M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

比良の王道から武奈ケ岳、釣瓶岳 2015.07.11

2015-07-12 | 山行746


2015.07.11(土) 今年56回目の山行 天候 曇り 単独

今日の京都は最高気温が34℃まで上がるらしい。一昨日の社務所裏道でバテているので少々不安だった。

気合を入れ、JR比良駅をスタートした。目指す比良の山並みは上の方が雲に覆われている。

やはり今日も風は無く蒸し暑い。イン谷口に着いた時、すでに汗まみれであった。シャツが濡れ過ぎると蒸発出来なくて体温上昇するのではないかと思い、今日は替えシャツを3枚用意した。

ワンゲル道取付の辺りに早くも5台ほど車があった。正面谷を行くと駐車スペースには20台近く駐っていた。

そこを少し過ぎたところで時刻は8時10分ぐらい。先行者に追いつく。何と木村先生夫妻だった。南尾根から武奈ケ岳に行かれるという。

こちらはワサビ峠経由なので、山頂で先着して休息中のご夫妻に又出会えるかもと思い正面谷を登って行った。

青ガレで小休止給水する。今日は暑いだろうと飲料水3ℓプラスαとゼリー2個を用意した。

青ガレからは急登が続き堪える。金糞峠では前後して3人が到着した。この3人が中峠まで前に行ったり後ろに付いたりで行く事になる。

中峠に先着したM2がエネルギー補給していると、相次いで二人が到着した。ここまで無かった風が少しあり心地よい。

ここで一人はコヤマノ岳に向かうようだった。ここからも前後してワサビ峠に向かった。ワサビ峠には少し遅れて到着。先着した一人と御殿山から来たカップルがいた。

西南稜第1ピークからの展望は曇天であまり良くない。写真を撮りながら第2ピークまで来た。バス組は未だのようでハイカーは少ない。

武奈ケ岳山頂に着くと20人近くのハイカーが休息中だった。見渡すと先生夫妻は未だのようである。少し弱い風があり癒された。

5分間の休息を終え北稜を降り釣瓶岳に向かった。細川越までの途中で、かなり大きいザックを背負った若い男女5人のグループに出会った。

細川越では一人のハイカーが休息中で武奈に登るか、広谷に降るか思案中との事だった。この人はナガオから釣瓶に登り、ここに降りて来られたようだった。

いよいよ今日最後の登りになる釣瓶岳に向かい登り出す。(八雲から北比良峠までの登りが残っている)

細川越から20分で釣瓶岳に着いた。山頂では若い男女3人のハイカーが休息中だった。

ここで20分の中休止。エネルギーの補給である。ここまで4時間40分近く歩いて来たが、当初心配したようなバテは無かった。

いよいよナガオの下降である。今年になり初めてナガオの登り下りを1回づつ歩いている。

道標の無いナガオの歩き方は、それ程難しくはない。尾根の狭い所は問題なく、広くなった尾根はピークを通り、東側沿いに行けば良い。寄り過ぎると急斜面なので自ずから分かると思う。

そこかしこに踏み跡も有り容易だと思う。最大の問題はどの地点から広谷に降りるかである。

今回はテープが有ったので前回と違う地点から降りたが失敗だった。GPS軌跡青で示しているように一つ手前の小ピークから降りる方が分かりやすいと思う。

何とか広谷に着いたのは丁度13時だった。ここまで来れば後は楽勝である。ただ初めての人はイブルキノコバに出るルートが分かり難いと思う。広谷を渡る丸太橋は老朽化して危険なので谷に降りて徒渉した方が安全である。

