もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

おまけ 19冊目 村上春樹著「海辺のカフカ(下)」(新潮社;2002) 評価5

2011年10月13日 02時25分11秒 | 一日一冊読書開始
9月18日(日)の分:

429ページ  所要時間5:35

衒学的。メタファーの連呼。若者の性欲・セックス表現の多用、睾丸・金玉の連呼。源氏物語の生霊。『雨月物語』菊花の誓い。入り口の石。ナカタさんとサエキさんの出会いと二人の死。ホシノさんの活躍。時間が意味を持たない選択的死の世界は、村上流の桃源郷なのか?。白い軟体化け物の正体は、ジョニーウォーカーなのか?。いろいろ文句を付けたくても、これだけ大きな物語を提示されると、とりあえずその価値は認めざるを得ない。
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