■哀愁のスキャット / ほりえみつこ (日本コロムビア)
昨日は不意の代理出張から因果な仕事をやらされましたが、しかし転んでもタダでは起きたくないサイケおやじが旅先からゲットしてきたのが、本日掲載のシングル盤♪♪~♪
ご存じ、昭和56(1976)年にNET=現・テレビ朝日で放送されていたアクションドラマ「大非常線」の主題歌を収めた1枚なんですが、なんと言っても嬉しいのは、ジャケ写に使われているレギュラー出演者勢揃いのスチールでしょう。
いゃ~、主演の千葉真一以下、谷隼人、川地民夫、大門正明、北村和夫、井上誠吾、志穂美悦子という個性派が居並ぶ中にありまして、もちろんサイケおやじのお目当てはひし美ゆり子に他なりません。
既に皆様がご推察のとおり、この「大非常線」は東映制作であり、ひし美ゆり子も同社の作品では前年に「好色元禄(秘)物語」と「新仁義なき戦い・組長の首」で大きな役を絶対的な存在感で演じ、高い評価と人気を集めていた時期でしたからねぇ~~♪
リアルタイムのサイケおやじも完全に彼女を観るためだけに、このドラマにチャンネルを合わせていたわけですが、当然ながら諸事情から放送全話を鑑賞することは出来ませんでした。
また、件の主題歌のレコードも発売は知っていながら、経済的な問題もあり、手が出せないうちに時が流れていたと……。
そういうわけですから、出会った時は必ず買う! という決意を固めて幾年月!?!
ついに念願が叶ったんですよ。
さて、そこで肝心の主題歌「哀愁のスキャット」は作詞:中村しのぶ、作曲:渡辺宙明による文字通りのイメージが泣けてくる歌謡曲♪♪~♪ しかも歌っているのがアニメ系テーマ曲で有名な堀江美都子=ほりえみつこ!
う~ん、清涼な歌声と哀切のハードロマンな曲調が、なかなかミスマッチな魅力でグッと胸に迫ってきますねぇ~♪
ところが驚いたことに、これには知る人ぞ知る真相があり、テレビの人気アニメだった「グレートマジンガー」の挿入歌「ジュンの歌」のメロディを流用し、別な歌詞を乗せただけというのですから、各方面から諸々のツッコミはあるにせよ、個人的には名曲は不滅!
そう、思いたいですし、実際、この「哀愁のスキャット」は本当に良い歌なんですよねぇ~~~♪
ということで、まずはジャケ写の中のひし美ゆり子を愛でながら、レコードに針を落す「儀式」は繰り返しが必然となりました。
ちなみに「大非常線」出演時の彼女については、公認サイト「ゆり子の部屋」のフィルモグラフィーの中に、自らの一言コメントがありますので、ぜひともご覧下さいませ。
そして何時の日か、この「大非情線」のドラマそのものも、パッケージソフト化して欲しいと願っているのでした(敬称略)。
ほりえさん、この時はハイティーンになってる感じかな?
ドラムがタ・チーチーなので私はジュンの歌の方が好みです。
コメントありがとうございます。
実は告白すると、リアルタイムでは「ジュンの歌」を全く知らなくて、かなり後になって話題の渦中、ようやくそれを聴いて愕然とさせられたのが真相です(笑)。
まあ、劇伴の世界ではありがちな使い回しなんですが、そこまでの名曲を書いてしまった渡辺宙明の潔さと思いたいですねぇ。
堀江美都子もこの頃は純朴というか、同時にジャケ写の中のパツンパツンの悦っちゃんにもご注目下さいませ(笑)。