分類:地 いわき鹿島水素ステーション いわき市鹿島町走熊字四反田1-1 水素社会の先進地としてスタート 当ブログの1/12付で既報のように本社が勿来にある根本通商(株)では3月5日、鹿島街道(県道26号線)に 「いわき鹿島水素ステーション」 の営業を始めて、民間事業者や行政関係者による開所式が行われました。 この水素供給所の誕生は県内では初めてで、東北では仙台に次ぎ2カ所目となります。商用定置式の水素供給施設で将来的には、浪江町で建設中の水素製造拠点で製造された再生可能エネルギー由来の水素販売を目指すものとしています。新たなエネルギー社会を築く拠点として、大きな期待が寄せられています。
《看板が目新しい水素ステーション》
【水素ステーションの設備概要】 名称 : いわき市鹿島水素ステーション 形式 : ガソリンスタンド併設(水素供給能力)300N㎥/h、定置式タイプ 営業開始(開所)日 : 平成31年3月5日
【水素ガスの特徴】 水素で作った電気で走るため、走行時に排出ガスを出さない。 排出するのは水素と酸素が結び付いて出来た水のみ。 航空機でも使用されている炭素繊維を使ったタンクや衝撃吸収フレームなど、ガソリン車と同時の安全性を確保している。
《壁面のロゴデザイン》 《県内初の設置となった定置式水素ステーション》
トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)MIRAI(ミライ)は、電気自動車に比べて、短時間の充填で長い距離を走れるという特徴があります。 水素の充填時間は、MIRAIを例にとると約3分で4,6㌔(1㌔当り税込み1300円)の水素を充填することができ、走行距離は650㌔といわれています。 燃料電池自動車トヨタ(MIRAI)の価格は現時点で安いとは言えませんが、各種の補助金が出るので今後は一般車の普及も含めて、FCVやFCの路線バスへと波及していくのはそう遠い日ではないと思われます。