8月9日(日):
学生デモ 特攻の無念重ね涙 無職 加藤敦美(京都府 86) 朝日新聞「声」欄(7月18日付け)
安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。「今こそ俺たちは生き返ったぞ」とむせび泣きしながら叫んだ。
山口県・防府の通信学校で、特攻機が敵艦に突っ込んでいく時の「突入信号音」を傍受し何度も聞いた。先輩予科練の最後の叫び。人間魚雷の「回天」特攻隊員となった予科練もいた。私もいずれ死ぬ覚悟だった。
天皇を神とする軍国で、貧しい思考力しかないままに、死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれていることすら知らず、五体爆裂し肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳……。
若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。
※日刊ゲンダイの記事を見て、新聞の山から投書を発掘、コピペではなく打ち直させて頂きました。この投書を拡散することが、SEALDsの学生たちを応援することにつながるよう願っています。
昨年の夏から秋にかけて、大岡昇平の「レイテ戦記(上)(中)(下)」と「野火」を読んで、俺は人生観が変わるほど影響を受けた。
「 3 130 大岡昇平「レイテ戦記(上)」(中公文庫;1971) 感想5 2014/8/31 一日一冊読書開始 」
「 4 001 大岡昇平「レイテ戦記(中)」(中公文庫;1971) 感想5 2014-09-11 00:59:52 一日一冊読書開始 」
「 4 012 大岡昇平「野火」(新潮文庫;1951)感想 特5 2014-10-17 01:16:29 一日一冊読書開始 」
「 4 026 島本慈子「戦争で死ぬ、ということ」(岩波新書:2006) 感想特5 2014-11-25 01:57:30 一日一冊読書開始 」
「 4 028 大岡昇平「レイテ戦記(下)」(中公文庫;1971、補遺1984)感想5 2014-12-01 02:05:55 一日一冊読書開始 」
の記事もお読み頂ければ幸甚ですm(_ _)m。少し読み返すと、良いこと書いてますよ。
「3 130 大岡昇平「レイテ戦記(上)」(中公文庫;1971) 感想5」の抜き出し記事を少し紹介。
・「武蔵」沈没に際して:空から降ってくる人間の四肢、壁に張り付いた肉片、階段から滝のように流れ落ちる血、艦底における出口のない死、などなど、地上戦闘では見られない悲惨な情景が生まれる。海戦は提督や士官の回想録とは違った次元の、残酷な事実に充ちていることを忘れてはならない。「まわりには人影はなかった。僕は血のりに足をとられながら、自分の配置のほうへはうように駆けだした。足の裏のぐにゃりとした感触は、散らばっている肉のかけらだ。甲板だけじゃない。それはまわりの構造物の鉄板にもツブテのようにはりついて、ぽたぽた赤いしたたりをたらしているのだ。めくれあがった甲板のきわに、焼けただれた顔の片がわを、まるで甲板に頬ずりするようにうつむけて、若いへいたいが二人全裸で倒れていた。一人はズボンの片方だけ足に残していたが、いずれもどっからか爆風で吹き飛ばされてきたものらしい。皮膚はまともにうけた爆風で、ちょうどひと皮むいた蛙の肌のように、くるりとむけて、うっすらと血を滲ませている。とっつきの銃座のまわりにも何人かころがっていたが、一人はひっくりかえった銃身の下敷きになって、上向きにねじった首を銃身がジリジリ焼いていた。そこから少しさきへ行くと、応急員のマークをつけたまだいかにも子供っぽい丸顔の少年が、何かぶよぶよしたものをひきずるながら、横むきになってもがいている。歯を食いしばっている顔は、死相をだして土色だ。みると腹わたを引きずっているのだ。うす桃色の妙に水っぽいてらてらした色だった。少年は、わなわなふるえる両手で、それを一生懸命裂けた下腹へ押しこめようとしていたのだ。が、突然喉をぜえぜえ鳴らして、もつれた縄のような腸(はらわた)の上に前のめりに倒れたまま、ぐったりと動かなくなった。彼は息をひきとるまで、赤く焼けただれた指先でその腸をまさぐっていた。痙攣が走った。僕はそれを横目にみながらかけだした」(渡辺清「海ゆかば水漬く屍」)191~192ページ
・すべて大東亜戦について、旧軍人の書いた戦史及び回想は、このように作為を加えられたものであることを忘れてはならない。それは旧軍人の恥を隠し、個人的プライドを傷つけないように配慮された歴史である。さらに戦後25年、現代日本の軍国主義への傾斜によって、味つけされている。歴史は単に過去の事実の記述に止まらず、常に現在の反映なのである。257ページ
