昨日、コンサドーレ札幌の財前監督が解任されたそうだ。海外サッカーの試合が面白くて、それを見るのに追われていたので、気付かなかった。今朝の新聞の道内欄を読んで初めて知った、うかつにも…
このところ勝てなくなって順位も上がらず、一時は6位まで浮上していたのに、こういう事態になっていたとはねえ。クラブの資金難からすれば監督交代なんて考えられなかったので、驚きの解任劇だ。
新しい監督さんはクロアチア出身、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表コーチなどを務めた後、09~12年に愛媛を率いたというイビッツァ・バルバリッチ監督(52歳)が就任するそうだ。これは期待できそうだねえ。イビッツァって名前はオシム監督とおんなじじゃないの?オシム監督ファンとしては、なんだかうれしくなるなあ。
クラブの公式サイトには野々村社長のメッセージ…財前監督はよくやってくれた、スタッフとして残ってほしいとお願いしたというだから、若い人を育てるというところでは十分能力を評価しているのだろうが、「ボールを相手より長く持ちながら、行けるところはゴールに素早く向かっていくというサッカーを伝えてもらうには一番適した監督、ということでバルバリッチ監督にお願いしました」。
ポゼッションやパスをつなぐという点では確かにデータを見ても昨季より向上しているが、ペナルティエリアの中にどれだけ入ってプレーできるかという点では、昨季22クラブ中11番目今季も11番目というのだから、この点では進化が見られなかったことからの監督交代になったようだ。
小野伸二選手を加入させた後には、ポジションが被ることで、チーム内で一番得点していた絶好調の砂川誠選手を外すことが多くなり、それがチームの勢いをそぐ結果になったように見えるけど、その点はどうなんだろうか。営業面を考慮して、小野選手をより多く使ってくれとクラブから言われていたんだとすれば、財前監督一人の責任ではないよねえ。
なかなかゴールを決められない状況では、得点出来るストライカーが必要なのであって、そういう意味では小野選手の補強が果たしてどうだったのかという疑問も出てくるし、野々村社長の責任もあるんじゃないかという気がするけど…