■あこがれ / 坂口良子 (日本コロムビア)
今では、ちょっと世間知らずっぽい愛娘といっしょにテレビ出演している姿ばかりですが、坂口良子はティーンアイドルのトップだったデビュー期、そして本格的な女優としてキュートで親しみ易い人気を得ていた結婚前のイヤミの無い華やかさは、決して忘れられるものではありません。
なにしろ芸能界へ入る決定的なチャンスが、昭和46(1971)年度の「ミス・セブンティーン」コンテストのグランプリだった実績も大きく、何よりも愛くるしい面立ちは男好きのするタイプでありました♪♪~♪
また性格も大らかだったようで、サイケおやじは業界関係者から聞いた話として、ミス・セブンティーンに選ばれ、海外撮影に行った現場で、カメラマンから「逆立ちして」と言われた冗談を真に受け、街の真ん中で本当に逆立ちしたという、全く信じられないエピソードがあるらしいですよ!?
う~ん、すると母娘は天然(?)なんですかねぇ~~~。
という疑惑はさておき、当時の事ですから、芸能界の人気者は歌手業も必須として、本日掲載したのは坂口良子のデビューシングル盤です。
発売されたのは昭和47(1972)年春、なによりも初々しい中に、幾分媚びたような目線のアンバランス感が憎めないジャケ写のポートレイトが良い感じでしょう♪♪~♪
全く好き嫌いが露骨に表れるに違いないカットを選んで、それでも使ってしまった制作側の狙いが、なんとなく理解されるところと思います。
そして肝心の楽曲は作詞:有馬三恵子&作曲:森田公一という、まさに当時の王道アイドル路線に沿った正統派の仕上がりで、時代を鑑みれば、ちょっぴり古いムードもあったんですが、サイケおやじはなかなか気に入っていました。
もちろん結果的にヒットしなかったのは皆様がご存じのとおりで、むしろそれゆえにドラマや映画に出演しての女優業でブレイクしたのは、強い必然性なのでしょう。
ということで、本来は同年代の女性アイドルや女優さんには、それほど夢中になれなかったサイケおやじが、例外的に好きになっていたのが坂口良子であり、もうひとりが「生贄夫人」で鮮烈にデビューした東てる美だったと言えば、その本音が露呈したと思います。
良く知られているように、坂口良子は最初の結婚から手を染めていた夫の事業の失敗により、離婚……。そして莫大な負債を抱えながら、それでもしっかりと女優業で稼ぎまくり、借金を返済して後に再婚に至った顛末を最近になって明かしています。
う~ん、本質的に明るいキャラクターが救いになっていたんでしょうかねぇ~。
そんなヘヴィな部分をファンに感じさせずに活動していた坂口良子が、サイケおやじはやっぱり好きです♪♪~♪
坂口さんと言えば私はスケキヨ(犬神家)ですが
おやじさんは例えばこんなの↓が好きだったのかな?
http://www.youtube.com/watch?v=0MDQmL6F2sQ
コメント感謝です。
痛いところをつかれました(笑)。
もちろん、大好きでしたよ♪♪~♪