・特攻という手段が、操縦士に与える精神的苦痛は我々の想像を絶している。自分の命を捧げれば、祖国を救うことが出来ると信じられればまだしもだが、沖縄戦の段階では、それが信じられなくなっていた。そして実際特攻士は正しかった。/口では必勝の信念を唱えながら、この段階では、日本の勝利を信じている職業軍人は一人もいなかった。ただ一勝を博してから、和平交渉に入るという、戦略の仮面をかぶった面子の意識に「動かされていただけであった。しかも悠久の大義の美名の下に、若者に無益な死を強いたところに、神風特攻の最も醜悪な部分があると思われる。/しかしこれらの障害にも拘らず、出撃数フィリピンで400以上、沖縄1900以上の中で、命中フィリピンで111、沖縄で133、ほかにほぼ同数の至近突入があったことは、我々の誇りでなければならない。/想像を絶する精神的苦痛と動揺を乗り越えて目標に達した人間が、われわれの中にいたのである。これは当時の指導者の愚劣と腐敗とはなんの関係もないことである。今日では全く消滅してしまった強い意志が、あの荒廃の中から生まれる余地があったことが、われわれの希望でなければならない。285ページ
・初の特攻隊の部隊名の由来:「敷島の大和心を人問はば朝日に匂う山桜花」(本居宣長) 288ページ
・戦闘において、あれほど頑強だった日本兵が、一度捕虜になってしまうと、比島人と同じ阿諛を示すのも、米兵を驚かせた事の一つだった。彼らは例外なく米兵を親切で紳士的だといい、軍部を憎んでいたといった。略。/「とても同じ日本兵とは思えない」という感想に対し、情報部将校が答えた。「日本軍の訓練は厳しく、階級の差別はひどい。兵隊は奴隷みたいなもんだ。一度義務から解放されると、彼等が極端から極端に移るのは当然なのだ。われわれの軍隊とは違うんだ」341~342ページ
閑話休題、頑張れ!SEALDs!
日刊ゲンダイ:反安倍のうねり SEALDsが動かした! 決定的なのは想像力の差 彼らは利己的だから戦争反対なのか 2015年8月8日
“安倍チルドレン”の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)がシールズをツイッターで、「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」と批判したが、本当なのだろうか。
明治大学大学院の千葉泰真さん(写真)は先月31日、都内で開かれた安保法制反対集会で、「敗戦によって悲しみの底に投げ出された日本人だから持てる『二度と戦争をしない』と誓った不戦の感性がある」と切り出し、7月23日付の朝日新聞に掲載された、元予科練の加藤敦美さん(86)の投稿を朗読した。
「安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。『オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。今こそ俺たちは生き返ったぞ』とむせび泣きながら叫んだ」「人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し、肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳――。若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ」
千葉さんはこう続けた。
「この記事を読んだ後、僕は国会前に立つ時、いつも、かつての戦争に短い生涯を散らした先人たちが近くにいて、『がんばれ』と背中を押していてくれるような気がするのです。もう一度、言いたいと思います。大きな理想を掲げて培った、この類いまれなる感性を軽薄に投げ捨てるということは、あの悲惨な戦争で犠牲になったあまたの先人たちに対し、あまりに冒涜的なのではないでしょうか」
こう安倍首相を一刀両断にした千葉さんは、シールズと首相との決定的違いについて、こう断じた。
「戦争という全ての人権を否定する、人類の行いで最も愚かな行為に対する想像力が、また、その結果生じる死への想像力が圧倒的に欠如しています」
シールズの若者たちは利己的考えではなく、元特攻隊員ら戦争体験者の思いに耳を傾け、想像力を働かせながら戦争の本質を見抜いた上で、安保法制に反対しているのだ。 *「7月23日付」は、「7月18日付」(衆院本会議強行採決の翌々日)の勘違い?
