もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

4 033 内田樹「街場の戦争論」(ミシマ社:2014)感想4 ※安倍のポチ曽我豪は朝日新聞編集委員を辞めろ!

2014年12月28日 00時14分50秒 | 一日一冊読書開始
12月28日(土):ファシズム安倍のポチ「曽我豪」は朝日新聞編集委員を辞めろ!朝日新聞購読者を惨めな気持ちにさせないで欲しい。俺は今、朝日新聞を購読することに自己矛盾を感じずにはいられない。毎日、惨めな思いで朝日新聞を読んでいる。

283ページ  所要時間 4:25   図書館

著者64歳(1950年生まれ)。

読みたくて仕方なかった本だったが、読後感は「悪くはないが、それほどでも…」だった。既読の「憲法の「空語」を充たすために」と内容的に重なっていたので、何か驚くべき内容というわけではなかった。もちろん著者は、保守的良識の人であり、書かれて内容には概ね納得がいくのだが、少しマンネリな感は否めない。

体調の所為か、読んだ直後に感想を書くのを怠けてしまい、結果、いま感想を書けない、と言うか、書く気力がない。

目次: ※コピペではない。
第一章 過去についての想像力:二十二世紀の日本の風景はどうなっているか/帝都の空は澄んでいた/日本人は戦争に負け、何を失ったか/「戦争は犯罪ではない」/失ったことの無自覚/「弱い現実」と「強い現実」/歴史に「もしも」を導入する/もしも一九四二年に…/なぜ「普通の敗戦国」になれなかったのか/ドイツとイタリアの負け方/フランスの負け方/戦前と戦後を架橋する「戦争主体」の不在/「主権の存する日本国民」という空疎な観念/「滅びた祖国」の立ち位置をとった文学者たち/言葉を拘束しているもの/宣言は「空語」である/喪主の資格
第二章 ほんとうの日本人:あったかもしれない戦後文学/主権国家の国民であることの気分/「戦後レジーム」とは/日本政府には政策決定権がない/外国人の支配に対する無感覚/従属国民マインドの完成/主権の回復/ありうべき大人
第三章 株式会社化する日本政治現代日本のバックラッシュ/安倍政権の政策「未来予測」/軍事的フリーハンドを得るために/緊急事態に対処できる法整備は存在しない/憲法の主務は、国のかたちを急に変えないこと/「時代遅れ」の改革案/なぜ時代錯誤的な憲法を望むのか/シンガポールをモデルにしないで!/日本の「意味のわからない行動」/アメリカが改憲を受け入れない二つの理由/アジアからも反発されない「限定的改憲」/「経済成長に特化した国づくり」など、ありえない/国家の目的は「成長」ではなく「生き延びること」/自分さえよければ日本なんか滅びてもいい?
第四章 働くこと、学ぶこと:仕事はあるのに求職者が来ない理由/仕事は仕事の方からやってくる/ご縁があれば天職になる/無収入の修業期間/弟子は「消費者」の大局的存在/生きる力の強い人/師からのパスはすべて「自分宛て」/体感の同期/身体的同期能力こそ人類の強み/たった一言で身体は変わる/身体で聴く/「届く言葉」と「届かない言葉」/「ないもの」を「あるかのように」/整えられた身体
第五章 インテリジェンスとは:支配層のクロスオーバーな連帯/歴史的スパイ「キム・フィルビー」事件/「清濁併せ呑む」のが諜報活動/機密が漏洩しないと戦争リスクは高まる?/特定秘密保護法はスパイによって立案された?/五輪招致成功の最大の理由は「憲法九条」/テロの標的になるリスク/無理やり経済成長するために…/危機の高まる政策ばかり押し進める政府/「平和モード」と「非常時モード」/カオス的世界の中に一筋だけ存在する条理の道/「どうしていいかわかる」人が生き延びる/生命を救う「語り口」/「非常時対応」能力とは/「バカ枠」のすすめ/「リーダー」でなく「フォロワー(技術者)」の育成を

※馬鹿みたいだけど、目次を打ち直したら、8割方内容を思い出した。やっぱりけっこう良いこと言っている。第四章がいまいち面白くなかった。

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