イブルキノコバのルートは今渡った所から沢沿いに50mほど行けば道標が有る。

広谷から5~6分でイブルキノコバである。そこから10分と少しで八雲ケ原に着いた。ここでエネルギーの補給をして北比良峠に向かう。
最後の登りである。

北比良峠からの展望はやはり良くない。琵琶湖は霞んでぼんやりとしている。長居はせずにダケ道を降りる。

カモシカ台まで30分。前回より早い。しかしこの後はペースダウンした。30分近く掛かり大山口手前の正面谷に着いた。

何と驚く事に、朝この近くで出会った先生夫妻に再び出会った。実はダケ道の最後を下っている時に50mほど先を行く人が、何となく先生夫妻に似ているような気がしていた。

さらに花を求めての山行のヨネちゃんも一緒だった。先生夫妻とヨネちゃんは先に降られ、M2はここで顔と手を洗い身体を冷たい水で拭いてさっぱりとした。

イン谷口に着いたのは15時10分。30分程で駅に着くから50分台の電車は余裕であった。

今日は蒸し暑かったが、長丁場をそこそこ元気で歩けたと思う。これから2ケ月が暑さも本番である。夏バテしない様に頑張りたいと思う。


コースタイム  歩行時間 7時間14分 休息 1時間9分 合計 8時間23分

JR比良駅発     7.18
湖西道路下     7.38
桜のコバ      7.50
イン谷口      7.54-56
大山口       8.16
青ガレ       8.46-49
金糞峠       9.20-24
大橋分岐      9.29
中峠       10.06-11
ワサビ峠     10.38-39
第2ピーク     10.56
武奈ケ岳     11.06-11
細川越      11.33-34
釣瓶岳      11.54-12.14
小ピーク     12.29
ケルン、カップ  12.37
広谷下降地点   12.46
広谷       13.00-03
イブルキノコバ  13.09
八雲ケ原     13.21-30
北比良峠     13.43-46
カモシカ台    14.16-18
大山口      14.46-57
イン谷口     15.10
JR比良駅着    15.41


JR比良駅を7:18にスタート 目指す比良の山並みは雲の中

        旧道に入る

        桜のコバ

        イン谷口

        正面谷、ヨキトウゲ谷とダケ道のJPS軌跡

        大山口 ここの手前で木村先生夫妻に追いつく

        先行者

        隠れ滝はパス

        堰堤の水の流れが涼しく感じられる



        ルンゼ 進入禁止のロープが

        緑が美しい

        青ガレは近い

        青ガレ下部で一服

        中峠まで一緒だった人

        青ガレを登る

        狭いところも有る

        金糞峠 今日は風が無い

        奥の深谷を渡る

        すぐに武奈ケ岳最短路の取付

        大橋分岐

        中峠の道





        中峠 三人一緒になった 風が少しあり心地よい

        ワサビ峠に向かう

        口の深谷徒渉地点

        上流を見る

        付近のブナの木

        ワサビ峠に続く道 荒れている

        ワサビ峠

        第1ピークから見る武奈ケ岳

        西南稜から見る武奈ケ岳







        第2ピーク

        西南稜

        口の深谷の向こうに聳える蓬莱山

        西南稜

        武奈ケ岳山頂  11:06-11

        山頂から見る蓬莱山

        ガスで見えない釈迦岳とヤケオ山

        これから向かう釣瓶岳

        北稜を降る

        細川越

        釣瓶岳の途中に見える北側からの武奈ケ岳

        釣瓶岳の登り

        釣瓶は近い

        釣瓶岳山頂

        北側はガスに包まれている

ナガオのGPS軌跡。広谷の下降点は早すぎた。前回の青の軌跡の方が降りやすい

        ナガオの下り 水たまりが有る

        小ピーク



        ケルンと大木に付けられたカップ

   このテープに誘われ、ここから広谷に降りる。本来はもう少し先

        苦労して広谷に降りる

        広谷の道標

        丸太橋を渡らずに徒渉する

        イブルキノコバ

        八雲ケ原

        北池

        湿地の木道を行く



        北比良峠

        琵琶湖は霞んでいる

        次郎坊山と釈迦岳

   大山口手前の正面谷で先生夫妻と再会。ヨネちゃんにも出会う

        イン谷口  15:10

    JR比良駅着  15:41