■ポケット / 佐伯みどり (TRIO)
掲載したのは、本日ゲットしたばかりの獲物という、これが昭和48(1973)年5月に発売された佐伯みどりのデビュー曲「ポケット」をA面に入れたシングル盤です。
実は長~い間、探索を続けていたブツでして、出会いは度々あったんですが、盤質やジャケットスリーブの状態や中古価格の問題等々、ちょいと折り合いがつかぬままに月日が流れていたのです。
それが、ツキとはこんなものなのかっ!?
と思わず痛感させられたのが今日、偶然にも昼飯を喰いに入った某食堂のレジ裏の棚に置いているのを発見し、店の大将に尋ねたところ、気前良く「持っててよ」と、すんなりプレゼントされたんですねぇ~~♪
しかも、無料!
こんな事って、あっていいもんでしょうか?
後が怖くて、帰宅するまで用心深く行動してしまったですよ (^^;
で、お目当てのA面曲「ポケット」は作詞:杉山政美&作曲:比呂公一が提供した、幾分湿っぽい歌謡フォーク調のアイドルポップスなんですが、それを彩る高田弘のアレンジにはハープシコードや流麗なストリグスが用いられ、如何にも当時の流行がド真ん中♪♪~♪
極言すれば、天地真理や浅田美代子が歌ってもドンズバの世界なんですねぇ~~♪
サイケおやじは当時、この「ポケット」をラジオで聴いた瞬間から、ずうぅ~~っと気に入っていたんですが、やはり乏しい小遣いでは買えずに幾年月……。
こ~して、あらためて聴けた幸運に感謝するばかりです。
ちなみに歌っている佐伯みどりは子役時代から多くのテレビドラマに出ていたらしんですが、あんまり印象に残っておらず、歌番組でも接した記憶はありません。
つまり、ラジオから流れて来た「ポケット」唯1曲によって、今日までサイケおやじの興味を惹きつけてくれたという、ありがたい存在なのですねぇ~~♪
ちょいと水気の多い口調で節回すところが、この歌の決して明るくはない世界にはジャストミートしていますよ。
ということで、しかし、この世の中は決して甘くはありませんでした。
肝心のレコード盤のB面の溝が何かの薬品か油みたいに物質に侵されていて、針が全く乗らず……。
普通に見れば、あまり気にならないですが、とりあえず食器用洗剤で洗っても改善せず、そんな理由で本日はここまでとさせていただきます。
うむ、あの食堂の大将にしても、これじゃ~無料というのも頷けますが、次に店に行く時は、何かしらの御礼を持参しないとバチアタリと思っているのでした。