FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

景気付けには

2009年03月24日 | サッカー
リーガ・エスパニョーラのほうは首位、バルセロナがホームでマラガ相手に6-0という大勝。この試合の後はそれぞれ代表戦に散らばっていくので、しばらくリーグ戦はないらしい。そのまえにゴールショーで景気づけておこうという試合になった。

6点とは取りも取ったりだ。マラガはリーグでは6位のチームで決して下位ではないのに、巨大スタジアムのカンプ・ノウに来ると城砦の中に囲い込まれるように、すっかり浮き足立ってしまうものらしい。前半のうちにチャビ、メッシ、アンリ、エトーとすでに4点も。これじゃあね。

選手たちもすっかり余裕の表情。アンリも笑顔。この頃はバルセロナの町にもなじんで楽しそうだ。アンリはチャビのパスを受けてからGKの動きを見ながら、うまく交わして逆方向のネットへボールを流し込んだ。力を抜いたちょっと人を食ったようなこういうプレーが出てくると調子も本物だね。

後半にはさらにアウベスが5点目、さらにアンリのアシストでエトーが2点目を入れて、ついに6点。ただし、中盤でチャビと絶妙なコンビネーションを見せるイニエスタが怪我で退場という不安要素もあるが。クラシコまでに戻ってこれるのだろうか。

2位のレアル・マドリー、3位のセビージャも勝利。4位のビジャレアルはどうかなあとヤキモキしてみたが、アスレチック・ビルバオをホーム、エル・マドリガルに迎えたこの節はパスワークも冴えて後半、サンティ・カソルラと途中出場のマティアス・フェルナンデスが決めて2-0と勝利。ようやく失点なしの試合。(ピレスが出てなかったのがちょっと心配ではあるが。)

愛称イエローサブマリンのビジャレアルは黄色いユニフォーム。スタンドも黄色でいっぱい。わずか人口4万人の小都市でスタジアムの収容人数も2万2千人ほどというこじんまりしたもの。人口の40パーセントが会員となってチームを応援しているという、地域密着型のお手本のようなチーム。

スタンドには小さな子どもや高齢の女性たちもたくさん見かける。他のスタジアムではよくある殺気立った空気もなく、勝っても負けても応援するような家族的な雰囲気が漂う。こんなチームがマンチェスターユナイテッドやバルセロナなどと一緒にチャンピオンズリーグのベスト8まで勝ち残っているのはなんて素晴らしい!!

チャンピオンズリーグでイングランドのプレミア勢ばかり残ってしまうのは(プレミアのファンでもあるが)、決勝の試合がどうしてもその国の国内の試合に見えて仕様がない。ヨーロッパを代表する戦いという意味においても、スペイン勢にはなんとか残って違うサッカーの魅力で健闘してもらいたい。








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