が、ポビドンヨードを含むうがい薬は新型コロナウイルスの抑制効果があると記者会見で発表しました。 「この薬はどこの薬局でも市販されている」 とも言ったものだから全国の薬局ではその日の内に、ポビドンヨード系のうがい薬が忽ち品薄になるか、品切れになったというニュースを放映していました。
しかし、医師や専門家の中には効果がないとは言わないまでも現段階では確定的ではない、という意見もあります。
いよいよ、お盆も間近に控えて 「我が家ではポビドンヨードを含んだうがい薬を使用しているので大丈夫」 などと安心せずに、やはり不要不急の外出は避けたほうが無難な時期です。
本当の意味で 『自粛』 を求められているのは、正に今ではないでしょうか。