もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

4 010 細川貂々「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎;2006) 感想3

2014年10月12日 23時43分20秒 | 一日一冊読書開始
10月12日(日):

   127ページ  所要時間 1:15  ブックオフ105円

著者37歳(1969生まれ)。漫画家。

漫画である。風呂でふわーっとしながら読んだ。こんなのも読書にカウントしていいものか後ろめたいが、まあ活字に触れたということで…。気分が落ち込んでるときには、同じような状況にある多くの存在を知ることで思いつめてしまうのを抑えられる場合もある。

たいした本ではない。しかし、こころが不調の時の「常備薬」として本棚に入れておくと折に触れて手にしてパラパラ眺めるだけで、こころをそれなりに楽にしてくれる。「うつ病は、誰にでも起こる病気である。ストレスによって心身のバランス・コントロールが崩れた時に起こる。仕事に追われ、ストレスを溜めやすい日々のなかで、健康と精神安定を維持する意識を常に持つことが大切だ。

「気は長く 心は丸く 腹立てず 口慎めば 命長かれ」若い時、最も軽蔑した処世訓だが、うつ病を発症した場合のその後、長期にわたる治療と、完治が見込めず、生き方・人生観の根本的変更を強く求められることを思えば、ある程度、俗物の先人たちの処世訓も受け入れるべきなのだろう。大切な家族を守るためにも、自分を大切にしなければいけない。自分で自分を追いつめてはいけないのだ。

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