学生デモ 特攻の無念重ね涙 無職 加藤敦美(京都府 86) 朝日新聞「声」欄(7月18日付け)
安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。「今こそ俺たちは生き返ったぞ」とむせび泣きしながら叫んだ。
山口県・防府の通信学校で、特攻機が敵艦に突っ込んでいく時の「突入信号音」を傍受し何度も聞いた。先輩予科練の最後の叫び。人間魚雷の「回天」特攻隊員となった予科練もいた。私もいずれ死ぬ覚悟だった。
天皇を神とする軍国で、貧しい思考力しかないままに、死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれていることすら知らず、五体爆裂し肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳……。
若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。
※日刊ゲンダイの記事を見て、新聞の山から投書を発掘、コピペではなく打ち直させて頂きました。この投書を拡散することが、SEALDsの学生たちを応援することにつながるよう願っています。
昨年の夏から秋にかけて、大岡昇平の「レイテ戦記(上)(中)(下)」と「野火」を読んで、俺は人生観が変わるほど影響を受けた。
「 3 130 大岡昇平「レイテ戦記(上)」(中公文庫;1971) 感想5 2014/8/31 一日一冊読書開始 」
「 4 001 大岡昇平「レイテ戦記(中)」(中公文庫;1971) 感想5 2014-09-11 00:59:52 一日一冊読書開始 」
「 4 012 大岡昇平「野火」(新潮文庫;1951)感想 特5 2014-10-17 01:16:29 一日一冊読書開始 」
「 4 026 島本慈子「戦争で死ぬ、ということ」(岩波新書:2006) 感想特5 2014-11-25 01:57:30 一日一冊読書開始 」
「 4 028 大岡昇平「レイテ戦記(下)」(中公文庫;1971、補遺1984)感想5 2014-12-01 02:05:55 一日一冊読書開始 」
の記事もお読み頂ければ幸甚ですm(_ _)m。少し読み返すと、良いこと書いてますよ。
「3 130 大岡昇平「レイテ戦記(上)」(中公文庫;1971) 感想5」の抜き出し記事を少し紹介。
・「武蔵」沈没に際して:空から降ってくる人間の四肢、壁に張り付いた肉片、階段から滝のように流れ落ちる血、艦底における出口のない死、などなど、地上戦闘では見られない悲惨な情景が生まれる。海戦は提督や士官の回想録とは違った次元の、残酷な事実に充ちていることを忘れてはならない。「まわりには人影はなかった。僕は血のりに足をとられながら、自分の配置のほうへはうように駆けだした。足の裏のぐにゃりとした感触は、散らばっている肉のかけらだ。甲板だけじゃない。それはまわりの構造物の鉄板にもツブテのようにはりついて、ぽたぽた赤いしたたりをたらしているのだ。めくれあがった甲板のきわに、焼けただれた顔の片がわを、まるで甲板に頬ずりするようにうつむけて、若いへいたいが二人全裸で倒れていた。一人はズボンの片方だけ足に残していたが、いずれもどっからか爆風で吹き飛ばされてきたものらしい。皮膚はまともにうけた爆風で、ちょうどひと皮むいた蛙の肌のように、くるりとむけて、うっすらと血を滲ませている。とっつきの銃座のまわりにも何人かころがっていたが、一人はひっくりかえった銃身の下敷きになって、上向きにねじった首を銃身がジリジリ焼いていた。そこから少しさきへ行くと、応急員のマークをつけたまだいかにも子供っぽい丸顔の少年が、何かぶよぶよしたものをひきずるながら、横むきになってもがいている。歯を食いしばっている顔は、死相をだして土色だ。みると腹わたを引きずっているのだ。うす桃色の妙に水っぽいてらてらした色だった。少年は、わなわなふるえる両手で、それを一生懸命裂けた下腹へ押しこめようとしていたのだ。が、突然喉をぜえぜえ鳴らして、もつれた縄のような腸(はらわた)の上に前のめりに倒れたまま、ぐったりと動かなくなった。彼は息をひきとるまで、赤く焼けただれた指先でその腸をまさぐっていた。痙攣が走った。僕はそれを横目にみながらかけだした」(渡辺清「海ゆかば水漬く屍」)191~192ページ
・すべて大東亜戦について、旧軍人の書いた戦史及び回想は、このように作為を加えられたものであることを忘れてはならない。それは旧軍人の恥を隠し、個人的プライドを傷つけないように配慮された歴史である。さらに戦後25年、現代日本の軍国主義への傾斜によって、味つけされている。歴史は単に過去の事実の記述に止まらず、常に現在の反映なのである。257ページ
