OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

出会って別れの浦川智子

2023-10-18 16:53:31 | 歌謡曲

北風のピリオド / 浦川智子 (ポリドール)

我が国の場合、音楽ソフトがアナログ媒体のレコードやテープ等々からCDに代表されるデジタル媒体に切り替わり始めたのは、おそらくは昭和60(1985)年あたりからだったと思っているのですが、当然ながら人気商品、つまりは売れセンのアイドルとか人気ミュージシャンの新作はアナログ盤レコードとCDの並立発売が普通だった時期があり、だからこそと申しましょうか、その頃に中途半端にブレイクした女の子アイドルシンガーのアナログシングル盤をコレクターズアイテムとして探し求めている愛好者こそは、中古市場やネットオークションを熱くさせる存在でありましょう。

もちろん、不肖サイケおやじは、そ~ゆ~ムーブメントは大いに理解賛同出来るところですから、旧知の友人に以前から探索を頼まれていた本日掲載のシングル盤が手に入ってみれば、速攻での連絡は蒐集道の仁義でありましょう (^^;

しかし、そ~ゆ~理由があったからこそ、やはり急速に気になってしまったレコード収録音源と主役たる浦川智子の存在は、これが世に出たとされる昭和63(1988)年9月当時のサイケおやじが異郷の地へ島流しにされていた時期でしたから、知る由もありません。

そこで、そんなこんなの言い訳を考えつつ、現物レコードA面曲「北風のピリオド」に針を落としてみれば、これが案の定、当時流行のデジタルサウンドを当たり前に使った、ミディアムテンポのアイドル歌謡がド真ん中で、普通に寂しい情景描写と刹那の淋しい心象風景が歌い込まれた楽曲を節回す浦川智子の細い声質は、全くジャケ写ポートレートに偽り無しの印象で、作詞作曲を担当した天野滋は、もしかしたら、彼女のルックスイメージを優先しての曲作りだったんでしょうか?

オンタイムで浦川智子に全く接する事が出来なかったサイケおやじにすれば、そんなふうに思ってしまう他はありませんが、それにしても岩本正樹のアレンジも普通っぽさから逸脱しないデジタル王道の音作りで…… (^^;

ちなみに件の友人は入手に関して、それなりに高値の予算をサイケおやじに申し入れていたので、かなりのレア盤なのかもしれませんが、このブツは例によって、ネットオークションの纏め落札レコード群の中から掘り出した1枚なんで、ど~しようかなぁ~~、値段の件は (^^;

ということで、出会いと別れは、この世の真理!

そ~思ってしまえば、中古市場なんてところは、その縮図かもしれませんねぇ……(^^;

まあ……、だからこそ、新しい出会いを求めて、そこを彷徨ってしまうわけですが、それも人生の糧と思うばかりです (^^;


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