もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

141116 「戦略的互恵関係」って言葉を使うな!/総選挙で「片山さつきの自民党にだけは絶対投票しない!」

2014年11月16日 16時17分43秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
11月16日(日):つれづれに思うこと。

  この言葉は、明らかに間違っている。片山さつきのいる自民党は絶対信用できない。
  憲法第25条) すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
  2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

◎「戦略的互恵関係」って言葉を使うな! 中国・韓国との国交の正常化に努力せよ。

 俺の一番嫌いな言葉に、安倍晋三が好んで使う「戦略的互恵関係」という小賢しい言葉がある。これって平たく言えば、「おまえなんて大っ嫌いだけど、お互いにそうも言ってられんわな。隣国同士だし、まあお互いに利口に行こうや、損せんように嫌いって部分は棚に上げておこうと思うけど、そこんとこよろしく!」ってことだ。

 この言葉は、2・8の法則(パレートの法則)で、一番大事な2割に手をつけず、あまり大事でない8割でバタバタ動き回ってる安倍晋三の本質と完全に重なる。お坊ちゃん育ちで堪え性がなく、嫌なことから逃げる意志薄弱な安倍晋三の政治全体を象徴していると言える。この男は、そういう生き方をしてきたのだ。

 そもそもどこの世界に「おまえのこと俺は大っ嫌いやけど」で始まる外交があるというのか? 頭の悪い安倍には「戦略的」という言葉の語感が良いのかもしれないが、いやしくも日本の総理大臣が大切な隣国との外交を語る際には、立て前であっても、江戸時代の朝鮮通信使で雨森芳洲が見せた「誠信の交わり」(誠信外交)を手本にお互いの信頼関係を築く努力をしていくべきだろう。

 安倍は、よく「戦略的互恵関係」と言い、「対話の窓口は常に開かれている」と言いながら、自らは努力せず相手の努力を求めて何もしないし、実際この2年間悪化こそすれ何も進展しなかった日中・日韓関係と日米関係の現実をみれば、安倍の言葉は、まったくもって幼稚なお坊ちゃんの甘ったれ言葉にしか聞こえない。

◎「141114 今回の総選挙は、この記事に尽きる。合言葉は「極右ビリケン(非立憲)自民党にだけは投票しない!」というタイトルについて、少し考えたこと。

 自民党安倍政権を「極右」と表現するのは、NGではないが、少し慎んだ方がよいのかもしれない。「極右」と呼べば、すぐに「極左」「左翼」という表現がこだましてきそうだ。しかし、問題の本質はそんな言葉遊び的なレッテル貼りのし合いにあるのではない。

 むしろ、日本に住む我々と子供・孫たちの現在と未来にわたって重大な禍根を残すひどい政治が現に行われていることについて、丁寧に具体的に語ることによって現在の日本のあり方を批判すべきなのだと思う。


 安倍晋三と麻生太郎の政府について言えば、世襲政治屋(バカボン)の弊がもっとも悪質かつ狡猾に行われ続け、政治の中で、何よりも東日本大震災・福島原発事故の記憶が急速に風化させられようとしていることが問題である。

 我々は、戦後最大・最悪の災害から、何も学ぶことなく貴重な経験を忘れさせられようとしている。被災者を忘れ、避難住民を忘れ、国内で<棄民>化が進み、多くのお年寄り・病人をはじめとする弱者が次々と悲惨な死を遂げている現在進行中の現実に、この国の人々は全く向き合おうとしないで、目先の日経平均の上昇に惑乱させられている。

 これは、現政権の悪質な人心操作によるものだ。「弱者を大切にしない。強者に阿るというか、自分たちは強者の利益代表であって弱者なんて二の次、それが政治だ。弱者・マイノリティの尊厳や人権を叫ぶのは<左翼>の仕業だ」というのが世襲政治屋の安倍・麻生に率いられた自民党の本音なのだ。これは、「極右」という言葉とはすでに離れた政治の哲学に関わる問題だ。

 自民党の世襲政治屋どもは、庶民(99%)の味方ではない。このままでは、日本はますます安心して生きていけない、安心して老後を迎えられない国になってしまう。弱者・マイノリティに対する自民党の冷淡さは異常と言える。むしろ国内の敵対勢力として敵視している感がある。生きている悪魔片山さつきの「生活保護は生きるか死ぬかがもらうもの」発言、高市早苗の「原発事故による死者はゼロ」発言を思い出すべし!