・特攻という手段が、操縦士に与える精神的苦痛は我々の想像を絶している。自分の命を捧げれば、祖国を救うことが出来ると信じられればまだしもだが、沖縄戦の段階では、それが信じられなくなっていた。そして実際特攻士は正しかった。/口では必勝の信念を唱えながら、この段階では、日本の勝利を信じている職業軍人は一人もいなかった。ただ一勝を博してから、和平交渉に入るという、戦略の仮面をかぶった面子の意識に「動かされていただけであった。しかも悠久の大義の美名の下に、若者に無益な死を強いたところに、神風特攻の最も醜悪な部分があると思われる。/しかしこれらの障害にも拘らず、出撃数フィリピンで400以上、沖縄1900以上の中で、命中フィリピンで111、沖縄で133、ほかにほぼ同数の至近突入があったことは、我々の誇りでなければならない。/想像を絶する精神的苦痛と動揺を乗り越えて目標に達した人間が、われわれの中にいたのである。これは当時の指導者の愚劣と腐敗とはなんの関係もないことである。今日では全く消滅してしまった強い意志が、あの荒廃の中から生まれる余地があったことが、われわれの希望でなければならない。285ページ
・初の特攻隊の部隊名の由来:「敷島の大和心を人問はば朝日に匂う山桜花」(本居宣長) 288ページ
・戦闘において、あれほど頑強だった日本兵が、一度捕虜になってしまうと、比島人と同じ阿諛を示すのも、米兵を驚かせた事の一つだった。彼らは例外なく米兵を親切で紳士的だといい、軍部を憎んでいたといった。略。/「とても同じ日本兵とは思えない」という感想に対し、情報部将校が答えた。「日本軍の訓練は厳しく、階級の差別はひどい。兵隊は奴隷みたいなもんだ。一度義務から解放されると、彼等が極端から極端に移るのは当然なのだ。われわれの軍隊とは違うんだ」341~342ページ
閑話休題、頑張れ!SEALDs!
日刊ゲンダイ:反安倍のうねり SEALDsが動かした! 決定的なのは想像力の差 彼らは利己的だから戦争反対なのか 2015年8月8日
“安倍チルドレン”の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)がシールズをツイッターで、「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」と批判したが、本当なのだろうか。
明治大学大学院の千葉泰真さん(写真)は先月31日、都内で開かれた安保法制反対集会で、「敗戦によって悲しみの底に投げ出された日本人だから持てる『二度と戦争をしない』と誓った不戦の感性がある」と切り出し、7月23日付の朝日新聞に掲載された、元予科練の加藤敦美さん(86)の投稿を朗読した。
「安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。『オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。今こそ俺たちは生き返ったぞ』とむせび泣きながら叫んだ」「人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し、肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳――。若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ」
千葉さんはこう続けた。
「この記事を読んだ後、僕は国会前に立つ時、いつも、かつての戦争に短い生涯を散らした先人たちが近くにいて、『がんばれ』と背中を押していてくれるような気がするのです。もう一度、言いたいと思います。大きな理想を掲げて培った、この類いまれなる感性を軽薄に投げ捨てるということは、あの悲惨な戦争で犠牲になったあまたの先人たちに対し、あまりに冒涜的なのではないでしょうか」
こう安倍首相を一刀両断にした千葉さんは、シールズと首相との決定的違いについて、こう断じた。
「戦争という全ての人権を否定する、人類の行いで最も愚かな行為に対する想像力が、また、その結果生じる死への想像力が圧倒的に欠如しています」
シールズの若者たちは利己的考えではなく、元特攻隊員ら戦争体験者の思いに耳を傾け、想像力を働かせながら戦争の本質を見抜いた上で、安保法制に反対しているのだ。 *「7月23日付」は、「7月18日付」(衆院本会議強行採決の翌々日)の勘違い?