■Monday Monday / The Mamas And Papas (Dunhill / 日本ビクター)
今日は日曜日だけど、明日は月曜日……。
そんな当たり前の日常でも、こうして戯言を書いていられる幸せを自覚しなければ、それはバチアタリでしょう。
しかし、そうは思っても、明日は仕事である重要な決断を迫られているサイケおやじにとって、やはり首吊りの足をひっぱるが如き結果は、どうしても避けたいところ……。
ですから、あれこれ苦しい知恵を模索しながら、ついつい口ずさんでしまったのが、本日ご紹介の1曲です。
ご存じ、1960年代フォークロックの代表選手というよりも、実は西海岸ハリウッドポップスの王道コーラスグループだったママス&パパスが1966年に放ったチャートトップの大ヒット♪♪~♪
それはちょいと逆説的にお気楽な歌詞と儚くも素敵なメロディが、実に爽やかでハートウォームなコーラスに彩られるという、なかなか完成度の高い仕上がりだと思います。
しかも、そうした用意周到な仕掛が決してイヤミに感じられないんですよねぇ~~♪
さらに言えば、ママス&パパスにはフォークにありがちなアングラ感覚や貧乏ったらしいところが無く、ちょうど高度成長期だった日本に暮らす若者達にとっても憧れのアメリカそのものだったという錯覚が、この歌によって増幅された気さえするほどです。
ちなみに我国で流行ったのは本国アメリカから遅れて翌年、つまり昭和42(1967)年だったと記憶していますが、思えば当時は世の中が一気にヒッピーブームの感もあり、その中でママス&パパスは汚らしくないフィーリングで、それを伝播させた功績もあったように思いますし、もうひとつの代表曲「夢のカリフォルニア」と抱き合わせてのヒットは絶大な威力がありました。
ということで、繰り返しますが明日を考えると気が重いサイケおやじも、この曲を口ずさんでいると現総理大臣のようにノーテンキな決断が出来そうな気分になるんですから、困ったもんですよ。
まあ、そのあたりも音楽の効用というところかもしれませんが……。
コメントありがとうございます。
それが例え主題から離れていようとも、大歓迎ですよ♪
で、ウォーレン・オーツは私も大好きな役者で、「ガルシアの首」は大傑作だと思いますねぇ~~♪ 個人的には生涯のベスト100に入れたいほどです。
「デリンジャー」に出演したのはミッシェル・フィリップスでした。この人は所謂悪女かもしれませんが、憎めないところもあるんじゃないでしょうか。
モンタレーポップフェスの映像は昔からフィルムコンサートや洋楽テレビ番組では定番で、サイケおやじもジミヘンやオーティス、ザ・フーにシビれきっていましたですね♪
すべてが懐かしく、また永遠の名場面!
僕が中1か中2の頃に、ウォーレン・オーツ主演の「デリンジャー」というギャング映画が封切られ、1人で観に行きました。
それから何年も経って、その映画に、デリンジャーの女、みたいな役柄で出演していた女優さんが、ママス&パパスの元メンバーだと知りました。
映画のパンフ(今も実家に保管しているはずです)には、その事が書いてあったのですが、何せ僕のロック元年は中3からでしたので、その辺の経緯は、まったくのスルーでした。
ウォーレン・オーツという俳優は、渋くてかっこいいです。
あ、すみません。ママス&パパスから話が反れてしまいました。
僕が初めて、動くママス&パパスを観たのが、NHKヤングミュージックショーで放映された「モンタレーポップフェスティバル」(番組ナビゲーターは若き日の渋谷陽一さん)でした。