つる薔薇ピエール・ドぅ・ロンサールの株元に植えてあるゲラ二ウム。毎年放っておいても元気に咲いている。耐寒性もあり、寒冷地でも心配なく越冬する宿根草。
草丈も高くないので他の花の邪魔にならないし、どこにでも植えて空間を埋められる。どんなだったか、名前は忘れてしまった。いろんな種類があり、花も白やピンクもある。この時期になると、次第に大きく株を広げてくるので、気になったら少し整理したほうがすっきりすると思うよ。
オーギュスト・ルノアールというフランスの有名な画家の名前が付けられている薔薇。1995年フランス産。濃厚なピンク色と幾重にも巻いている花びらが華やかな印象。雨に当たると外側の花びらが張り付いて、開花できなくなったりするので要注意。
そういえば…園芸店で見たときにも温室のようなところに置いてあったような気がする。思い出すのが遅すぎたんだって!!
アストリットG.V.ハルデンベルクという、我が家の庭ではそうとう古株になってきた薔薇。それでも毎年元気に咲いてくれる。2001年ドイツ産の四季咲き。ワイン色だそうだ。
なんでも社会運動家の女性の名前が付けられたらしい。ハイブリッドティーローズ。開花に連れて変化する、何とも複雑な色。こういう濃い色は、写真にはなかなか現物通りの色が出ない。難しいなあ…。
枝の先に花が咲いているころから、枝が折れそうなくらい隙間なく花が咲いている、イングリッシュローズのピンク・プロスペリティ。
まるで花束のようにびっしり花をつけている様子を見ると、なんだかはさみで切ってしまうのが申し訳ないような気がなり、ついついそのままにしておいた。だんだん頭が重くなって枝先が垂れてきたのでついに…。
ポールズ・ヒマラヤン・ムスクとそっくりだけど、低めのつる薔薇として2メートルくらいということなので、もっと扱いやすいかなあと。1919年作出、返り咲き。3年目になって、枝ぶりも株もしっかりしてきた。
この間急に訪ねてきたお客さんをもてなすものもなく、帰るときには庭の薔薇や宿根草を花束にしておみやげにしたら、大層喜ばれた。逆にどなたか訪ねるときにも、庭に咲いている薔薇や草花を花束にして持っていくと喜んでくれる。ちょっとした薔薇外交…。
薔薇は咲いてしまうと、花後の後始末として必ず剪定しなければならないので、切るのが速いか遅いかの違い。花束にするときには薔薇の花の間にブルーか、紫の花を何本か入れたり、薔薇とは形状の違う、縦に花が咲く”穂”のような花を加えると引き締まって、変化が付くような気がするよ。受け取った方が(自分も)薔薇のトゲに刺さらないように、花束を包むときには気を付けてね。
写真はアベイドゥクリュニー。薄いオレンジ色、フランス産の四季咲き、大輪の薔薇。早咲きの第一陣に遅れて、今頃、いくつも咲きだした。