OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

古賀いずみのイノセント歌唱に癒される

2024-06-19 17:36:51 | ニューミュージック

海が見える場所から c/w 少しだけランナウェイ / 古賀いずみ (ビクター)

ファミリーデュオのカズンでの活動で知られる古賀いずみは、それゆえに人畜無害(?)のイノセントシンガーという印象も確かにございますが、それ以前にアイドル歌手っぽいデビューを果たしていたという証拠物件が、本日掲載のシングル盤です。

発売されたのは昭和61(1986)年1月で、当時の彼女は18歳だったと云われていますが、個人的には河合奈保子をロリッぽくした感じの声質と節回しの上手さが好みのツボと申しましょうか、とにかくも作詞:伊藤アキラ&作編曲:馬飼野康二が提供のA面曲「海が見える場所から」はミディアムテンポのハリウッドポップス調も入ったニューミュージック歌謡であり、そのソフトなメロディラインとプラトニックな歌詞の世界にジャストミートする彼女のボーカルこそは、唯一無二の魅力でありましょう (^^♪

う~ん、これを聴いていると失礼ながら、曲の雰囲気が微妙に似ているユーミンの諸作が生臭く思えてしまうほどなんですが、いかがなものでしょう (^^;

ですから、作詞:浦島真美&作曲:大町秋一から提供されたB面収録曲「少しだけランナウェイ」がアップテンポの夏歌アイドルソングに仕上がっているあたりの爽やかさも絶品であり、完全に当時のウエストコーストの風が感じられる馬飼野康二のアレンジもイイ仕事がド真ん中♪♪~♪

それはA曲「海が見える場所から」も同様なんですが、どっしりとしたドラムスの響きやモロに洋楽しているバックコーラス等々、サウンドプロデュースも見事過ぎますよねぇ~~♪

当時は既にシンセを多用したデジタルサウンドがアイドル歌謡でも普通になっていたはずが、ここでのアナログっぽい仕様が彼女の声質を存分に活かす結果と思うばかりです (^^♪

そして皆様ご存じのとおり、「古賀いずみ」は決してアイドルシンガーの道には進まず、なんとなく童謡歌手的な活動を経て、冒頭に述べた「カズン」を従兄の漆戸啓と組んでスタートさせ、ヒットを放って今日に至ったわけですが、サイケおやじとしては、清純派でありながらの下世話なポップス歌謡も聴かせて欲しかったという想いに拭い去れないものが確かにあります (^^;

しかしながら、ストレスを感じる最近の私生活の中にあっては、掲載のシングル盤から流れ出す古賀いずみの歌声に癒されるのも、至福なんですよ (^^♪

ということで、一応は本日も「夏歌」としてのご紹介でありました。

遅れ気味の本格的梅雨入り前であればこそ、古賀いずみの歌声が心に染み入るのでした。


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