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よろこばしいニュース

2011年07月03日 | 雑感

よろこばしいニュース!小沢一郎・民主党元代表の「陸山会」土地取引事件で検察側が証拠請求していた元秘書・石川議員らの供述調書のうち、東京地裁側は問題点を次々と指摘し、6月30日付で一部(11通)を不採用とする決定をしたそうだ。

朝日新聞は7月1日、2日とこれを記事にしていた。2日の見出しには~取り調べ「アメとムチ」陸山会公判 地裁,検察を批判~

…「特捜部は恐ろしいところだ。捜査の拡大がどんどん進んでいく」ー。決定書はこうした検事の言葉より石川議員は「強い心理的圧迫を受け、小沢氏に累が及ばないように妥協していた」と指摘…。…起訴直前の昨年2月2日つけの調書には次のような「問答」があった。

検事「大久保は05年3月ごろ、石川から『小沢先生からお借りした4億円と土地購入の件は(収支報告書から)外しています』と報告されたと供述しているが、どうか」

石川議員「大久保がそのように言っているのであれば、そうだったかもしれません」

虚偽記載を大久保元秘書に報告したと認める調書に、石川議員がこの日署名したのはなぜか。

決定書によれば、この調書が作成される前の昨年1月30日、大久保元秘書が石川議員から報告を受けたことを否定すると、検事は「石川は大久保に報告したと認めている」と虚偽の事実を告げた。その結果、大久保元秘書は「報告を受けた」と自白する調書に署名。石川議員も大久保元秘書への報告を認める調書の作成に応じた。…

…決定書はまた、石川議員が起訴後の昨年5月の聴取で、検事とのやりとりを隠し録音したICレコーダーを重視した。検察審議会が小沢氏に「起訴相当」議決を出したことを受けて、特捜部が再聴取した様子が生々しく記録されていた。

「検察が石川議員を再逮捕しようと本気になった時、まったく出来ない話かっていうとそうでもない」ー。決定書は石川議員の心情につけ込んで自白の維持に努めた。そのような取り調べの存在は、録音がなければ水掛け論に終始した可能性もある」と指摘した。池田元秘書の調書の任意性を否定する際にもこの録音を根拠に「『疑わしきは被告人の利益に』の原則を重視した」と述べた(おわり)

村木さん事件で発覚した大阪地検証拠改ざん問題以降も、(朝日をはじめ)新聞・TVは小沢さん裁判はそれとは無関係とばかり、4億円の資金の出所はどうかと水谷建設関係者の証言を(口先だけで証拠がないにもかかわらず)、まるであったかのように報道してきた。

こうしたマスコミの出鱈目に慣れすぎてきた!?せいか、地裁側のこうした判断にはまだ司法の世界にもまっとうな常識があったのかと驚かされる。日本の司法では冤罪はよくあることだ、という感覚になっていたのかもしれない。

特に『疑わしきは被告人の利益に』という言葉、なんていい言葉だろう!!小沢さんや元秘書らの事件が始まって以来、無実を主張しているにもかかわらず、常に裏に何か隠しているのではないか、と疑わせるような言い回しが多く、ずっと腹立たしい思いをしてきた。こういう民主主義の原則ともいえる、当たり前の言葉を聞くことはなかったと感動すら覚えてしまう。