 弱者・マイノリティに対する国や社会の制度的配慮・優しさは、そうでない(と思っている)国民・市民にとっても「彼らが、大切にされるなら、我々も大切にされているはずだ」と国と社会に対する信頼感を高めるはずだ。しかし、今は世界的大企業と日本社会のごく一部(1%)に過ぎない大金持ちの利益だけが重視されて、そのお零れで庶民も豊かになれるというトリクルダウン経済政策をとり続けている。

 しかし、この弱者・マイノリティ、庶民(99%)に冷たい経済政策が理論的にも、実体経済的にも破綻しているのに、いまだに続けようとしているのがアベノミクスの正体だ。このアベノミクスという破綻した政策を「まだやり足りない」という現政権は、さらに破綻している原発再稼働政策を推し進めて我々から「日本の未来」を奪おうとしている。一体何が「美しい国日本」なのか?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言うが、現自民党政権では、第一次安倍政権の失敗を「見せ金とマスコミへの圧力で世論操作をするべきだった」と愚か者の小賢しい経験から狡猾に振舞おうとしている。安倍・麻生には哲学がない。非常に見え透いた権力の私物化によって国民・市民をコントロールできると思っている。

 天を恐れず、歴史を軽視するのは、安倍・麻生の知性の低さによるが、歴史を直視しなければ、未来のグランドデザインを描くことはできない。安倍・麻生のような他人の痛みのわからない政治屋では日本は地獄に堕ちていくしかない。そんな宰相しか頂けない、そんな愚劣な世襲政治屋にNo!と言えないまま我々は踊らされ続けている。我々は、日々侮辱を受けているのだ。

◎今、俺が政治に望んでいること: 本当は、軽重を付けられないのだが、あえてすれば、

(1)第一課題
原発再稼働反対、福島原発避難民の<棄民>化阻止、東北被災地復興推進、自然エネルギー政策推進、
消費増税反対:自殺者が増える。また3万人を超える。安倍・麻生は、手を汚さない<ひとごろし>だ。
集団的自衛権反対、閣議決定手続きそのものに反対:これを容認する民主党右派も糾弾する。
特定秘密保護法反対:ファシズムの温床。表現の自由、情報公開こそ民主主義の生命だ。
年金・医療等、社会保障政策を守れ!:片山さつきの落選運動を起こそう!
普天間米軍基地辺野古移設反対、沖縄の<棄民化>反対:沖縄の独立を俺は応援するかもしれない。
日中・日韓関係改善(誠信外交):「戦略的互恵関係」って言葉使うな!歴史を踏まえて大きな外交をしろ!
NHKの政治利用糾弾:まず会長と経営委員の政治的中立を保証しろ。このままだと受信料拒否だ!
ヘイトスピーチ取り締まり、規正法成立:日本の恥だ。政治屋の卑しい差別意識の反映だ。

(2)第二課題
・東京電力の責任追及:この電力会社は、全く懲りていない。他の電力会社も国民・市民を舐め切っている。
・公務員・政治家の身を切る改革推進
・生活保護他、弱者・マイノリティへの援助強化:最低限、攻撃材料にしないこと。
・多文化共生社会の実現:当り前のこと。
・在日外国人の特別永住者に参政権を認めよ:彼らは納税者。歴史的背景から見ても当然のこと。
・女性政治家の比率を増やし、世襲政治屋を制限せよ:当り前のこと。また、世襲のバカボンの弊がひど過ぎる。
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